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KODAMA'S (NEW) WORLD

バーナード 「君は自由になりたいとは思わないのかね、レーニナ?」
レーニナ 「わたし、あなたのいうことが分からないわ。わたし自由よ。 とてもすばらしい時を過す自由を持っているわ。 今ではすべての人は幸福なのよ」

---ハックスリー『すばらしい新世界』

レイチェル「こんな気持ははじめてだわ。 わたしたちは、このびんのキャップのように、 型押しされた機械なのね。 わたしが--わたしという個人が--存在すると思っていたのは、 ただの幻想なのね。 わたしはあるタイプの見本にすぎないんだわ」

---フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?


昨日 / 明日 / 2016年7月 / 最新 / はてな

この日の出来事


02/Jul/2016 (Saturday)

某国際マンガミュージアムなど

昨夜は遅めに寝たが、よく寝て起きる。シリアル、朝刊。 新しいモバイルバッテリーが欲しくなり、アマゾンで注文。 以前より小さくなっているが、さすがに劇的には小さくなっていないようだ。

テスラの自動運転自動車の事故だが、自動運転でも避けられない事故は ありうる(100%安全にはできない)だろうから、どのレベルの事故であれば、 製造した企業側の過失と言えるかを決める必要が出てくるんだろう。 「優秀なドライバーと同等の運転能力」だと低すぎるだろうか。

朝2

暑い。トイレ掃除、髭剃りなど。

authenticityについてまだ少し考えている。 「inauthenticな生」を前提しているから何となくエリート臭がして いやなんだよな。inauthenticで何が問題なのか。

しかし、イデアの影の話から始まって、 こういう「本当の生は別のところにある」 「今の生き方はかりそめの姿」という二元論はよくある考え方なんだよな。 何となく今の自分が本当の自分ではないという感覚。 こういう思考は進化の過程で身に付いたものなんだろうか。

夕方

お昼前に娘と自転車で出発。猛烈に暑い。いきなり夏。

御池の某所で少し用事をしたあと、 某国際マンガミュージアムへ。 初めて入ったが、天国のようなところ。 年間パスを買って毎日通いたいところだが、 娘がもう少し大きくならないと無理だろう。 江口寿史展を見る。90年代以降の活動は知らなかったので勉強になった。

喫茶店で一服してから、河原町の某百貨店に移動。 シャツとクツを新調する。レストラン街で遅めの昼食。 あまりに眠くて少し居眠りする。

夕方、娘を連れて帰宅。娘も帰ってくるまでに自転車の後ろで寝てしまった。 帰宅して寝ころがしておく。朝顔に水やり。

夜中

夕方、娘が目覚めたので、散歩がてら近くのコンビニまでアイスを買いに行く。

夜、夕食。少しジュラシックワールドを見るが、 字幕版だし娘が怖いというのでやめる。 少しお腹の調子が悪い気がする。新聞。GACCOHの記事など今ごろ見る。

そういえば、スマホやPCの使用レポート的な記事は、 すべて利益相反の開示をしてくれないかな。 どうも信頼が置けなくなっているのだが。 しかし、まあそのぐらい眉唾で読んだ方がよいのかな。

夜中2

娘と少しボールで遊んでからシャワー。暑い。


02/Jul/2013 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

テレビ購入、某演習など

定時起床。髭剃り、ゴミ出し、朝食、朝刊。昨日に引き続き、娘の機嫌が悪い。

午前中にテレビ(Regza 42Z7)が届く。地デジになって初めて買ったテレビ。引 越しが済んだ3月末に買おうと思っていたが、しばらく値上りしていたので、よ うやく購入できた。ボタンが多すぎて使い方がわからないが、とりあえず設置 しておいた。録画用のハードディスクが付いていないのでそれも買わないと。

朝、某社会保険病院に行き娘の治療費の払い戻しの手続きをしたあと、急いで 大学へ。某会議。アマゾンからWM3800Rのクレードルが届いていた。ついでに ファームウェアのアップデートをしようとするといろいろ罠にはまって時間を 無駄にしてしまう。

