キャンディス 「いいこと、どんな関係にだって、 ときどきは仔猫のひっかき傷みたいなものが必要だわ。 あたしはあなたのことをいつでも手にできる仔犬みたいに思いはじめているけれど、 よくないことよ」
---グレッグ・ベア『ブラッド・ミュージック』
窓を開けて寝たら、早朝、鳶やらセミやらがうるさくて起きる。 しばらく仕事。
朝、髭剃り、朝食、朝刊、シャワー。娘を保育園に送る。快晴。 甲羅干ししている亀4匹、日光浴をしている男性1人。
午前中は某勉強と、用事。用事で写真を探すついでに写真の整理をしていたら ずいぶん時間を取られてしまった。いかん。
「革命によって社会を改革しようとするのは、 故障したコンピュータをバットでなぐって修繕しようとするようなものである」 (加藤尚武、『進歩の思想、成熟の思想』講談社学術文庫、166頁)
お昼すぎまで某先生の本を読んで勉強。急いでパンを買って、某会議に出る。 夕方まで。
夕方、某予習。間に合わん。夕暮れに帰宅。夕焼けの雲がきれいだった。 今日も比較的過ごしやすい一日だった。
夜、夕食。娘が保育園の帰りにおもしろくないことがあったようで、 泣きわめいてわがままを言う。しばらくなだめすかしたあと、 一緒にちょっとコンビニに買い物に行くと、機嫌が直った。 お腹が空くと覿面に機嫌が悪くなるようだ。
夜中、娘とシャワー。もう寝るべし。
少し遅めに起床。娘とシャワー、シリアル、朝刊。
午前中、某外国人とわたしの家族の計四人で、下鴨神社の御手洗祭を見に行く。 川に入って蝋燭を立てるのもやってみる。川が案外に深いので、娘は結局怖がっ て抱っこすることになる。そのあと、自宅に戻ってしばらくお茶を飲み、某外 国人と二人で某大学のレストランで昼食。
昼下がり、少し仮眠。その後、娘が寝ている間に某予稿集のドラフトを書く作業。
夕方、某娘にシャワーを浴びせてから、家族で近くの小学校に投票に行く。し ばらくベビーカーで娘と散歩した後に帰宅。
夜、夕食。そのあと、また眠くなってソファで一瞬仮眠。夜中、娘とシャワー を浴び、食器を洗う。寝かしつけをしたら、娘も疲れていたようですぐに寝て しまう。真夜中、明日の講義の準備を少し。
二日間、娘を抱っこして遊んだのが祟ったようで、腰が痛くなってくる。ロキ ソニンジェルを腰に塗っておく。
定時起床。昨晩も涼しく、早めに寝たが、娘に何度か起こされたせいか眠い。 ゴミ出し、シリアル、朝刊。
午前中は娘の世話。ちょっと一緒に寝てしまう。
お昼のあとも娘と留守番など。
昼下がり、少し暇をもらい、散歩がてら神保町の某喫茶店へ。メールを打った り、本を物色したりしていると、すぐに夕方になる。家の近くの区立図書館で 座禅の入門書を借り、スーパーでアイスを買ってから帰宅。ちょっと座禅して みる。
夜、娘に食事をやり、自分も食事をとる。スパークリングワイン。
夜中、娘を風呂に入れ、食器を洗う。一日娘と一緒にいると大変。いかに保育 園がありがたい存在かがわかる。
早朝に起きる。涼しかったのでシャワーはスキップ。シリアル、昨日新聞など。
今日も某妻と一緒に娘を保育園に送ってから大学へ。台風はそれたようだ。 寒いぐらいの気温。久しぶりに長袖。午前中から雑用。お昼前に某氏ら来訪。 某相談。
お昼は某所で酸辣麺。
昼下がりまで某氏らと某相談。
夕方、某先生と某相談。そのあと、某院生と某翻訳。
夜、久しぶりにプールで泳ぐ。20分ほど。それからタクシーで帰宅。
帰宅後、夕食その他。
夜中、食器を洗ってから娘を風呂に入れる。家賃の振り込みなど。
さて、もう寝る時間か。今日は何もしなかった気分だ。
朝、定時起床。ゴミ出し、シャワー、朝食。今日も暑い。
定時出勤。しばらく雑用をしてから、朝の勉強会。 米国に留学していた某院生の報告。
お昼、コンビニで買ってきた素麺などを某コモン・ルームで。 昼下がりまで某氏と話し込む。
昼下がりから某研究会の準備。某氏来訪。
夕方から某研究会。某氏の某後輩も参加。ビール。 運の平等、消極的功利主義、外国人参政権など。
夜中、某納涼会に二次会から参加。1時間ほど楽しく飲む。
真夜中、いったん研究室に戻ってから帰宅。 シャワー。新聞を読んだら寝よう。
