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KODAMA'S (NEW) WORLD

「日本人としての気持ち」などと簡単にいう人ほど、 しばしばご当人の独善的な価値観を他人に押しつけていることが多い。 現実には、いろいろな日本人がいるのである。

朝日新聞社説、2001年8月4日


昨日 / 明日 / 2016年8月 / 最新 / はてな

この日の出来事


04/Aug/2016 (Thursday)

定時起床。朝食、朝刊、シャワー。朝、娘を保育園に送る。暑い。

先日植えたヒマワリの種から芽が出ていた。

夜中

午前中は研究室で仕事。雑用と人に会う仕事など。

お昼、某氏と某日仏で食事をしながら打ち合わせ。

お昼すぎ、少しルネに立寄ったあと、某郵便局で事務局作業。

昼下がり、某病院で某委員会。

夕方、某作業。その後、某君に手伝ってもらって明日からの某セミナーの準備。 夜まで。

夜中、帰宅して夕食、夕刊。 バニラアイスを食べたら娘がそれは自分のだと泣き叫んで怒る。 人生は大変だ。喧嘩しながら娘とシャワー。


04/Aug/2013 (Monday/lundi/Montag)

合宿二日目

深夜まで飲んで就寝。少し遅めに起床。シャワー、朝食。

朝、勝山城へ。中の博物館を観覧。いろいろ勉強になった。お昼、シャトルバ スに乗って勝山市内に行き、蕎麦屋で昼食。

お昼すぎ、九頭竜川まで歩いて行く。水遊びできそうな場所を探したが流れが 速いので断念。日差しが強くて汗をかく。

夕方、勝山駅からバスでホテルに戻る。一服してから越前大仏を見に行く。こ こもいろいろ勉強になった。それから蕎麦屋で食事。

夜、一風呂浴びたあと、夕食。雷雨。夜中、昨晩と同じホテルのスナックで飲 み会。深夜というか夜明け前までいろいろ議論。


04/Aug/2012 (Saturday/samedi/Sonnabend)

iPodTouch修理、『よいこの君主論』

昨晩は二階で寝る。朝起きてゴミを出し、しばらくゆっくりする。お昼前にシャ ワー。

伊豆大島で塩漬になってしまったiPodTouchを修理に出すために、渋谷のアップ ルストアに行く。しばらく時間がかかると言われたので、新宿でお昼を食べ、 海外出張に出かける某妻を見送る。

昼下がりに再び渋谷に行き、アップルストアへ。iPodTouchは有償交換になった。 仕方がない。それから娘の世話をするために某妻の実家へ。 『よいこの君主論』を一日で読む。