お昼すぎに某翻訳作業。それからしばらく雑用。

昼下がり、某演習。デリダ。そのあと、某先生と打ち合わせしたり、学生と話 をしたり。

夕方、帰宅して洗濯物を入れる。それから不機嫌な娘とテレビを見ながら夕食 など。

夜中、娘をシャワーに入れ、食器を洗う。寝かしつけ。

真夜中、いろいろ作業。ちょっと〆切が重なっていてまずい。


02/Jul/2012 (Monday/lundi/Montag)

ランチョンセミナー、新書の見本

定時起床。髭剃り、朝食、朝刊。

朝、小雨の降るなか娘を保育園に送り、本三駅前の某喫茶店でお昼までいろい ろ仕事。

お昼、コンビニでお弁当を買って集会室で昼食。そのあと、少し遅めのランチョ ンセミナーをして、国際学会の報告を某院生にやってもらう。

昼下がり、少し雑用。そのあと、少し仮眠…のつもりが、起きたら夕方になっ ていた。急いで後楽園に移動して、某編集者と夕食。新書の見本を受け取る。 ビールと紹興酒。

夜中に帰宅。娘はすでに某妻が風呂に入れておいてくれたので、食器だけ洗っ て風呂に入る。MacBook Airを研究室に置いてきたことに気付く。週アスを読ん だら寝よう。


02/Jul/2011 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

昨晩はあまりよく寝られず、某娘に起こされたこともあり、 早朝に目覚める。シリアルを食べ、しばらく勉強。 それからお昼前まで寝てしまう。シャワー。

昼食後、またソファで少し寝てしまう。

昼下がり、某娘と某妻と三人で妻の実家から大移動して千石に戻ってくる。 夕方、某娘を抱っこひもで抱えて買い物へ。 Pogoplugというパーソナルクラウド機器を買ってみたのでその設定。 それから夕食。

夜中、眠くて仕方ないのでまたソファで寝る。今日は何度も寝ている。 それから某娘を風呂に入れる。また大きくなった。

真夜中、コンピュータの地デジ設定の変更などをするがうまく行かず、 結局元に戻すことに。時間のむだ。

某娘がようやくおしゃぶりを口にするようになった。今日は一日かかりきりで 疲れた。


02/Jul/2010 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

朝、なんとか起きてシャワー、朝食。

家を出ると怪我をした野良猫が待っていたのでマキロンを振り掛けると 逃げていった。郵便局に寄ったあと、早めに出勤。午前中は雑用。

お昼、某ランチョン・セミナー。健康増進活動について。

お昼すぎ、某仕事。昼下がりから夕方まで、某先生らと相談など。 午後はだいたい用事で潰れるので、もう少し午前中を有効活用しないとな。

夜、某ジムで少し筋トレしてから帰宅。夕食。

夜中、某DVD宅配で届いた映画を某妻と一緒に観る。 新しいドアーズのドキュメンタリーを観る前に、 オリバー・ストーン監督の『ドアーズ』(1991)を観た。 たぶんアメリカに留学していたときに観たはずだが、 そのときは色々カットされていたのか、あるいは単に忘れていたのか、 いろいろ見覚えのないシーンがあった。 ちょっと長かったが映像も音楽もよい。B-

アイスを食べたのがいけなかったのか、 映画の途中で何度かトイレに行く破目に。体重が減った。

それから食器を洗ってシャワーを浴び、ブラジル対オランダ戦を見ながら新聞。 オランダが逆転勝利。やはりうまい。


02/Jul/2009 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中

朝、少し遅めに起きる。寝不足気味。シャワー、朝食。雨。

地下鉄出勤。少し遅刻。午前中はいろいろ手配の作業。

お昼前にVAIOを持って購買部へ。 購買部の修理の人に見てもらい、無事(?)メーカーの修理に出してもらう。

お昼、某ランチョン・セミナー。某院生の報告。 お昼すぎ、某先生と相談。

昼下がり、某氏らと某神の委員会。3時間弱。

夕方、少し寝袋。それからまたいろいろ手配など。

夜、某氏といろいろ相談。そのあと、別の某氏ともいろいろ相談。 中長期的視点は大事だねー、とか。

ジムに行きそこねる。

夜中、遅めに帰宅。夕食。食器を洗ってから二階で新聞。

真夜中、ミニッツ・ジムを少し。シャワー。もう寝る時間。 ん〜、今日も勉強できなかった。


02/Jul/2008 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

定時起床。ゴミ出し、シャワー、朝食、朝刊(朝日)。 野坂昭如(のさかあきゆき)って、「火垂るの墓」しか知らなかったが、 相当破天荒な人だったんだな。

メモ。精神の自由を維持すること。忙しくてルーチンワークも多いが、 思考は紋切り型にならないこと。定石を覚えることは大事だが、 型にはまってはいけない。一日一ユーモア。

