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KODAMA'S (NEW) WORLD

If I were Bill Clinton I would have resigned yesterday, just to give his deputy [Al Gore] a whole 24 hours as president. ... Then "President Gore" could have sat down and opened up his diary to see what his duties were for the day. "Let's see, Saturday, Saturday. Ah yes, here we are; 4pm -- hand over the presidency to George Bush."

John O'Farrell, `The misunderestimated president',
in The Guardian (20/Jan/2001)

ビル・クリントンがかつてジョークとして言っていたが、 民主党[の大統領]がホワイト・ハウスに入るときは、 ホワイト・ハウスを賃借りしているつもりである。 共和党[の大統領]は、ホワイト・ハウスを所有していると信じている。

---Jonathan Freedland, `Faith against reason'


昨日 / 明日 / 2013年1月 / 最新 / はてな

この日の出来事


20/Jan/2013 (Sunday/dimanche/Sonntag)

家族で散歩など

今日一番印象に残ったのは、娘との散歩。

朝遅めに起床。シリアル、朝刊。

お昼前から買い物がてら娘と妻で散歩に出かける。小石川植物園に行こうと思っ て途中まで行ったが、芝生がまだ雪に覆われているようなのと、(今まで気付か なかったが)震災後、小石川分館の修復作業のため西側の門が閉まっていたこと もあり、そこはあきらめて窪町公園と占春園および教育の森公園のあたりを散 策。帰り、試しに娘に氷川神社の階段をよじ登らせたら最後まで登り切った。

お昼すぎに帰宅。昼食。その後、娘と一緒に夕方まで昼寝。何時間でも寝られ る。そういえば鼻翼の裏側あたりに口内炎ができているらしく、押さえると痛 い(押さえなければいいのだが)。ちょっと弱っているのだろう。

夕方、しばらく娘の相手をしてから夕食。

夜中、妻が娘を風呂に入れているあいだにWiiで少し運動し、風呂。そのあと、 Eテレの京都学派の番組を途中から見ながら食器を洗う。もう寝る時間。週末は 家族と団欒できていいが、他はあまり何もできない。


20/Jan/2012 (Friday/vendredi/Freitag)

終日、教育活動

定時起床。髭剃り、朝食。みぞれが降るなか、娘を保育園に送る。真冬でも保 育園に着くころには大汗。

午前中は本三駅前の某喫茶店で思索。お昼はランチョンセミナー。モラルエン ハンスメントについて某ODが報告。

お昼すぎ、某院生の修論発表の準備を手伝う。昼下がり、少し雑用。

夕方から某講義。健康格差と正義の話。つつがなく終了。

夜、地下鉄で帰宅。夕食。

夜中、娘を風呂に入れてから食器を洗う。それから某卒論草稿を読む作業。真 夜中まで。今週末は論文を読む作業でつぶれる予定。しくしく。

最近、娘は手をパチパチ叩くようになった。いろいろ芸を覚えつつある。

メモ: 長年、mewでメールの管理をしていたが、時間を取るのですべてGmail一 本にすることにした。今までmewありがとう。


20/Jan/2011 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中

朝、ゴミ出し、髭剃り、朝食。

早めに出勤して、某論文を読む作業。

午前中、某査読。二時間。

お昼、某コモンルームで急いで弁当を食べる。

お昼すぎ、研究室で少しだけ寝袋。それから喫茶店に行き、 別の某論文を読む作業。

夕方、某査読。二時間弱。

夜、某先生のところで少し某相談。 その後、ふらふらになって帰宅。

夕食。夜中、ソファで死んだように寝る。 勉強になったが、さすがに一日に査読二本は辛い。

真夜中、たまっている新聞を少し読んでから風呂。 湯冷めしないうちに寝ないと風邪を引いてしまいそうだ。

そういえば、昨日から某英国人がしばらく研究室に滞在することになった。


20/Jan/2010 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

朝、なんとか起きてゴミ出し、シャワー、朝食。

定時出勤。少し雑用したあと、某研究会。某院生2名と某卒論生が報告。

お昼から同僚や院生たちと一緒に、 東村山にある国立ハンセン病資料館へ。 ハンセン病とその歴史について、たいへん勉強になる資料館だった。 入場料無料なので、関心のある人もあまりない人もぜひ。

