ジーン: 男という男は、本質的にみんな一夫多妻主義者なのだから嫌だ。
---アーサー・C・クラーク 『幼年期の終り』
定時起床。少し翻訳。シリアル、朝刊。シャワー。
朝、娘を連れて家族で某小学校に行き、聖誕祭の劇を見る。 よい劇だったが、 娘がこういうフィクションを学んで信じることがよいことなのかということばかり 考えていた。
お昼は外でパスタ。買い物をしてから帰宅。
少し仮眠して、昼下がりに散髪屋へ。夕方に帰宅して、 娘を連れてこども未来館へ行き、しばらく遊ばせる。 某一保堂やパン屋で用事を済ませてから帰宅。
夜、夕食。そのあと、AppleWatchが「My Suicaで移動中」のままに なっていたので、近くの駅に寄って確認してもらう。 一応改札はちゃんと出ていたようだが。
夜中、娘とは風呂に入らず、しばらく某査読の作業。 それから風呂に入り、しばらく雑用。もう寝ないと。
少し遅めに起床。シャワー、洗濯、朝食。
お昼前に路面電車に乗ってフェデラルスクウェアへ。10年前にもここに来た記 憶がある。某氏と美術館を見学。現代美術が思った以上に楽しめた。まあ、素 人にも楽しめるように作ってあるということだろう。
某氏と街を少し歩いてからお昼を食べ、いろいろ研究の相談。昼下がりに別れ て夕方に帰宅。路面電車が間違って別の方向へ走ってしまうというアクシデン トがあったが、無事に帰宅できた。
夕方、少し昼寝してから浜辺を散策し、買い物をして帰宅。夜はテイクアウト のアジア料理(ベジ)。量が多い。
夜中、ようやく某氏と相談中の論文作成に手を付け始める。某報告の準備もそ ろそろ始めなければ。
定時起床。髭剃り、朝食、朝刊。娘を保育園に送ってから東京駅へ。無事に新 幹線に乗る。車内では寝ずに作業。
名古屋から積雪で京都への到着が数10分遅れたが無事に到着。某氏と京都駅で 一緒になったので百万遍までご一緒する。
昼下がりから某セミナー。デジタルヒューマニティーズのお話。たいへん勉強 になった。
夜、某カンフォーラで懇親会。これもおもしろかった。
夜中、体調が悪いので二次会は遠慮して帰宅。川端からタクシー。
早めに寝て、明日は病院に行こう。
定時起床。ごみ出し、ひげ剃り、朝食。
急いでスーツを着て出かける。マフラーやヘッドセットなど、いろいろ忘れも のをする。三田線から東横線に乗り継いでみなとみらい駅へ。
午前中はパシフィコ横浜で某氏が運営している研究会主催の年次大会に参加。 先日見本が出てきた翻訳の紹介をする。あっという間だった。
弁当をいただき、某院生の報告を聞いてから昼下がりに帰宅。午後は娘の世話 とVAIO Zのセットアップ。夕方、よく寝る。
夜、夕食。夜中、娘を風呂に入れて食器を洗う。たまっている新聞を読むべき だが、新しいコンピュータが来るとついついそれを触って時間を無駄にしてし まう。
昨晩は夜更ししていたが、なんとか定時起床。シャワー、朝食。
地下鉄で定時出勤(自転車パンク)。午前中は雑用。コンピュータをいじったり。
お昼、某ランチョンセミナー。クローズアップ現代の延命治療拒否の話。 これはいろいろ考えさせられる。
お昼すぎ、某ラーメン屋で酸辣麺。うまい。
昼下がり、某講義の準備。と思ったら、データの入ったUSBメモリを自宅に 忘れてきたことに気付く。急いで地下鉄で帰宅し、タクシーに乗って戻ってくる。 時間と金の無駄。忘れものにはくれぐれも気をつけるように。
夕方から某講義。新型インフル。事前準備が足りず、いろいろ不備が。反省。
夜、バスで白山で。某氏と白山のイタめし屋で夕食。ワイン。歓談。
夜中、白山から歩いて帰宅。途中から雨に降られる。
もう眠いな。新聞を読んだら寝よう。
朝、ゴミ出しして二度寝。シャワー、朝食。
定時出勤(少し遅刻)。午前中は、某原稿の一部を某編集者にメールしたり、 某院生の某論文草稿に目を通したりする。
お昼、スーツに着替えて某会議に出席。いろいろ考えさせられることが。
お昼すぎ、帰国する某氏の送別会。サンドイッチなどいただく。
昼下がり、某院生の指導や、留守番など。
夕方、一瞬寝袋。それから明日の講義の準備。
夜、帰宅して夕食。新聞。
夜中、食器を洗ってから二階の勉強部屋で功利主義アワー。真夜中まで。ムーア。
定時起床、ゴミ出し、シャワー、朝食。
定時出勤(少し早目)。午前中は講義の準備と雑用。
お昼は講義の資料のコピーと弁当。お昼すぎから某講義。 前回のチョンボのおわびも兼ねて、壺々最中を学生に振舞う。 講義は思った以上に早く終わってしまった。来週からちゃんとやろう。