お昼すぎ

書籍部に寄ってから出勤。外は夏な感じ。 夏はやはりサザン・ロックだ。 というわけでレイナード・スキナードを爆音で聴く。

お昼前、某ガイダンス。 研究室の特徴は学際性・国際性・クリティカルシンキングだということにしておいた。 クリティカル・シンキングって「批判的に考えること」なんだけど、 本質的には「自由に思考すること」なんだよな。 今日のキーワードは精神の自由だ。

真夜中

昼下がり、某打ち合わせ。そのあと、某氏と不忍池まで散歩しながら相談。暑い。

夕方、某基礎知識の仕事を少し進める。いろいろ調べていると進まない。 それからジムのプール。30分ほど。

夜、帰宅して夕食。運動して疲れていたので、その後しばらくソファで寝る。 けっこう疲れているのか、起きてからも、何をする気にもなれず。 iPodに入っている音楽を、サザンロックその他に一新する作業など。


02/Jul/2007 (Monday/lundi/Montag)

ちょっと寝不足気味。シャワー、朝食、アイロン。 出かけるころから少し強めの雨が降り出す。

半年前に某NiftyのADSLに加入したときのキャッシュバックがようやく届いたので、 郵便局で換金。それから本三の某スタバに行き、新聞。内閣支持率28%(朝日の調査)。 少し遅目に出勤。

昼下がり

お昼前から某シジウィックの作業。思ったより時間がかかりそうだ…。

お弁当を食べたあと、ラジオを聴きながら少し寝る。午後は勉強しよう。

シドニーでMoral Cognition and Meta-Ethicsというコンファランスがあるようだ(31st August - 2 September 2007, Sydney Australia)。

真夜中

午後、しばらくオーストラリアのアカデミアの状況について調べたあと、 夜まで脳死の勉強。こつこつと真面目に勉強すること。

夜、プールで1.3キロほど泳いでから帰宅。 帰宅後、某ウィルコムから届いていたお知らせに誘導され、 通話パックをネットで申し込んでしまう。 これで電話料金が少し安くなるといいが…。 固定電話とかNiftyとか、 なんだかんだで毎月1万円ぐらい払ってるんだよな。

夜中、某妻不在のため、近くの居酒屋に行って晩ご飯。 姫くわいの天麩羅、煮穴子(うまい)、かつおのたたき(ニンニクたっぷり)、 日本酒など。 ジャズ好きのマスターにロックがかかっている料理屋を教えてもらう。 今度行ってみよう。

真夜中2

しばらく読書。そろそろ寝よう。


02/Jul/2006 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中 (午前)

イングランド対ポルトガル戦、0-0のまま延長戦へ。 ルーニー、レッドカードで退場。

真夜中2 (午前)

またPK戦まで。1-3でイングランド負け。

昼下がり

お昼ごろに起きる。そろそろ喫茶店にでも行って勉強しよう。

昼下がり、某スタバに行き、夕方までかかって『ムーン・パレス』を読み終わる。 人生についていろいろ考えさせられるところあり。

そのあと、本三の喫茶店に場所を移して、新聞を読む。

駅前のドラッグストアで少し買物。 ドラッグストアを出ると、夏の夕暮れを感じさせる空気が。 初夏の雨とか夕暮れは、どこかなつかしいにおいがして、心が落着く。

それから研究室へ。ちょっとは仕事をしよう。

夜2

某現代用語の作業を少し。 自分の書いたものに毎年少しずつ手を加えるというのは、けっこう骨が折れる。

真夜中

夜、いったん帰宅してから春日のラーメン屋へ。 そのあと、散歩がてら某スーパーで買物。

今日のニュース


02/Jul/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中 (午前)

