KEATING: I always thought education was learning to think for yourself.
NOLAN: At these boys' age? Not on your life! Tradition, John. Discipline.
---Dead Poets Society
定時起床。大雪。ゴミ出し、髭剃り、朝食。
先日札幌で買った冬底の靴を履き、雪の中、娘を保育園まで送る。遅刻したが 無事到着。それから本三駅前の某喫茶店で安楽死の勉強。
お昼は某ランチョンセミナー。エンハンスメント。人が少なかった。
お昼すぎに予定されていた某会議が中止になったので、研究室でいろいろ雑用。 いろいろ雑事に追われる。
夕方、某先生と少し某相談。それからしばらく本日〆切の某原稿書き。半分までしか終わらなかった。
夜、帰宅して夕食。届いた某DVDを途中まで観る。
すごい。感想はここ。このDVDは某先生に贈ったついでに自分用にも購入した次第。
夜中、娘を風呂に入れ、食器を洗う。今日も一日終わりだな。もう寝よう。
早朝、ゴミ出しをしてから二度寝。少し遅目に起きる。 寒さは徐々に和らいできているようだ。
ヒゲ剃り、朝食、朝刊。閏年で今日は4年ぶりの29日。 あれ、オリンピックと同じになっているのか。
東京新聞による今日のとら年の運勢は 「他人を尊敬するは自己を尊敬することになる。尊敬は万事吉運」。 いつも含蓄が深い。みなを尊敬しよう。Respect.
お昼前に大学へ。お昼は少し勉強。
昼食はおにぎりを買って食べる。 お昼すぎ、某院生の指導。研究指導や生活指導など、いろいろ。
昼下がり、病院の某氏と近くの喫茶店で少し雑談。
夕方、事務の某さんに年貢その他を支払う。 雑用を少ししたあと、書籍部に行き、某支払いを済ませる。散財。
それから、ジムのプールに行き、1.2キロほど泳ぐ。今日は空いていた。
帰宅する前にコーヒー豆を買う。 今週は「モカ・エチオピア・アグロインダストリー」を再び飲んでいた。 今日買ったのは「コロンビア・エクセルソ・アゼンダ・ベネシア」。
帰宅してカレー。キャンティを飲みながら、某妻といろいろ議論。 主に、「自分の長所と短所をどうやって知るか」について。 飲みすぎてしまう。酔っぱらい。
酔い覚ましの散歩がてら、某妻と駅前の薬局に買物に。 自分ではそれほど酔っていないと思うのだが、それを証明することは難しい。
早寝早起き。 今日は日本海を見てから、温泉に行く予定。
帰宅。結局、日本海は見れず。 ホテルで無料の朝食を食べてから、 午前中は小雨の降るなか傘を差して古町近辺を散策。 新津記念館は休みだったので、白山公園に行き、 燕喜館(えんきかん) と県政記念館による。 歴史を大切にしているようで、どちらもなかなか見応えがあった。
古町モールのあたりは日曜日で休みが多かったが、 なんとか海鮮料理屋を見つけて食事をし、 急いでタクシーに乗って新潟駅へ。 電車に乗って新発田(「しんほったはどっちですか」 と駅員に訊くと、 しばらく分かってもらえず、「新に発に田なんですが」と尋ねると、 「ああ、しばたですか」と言われた。う〜ん) に行き、そこから電車を乗り継いで温泉のある月岡というところへ。 バスが数時間に一本しかないので、タクシーを呼んで温泉に行く。 硫黄のにおいがきつい温泉だったが、なかなかよかった。 ちょっとしか入らなかったので、いささか高くついたが。
電車の時刻まで少し時間があったので、 市島邸に寄る。 400年以上繁栄していた名家だそうで、 最盛期には2000人以上の小作農を従えた豪農だったようだ。 建物もすごいし、いろいろ貴重な歴史的資料もあるようでおもしろかった。
時間になったので新津の方から新潟に戻り、 急いでちょっと海鮮料理を食べたあと、 地酒を一本だけ買って新幹線に飛び乗る。 帰りの新幹線の中では新聞を読んでから爆睡していた。 今回は一泊二日で十分に楽しめなかったので、 また時間ができたら遊びに行こう。
今回は、担任の先生が病欠だったので、 代理の先生(英国人)が授業をした。 この人は話し方は振舞いがユーモラスで、 授業中、学生の笑いが絶えなかった。
今回の授業では、 (1)Quiz Nightに出席した人への質問、 (2)前回の宿題(ライティングのTask2)の学生同士での批評、 (3)リスニングの練習、 (4)関係詞節(Relative Clause)の勉強、をした。
(1)はじめに、 先日のクイズナイトに出席した人が一人いたので、 その人にみなで質問した。 質問とその応答から察するに、 クイズナイトとはブ○ティッシュカウンシルで催される パーティの一つで、集まった人が何グループかに分かれて、 英国についての知識を争うらしい。 たとえば、007シリーズでジェームズボンド役をやった俳優の名前を全部挙げよ、 とか、英国人は平均して年に何リットルのアルコールを摂取するか、とか。 時間がなかったので今回は参加しなかったが、 次回はできたら出席してみよう。
(2)前回のライティングの宿題 (「医療技術の革新は倫理的に許容されるべきか否か」) を先生に提出する前に、隣の人とお互いのエッセイを批評しあった。 批評をするさいにチェックすべき点が記されている紙を、 先生からもらったので、それを訳しておこう。