昼下がりに一瞬仮眠したあと、夕方から某会議に出席。そのあと、某院生の研究指導。
夜、コーヒーを入れてようやく一服。朝刊を読んでから帰宅。夕食と夕刊。
夜中、某妻のスライドにコメントする作業。勉強になる。
少し税と正義の勉強。風邪を引きそうなので早く寝よう。
なんとか起きる。 シャワー、朝食。 昨日からコーヒー豆が新しくなった(某妻お気に入りのCafe du Mondeの チコリ入りのもの)のだが、濃すぎたり、薄すぎたりと、 今ひとつ量がうまく決まらない。明日こそはおいしいコーヒーを作ろう。
そういえば、今年は換気がきちんとなされているのか、 まだ結露していない。
左腕上腕部がまだ筋肉痛。
某期末手当の日。感謝。
今日は新聞休刊日のため、 二階の勉強部屋でガーディアンを少し読んでから大学へ。 定時出勤(だいぶ遅刻)。
寒くなったので、今日からダウンジャケットを着ることに。 なんか首のあたりが凝っている。
午前中は雑用。届いた本を少し読んだり。
「公務員に冬のボーナス支給、国も地方もアップ」だそうだ(日経新聞)。 ところで、なぜ給料が上がった場合は「公務員値上げ」 とは言わないんだろう? 結局のところ、人件費が上がるわけだから、サービスに対価を払う側から見れば、 ガソリンや食品と一緒で、値上げになる。 だったら「値上げ」と書けばよさそうなものだが。
「それはね、こだまくん、君にはまだわからないだろうが、 人間には尊厳が備わっているからだよ」
あれ、いつのまにか日が暮れている。
お昼すぎから某勉強会の準備。某院生の指導も少し。
夜、某政治哲学研究会。二時間みっちり勉強。
そのあと、本三の某大衆居酒屋で飲む。ビール、日本酒、梅酒。酔っぱらう。 真夜中に帰宅。某妻も相当酔っぱらった模様。
今日は早目に寝よう。
今日もよく寝る。天気が良いので窓を開けて換気。 湿度計を見ていると、確かに窓を開けると劇的に湿度が下がる。
昨日のニュースを見ながら朝食(ブランチ?)。 某テキストの執筆。メタ倫理学はやはり内容が抽象的で難しいため、 具体例を用いてわかりやすく書くと同時に、誤解されないように正確に書かない といけない。後者が特に骨が折れるが、これも修業だと思ってがんばろう。
あと、一段落には一つのことしか言わないこと。一段落に二つ以上のことを 書いたり、二段落にまたがって一つのことを書いたりしないこと。
本を本棚に入れて、一階のダンボールを片付ける。 なんか変な本がいろいろ出てくる。そのうち捨てよう。
夕方、小石川植物園の方から春日に出て、本郷へ。 お昼を食べていなかったので某海鮮丼屋で遅い昼食を食べてから図書館へ。 二時間ほど某翻訳の推敲作業。
夜、某氏と駒込の某中華料理屋で夕食。紹興酒を少し。 ここもなかなかおいしい。
帰宅して二階の本の片付け。本棚が足りない気がする…。
そろそろ寝ないと。
まだ起きてる。翻訳の続き。あと少しだが、もう寝よう。
今日のニュース
4時間ほど寝て、早朝に起きて荷物をまとめ、大阪に出発。 めずらしく時間通りに電車を乗り継ぎ、無事にのぞみに乗る。
ところで、みずほ証券のミスに乗じて大儲けをするのが非難されないのは、 なぜだろうか。 ミスを犯したみずほ証券が悪いと言えばその通りなのだが、 ミスと気付きつつ、株を買った人もいただろうと想像するが、 人の誤ちに基づいて利益を得るというのが株においては許されるのはなぜか。 ルールに反しないかぎりは何をやってもよいスポーツのようなものか。 しかし、ライブドアや楽天もルールの範囲内で買収行為をしていたのに、 フェアプレイの精神に欠けるとして非難されていたように思う。 株式の世界でもスポーツと同様、フェアプレイが主張されることもあるのに、 今回はそのような声はあまり聞かれないのは、損をしたのは大企業で、 得をしたのは個人だからだろうか。 (昔、某知り合いが、「大企業はどうせお金をもうけているんだから、 ちょっとぐらい悪いことをして彼らからお金を取ってもいいのよ」 と言っていたことを思い出した)
別に大儲けした人に妬んでいるわけでも、 モラルのなさを「倫理的」に非難したいわけでもなく、 単に新聞を読んでいて、 産経抄でさえ株を買った個人を非難する様子はまったくなかったので、メモ。
あ、富士山が見える。いつも外を眺めないし、 とくにこの区間は寝ていることが多いからひさしぶりに見た。 いつか登ってみるか。
帰りの新幹線の車中で。