朝、少し遅めに起きる。いくらでも眠れる。髭剃り、朝食。
小雨の降る中、大学へ。定時出勤(少し遅刻)。午前中は雑用。
お昼は某ランチョンセミナー。エンゲルハートの翻訳を読む。 グローバル・バイオエシックスの不可能性について。
お昼すぎ、某院生の指導を二件。そのあと、 週刊アスキーを買って研究室に戻り、また雑用。
昼下がり、某研究会。夕方、某ミーティング。 やることがたくさん。ひい。
少し休んだあと、夜、某氏と二時間ほど某調査票について検討。 終了後、大雨なのでタクシーで途中まで一緒に帰宅。
夜中、夕食。それからソファで週刊アスキー、夕刊、『ブッダ』 (←某妻が某図書館で借りてきたもの)を読む。 途中からお腹の調子が猛烈に悪くなる。死ぬ。早く寝よう。
今週は明日以降、やたらと忙しいので、体調にはくれぐれも気をつけよう。 といっても、もう手遅れかもしれないが…。
昨夜は夜更ししたのでつらかったが、なんとか起きる。海の日。
朝、シャワーを浴びたあと、ホテルで朝食。バイキング。 「講義前はなぜ緊張するのか」について考えながら食べる。 カメラとかの前でも緊張するし、何か見透されて気がするんだよな、きっと。 なんかトラウマがあるに違いない。
それからチェックアウトして、空港内の某会議室で某講義。 去年ほどは緊張せず、一応無事に終わる。某氏に感謝。 もっと勉強すること。
空港内で一服してお土産を買ったあと、 荷物を預けていたのでホテルに戻ってトイレで着替えを済ませる。 それから名古屋に戻り、新幹線(混んでいたのでグリーン席!)で戻ってくる。 車内では遅い昼食後、ちょっと寝て、TPMを読む。夕方に帰宅。
帰宅後、シャワーを浴び、クリーニング屋にスーツを預けてから巣鴨の漫画喫茶へ。 chill outする。
メモ。自分が何をすべきかを知るには、まず自分に何ができるかを考え、 また社会が何を必要としているかを考える必要がある。未来について考えよ。
夕御飯は鰻。そのあと、ソファで少し寝る。
夜中、某妻と買物がてら一緒に散歩。 帰宅後シャワーと新聞の切り抜き。
真夜中、録画してあった某ドキュメンタリーを見て、50年後の未来について考える。
お昼前に起き、町内会費を払いに行ったり、電話代をコンビニに払いに行ったり、 某区立図書館に予約していた本を受けとりに行ったりする。
お昼は某妻と寿司屋で。近くのスーパーで買物してから帰宅。
昼下がり、朝刊を読んだり、借りてきた本を読んだり、 喫茶店でコーヒーを飲みながら夕刊を読んだりして、休日を気楽に過ごす。
夕方、大学に行き、ジムで筋トレ。ちょっと負荷を重くしたら あとでフラフラになる。 研究室で月曜日の勉強会の資料をプリントアウトしてから帰宅。 その後、夕食。
メモ。これまでは運が良くてなんとか生きて来られたが、 これからは先を見すえて、もっと計画的に生きるように心掛けよう。 自愛の思慮の徳をいっそう陶冶しなければ。 (…ということを夕食のときに某妻に話すと、まず貯金するように言われる。 むむむ…)
夜中、某妻と一緒に歩いて巣鴨へ。駅前で祭りをやっていたようだ。 マンガ喫茶で雑誌その他を読み、日付が変わったころに帰宅。
定時出勤。このごろ遅刻が続いているので、来週の月曜日からは心を入れかえて 遅刻しないようにすること。
今朝は小雨。
午前中は新聞の切り抜きなど。
人間性が試される事柄が二件発生。 一時の感情に流されることなく、冷静に対処すること。
昼下がり、某サブウェイで昼食。
夕方、人間性が試されるが、あまりうまく対応できず。 考えてみるに、 だんだん不正に対する怒りの感情は陶冶されてきたと思うが、 「適切なときに怒りをぶつける」という練習をする必要があるよな。 根がパシフィストなのか、どうもうまく行かない (→というか、臆病なだけだ。勇気の徳を身に付けるべし)。
立派な人間になるのは難しい。がんばれ火星人。
同僚の訳者の方から、以下の本をいただく。感謝。
夕方まで少しベンタムの勉強。
夕方、春日の某スーパーに買い出しに出かけ、夜は自炊。ワインを少し。
ベンタムの勉強を少し。
「なぜベンタムの勉強をするのか。何がおもしろいのか」