さきほど帰宅。もう寝ないと、寝られなくなる。

つい二度寝をしてしまったが、なんとか早起き。 今日はがんばらないと。

朝2

台所に大きな某昆虫がいて、衝撃を受ける。恐る恐るバスルームに行き、 シャワー。困った。

真夜中

今日は本郷で某功利主義学会だった。 某学生らをバイトで雇い、 いろいろ準備が足りなかったがなんとか最後まで切り抜ける。 発表もなんとかこなした。

夜は某所で飲み会。歓談後、さらに某所に移って二次会。 よく飲み、疲れていたせいか、よく酔っぱらう。 某先輩を送ってから帰宅。


02/Jul/2004 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

昨日のこと。

それからしばらく仕事。 明日は少し早目に起きて大学に来ること。

夕方

結局今日はお昼前に起きたが、なんとか仕事はこなす。 11月からは今やっている授業の他に、もう一つ授業をする必要があるようだ (数名の同僚と一緒にやるから、全部授業をしなくていいんだけど)。 D論のことを考えるとウツだ。

夏休み末に〆切があるもの

夏休み以降に〆切があるもの

まあ、なんとかなる。がんばろ。

ところで、某赤門前のナチュラルローソンが、酒を置くようになった。 その代わりに、置き場所がなくなったコルトレックスなどのミネラルウォーターが 売り場から姿を消してしまった。水ではなく酒を飲めということか。 どうもあそこのナチュラルローソンは堕落しつつある気がする。 「人間と人間の仕事の本来の傾向は、堕落に向かうことである」(ミル)。 オレも堕落しないように気をつけよう。もうだいぶしてるわけだが。

夕方、神田の某授業はお休みして、資源配分の勉強。 ネーゲルは「正義」についても「平等」についてもわかりやすく書いてるなあ。

夕暮れ時、ジムへ。ものすごく混んでいた。


02/Jul/2003 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

夜明け

真夜中にむくりと起き出して勉強。 今日は某自主ゼミで発表しないといけないので。

う〜ん、読むべき本で読んでない本は、自分の本棚にもたくさんあるな…。

早朝

本を読んでいてあんまり準備は進まず。

一時間ほど仮眠。起きてから朝食。眠い。

朝2

さて、行かねば。

お昼すぎ

某自主ゼミで発表。こないだのミル父子のデモクラシー論の話。 少数だが気鋭の修士の学生にいろいろ教えてもらう。感謝。

夕方

大学でコピーをしたり、昼寝をしたり。

眠たかったがなんとか帰宅。 駅前でピザを食べてしまう。

夜2

つかれて勉強できず。テレビを見たり。


02/Jul/2002 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

明日というか、今日の授業の準備。

暑いよう。

真夜中2 (午前)

暑い。死ぬ。

お昼前

わ、寝すぎた。やばい。

お昼

暑い。授業の準備が。

昼下がり

うう。暑い。授業の準備、あと少し。 レポートの課題も決めなければ。

そうめん。BBCのウェブサイトを訪れるたびに思うのだが、 BBCではいったい何人の人間が働いているのだろうか。 英国人全員がBBCのために仕事をしているのではないかと 思ってしまう。

昼下がり2

さて、シャワーをいそいで浴びて行かねば。

授業終わり。今日は早目に終わった。また遅刻しそうになったので、 来週こそは余裕を見て行くこと。いつも言ってるが。

買物をしてから帰宅。トマトとモッツァレラのサラダ、 サーモンのマリネなど。

腹の調子が悪い。牛乳の飲みすぎ?

ある学生の感想。「この授業もあと2回ですが、 話をきけばきくほど親切や倫理的行為は私益と結びついているように思えて 悲しくなってきます」。

う〜ん。

机に向かっている時間…7.0hr
今日の勉強時間…7.0hr
マルクス係数…87.5


02/Jul/2001 (Monday/lundi/Montag)

イタリア旅行八日目: ヴァチカン

早起きしてふたたびヴァチカン市国へ。 ドームの上に登りローマを一望したあと、 ヴァチカン美術館に行く。

時間がないのでラオコーン群像のある八角形の庭と、システィナ礼拝堂と、 ラファエロ・スタンザを中心に見る。 ミケランジェロの最後の審判もラファエロのschool of Athens(アテネ学校?)も それほど感動せず。 どうもイタリア・ルネサンスのけばけばしい絵画は性に合っていないようだ。 彫刻はすばらしいのだが、 絵画になるとレンブラントとかルーベンスとかオランダ周辺の画家の方が おれの好みに合っているらしい。