行きの新幹線では名古屋以降、終点の新大阪まで延々と寝る。 新大阪から大阪へ行き、環状線で大阪城公園の某ホテルへ。 行って着替えると、あとはトントンと結婚式、披露宴に参加することに。 結婚する友人とその親族以外知り合いがいないんじゃないかと心配していたが、 一緒にバンドをやっていた某友人も来ていてよかった。
披露宴では、「新郎の友人代表」のスピーチのスロットが 割り当てられていたので驚く。 半年前に「何かギターを弾いてくれ」としか言われていなかったのだが。 でもまあいいかということで、適当にスピーチをして、 よれよれのギターを弾いて歌を歌う。 あんまり緊張しなかったが、いかんせん練習が足りなかった。反省。
歌は`All You Need Is Love'で、 エルヴィス・コステロがライブエイドで一人で弾いていたのと、 ラヴ・アクチュアリーで結婚式に使われていたのでやってみたわけだが、 たいへん笑えることに、新郎新婦もキャンドルサービスのときのBGMにこの曲を 選んでいたのだった。 ちゃんと新郎に相談しておくべきだったが、後の祭り。 一緒に座っていた友人と大笑いし、 少なくとも先に演奏しててよかったね、という話になる。
スピーチは結局即興になってしまった(新郎の友人代表なのにひどい話だ)。 あんまり内容を覚えていないが、 若干理想化して復元するとこんな風になる。
ただいまご紹介にあずかりましたKです。 H君、Kさん、ご結婚おめでとうございます。 また、ご両家の方々におかれましても、なんとかかんとか (なんていうのかわからず、適当に話した気がする)。 実は、今日は、半年前に新郎に披露宴でギターを弾いてくれと言われたので、 押し入れからギターを探し出し、お茶の水でこのアンプを買い、 また先日から一生懸命練習したわけですが、 今日ひさしぶりに新郎に会うと、「え、スピーチだけでいいのに!」 と言われ、本当に荷物をまとめて帰ろうかと思いました。
それはともかく、さきほどの新婦の友人は、 3才のころから新婦のKさんと友人だということでしたが、 わたしは新郎とは小5、え、小6?、そうそう、 小6からの友人で、小中高、予備校まで一緒に行き、 大学に入ってからもバンドを一緒にしたりしていました。 (あ、新郎を誉めるのを忘れた)
あの、話が長くなりますが、もうちょっとだけいいですか。 今日はほんとに、ギターの練習をしないといけないし、 来るのがいやだったんですが、 いざ来てみて、教会での結婚式を見たりしていると、 ああ、いいなあと思いました。 『ラブ・アクチュアリー』という映画を見ましたか? あれです。こう、結婚式にもこの披露宴にもH君とKさんの愛情だけでなく、 家族や親族や上司の方の愛情や、友人の方々の友情があふれていて、 あれ、何を言いたいのか忘れてしまいましたが、 とにかく新郎新婦にはその空気を真空パックにして新居に持って帰って もらいたいと思います。
それでは、新婦はエルヴィス・コステロも好きだそうですが、 そのエルヴィス・コステロもやっていた曲をやりたいと思います。 知っている方は一緒に歌ってください。 ギターなんてうっとうしいと思われる方は、 この機会を利用してお化粧直しに行かれてください。
演奏は散々だった気がするが、まあ一応無事に終わって笑ってごまかした。 あとは友人とだべりながらワインやビールを飲み、 楽しく披露宴を過ごした。
一応泊まる準備もしていたのだが、 友人が用事があってすぐ東京に帰るというので、 オレも披露宴が終わるとすぐに帰ることにした。
大阪城公園駅のみどりの窓口で新幹線の指定席まで予約してもらい、 電車を乗り継いで新大阪へ向かうと、これが時間ぎりぎりであることがわかり、 焦りながら走って新幹線のホームに行くとギリギリセーフで助かる。 あっという間の結婚式だったなあ。 これで親友も無事に逝ったし、結婚式はもう当分ないかな? 少なくともギター弾けという依頼は当分ないだろう。
京都から名古屋まで前後不覚に寝る。 酔いも覚めたので翻訳をしなければ。
車内で翻訳。あれ、ちょっと寒気が。汗をかいたまま薄着で寝たのが 悪かったか。まずい。
さきほど帰宅。シャワーを浴びてすっきりする。
シャワーを浴びつつ、 結婚式というものは準備をする方は面倒で大変だし、 来る方もめかしこんだり芸の準備をしたりで大変なわけだが、 善意とか友情とか愛情とか、 そういうのに包まれた空間を共有するというのはいいものだ、 とか考える。
BBC Radio2の企画で、 英米のミュージシャンたちによるジョン・レノンのカヴァー合戦が行われたようだ。 まだあと5日間ぐらいは聞けるはず。
あっ、お好み焼きを食べてくるのを忘れた!