夜、夕ごはんをいただき、娘を風呂に入れたり寝かしつけたり。男子サッカー (エジプト戦)を見る。3-0で勝ち。

もうちょっと雑用したら寝よう。


04/Aug/2011 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

定時起床。シャワー、シリアル、昨日の新聞。

定時に某娘を保育園に送る。少し鼻をぐずぐず言わせているので心配。

それから本三へ。家を出たときは晴れていたが、今は雨が降っている。

真夜中

お昼前に大学に行き、しばらく雑用。お昼すぎから某翻訳を少し。

昼下がり、遅めに昼食。某ラーメン屋で酸辣麺。

夕方、某現代用語のための勉強。一年分の生殖医療と再生医療の勉強。

夜、ジムのプールで泳ぐ。今日は800メートルほど。人が多い。

それから帰宅して夕食と娘の相手。暇を見つけて新聞。

夜中、(ちょっと体調不良気味だが)某娘を風呂に入れる。 風呂でおしっこをするようで、 風呂場がアンモニア臭い。よく掃除をしよう。

泳いだせいか、もう眠い。早めに寝るようにしよう。


04/Aug/2010 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

夕方

定時起床。シャワー、朝食。

定時出勤。午前中は雑用。某教授帰国。

お昼、某ランチョン・セミナー。某アンケート調査。

午後、やっぱり雑用。 明日からの某入門コースの準備、某国際会議の相談など。

今日も暑い。とくに某エレベータの中がひどい。

真夜中

夕方、購買部でまたWindows 7 Home Editionを購入。マイクロソフトにだいぶ貢献。

それからプールで45分ほど泳ぐ。研究室にいったん戻って帰宅。

夕食。新聞。それからソファで30分ほど寝る。食器。Windows 7のインストール。

などとやっていると真夜中に。もう寝ないと。


04/Aug/2009 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

朝、遅めに起床。髭剃り、朝食。

定時出勤(少し遅刻)。午前中は雑用。 お昼は某ランチョンセミナー。empirical ethicsについて某氏が報告。

お昼すぎは雑用。少し寝袋。

昼下がりから夕方まで某ミーティング。某講堂の下見もする。

夕方、いつもの歯医者に定期検診に行く。 すると、虫歯が二箇所見つかってしまう(そのうち一つは経過を見ていたもの)。 上の前歯の裏と、右上の奥歯。 今月から治療しましょうとのこと。 がんばって歯を磨いていたのに、うつだ…。

夜、ジムで筋トレしてから帰宅。夕食後、二階で新聞を読む。 少しXOOPS Cubeの勉強。

人事院が公務員の冬のボーナスも下げろという勧告。これもうつだ。

今日はどたばたしていて一日精神の落ち着きがなかった気がする。 忙しくてもアパテイアを目指すこと。

真夜中2

週刊アスキーを買うのを忘れていたので、コンビニに行って買って帰ってくる。 今日も功利主義アワーなし。いかんすぎ。


04/Aug/2008 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

定時起床(少し寝坊)。シャワー、朝食、朝刊。

定時出勤(少し遅刻)。午前中は某勉強会の準備。

お昼はコンビニでおにぎり等を買う。お昼すぎから夕方まで某Bentham研。 子ミル、トクヴィル、功利主義(オレ)。いろいろ勉強になる。

夕方から真夜中まで本三のあたりで飲んだくれる。歓談。 夜中、大雨になったので自転車での帰宅はあきらめ、地下鉄で帰宅。


04/Aug/2007 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

某集中講義三日目。 いつも通りの時間に起き、ゴミ出し、シャワー、朝食。 スーツに着替えてタクシーで大学へ。 午前中は某内職をしたり、弁当の買い出しに行ったり。

昼下がり、某デモンストレーションで一件ミスをしてしまう。 あとで某同僚に激しく非難される。反省。

昼下がりから某特別講演会の準備に入る。夕方、某講演会本番。 ヘタレな司会をしてしまったが、全体的にはつつがなく終わる。

夜、某懇親会。某妻も参加。受講生の方々と楽しく歓談。ワイン。 そのあと、本三の某居酒屋で二次会。歓談。サワー。

タクシーで帰宅。あと一日あるので、新聞を読んだらすぐに寝よう。


04/Aug/2006 (Friday/vendredi/Freitag)

意志の力で早朝に起きる。

干していた洗濯物を取っていたら、いつもは青い水泳帽が、 なぜか黒くなっているので驚く。しばらく考えた末、 他人のものを持って帰ってきていたことに気付き、呆然とする。 調べると、ゴーグルまで違う人のものを持って帰ってきている…。 もうしわけないことをした。今日返しに行こう。 自分のものも無事に返ってくるといいが…。

真夜中

今日のこと。

真夜中2

幸せに惰眠を貪っていると、左手の親指の付け根を蚊に刺され、 痛くて目覚める。電気を付けて総動員(=一人)で加害者を捜索するが、 すでに逃亡したあとで、今回も見つけられず。 同じ蚊だとすると、相当の知能犯だ。 あな口惜しと思いつつ、ウナコーワを塗る。