そのあと、昨日会った某イタリア人女性と待合わせをして、買物に付き合ってもらう。

彼女と別れたあと、しばらく別行動をしようということになり、 おれはサンダルとジーンズと使い切りカメラを買ったあと (一年前からはいていたジーンズは先日ついにお尻のあたりが破れてしまった)、 「真実の口(ボッカ・デラ・ベリタ)」を見て、 ローマ・フォーラムのあたりで某嬢と再会する。

カンポ・デ・フィオリで夕食を取ろうということになったが、 某嬢の体調が悪いのでタクシーでホテルに戻ることになる。 某嬢は何も食べずにホテルに戻ったので、 おれはマクドナルドで買った食事をパンテオンの前の噴水のそばで食べた。

あとで気付いたが、 食事のために座ったところにチョコレート味のアイスクリームが落ちていたらしく、 新しいジーンズの尻に黒いマークができていた。ついてない。


02/Jul/2000 (Sunday/dimanche/Sonntag)

記載なし。


07/02/99 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

『トゥルーロマンス』を観たらハイになったので思わず夜中に大学に来てしまった。

昨日は夕方に下宿に戻る。 某スーパーで寿司とか買ってそうめんも作り、 昼ごはんとも夕ごはんともつかない食事をしてから夜中まで寝る。 怠惰。

夜ごそごそ起き出してソファベッドをテレビの前に引っぱってきて、 タランティーノ脚本の『トゥルーロマンス』を見だす。おもしろい。

単なるチンピラ恋愛娯楽映画と言ってしまえばそれまでなのだが、 『レザボア・ドッグズ』同様、 ストーリーがよくできていてグイグイ引きこまれる。B++。 ぜひ観るべし。

そういえば、また悪役にゲイリー・オールドマンが出ていた。 ひっぱりだこだな、この人。

すっかり精神が効用、いや高揚してしまったので、 明日の生命倫理学勉強会の予習をするために夜中に大学に来ることにした。 来しなに某古本屋でモーニングとチャンピオンを買う。


日記の整理をする。


あ。夜が明けてきた。まだ1本目の論文読んでる。

カール食べました。かっぱえびせん食べました。サクランボ食べてます。


真夜中

下宿でお昼まで寝る。 起きて納豆ごはん食べてシャワー浴びて生命倫理学勉強会の予習。 論文6本のうち3本目までしか読めず。

夕方、急いで大学へ行き、医学部へ。 諸事情があれして、結局、 某先輩が後の3本の論文を紹介することに。 ひい。そこは全然予習してません。

「徳倫理アプローチ」と「ケアアプローチ」と 「ケースアプローチ」。あとで復習しよう。

それから某飲み屋にて飲み会。 たくさん集まってかなりおもしろい飲み会になる。

そのあと、某助教授と某師匠と一緒に某飲み屋にて二次会。 時間が時間だったので早々に解散。


今日やったこと


07/02/98(Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中

あ、そろそろ暑中見舞いを書かないと。今夜やるか。

昨日はロック読書会が終わってから、 スーパーに行き、 ブロッコリやサニーレタスなどを買って、 下宿へ。

お米が尽きてしまったので、 夕ごはんは、 ペペロンチーノとサラダ、ブロッコリ。 スパゲティを大量に摂取。 鷹の爪をいじったせいでまた指が痛くなる。

ごはんを食べて片づけた後、 真夜中まで仮眠。 寝ていると、雨が降りだした。 雨音を聞きながら、うつらうつら。 幸い、下宿を出るときには止んでいた。


言語学の勉強。 楽しい。 そういえば、 浪人時代はかなり文法フェチだった気がする。 某W大の受験のときに、 時間が余ったので国語の問題文を 単語レベルまで分解して遊んでいたのを思い出した。ばか。