「一つは、ベンタムの思想を足掛かりにして、 功利主義者であり、かつリベラルであるという仕方を模索するためです。 また、統治功利主義の名の下で、個人の倫理に関してはサイレントであろうと する最近の傾向に抗するためです。 また、直観主義や自然権論を批判するためです。 また、心理的利己説を論駁するためです」
「それは、自分の説として主張したらいいわけで、 何もベンタムを使ってやらなくてもいいんじゃないのかね」
「一応、ベンタム解釈のつもりなんですけど、そうですねえ、 自分の思想である気もするし・・・。 まあ、今日の哲学研究のスタイルとして、 ある思想家(○×)の解釈からスタートし、○×研究者として名を成したのちに、 独自の哲学を打ち出す、という理想的コースがあるので、 その途上にあると言えるかもしれません」
「そんなまわりくどいことをやらないと、一人前の哲学者にはなれんのか。 君はどうせその途中で挫折するんじゃないのか。今、何合目なんだ。 最初からシンガーの研究でもやっていた方がよかったんじゃないのか」
「いや、哲学の殿堂入りした思想家しか、普通は研究できないんですよ。 殿堂入りするのは、まあ死んでからか、あるいは死ぬ10年前ぐらいなので、 シンガーはまだもう少し殿堂入りするのに時間がかかると思うんですよね」
「また訳のわからないことを…。まあとにかく、中途半端な雑文的な仕事は 早々に切り上げて、哲学的にしっかりした研究をしたまえ」
「わかりました。ご指摘ありがとうございます」
今日のニュース
今朝は意志が弱く、早起きできず。お昼前に起きて、 同僚の某氏らと昼食を食べてから大学へ。 昼食の前に、家賃と学会費(二件)も払う。
Amazonに注文していた「てくてくエンジェルdue」(古い)が届く。
勉強しよう。
自宅に忘れてきたものがあったので、取りに帰るついでに喫茶店に行き、 新聞を少し読み、ちょっと勉強。
にわか雨が来そうな「におい」がしたが、空はまだそれほど曇っていない。 どうなるかな。
永江さんの文章は、今はこちらにあるようだ。
夕方、真面目に勉強。それからプール。 クロールで1時間2キロ。 今後は楽に速く泳げるコツを研究しよう。
研究室に戻ってきてから、購買部で買った弁当などをもそもそと食べる。 割箸を袋から出そうとして、 一緒に入っていたつまようじで思い切り左の中指の腹を刺す。い、痛い…。 それとは関係ないが、左肩がちょっと痛み出す。
さて、勉強しよう。
真面目に勉強。 しかし、だんだん時間がなくなってきた。やばい。
帰宅。ロンドンでまたテロがあったようだ(BBC news)。 一見すると模倣犯っぽいが…。
メモ。やりたいことと、やらなければならないことが一致している人は幸いである。 きっと育ちがいいか、よほど運がいいのだろう。 やりたいことと、やらなければならないことが一致していない人は不幸である。 まもなく無理がたたって病気になるだろう。
大学でミルの『功利主義論』第5章を少し読んでいたが、 つい某冷蔵庫にあったビールを飲んでしまい、眠くなったので帰宅。 新聞を読んだら寝て、起きてから勉強しよう。
顎関節症は、横向きに寝ることもその一因となるようだ。 「食いしばり」という言葉を初めてみた。 「食いしばる」が名詞化されたもののようだ。
お昼まで起きられず。某電話。それから大学へ。
今日やったこと
メモ: 正義と善行、完全義務と不完全義務を勉強するには、 ミルの『功利主義論』第5章、ヒュームの『道徳原理の研究』第2章と第3章、 カントの『道徳形而上学の基礎付け』第2節を読むこと。 正義論の授業であれば、 これに加えて、アリストテレスの『ニコマコス倫理学』第5巻、 ホッブズの『リヴァイアサン』(手元にない。自然法と契約の部分)を読んでから、 キムリッカの『現代政治理論』に進めばよいか。
ミル。おもしろい。古典というのは何回読んでもおもしろい。あ、 何回読んでもおもしろいものを「古典」と呼ぶのか。
早寝遅起き。堕落だ。 結局、週末にあった哲学若手研究者フォーラムにも行かず。う〜ん。
新聞。
ちょっとダイエーへ。プリンタのトナーを購入。買物も済ませて帰宅。
晩ごはんはかつおのたたき、モロヘイヤのおひたし、茄子のつけものなど。
ちょっと勉強。