大きな成功が皮肉にも没落を早める結果をもたらすこと。 たとえば、作家やミュージシャンが大きな成功をしたあと、 酒に溺れるなどして破滅してしまうなど。 成功して没落しないことの難しさを物語る言葉。
某翻訳。論旨に脈絡がなく、わけがわからんので訳していてつらい。
重い荷物を抱えて旅行したせいか、肩と背中が凝った。 そういえば、さきほど新郎から電話があり、 二次会はなかったそうだ。 明日からオーストラリアはケアンズとシドニーに新婚旅行に行くとのこと。 うらやましい(オーストラリアに旅行できることが)。
昨日のこと。夕方、某卒論指導。夜は某授業に参加。 授業のあと、いただいたワインを飲みながら同僚たちと歓談。 そのあとさらに、某居酒屋で一杯飲んでから帰宅。
よく寝て、やっと起きる。今日はナスの日。
お昼は某氏と蕎麦。大学に来てから、 新聞の切り抜きなどをする。
そういえば、先日本をいただいた。
「遺伝病の告知」、「人工生殖の規制問題」、「末期医療のあり方」、 「生体肝移植をめぐる問題」など、13の医療倫理のトピックについて、 医学的視点、法的視点、倫理的視点から専門家がコメントしている。 Hastings CenterのCases in Bioethicsのような感じの本。 しかし、基礎的な知識や情報も押さえてあるので、それよりもよくできている。 医療倫理の入門書としても使えそうだ。 不満を言えば、若干「倫理的視点」が何なのかわからないという難がある。 (生命倫理の四原則について何度か言及があるが、詳しくは説明されていない)。 情報も新しいので、これは手元に置いておいた方がよい。
やっと夕方から心を落ちつけて勉強…と思ったら、 某発送作業に付き合わされる。 今夜はしっかり勉強しよう。
ジムは明日行くことにした。ぜったい行くこと。
「余暇」って何だろうか。オレは余暇を持っているんだろうか。 アリストテレス的には、 余暇は公共の事柄を行なうために当てるべきはずだが、 土日は政治に関わるべきなのか。 多くの人は土日は家族とゆっくりするという 私的な時間として使っているようだが(たぶん)。 結局、われわれは資本主義によってちっとも余暇を 得るようにはなっていないのか。 いや、「われわれ」というのが適切な表現なのかどうかわからないが。
あ、自分のよくわからない大きな話をしてしまった。
適当に食事してからまた大学に戻ってくる。
どうにも首が凝っている。姿勢をよくしてストレッチも頻繁にやること。
風呂に入る。湯ざめしないうちに寝よう。
ふと、慰めを得られる哲学書が読みたくなる。 何を読むべきか。聖書か、キケロか、ニーチェか。
遅寝早起き。昨夜は結局、聖書やニーチェを読んでから寝た気がする。
さて、行かねば。
大学に行く前に銀行に立ち寄り、 しばらくほっておいた左京区の住民税(!)や国民年金を支払う。 これで今後は自分で税金その他を払う必要はなくなったはず。 あとは学会費か。
そんなことをしていると、朝の勉強会にまた遅刻してしまう。 まずいまずい。
なんかすんごい眠い。どうしたんだろう。
某氏といろいろ相談。
レイチェルズの翻訳、訳は読みやすいが、 原文と違い、こまめに段落を変えているのがうっとうしい。 学生はこの方が読みやすいかもしれないが、 段落の頭の部分に注目するクセがついているので、 ひんぱんに段落を変えられると困る。 この「段落はなんでもいいから適当なところで切り、なるべく短くする」 という新聞・雑誌的な発想はなんとかならないのかと思う。 せめて大学生には段落の意味をちゃんと教えてほしい。
しかし、古い哲学書などの猛烈に長い段落を見ると、 いささかげっそりするときもあるので、 「段落についての日本的な発想」がほんとにダメなのか、 よく考えてみる必要があるな。
睡眠不足と食事不足が重なったのか(朝から何も食べてなかった)、 なんだかめまいがしたので、書籍部の上の食堂に行ってお昼を食べてくる。 2時すぎに行ったのだが、ガラガラなのでびっくりした。 食べるとだいぶ調子が良くなる。