少し説明を加えておくと、テーマ文とは、 そのエッセイにおけるメインの主張のことで、 イントロにかならず入れなければならない。 たとえば、「このエッセイでは、 クローン人間やヒトゲノム解析といった医療技術を考察することを通じて、 個人情報の取り扱いに注意するならば 医療技術はわれわれの幸福に役立つことを論じる」とか。 また、このテーマ文には、 以下の各段落で論じられる支配的アイディア(controlling idea) がすべて含まれていなければならない。 すなわち、テーマ文でもっとも抽象的な主張を行ない、 各段落においては、 テーマ文で述べられたいくつかの論点を論証するわけである。
トピック文とは、 通常は各段落の冒頭にあらわれる文で、 テーマ文での主張を受けて、その段落における主な主張を書く。 そしてその段落の残りでは、 全力を挙げてこのトピック文を裏付ける主張をする。 つまり、 たとえば、 「ヒトゲノム解析がもたらす良い結果の一つには、 予防治療の発展の可能性が挙げられる」とか 「他方、遺伝子に関する個人情報は、 医療関係者が細心の注意をもって取り扱わないと、 プライバシーの侵害が起きるであろう」とか。
トピック文を裏付けるには、 事実(証拠)や具体例、個人的経験などを用いる。 たとえば、「具体的には、 患者が遺伝的にガンになりやすい体質かどうかを 医者があらかじめ知ることができれば、 かなり早い段階からガンの治療を始めることが可能になる」 とか、「わたしのおじいちゃんは、 遺伝子情報が流出したために、生命保険に入れなくなった」とか。
独断的でない言葉づかいとは、 allやneverを用いず、 probablyやoftenやmost peopleという表現を使う、ということ。
(ちなみに、論文の書き方についてのこの手の注意に関しては、 中公新書の『理科系の作文技術』に簡潔にまとめられている。)
ぼくが今回書いたエッセイは、 段落ごとのつながりがわかりにくいと言われたので、 次回は接続語などにもう少し気を配らないといけない。
(3)リスニングはテスト一回分まるごとやった。 プリントに書いてある選択肢から、 問いの内容を予想することが肝心である。 今回は割とよくできたが、もっと集中しなければいけない。 あと、答を書き写すときに間違えないこと! (一問写し間違えてしまった)
(4)休憩時間をはさんだあと、 最後に関係詞節(Relative Clause)について勉強した。 教わったのは、高校でも習う制限用法と非制限用法の違い、 関係代名詞の省略、関係詞節から分詞構文への変換の三つであるが、 とくに制限用法と非制限用法の区別について考えさせられるところがあった。
日本の標準的な文法書を見ると「関係代名詞には、 先行詞(antecedent)を修飾限定する制限用法と、 先行詞について補足的な説明を加える非制限(または連続)用法との2つがある」 という風に書かれている。 (ちなみにこれは旺文社のロイヤル英文法567頁にある説明)
こういう説明が日本で定着しているからだと思うが、 この「制限用法」と「非制限用法」という区別を知っていたと思われる学生は、 今回、先生に「関係詞節でもっとも重要な区別はなんですか?」 と尋ねられたときに、`limiting clause and unlimiting clause' と答えていた。
が、英語では通常、`defining clause' と`non-defining clause'と言うらしいのだ。 つまり、「(先行詞を)定義する節」と「(先行詞の)定義を行なわない節」 というわけだ。 これは、すくなくともぼくには、 「先行詞(antecedent)を修飾限定する制限用法と、 先行詞について補足的な説明を加える非制限(または連続)用法」 という説明よりもずっとわかりやすい。 「修飾限定」と「補足的な説明」はどこがどう違うのか わかりにくいのに対して、「定義をする節」と「定義をしない節」 ならば違いが明らかである。
たとえば、
I'm going to stay with my sister who lives in Paris.
は(関係詞節の前にコンマがないので)、
関係詞節がmy sisterを定義している(不可欠な情報を与えている)
のに対し、
I'm going to stay with my sister, who lives in Paris.
だと(関係詞節の前にコンマがあるので)、
関係詞節はmy sisterを定義せず、
余分な情報を付け足しているだけである。
状況を設定してもう少し具体的に言うと、
「君には姉が二人いて、一人はロンドンに、
もう一人はパリにいるようだが、どちらの方に泊まりにいくんだい」
というような質問をされたとき、
「姉のところに泊まる」というだけでは情報として不十分なので、
かならず「パリにいる姉」なのか「ロンドンにいる姉」
なのかをはっきりさせる必要がある。
だからこの場合は、定義用法を用いて
I'm going to stay with my sister who lives in Paris.
という必要があるのだ。
この場合、
who以下は不可欠な情報なので省略することはできない。
しかし、姉が一人しかいないときは、
「姉がパリにいること」は不可欠な情報ではないので、
I'm going to stay with my sister, who lives in Paris.
「ぼくは姉のところに泊まる予定だ。
ちなみに姉はパリに住んでいる」
のように言えば良いわけである。
もちろん、who以下は余分な情報なので省略することができる。
授業で使ったプリントからの例をもう一つ二つ。
以上、高校で学んだ知識の復習ではあるが、 より適切に説明されることによって理解が深まってよかったという話。
宿題はライティングtask1の練習問題。 あと、授業に関するアンケートの書類を書いてくること。 宿題が少ないのはいいことやら悪いことやら…。