今日のニュース


04/Aug/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼前

ちょっと早く起きたが、まだダメ。もう少し早く寝るようにして、 あと布団をかぶって汗をかくようにすること。 汗をかかないとよく眠れないようなので。

昨日のプールでは意識的にローリングするようにしていたせいか、 肩甲骨のあたりが少し筋肉痛。

昼下がり

お昼に大学へ。同僚の某氏らと昼食を食べにでかけたあと、 研究室で某学生の論文読み。いやに哲学的で難しい。

〆切と約束の時間は守ること。隗より始めよ。

夕方、某学生の論文指導。 そのあとプール。30分しかなかったのでクロールで1.25キロほど。 それから購買部で弁当を買って研究室に戻ってきて食事。

雑感。個性個性というが、たいがいの場合、 個性というのは誤差の範囲内で生じるもので、 それは日本にいるときは日本人の服装や発想は多様に思えても、 外国に行くと日本人はすぐそれとわかるということからも明らかである。 しかしごくまれに突然変異のような個性の持ち主が現れる。 ミルはそのような人が社会を革新していくのだと考えていた。 「これらの少数者こそ、地の塩である。 彼らがいなければ、人間の生活はよどんだ水たまりのようになるであろう」 「天才はきわめて少数派であり、またつねに少数派になりがちである。 しかし、天才を生むためには、天才の育つ土壌を保存することが必要である。 天才は、自由の雰囲気の中でのみ自由に呼吸することができる」(『自由論』第3章)。 もしあなたが天才でなく、 そして天才がやってくるのを待ち望んでいるのであれば、 あなたは天才のために道を譲るだけではなく、 自由な土壌を耕さなくてはならない。

雑感2。「いかがなものかと思う」というのは 政治家が使っている言葉が普及したのだろうか。 「違和感を感じる」「微妙」と共に、 使わなくて済むなら使わないでおこう。

真夜中

某げんきち用の勉強を少ししてから帰宅。 マンガ喫茶に行きたかったのだが、ぐっとがまん。

今日のニュース。


04/Aug/2004 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中 (午前)

某翻訳の続き。そのあとしばらく臓器移植について勉強 (ついでに長与専斎とか富士川游という名を覚えた)。

それから某氏とビールを飲みながら臓器移植の話など。 つかれたので帰宅。

今日こそは、某研究会に出られるよう早起きしよう。

早朝

う。なぜかまだ起きている。

ちょっと某勉強。もう寝なければ。

昼下がり

う。やっぱりまた寝坊してしまった。 足がつってその痛みで起きる。毎朝足がつってくれるといいのだが。

夜中

夕方、某研究会に出席。ES細胞を用いた研究の倫理性について、 各国比較など。

夜、ジムで汗を流したあと、某氏をかこんで飲み会。 かなり焼酎を飲んだのか、酔っぱらう。 勉強をしないといけないのだが。

真夜中

ちょっと寝たが、まだ酔っぱらい。困った。


04/Aug/2003 (Monday/lundi/Montag)

早寝早起き。昨夜は『大地の子』を見て少し泣いてから寝る。

朝2

某ドトールで新聞。年金問題、感性、リウマチなどの記事。 寺山修司と唐十郎についての特集もはじまった。 知るべきことは多い(っていうか、知ってるべきで知らないことが多すぎる。 今まで目と耳を閉じて生きてきたに違いない)。

お昼すぎ

昼はそばとモヤシ。

昼下がり

すこし寝る。キッチンの窓を開けているとやたらに暑くなるのは、 冷房の室外機のせいかもしれない。

夕方、某スタバで少し勉強。

帰宅してから、パスタとトマト。

How to do things with books

  1. 机の上に積み重ねて、知的さをかもしだします。
  2. 寒いときは燃やして暖をとります。
  3. 枕が低いときに下に置きます。
  4. 泥棒が入ったときは角で頭を叩きます。
  5. 『共産党宣言』クラスの本を出版・翻訳することは、 それ自体が政治活動になります(publication/translation as a political action)。