ついでに生協にも加入しておく。 すぐに組合員証を発行してくれる。 厚紙のものでプリミティブだが、 早いにこしたことはない。 レシートをためておくとあとで2%還元してくれるという 不思議なシステムについても教えてもらう。 TUOカードもさっさと作り直そう。
さて、引越しの方も真剣に考えなければ。
ちょっと居眠りする。 よく寝たおかげで、かなり復活したようだ。シエスタ万歳。
そういえば、昨日オジー・オズボーンがバイク事故で全治二ヶ月の 重傷を負ったそうだ(Ananova)。 昨日BBCラジオに出ていたアリス・クーパーは、 「あいつにバイクに乗らせることがそもそもの間違いだ」 と言って笑っていた。
〆切をとうに過ぎている翻訳を再開する。 それにしても、 オレがファッションについて論じている本の翻訳を分担するというのは、 カテゴリーミステイクとか、遂行矛盾とかそういう言葉が当てはまりそうな、 奇妙な事態だと思う。
まだ研究室。mewのmew-from-listがうまく動かずに無駄に時間をつぶす。
研究室に残って、明日のミーティングの準備。が、終わらず。
新聞。マルタ共和国に英語の語学留学するのが流行っているそうだ。 シチリア島の南にあるマルタは人口38万人、 面積は淡路島の三分の二ほどの島。1964年に独立するまでは、 150年ほど英国の植民地だった。 こないだの英国のシャム双生児の事件の両親と生きのこった方の子供は ここに住んでいるはず。
福岡市で開かれた日本感染症学会の発表によると、 19歳の女性の13人に1人がクラミジアにかかっているそうだ。 昨年の推定感染数は全国で男性が約20万、女性が約91万人とのこと。 先進国の中では日本だけSTDが急増しているようだ。
首都圏の私立六大学の学生にアンケート調査をしたところ、 学生の八割が授業中に居眠りか、メールを送っているとのこと。 う〜ん、どうすべきか。
早口ことばのことを「滑舌法」とも呼ぶらしい。 はっきりしゃべれるように努力すること。
まだ新聞。昨日から気になっているのだが、なぜ未成年をminorと呼び、 成人をmajor (majority)と呼ぶのだろうか。次の二つの説明が考えられる。
手元の辞書には説明がないので、ネットで調べてみよう。
と思ったが、なかなか調べがつかない。
起きた。さあ、勉強勉強。
さて、行かねば。
某大学で授業。ミル。自転車で行った。和菓子を買って帰宅。
マリファナ合法化をめぐるネバダ州の住民投票は、 反対多数で否決されていたそうだ(産経夕刊12月4日)。
部屋が異様に寒い。
机に向かっている時間…10.5hr
今日の勉強時間…6.5hr
マルクス係数…0
「昨夜、学会の後片付けが終わったあと、 某飲み屋に行き打ち上げ。 早大社会学の方々とすこし話す」
「バイト代いただく。某氏にキャロルキングの二枚組のCDを売りつけ、 金を巻き上げる」
「某氏、今度スタジオ入って遊びましょうね」
「そのあと、『なぜ人を殺してはいけないのか』という話になり、 某氏や某氏に『こだまはぜんぜんわかってない』 『こだまは浅薄すぎる』と糾弾される」
「その通りだろ」
「いや、君はわかってるつもりやろけど、やっぱりわかってへんねん。 そこが君の偽善的なところや」
「君は、人を殺したらあかんことを説得できへんかったら、 もうあかんと考えるやろ。そうじゃなくて、 人を説得できへんというどうしようもなく現実的な事実を踏まえたうえで、 どうするかということを考えへんとあかんねや」
「君はいつも自分が正しいと思てるやろ。 君のいう合理性だけが合理性とはちゃうで」
「『なんで人を殺したらあかんのか』 という問いをもっと切実なものとして考えんと」
「という非難を受ける一方で、 自称ハラグロの某氏には『こだまさんはわかりやすくしゃべりはる』 と誉められた」
「けっきょく、きみは抽象的な話ができんというのが結論なのかもな。 ま、それはそれで長所として伸ばしていくことができるかもしれん」
「一次会会場に5時間以上居座っていた。 そのあと二次会に行く連中もいたが、つきあわず」
「あいかわらずつきあい悪いな」
「急いで風呂屋へと向かったが、ギリギリアウト。 非常にまずい」
「しんどい。もう寝よ」
「トーストとコーンポタージュを飲む。食べすぎ」
「寒いよう」