[ルネサンス以降、]言語の多様性が正当に認められて、 各国語も古典語に劣らず研究と育成の価値があるとひとたび自覚されてからは、 言語研究者は言語の普遍性の問題に直面しなければならなくなった。 古代世界ではそれはほとんど問題にされず、 もっぱらギリシア・ラテン語に関心が集中したのである。 スコラ哲学者は、プリスキアヌスの記述・分析したようなラテン語が、 事実上、あらゆる言語の普遍的な下部構造を表していると、 実際考えている。 ルネサンス後、経験論者は特定言語間の個々の相違に着目し、 観察に基づいて範疇と類を調整する必要を強調した。 他方、合理論者は、 すべての言語の表面的な相違の底にある共通性を追いつづける。 この問題は今なおそのまま残っている。 イェルムスレウは、初期の著作『一般文法の原理』において、 諸言語に妥当する可能性を包括するような、 普遍的なetat abstrait「抽象状態」を要請しており、 それが各言語のetats concrets「具体状態」の中で、 いろいろに実現される、というのである。 そうでなければ、言語理論は「ニヒリズム」に陥ってしまうであろう、という。 今日いう「ブルームフィールド派」時代の記述主義者は 言語の普遍性に対する仮定を最小限にとどめ、 観察された形の記述を至上のものとし、 個々の言語で独立しており言語間に共通性をほとんど持たないような その場その場の範疇と類を設定した。 「言語についての唯一の有益な一般化は、 帰納による一般化である」 とブルームフィールドは明言している。 ファース派も同じく一般理論について語るが、 一般範疇や普遍文法にはきわめて慎重な態度をとった。 さらに最近になるとチョムスキーおよび生成文法学者は、 合理論哲学の文法学者や1928年のイェルムスレウと驚くほど似た口ぶりで、 言語の普遍性の重要なことを再度主張している。 言語は、言語構造のさらに深いレベルにおいては 人間が共通にもつところの形式的な面を共有し、 それが表面構造においては言語ごとに異なる形式で現われるのだという。 彼らのまさしく主張するところは、 かかる概念がなければ、 言語学は、狭量な経験論に陥ってしまい、 その意義をかなり失うことになる。 さらに、基本的な普遍文法という概念があればこそ、 幼児が主に一連のランダムな発話をもとにして 第一言語を習得できることを十分に説明できるのだ、ということである。 他の思想領域と同じく言語学にもまた、 世代によって取り扱いは異なるけれども、 古い問題が繰り返し登場するのである。
(ロウビンス、『言語学史』、第五章「ルネサンスとその後」、144-5頁、 強調は全てこだま--強調が多くてすいません)

興奮するなあ。どきどき。わくわく。


夜明け前

ジェームズ・ハリスの『ヘルメス』の序文を読んでいると、 いくつか面白い文章があったので以下に翻訳して引用する。

彼[著者=ハリス]は、 [著作の]出来栄えの悪さに対する弁解のために[序文において]先手を打っておく、 例の使い古しの、卑しむべき方法を軽蔑する。 すなわち、
「これは手の空いた数時間のうちにさっと書き上げられたものだ」とか、
「単に自分の個人的な娯楽のためだけに書かれたものだ」とか、
「一度も校正されていない」だとか、
「写しがひそかに世に出回ってしまっていたために (どうやったらそんなことになるのかは神のみぞ知る)、 友人にしつこくせがまれて、意に反して公表されたものだ」とか、
その他の使い古された、これらと等しく虚偽に満ちた空虚な言い回しをだ。 もしもこうした序文を書いた者たちの主張していることが正しいのであれば、 われわれは彼らにこう尋ねた方が良いのではないのだろうか、 「一体君達は、君達と君達の未熟さに対して、 われわれにどうしてほしいのかね?」と。
James Harris, Hermes, Preface, pp. vii-vii.

このように、人間と、人間の知識を広範囲に渡って見渡すことほど、 精神を大きくするために役立ちうることはない。 われわれが自分達の目の前に直接存在するものを賞賛することの愚かしさに 気付き、そうすることを止めるためにこれ以上役立ちうることはないし、 また、われわれが、 今日の人間と今日の文学の双方をより適正に評価できるようになるために、 これ以上役立ちうることはない。

おそらく次のことは、 残念ながらすべての国々の多くの人々に対してよく当てはまるであろう。 すなわち、 彼らは自分自身や自らの個人的問題以外については ほとんど知るところがないために、 彼らはこの小さい知識の領域の外には、 知る価値のあることはない、と思うのである。 われわれブリテン人は、 地理的に見て、 全世界から切り離されて住んでいるので、 このことはわれわれの場合により顕著に当てはまることがわかるであろう。 そしてここに、 われわれが通常、 自国の人々の著作を研究するだけで事足れりとする理由が存する。 すなわちここに、 哲学において、 詩歌において、 真剣なものであろうとふざけたものであろうと、 神聖なものであろうと深遠なものであろうと、 あらゆる主題において、 われわれが自分達のうちに完成を見い出し、 自分達以外のところを探すのは無駄だと考える理由が存する。
James Harris, Hermes, Preface, pp. xi-xii.