真夜中

ちょっと勉強。もっとやらねば、今週はやばいのだが。


04/Aug/2002 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中 (午前)

昨日はお昼は蒲田駅前で中華料理(B-)、夜も駅前でうなぎ(C+)。 マンガ図書館でちょっとマンガや雑誌を見たり、 喫茶店で英語の勉強をしたりしていた。

今夜も涼しい。

よく寝る。シャワー。

机に向かっている時間…3.0hr
今日の勉強時間…3.0hr
マルクス係数…37.5


04/Aug/2001 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中 (午前)

スカンジナビアン・リアリズム。よくわからんが、 分析命題と検証可能な事実命題しか認めない論理実証主義の影響から 形而上学的思考(とくに自然法思想)を排斥し、 社会における「事実としての法」の研究を進めた。 また、これも論理実証主義の影響から、 法の規範性をハートのように行動指針として説明するのではなく、 法が人々におよぼす心理的影響に還元して説明した。 主要な思想家はヘーゲルストレーム(Hagerstrom)、オリヴェクローナ、 アルフ・ロス。

このようなホットミルクの表面にできた皮のような表層的な理解では とても刃が立たないので、 試験ではリアリズム関係の問題は避けるべし(たぶん出ないと思うけど)。

歴史法学を勉強しているうちに寝てしまう。

欧州マリファナ事情

最近の西ヨーロッパにおいてさかんな合法化運動といえば、 ゲイカップルの結婚とマリファナの所持だ。 先日ドイツでもゲイカップルの結婚が法的に認められ、 主要な西ヨーロッパ諸国の中ではイタリアと英国だけが まだゲイカップルの結婚を認めていないという状況になったようだ。

各国のマリファナ喫煙の合法化(あるいは非犯罪化)の事情は以下の通り。 思っていたより合法化している国は少ない。

(The Guardian, 03/Aug/2001より)

英国ではブレア首相は強硬な反対派のようだが、 メディアでは非犯罪化の声が大きく、 政府も某委員会が非犯罪化を検討中のほか、 南ロンドンのランベスで実験的にマリファナ喫煙者に 警官が口頭注意を与えるだけという措置を取っている。

主要な議論は、マリファナはタバコよりも依存性が小さい、 「マリファナはハードドラッグへの橋渡しになる」という議論は根拠がない、 合法化して政府が質のよいマリファナを販売すれば、 税収にもなるし地下組織も根絶できて一石二鳥、 警察はマリファナ所持の摘発よりも他の深刻な犯罪の防止に時間を費すべきだ、など。

昼下がり

午前中は新聞。ガーディアンはだんだん退屈になってきたので、 これからしばらく他の新聞を買うことにする。 今日はインディペンデント。

お昼ごろに少し図書館に行ってメイルの処理をしたあと、 古本屋とスーパーに寄ってから寮に戻ってくる。

歴史法学。ダーウィンの進化論とロマン主義を背景に、 法の歴史的発展と国家ごとの法の特殊性を強調。 英国のヘンリー・メインは法の歴史的発展を六段階に分け、 法の歴史的、人類学的、社会学的研究の先駆者となった。 プロシアのフォン・サヴィニーは法を民族精神(Volksgeist)の発現と捉え、 漸進的な改革しか不可能であるからナポレオン法典の輸入はできないと主張した。

メインの議論はコールバーグの道徳発展の議論と同じようにうさんくさい。 いや、たしかに実験によって検証できるという意味では有意義なんだろうけど。

サヴィニーの民族精神の議論は言語とのアナロジーで法の発展を捉えているようだが、 言語や道徳はともかく、 法が民族精神(国民性)の発現だというのは法と道徳を混同した主張のように思える。 ナショナリズム、民族主義、保守主義に通じる危険な説だと思うが、 日本で民法典論争があったときにも用いられたのだろうか。要研究。 (いやしかし、植民地主義に対する反論にもなるな)