「さっき起きる。9時間ぐらい寝た模様。 健康な生活になりつつある」
「スコットランドで風力発電と波力発電をフルに使えば、 原子力や火力よりも低コストでしかも現在の英国全体の電気使用量の 10倍の電力を供給できるという意見が出ているらしい」
「一つ問題なのは美観の問題で、 いたるところに風力発電塔が立っていたらカッコ悪いんじゃないかとのこと。 上の電力供給をするためには、 地上に4000基、海上に8000基の風力発電塔(と波力発電のシステム) を作らないといけないようだ」
「日本はあんまり風が吹かないから、やるとしたら波力だよな」
「う。トイレで新聞を読んでいたらもうこんな時間。行かねば」
「トイレで新聞読むなよ」
「某越智先生の集中講義に出てくる。徳倫理について」
「徳倫理の特徴は、 カントの義務論やベンタム・ミルの功利主義が行為の善し悪しを主たる問題にする のとは対照に、行為する人、つまり行為者の善し悪しを主たる問題にすること。 いいかえると、ヘクシス(性向)とかハビトゥスといった言葉で表わされる、 行為者に身についた性質が問題とされる、ということ。とかそんな話」
「えらい初歩的な話だな」
「そりゃまだ最初だからでしょう」
「『モラル(道徳・倫理)とは何か』とか『道徳的によい人とはどのような人か』 なんて問いについて筆記で回答を書かされたが、 これがけっこうおもしろかった。やっぱり授業は対話的でないとね」
「まあ、小規模だったら対話できるだろうけど。 大規模でもできるのかな」
「帰り途は雨。某所で買物をしてから帰宅」
「さて、新聞読まんとな」
「クローズアップ現代、勉強になるなあ」
「国谷裕子が見たいだけだろ」
「いや、しかしちゃんと7時のニュースぐらいは見んとな」
「ひさしぶりに海親子丼。明日は某氏推薦の水炊きにしてみようか」
「え、某氏を水炊きにする?」
「『哲学とは何か』の某阪大鷲田先生のエッセイを読み、 『言語が思考の衣服ではなく身体そのものであるように、 衣服は自己の外側にあるものではなく、まさに自己の一部である』 というような記述に首肯する。 いや、はっきりこのようなことを言ってるわけじゃないけど」
「じゃあ明日はちょっとホントの自分を探しに服を買いに出かけるか」
「ホントの自分見つかるかな、某ユニクロなんかで」
「ぎくり」
「だからそんな音しないって」
「きみもホントの自分を探すために、 茶髪にしてみたりピアスしてみたりしたら? ミルも言うようにいろいろ実験してみないと」
「そうっすね、ちょっと考えてみます」
「あ、また出た『そうっすね、ちょっと考えてみます』。 きみがそう言ったときは絶対考えないんだよね」
「いやいやいやいや」
「ダンコンダンコン」
「ん? 弾痕?」
「いや、男根男根」
「わ、なんだきみは。このヘ、ヘンタイ。警察を呼ぶぞ」
「いや、某川本先生の教えどおり、 専門語を会話に使ってみようと思って」
「なんでそれが専門語なんだ」
「いや、フェミニズムでは重要な専門語なんです」
「勝手にやってろ」
「では御言葉に甘えて。発情発情。ロゴス男根ロゴス男根…」
「風呂に行ってきました。すこし水浴びしました。 ガス代と電話代も払いました。 年賀状も30枚ほど購入しました」
「了解了解」
「BBCが英国におけるもっとも偉大な人物という投票を やっているようだ。 現時点での一位はなんとジョンレノン。シェイクスピアやニュートンや チャーチルが彼の後を追っているらしい」
「ああ、もう眠い」
驚きを表わす表現は`O my God!'以外にもいろいろあるが、 中国人の友人に聞いたところ、旧ソ連では`O my Lenin!'あるいは `O my Stalin!'と言い、中国では今日でも`O my Mao!'と言うらしい。
例文:
`Do you know Madonna is going to have her wedding ceremony
somewhere in Scotland?'
`O my Mao! I have to go up there and see her
wearing a wedding dress and a cowboy hat!!'