早起きする。このフラットはコモン・ルームにしかクーラーがないのだが、 夜はそれをガンガンにかけっぱなしにするので、 部屋のドアをすこし開けておくと寒いくらいになる。 風邪を引かないように気をつけよう。
性教育の勉強。シャワーを浴びたら新聞を読むべし。
あ、昨日は死ぬほど暑かったが、梅雨明けだったのか。
新聞を読んだり。
ちょっとウトウトする。
今日も暑かった。
お昼から東大駒場の近くでマンドリンの演奏会を聞く。うまい。
そのあと、渋谷から東急東横線で横浜に行き、 さらに京急に乗って金沢八景へ。 そこからモノレールに乗って八景島に行き、 夕暮れの海を眺める。たくさんのクラゲが打ち上げられていた。 シーパラダイスや水族館にも行ってみたかったが、 時間がなかったので今回はパス。
それから京急で蒲田に戻ってきて、駅のそばの某有名中華料理屋で夕食。 うまい。B+。
帰りは京急蒲田駅からJRの蒲田駅に向かって歩いてきたが、 こっちは結構物騒な感じだ。せいぜい気をつけよう。
さて、週末はだいぶ遊んでしまったので、 明日からは禁欲の原理に従って(苦痛が多いほど行為は正しくなる) 勉強することにしよう。
机に向かっている時間…2.75hr
今日の勉強時間…0.75hr
マルクス係数…2.6
半日寝てしまう。新聞を買いに出かけた以外は外出せず。
オースティン、ケルゼンの勉強。はかどらず。
あいかわらずciceroにログインできない。
プラトン『パイドン』のソクラテスが死ぬ部分を読み、涙する。 そのうち訳してみよう。
WEB日記を書き始めたのが遅かったせいもあり、 この論文を読んではじめてWEB日記の歴史を知ることができました。
今から思えば、 M1(4回生の終わり?)のときにはじめて参加したあのオフミが、 WEB日記というジャンルを生み出した人々(の一部)が集う歴史的集会だったわけで、 たとえてみればあれはウッドストックか安保理事会のようなものだったのだ。
この論文に書いてあることを何も知らないおれが あのような歴史的集会に参加したのは、 さしずめ独立したばかりの右も左もわからない弱小国が 大国アメリカ合衆国に連れられて安保理事会に参加したようなもので、 今はただただ恥じいるばかりである。 この比喩をさらに用いると、 WEB日記界の現状はさしずめ新進国家が増えすぎて、 国連の総会が成立しなくなったようなものか。 当時の超大国もみな相対的に力を失なってしまったのだろう。
あれ、安保理事会を「歴史的集会」と呼ぶのはちょっと変だな。 というわけで「今から考えると」以降を訂正。 「今から考えると、某大軽音で細々と活動しているアマチュアバンドが、 ジミヘンに誘われてモンタレーポップフェスティバルに参加したようなもので、 今はただただ恥じいるばかりである。 この比喩をさらに用いると、 WEB日記界の現状はさしずめバンドの数が増えジャンルも多様化しすぎて、 もはやロックフェスティバルは求心力を失なってしまったというところか。 当時の大物バンドもみな相対的に力を失なってしまったのだろう。」 う〜ん、これも今ひとつだな。
ちょっと金沢に行ってきた。 旅行記は気が向いたらまた書くことにする。
旅行中に買った本。
旅行中に買った古本。
今日やったこと
ちょっと朝型化計画を建ててみたところ、 昨日の真夜中から今日の昼下がりまで爆睡してしまった。ううむ。
昨日は、夕方に古本屋(コミックショック今出川河原町店)に寄って、 ついでにイズミヤにも寄って野菜を仕入れ、下宿に戻って仮眠。
夕ごはんは、厚揚げのステーキ、もろきゅう、 なすのバター炒め、など。
んで、今日は昼下がりに起きて、そうめんを食べて研究室へ。
倫理学入門読書会の担当分を訳してから、喫茶店で一息。 これからベンタムの勉強。
上の引用(『ブラッド・ミュージック』)に関してメイルをいただく。 「よくないことよ」っていうのはいつの時代の言葉なのかを尋ねるメイルだ。
おそらく、 「よくないことよ」に見られる「〜ことよ」や「〜ってよ」というのは、 明治の終わりごろから出てきた女学生言葉なのではないだろうか。 たしか漱石の『三四郎』か『こころ』なんかにも これと同じような言い回しがあったような気がする。 個人的には古風な感じがして好きだが…。
記載なし。