真夜中

戦略とフェアプレイの精神

某韓国人に誘われ、ひさしぶりにスクワッシュをする。 上手な人とやると、 相手の心理を読んだり、戦略を考えたりする訓練が必要であることを痛感する。 将棋とか麻雀するときにもそういうことを考えないと上手くなれない。

「いや、そういう高級なことを考えていないで、 まず相手のサーブを空振りせずに返すとか、 自分の思った方向にボールを打つとか練習した方がいいんじゃないの」

「また厭味なことを。 しかし、戦略を立てるってなんか「ずるい」「卑怯だ」という 心理的連想があって抵抗があるんですよね。 規則内で相手を出しぬくことは正当な手段だから、 不合理な連想だとは思うんですけど」

「中高生のときにちゃんとスポーツをやらなかったから フェアプレイの精神が理解できてないんだよな、きみは。 正々堂々と試合をするというのは、 魔球を投げてはいけないとか、 面を打つと見せかけて胴を打つのがいけないということではないだろう」

「いや、魔球はだめなんじゃないですか。 とくにボールが地中に消えたりするのは」

「例えばの話だってば」


04/Aug/2000 (Friday/vendredi/Freitag)

今日のニュース

Hmmmm. Mill seems to be dead.

I'm at an Internet cafe in some southern country. Connecting by telnet is incredibly slow. I may go mad and break the computer if I keep doing this. I'm off. Wait till I get to London.


08/04/99 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

夕方

昨夜は、読書会のあとに某定食屋で夕食。だし巻き定食。 某先輩と某君と名古屋の話をしたり。 それからビデオ屋によって下宿に戻る。

夜中、借りてきた『プライベート・ライアン』 (Saving Private Ryanを観る。 たいへんよく出きた映画。 ストーリーもカメラワークもいいし、 戦闘シーンもものすごい迫力。 特に最後の戦闘シーンはどうなるのかとはらはらした。 スピルバーグの作品なので「毒」がない(健全すぎる)と言えるが、 それでもかなり楽しめる。B+。ぜひ観るべし。

部屋を暗くして長い映画を観たので、目が痛くなる。 眠れないのでしばらくラジオなどを聴いてから眠る。 あれ? そういえば最近寝つきが悪いな。

お昼過ぎに起きる。シャワーを浴びて外出。 ビデオ屋にビデオを返却してから某喫茶店へ。 ミックスサンドのセット。サンデー。マガジン。プレイボーイ。 8月11日にみんな死ぬらしい。

ルネによって本を購入。中央購買部でルースリーフを購入。 ←最近手書きレジメに凝ってるので。


懐疑主義について説明してほしいというメイルをもらったので、 ちょっと書いてみた。 それにしても、 哲学的思考の出発点が疑うことや驚いたりすることであることを考えると、 おれももっと疑ったり驚いたりすべきなんだよなあ。


今日やったこと


08/04/98(Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼前

三度復活。


お昼

東京に行く前から引いていた風邪が悪化。 悪化は良化を駆逐する、なんつって。ごほごほ。


1998年、関東の旅

(08/01/98--08/02/98に書いた手書き日記)

疲れた。ぐう。 昨日の朝、研究室で現代倫理学研究会のレジメを作成。 お腹を壊していて調子が悪かったが、 下宿をしばらく空けるので、 ゆで玉子を3つも食べたり、 下宿の冷蔵庫に残っていたので持ってきたお豆さん(こんぶ煮) をスプーンでぱくぱく食べたり。

お昼前になってもレジメがまだ未完成だったが、 JR京都駅での助教授との待ち合わせ時間が迫っていたので、 急いでプリントアウトして30人分(多かった)コピーして研究室を飛びだす。