(冗談です。念のため)
夜、BBC2でモンティパイソンの『ホーリーグレイル』 がやっていたので観たが、それほどおもしろくなかった (英語が聞きとれなかったせいかもしれないが)。 来週はthe meaning of lifeを放映するようだ。
ウォルドロンを読みながら道徳的権利について考える。 もっといろいろ論文や本を読まないといけない。
昨夜はコンビニでレトルトのカレーやモーニングなどを買い、 下宿でゆっくり食事したり風呂に入ったりしてから寝た。
ソファベッドを変形させずにそのまま寝たら、 夜中に毛布が落ちてしまっていたらしく、 起きたら凍えそうなくらい寒かった。
お昼過ぎに起きて大学へ。 中央購買部でサンドイッチを買って食事。 夕方からBMOR読書会。ハチソン続き。
ベルトのバックルの部分がいつのまにか壊れていた。 新しいのを買わねばならない。
今日やったこと
お昼過ぎに起きる。
ちょっと修論を書いて、 喫茶店でピラフセット。
最近では、「ダサい」「ナウい」とは言わずに、 「イケてる」「イケてない」とか、 「イン」「アウト」などと言うとのこと。
倫理学入門読書会(「方法と道徳理論」その4)終わり。 SF的な例の危険性など。 次回は1月14日(木)から。 今回でコンパニオンは卒業して、 次回からは、 以前某先輩から勧められ、今回、 大庭先生も推奨されていた `Toward Fin de siecle Ethics: Some Trends' を読むことになる。楽しみ。
あの。誠に申し訳ないのですけれども、 ns.eic.の方、 2通目のメイルの内容を簡単にで結構ですので、 もう一度送ってもらえませんか? 手違いで失われてしまったのです。 すみません。
さて、ここで問題です。 ヘーゲルの『法哲学』の序文には、 有名なミネルヴァの梟が登場しますが、 ミネルヴァの梟は一体何をするのでしょうか。
ミネルヴァの梟は……
・わああっ。またこんな時間に来てしまったっ。外はしんしんと音がする ほど寒い。下宿の部屋ももちろん寒い。
・体調は悪いし眠いしで昨日の飲み会はパスさせてもらった。授業が終わっ てから下宿に戻り、あまりに寒いので銭湯に行って温まり(こういうことをす ると本当に体に悪いのだろうか?)、それから真夜中までぐうぐう寝た。
・夜中にむくと起き上がり、4回生のデカルト卒論の草稿を読む。むむ。ぼ くの卒論よりよっぽど上手く書けてる。きい。
・えええと、今から何をしなくちゃいけないんだったっけ。何かするため に来たんだよなあ。
・また非常識なことをしてしまったようだ。いや、ほんっとに申し訳ない。 一応これでもちょっとずつ学んでるんです。お許しを(といって腹を見せる)。
・あああ。また夜明けが来てしまった。次に倫理学入門書読書会でやるロ ス(デヴィッド・リー・ロスではない)のprima facie dutiesに関する論文を読 んでいる。
・prima facie dutiesは、一見自明な義務とか、一 応の義務とか訳されるのではないだろうか。おそらくロスはこの語を法廷用語 のprima facie evidence(一応の証拠と訳すらしい)から新造したのだと思われ る(、が違うかも知れない)。
・一見自明な義務とは、われわれが道徳的な決断を迫られた場合に比較考 量すべき一連の義務のことである。「普通は守るべき義務」とでも言えばわか りやすいかも知れない。
・たとえば、「嘘をついてはいけない」とか、「約束は守らねばならない」 というのは通常(道徳的)義務だと考えられるが、カントのように「たとえ太陽 が西から昇って空が落ちて来て○×食堂の料理がおいしくなることがあろうと も絶対に嘘をついてはならない」などとと言う人はいたとしても非常に少ない であろう。そういう人が多数派でないことをわたしは祈る。
・そこでロスは、「われわれが具体的に何をなすべきか(duty proper--厳 密な意味での義務)をあらかじめ知ることはできないが、何をなすべきかを決 定する際に何を考慮すればよいかをあらかじめ知ることは できる」と主張し、そのような道徳的な決断において考慮されるべき「一見自 明な義務」の種類をいくつか挙げる。
・ただし、どの義務が優先されるかという義務間の順位はあらかじめ決定 できないと彼は主張する。もちろん、それがわかっていれば義務間の衝突はあ りえなくなり、われわれが何をなすべきかもあらかじめわかることになるから である。
・とはいえ、「義務間の衝突が起こった時にどちらを優先するかを前もっ て決めることはできない」というロスの主張はたしかに正しいと思うが、衝突 する二つの義務のどちらを選ぶかの基準(たとえば、功利主義のように、より 有益な方を選択するといった基準)を提示するのは道徳哲学の仕事ではないと 考えるのであれば、それは道徳哲学者の怠慢ではないか。とかいって。ま、続 きはまた。
・キャロル・キングを聴きつつ、8階の北向きの窓から町並と山と空と雲を しばし眺める。知恩寺の本堂の瓦屋根から数十羽の鳩が一斉に飛び立つ。
・…窓の外を眺めるのは久しぶりだ、と聡は思った。「まずこれをしなけ れば、そしてこれが終わったら次はあれをしなければ」と毎日気ばかりが急い ていて、心に余裕がない。一体なぜこんなに忙しくする必要があるのだろう?