うわ。おれってずいぶん説教臭いのが好きなんだな。


お昼前

早朝、『ヘルメス』をざっと読み終えたところで、 ソファに倒れ込んで爆睡。


そういえば、先日土曜日の某ビジネス英語はケネディ関係の話だったが、 ホストの某先生が「ケネディがダラス遊説中に暗殺された」という内容のことを 言ったとき、 「ゆうぜいちゅうに」ではなく、 「ゆうぜつちゅうに」と発音していた。 結構なお年であろう某先生がそのような読み間違いを犯すのにもびっくりしたが、 それよりもむしろ、 スタッフが誰も間違いに気付かなかったという事実の方がおどろき。


夕方

これから倫理学入門読書会。


倫理学入門読書会(「主観主義」その2)終わり。

今日は喫茶店でお昼を食べてから、 下宿に戻って入浴したり、 SFを読んだり、 仮眠をとったりしてから、 研究室へ。 暑い暑い。


下宿に戻って夕ごはんを作る時間がもったいなかったので、 某定食屋で夕ごはん。


真夜中

ベンタムの勉強。

もうすぐ日本功利主義学会で神奈川に行くわけだけど、 その前に合宿での発表の準備をしなきゃいけないし、 ビジネス・エシックスの翻訳の校正もしなきゃいけない。 ああ、忙しいなあ。


07/02/97(Wed)

・真夜中・

・ご飯屋で(まだ食う!)、本宮ひろ志の『雲にのる』を最後まで読む。ようわ からん。

・そういえば、倫理学研究室の合宿で(あの有名な京北町に行く)、環境倫理の 勉強会がある。ので、担当の「救命ボート倫理」なる有名な論文を(電車に乗っ ているときに4、5日かけて)読んだのだが、これがまたなんともお粗末な論文 で頭に来てしまった。

・それでも4級が先日、「ガレット・ハーディンって女性でしょ? ハーディンちゃん、でしょ?」と言われていたので、 まあ女性だったら許そうか(やっぱりこれも差別?)、と思っていた。 が、この論文を批判している別の論文の中でハーディ ンちゃんがしっかり「彼(he)」で言及されていたので、無制限に批判すること に直ちに決めた。合宿が楽しみだ。くく、くくくくく…。

・では、これからちょっと勉強して寝るべ。


・そろそろ夜明け・

・雨。真夜中に中哲の人が来てびびる。

(注.倫理学は、中国哲学と相部屋(共生ともいう)なのである)


・朝・

・あ〜眠い眠い。顔を洗いたいが、断水中のようで、困る。猫式でやるか。

・そ言えば一昨日、河原町丸太町の鴨川ほとりにある川瀬博文堂というところ で古本を買った。

・面白い本、欲しい本はなかなか見つからない。コンピュータ検索ができるよ うにして欲しいが、そんなことはあと50年経っても(少なくとも京都の古本屋 では)行なわれない気がする…。


・昼前・

・行きつけの喫茶店でジョン・ロックを読んだり、マンガを読んだり…。

・○るたさんと『人間知性論』の第一巻を読んでるんだけど(やっと最終章に 入る)、ロックってひたすらくどい。くどすぎる。わああ。大槻春彦の完訳(岩 波文庫)は正確でいいんだけどね。


・昼下がり・

・シジウィック読書会終わり。お腹が減ったので昼ごはんを食べに行く。


・夕方・

・お金もないのに、団藤重光の『死刑廃止論(第5版)』を買ってしまった(2800 円)。全精力を尽くして叩くことを誓う。


・宵・

・ロック読書会。ねぶい。


・夜・

・そろそろ帰る。ねぶい。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Fri Jul 8 08:23:46 JST 2016