時間がないので、東大路に出てタクシーに乗る。駅まで2000円強。痛い。 幸い道がすいていたので、JR京都には約束の10分前に着いた。 新幹線の改札を通ってから、家族のおみやげに八つ橋を買い、 プラットホームへ。 ホームに上がるとすでに某助教授が来られている。 某助教授の横にはなんと阪大倫理の某@@@教授がおられたが、 これは単なる偶然で、 某@@@教授は名古屋の学会かなにかに行くところだったらしい。

新幹線はやたらと混んでいたが、 かろうじて自由席(喫煙)に席を2つ見つける。 MDを聴きながらレジメを読み返したり、 某助教授に現代思想の話を聞かせてもらったり。

東京駅でそば。地下鉄を乗りついで神保町へ。 駅から出て少し裏手に行くと、専修大学。 大学といっても、ビルが一つどかんと立っているだけで、 ちょうどおいらの行ってた大阪の河合塾を思い起こさせる造り。 エレベータで8階に上がって会場へ無事到着。

研究会はすでに始まっていて、 すでに10数人が集まっている。 某O先生やら某K先生やら、 某A先生やら、知っている顔がちらほら。 おいらたちが来た後に、 某Fさんや某F先生や某Iさんらも来る。 前の人の発表中はレジメの完成に集中。申し訳ない。

休憩をはさんで、いよいよおいらの発表。 題名が"The Misread Bentham"(誤読されるベンタム)などという、 調子に乗ってつけたおそろしいものだったため、 某氏の手にレジメが渡ったときはさすがのおいらも、 「怒って殴りかかって来たら、ダックかスウェーかはたまたカウンターか」 などと、本気でセンリツしてしまった。

レジメはこんなの。 おいらも緊張して殺気立った声で朗読したため、 会場は(一部笑い声もあったものの、大方は)しずまり返って不穏な空気が。 ひい。死なされるっ?

無事レジメを読み終った後、 「殺ってしまった」という感蝕があったのだが、 ところがどっこい、某氏もさるもので、逆に反撃された。 いわく、「これは誤訳ではない、私独自のベンタム理解に基づいた解釈だ」 「君のような直訳だとわかりにくいので、読み易くするためにこうしたのだ」 等々。

おいらとしては、おそらくこういう現代思想的答えも出るかと思っていたし、 --というか、こうなるとうすうすわかっていたから、そもそも来たくなかったのだ-- その場合、 そういう回答に正面切って反論できるほど現代思想を知ってるわけでもなかったので、 とりあえずその場は引き下がった。 それに、 おいらの方が正しいと考えてくれる人も多くいるだろうとわかっていたし。 「誤訳も解釈だ」とかいう主張には、またいつか正面から論争を挑めばいい。

結局、他のコメンテーター2人の批評と、 某氏によるその反論も合わせて、 書評は(予定通り)4時間たっぷりかかった。 途中に某O先輩も来られた。 最終的には20名前後いたのかな。 日もとっぷり暮れたので、閉会後近くのビールケラーに行って懇親会。

懇親会会場に行く途中、 研究会に出席されていた、 東大でチャールズ・テイラーや共同体主義を研究している大学院生、 某N氏とお知り合いになる。 曰く、「日記読んでますよ」。 うわ。びっくり。

一次会がお開きになる前に、某K先生がおいらに曰く、 「日記読んでますよ」。 うわ。またびっくり。 ところで、某K先生、 ビンボー学生へのキャッシュバックはどうなったんですか? (4000円も払わされる。痛い)

店を出たところでアル中気味の某O先生に、 「きみならヤクザやれる。 遠慮せんと最後までビシバシ言うたらなあかん」 などという妙なアドバイスを受ける。 某O先生が横山やすしにそっくりだと思うのはおいらだけか?