・「しなければいけない仕事」「読まなければならない論文」「更新しな ければならないホームページ」…。最初は「やりたいこと」だったはずのもの が、いつのまにか「やらなければならないこと」になってしまっている。
・と考えていると、一羽の鳩が窓のところににゅっとやって来て聡を驚か せた。鳩はすぐに人のいることに気付き、--おそらく同じくらい驚いて--飛び 去った。
(不人気のため連載打切--次回作に乞うご期待)
・モーニングを食べた後、下宿に戻って寝たが、なんとか起きる。これから授業。
・少し頭痛がする。眠い。死ぬ。ハイホー。
・哲閲で借りた本。ハイホー。
・デカルト流方法的懐疑を用いて、あらゆる善と、あらゆる正を疑ってみ ること。明証性を善悪の基準と正・不正の基準として用いることができるか。
・百万遍の第一勧銀の大きな窓ガラスに、
誰かに必ず当たる
宝くじ
年末ジャンボは
!!あなたかも!!
という手書きのポスターが貼ってある。
・…この文章の前半部分(「誰かに必ず当たる/宝くじ」)は何かがおかしい。 そもそもこれは無内容な分析判断ではないのか?
・そこで考えてみよう。果して「宝くじは必ず誰かに当たる」は分析判断 と言えるだろうか?
・分析判断というのは、「おばあさんは女である」という文のように、述 語の内容が主語に含意されている(主語を分析すれば述語の内容が演繹される) 文である。
・たとえば、「さいころを振れば必ず1〜6のいずれかが出る」というのは、 さいころに不正な処理が施してあるのでない限り(実は正8面体のさいころだ、 とか、3を8に書き変えてあるとか)、分析判断だと言える。
・同様に、宝くじに不正があって実は誰も当たらないというのではない限 り、宝くじは必ず誰かに当たるものである。
・では、第一勧銀は不正をしていないことを主張するために「宝くじは必 ず誰かに当たる」と宣伝しているのであろうか?そうではあるまい。たぶん。
・すると、第一勧銀の意図を汲めば、「宝くじは必ず誰かに当たる」は分 析判断だということになる。
・したがって結局、第一勧銀は、「おばあさんは女である」「さいころを 振れば必ず1〜6のいずれかが出る」というのと同じぐらい当然なことを、まる で宇宙の深奥なる秘密を発見でもしたかのように大げさに述べているのである。
・…という主張は間違えているだろうか?
(もちろん、分析判断だからと言って宣伝効果がないと言うつもりはない。 ただ、よく考えると無内容で馬鹿げていると思ったまでである)
朝。今朝は卒論の構成について何かひらめく夢を見ている途中で目が覚めた。 時計を見るとまだ3時である。なんという夢だとか思いつつ、いそいそと8時 まで卒論に取り組んだ。というわけで今日の集中講義は寝るに違いないのであ る。
ところで、ぼくの友達に小林発作という俳人がいる。最近自費出版で『おらが 冬』という詩集を出した。ぼくも無理やり買わされたのだが、これがなかなか 良い。ぐっと来るものを一句紹介しよう。
夢にまで ついに出てきた 卒論だぎゃ
...もはや説明の必要もあるまい。かたわらにおいたカロリーメイトをついば みつつ、血の混ざった尿を垂れ流しながら、徹夜を続け、死ぬ思いで卒論を書 いた諸君はこの句を読んでみな涙するに違いない。
昼下がり。集中講義。忙しい。
休み時間にベンタムの"Chrestmathia"を哲閲で借りて来る。新しい本を読んで る場合じゃないんだってば。
夜。集中講義終わり。これから川本先生歓迎会、またの名を飲み会。そんなの に行ってる場合じゃないんだってば。
川本先生は昭和堂出版の『道徳の理由』で、「三酔人人倫問答」という、吉田 兆民の『三酔人経綸問答』を下敷にした文献案内を書かれている。ぼくは以前 から「三酔人マリリンモンロー」というわけのわからない題名の・会話体の倫 理的議論を書こうと思っていたのだが。やはり先人がおりにけり。
さらに夜。一次会で切り上げて帰ろうと思ったが、雨が降っているので帰るの をやめてここで勉強することにした。(二次会は行ってない)。白水氏と板井氏 もここに戻って来ておられた。
深夜。白水氏VS斎藤氏の将棋。その後、白水氏VSこだまの将棋。白水氏は両戦 とも角飛車桂馬香車六コマ落として対戦。斎藤氏は破れたがこだまは斎藤氏、 白水氏(!)のアドヴァイスを助けに勝利。実力実力っ。あらら、なにやってん の、いったい。