それから地下鉄とJRに乗って兄の所へ。 長い一日がようやく終わった。ほ。

ふとんに入ってから、『1984』を読み終える。 第3部は圧巻。

(つづく--風邪でしんどい)


(08/02/98)

関東2日目。 お昼に起きて、兄夫婦とファミレスで食事。 駅まで車で送ってもらって、新宿へ。

南口から出るつもりが、新南口から出てしまう。 丸善に行って、某洋書を買いたかったので、 とりあえず丸善を探しに紀伊國屋新宿南店へ。

おお、ここもかなりでかい、などと思いつつ、 地図や観光案内の本がおいてあるあたりに行って、 丸善の位置を割出す。 なるほど、丸善は日本橋にあるのね。

この店にもけっこう洋書があったので、 いろいろ検索(=立ち読み)。しかしベンタム関係の洋書は一冊もない。

地下鉄で神保町へ。 日曜日だったためか、古本屋が全部閉まっていて涙する。 三省堂に行ったが、ここの洋書は哲学がほとんどない。 靖国通りをしばらくてけてけ歩く。むし暑い。

再び新宿へ。 今度は南口の方から出て、そこらをさまよう。 猥雑。人買いが横行。 黒人のような若い女性が奴隷売買されている。

紀伊國屋新宿本店に寄り(ここも洋書は少ない)、 ふらふらとさまよってから、 また紀伊國屋新宿南店に立寄る。 ここで閉店まぎわまで検索して、 電車で兄の家に戻る。

兄の家でハムスターを見せてもらい、 お好み焼きを食べさせてもらう。 歩き疲れたのですぐ寝る。

ところで、東京の駅の特徴の一つは、 階段とエスカレータがやたら長いことだと思う。 なんであんなに長いんだろ? 地下鉄は多層構造になっているんだろうから、 多少は理解可能だが、 JRの地上にある駅でもなぜかやたらと駅が高いところにある。 ひどいのになると、 階段を下から見上げてもてっぺんが見えない。 途中で「3合目」とか「5合目」とかの標識があり、 場合によっては山の家が繁盛しているところもある。


(08/03/98)

お昼過ぎに起きる。風邪が悪化。 冷房を付けて寝ていたのが原因と思われる。 なんだか東京もむし暑い。 今年はまだ京都の方が涼しいかも知れない。

今日は日本橋へ行こうと思って、 歩いて最寄りのJR駅に行き、秋葉原へ。 秋葉原に行ってから、特に見たいものもないことに気づいたので、 さっさと地下鉄に乗り、神田へ。

神田も猥雑。 どこだったか忘れたが、大阪にもこういう感じの駅がある(心斎橋駅?)。 しばらく駅の周辺をうろつく。 高架下にある、ポルノ映画館には笑わせてもらった。 店名がなんと、「アカデミー劇場」。 プラトン先生もきっと天国でお喜びに違いない。 駅前の立ち食いそばを食べるが、わろし。

神田からさらに地下鉄に乗って、日本橋へ。 駅の構内から丸善に行けるようになっている。 思ったよりずっと洋書が少ないので失望。 これなら紀伊國屋新宿南店の方が量が多い。 探していた本は見つからず。 安かったので、つい以下の本を買う。

時間があれば東大にも行ってみたかったのだが、 残念ながら兄に帰ると告げておいた時間が迫ってきたので、 また新宿へ。 紀伊國屋新宿本店に行って昨日買いそびれた本を購入。

それから電車で兄のところに行って、 夕ごはんをごちそうしてもらって寝た。 寝る前になると、鼻水がとまらず、本当に気分が悪かった。 京都に帰る準備をしてすぐに寝る。

ところで、 新宿駅前で、拾い集めた週刊誌を路上で売っている人々を見かけたが、 (大阪にもそういう人はいるのだろうが)、兄の話だと、 あれは元手がほぼゼロだということもあって、相当儲かるらしい。 場合によっては店舗を出して売ってる人さえいるとか。すごい。


(08/04/98)

早朝に母に駅まで送ってもらって、 東京駅へ。早朝から混んでいてびっくり。 よくもまあ、そんなに朝早くから活動できるもんだ。

ふらふらでしょっちゅう鼻をかみながら、 新幹線に乗って京都へ。 新幹線は少し立つ人が出るほど。

午前中に京都に着いたので、 バスに乗って百万遍に来て、モーニングを食べる。 それからとりあえず研究室へ。 京都の方が少しむし暑くない気がした。(終)


下宿で洗濯をしてから数時間寝て、スーパーで買い物をして研究室へ。 しんどい。

さっき下宿に戻るときに、古本屋に寄る。

今日は病気だしゆっくりするが、 明日からは某先輩のビジネス・エシックス翻訳を校正することとか、 『実践哲学研究』に載せるためにスコフィールドの以前の翻訳を校正することとか、 ベンタムの勉強とか、またいろいろ忙しくなりそうだ。


真夜中

某所で餃子を食べる。 最近ますます非ベジタリアン化してる。

ついでに古本屋へ。ついでにゲーセンにも。


本屋さんのホームページ教えてくれた方、ありがとうございます。


08/04/97(Monday/lundi/Montag)

・朝・

・今朝寝ていると、セミどもがあまりにうるさいので、仕方なく早起きして学 校に来た。木が法廷に立てるんだったらセミも法廷に立てるはず。死刑死刑死 刑っ。

(う、こういうネタを今書くのはまずいか)

・自転車に乗りながら考えたが、次回の最高裁の信任投票に死刑賛成・反対の ○×もつけてみたらどうか。あるいは最高裁の裁判官のプロフィールのところ に「わたしは死刑存置論者です」または「わたしは死刑廃止論者です」と明記 させるとか。これで死刑廃止に関する世論を明確にすることはできないだろう か。


・さて、今日はMLの管理の仕方を勉強をして、突如研究室に出現した『ドラゴ ンヘッド』を読んで、シジウィックの翻訳に精を出すぞ。

(ああ、自由自由っ。合宿も終わって、フリードマンの訳も一応終わって、夏 期講習も終わって…しかし、いつの間にやらもう8月!時間が経つのが速すぎるっ)

・昨夜、『薔薇の名前』を観た。不気味 な映画であった。この映画にもかなりファンがいるに違いない。


・昼前・

・MLの勉強。頭痛がする。わからん。仕方がないのでまず(サボっていた) UNIXの勉強から始める。(無駄な気もするが…)


・昼過ぎ・

・頭痛続く。果たしてMLは始められるのか。


・夕方・

・研究室の引越しの日が決まった。8日の金曜日午後一時からダンボールに本 などを詰め込む作業をするので、研究室の学生および関係者は手伝いに来て下 さい。来ない人の所有物は自動的に廃棄処分のシールがペタリと貼られます (たぶんウソ)。

・今世紀最後のマジシャン(彼の去って行った後にはタバコの灰が舞ってい る…)、3級の魔力によってベンタムML始動っ!!(これから先が心配だが)

・ホームページの準備をするからもう少し待ってね。


JBMLのページ完成。まだ文章がおか しいが(そもそもこのような文章を書くためのテンプレートが頭に入ってない)。

・というわけで、千客万来。会員数一億三千万人を目指す。日本総ベンタム化。 人類皆ベンタム。


・『ドラゴンヘッド』1-4巻まで。今のところは『漂流教室』の方が面白い。 今一つ主人公に感情移入できない。世代の違いのせいだろうか。(しかし『漂 流教室』を読んだのは大学に入ってからだ…)


・夜・

・つ○たさんに急襲される。臨時ロック読書会。(しかし現在、○るたさんは つまんないと言いながら『ドラゴンヘッド』を読まれている…いつになったら 勉強するんだろうか)


・ロック読書会終わり。倫語参照。眠 い。MLの会員が増えないよ〜(始めたばかりだから当り前か)。

・さあ眠い眠い眠い眠い眠い眠った。く〜。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Tue Aug 30 04:38:43 JST 2016