夜、池袋で某氏の慰労会を兼ねた飲み会。メキシコ料理。楽しく飲む。

夜中、研究室に戻ってきてしばらく雑用。それから帰宅。 少しWiiをする。もう寝よう。

今日は0.6LTLDぐらい。

メモ。調整役というのは、気をつけないと単なるお節介焼きになってしまう。 行動する前によく考えること。


20/Jan/2009 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

定時起床(少し遅目)。髭剃り、朝食、朝刊。夜に風呂に入っておくと、 朝は少し余裕ができる。

定時出勤。途中で週刊アスキーを購入。午前中はたまっている雑用を片付ける。

お昼は某ランチョン・セミナー。2008年科学10大ニュース。

お昼すぎも雑用。昼下がりから1時間ほど、某ミーティング。 夕方、某氏らといろいろ相談と雑談。

夜、明日の講義の準備を始める。ジムに行ったら、 研究室にシューズを忘れてきたことに気付き、面倒になってあきらめる。 今日は忘れものが多い日だった。気をつけよう。

夜、帰宅して夕食。夕刊を読んでソファで少し寝る。

夜中、なかなか授業の準備をする気になれず、逃避気味。 真夜中にようやく準備を開始。終わらず。やばい。


20/Jan/2008 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼前

朝遅くに起きる。よく寝る。

朝食はシリアル。コーヒーを飲みながら朝刊をゆっくり読む。

昼下がり

お昼ごろに家を出て、某区立図書館で本を返し、 某寿司屋で昼食。 その後、また某区立図書館に行き、本を一冊借りる。

それから春日の某ディスカウントショップに行く。 一階の居間に使っている天井の照明が暗くなってきた気がしたので、 蛍光灯を購入。もともと蛍光灯の白い色はあまり好きではないので、 試しに「電球色」(東芝PRIDEメロウZ32型+40型)を購入。 ついでに延長コードも二つ購入。

帰宅して、さっそく蛍光灯を付け替えてみたところ、 しばらく変な感じだったが、慣れるとなかなかよい。

今日は某妻に掃除大臣を任命されたので、務めを果たさねば。

夕方

掃除機を持って家の掃除。一仕事。 配線についてもいろいろ悩む。延長コードを持ってうろうろ。

掃除終了後、コーヒーを入れて一服。ちょっと昼寝するか。

夜中

夕方、昼寝をしようと思ってソファに丸くなったところ、 ちょうど某妻が帰宅したので寝られず。しばらく話をして、 新宿に出かける。

某氏らと新宿の某百貨店で天ぷら。ビール。いろいろ話す。 喫茶店で一服してから帰宅。

さて、ちょっと勉強しないと。


20/Jan/2007 (Saturday/samedi/Sonnabend)

早朝

某妻が某用事のため、早起きする。二度寝してしまいそうだ。

お昼すぎ

お昼まで二度寝してしまう。今日は少しゆっくりしよう。

昨日のお昼まで普通に動いていたiPod miniがいきなり動かなくなった。 リンゴのマークも出ず、うんともすんとも言わない。 そろそろ新しいのを買えということか。

夕方

昼下がり、今日は精神的な余裕があるので、洗濯と掃除を少し。 そのあと、小雨が降る中、喫茶店に行き、『物語京都学派』の続きを読む。

夕方、まだ精神的な余裕があったので、某高級スーパーに行き、 少し買物。今日は夕食を作ろう。Doing one's share.

真夜中

夜、ニンニクがたくさん入ったツナトマトソースのパスタを作る。ワイン。 考えてみると、ひさしぶりにゆっくり週末を過ごしたようだ。

夜、某翻訳の解説の続き。立派なことを書こうとしているせいか、 なかなか終わらん。


20/Jan/2006 (Friday/vendredi/Freitag)

定時出勤。今朝は起きるのがつらかった。

お昼前

いろいろ雑用。

夕方

お昼は某氏とカレー。しばらく胃がもたれる。

お昼すぎ、ちょっといびきをかきながら椅子で寝る。

昼下がりから夕方まで、いろいろ雑用。

真夜中

大寒の夜、ジムのプールで泳ぐ。 どうもゴーグルのくもり止めも失くしたらしく、 ゴーグルが曇ってやりにくいと思いつつ、45分ほどゆっくり泳ぐ。

泳いだあと、同僚の某氏と某居酒屋に行き、夕食。 いろいろ相談しながら飲み喰いする。 ビール二杯、日本酒一合(鳥取・諏訪泉)、 焼酎お湯割り一杯(鹿児島・甜)。

ほろよいで帰宅。今日は勉強しなかった。 というか、今週はちっとも勉強しなかった。 休日がんばろう。

Wilson Pickettが心臓発作で死んだそうだ(BBC News)。享年64才。合掌。少し泣く。

メモ。せっかちにならないように注意しなければならない。 また、仮にどれだけ偉くなったとしても、 自分を笑える人間であり続けたい。

Have You Never Been Mellow

わたしにも生き急いでいたときがあった
ちょうど今のあなたみたいに
自分の意見を言わずにはいられないときもあった
ちょうど今のあなたみたいに

あなたを怒らせるつもりはないの
ただあなたに落ち着いてもらいたいだけ

あなた、優しい気持ちになったことはない?
試したことはない? 心の中に癒しを求めたことは?
自分の歌を聴くだけで幸せになったことはない?
自分以外の他の人を立てたことはない?

わたしにも高慢ちきだったときがあった
ちょうど今のあなたみたいに
ゆっくり靴を抜いで目を閉じる暇なんてなかった
ちょうど今のあなたみたいに

あなたを理解するのは難しいことじゃない
あなたには手をつないでくれる人が必要なの

あなた、優しい気持ちになったことはない?
試したことはない? 心の中に癒しを求めたことは?
自分の歌を聴くだけで幸せになったことはない?
自分以外の他の人を立てたことはない?

---Olivia Newton-John

今日のニュース


20/Jan/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

二度寝してしまう。反省。夜1時には強制的に寝るようにしなければ。

大学生の思想・政治教育に4つの必要性 胡国家主席だそうだ。

真夜中

今日は朝から大学。午前中は翻訳その他。昼は蕎麦。うむ。 午後は雑務や臓器移植関連の文献探し。 夕方から某授業に参加。終末期医療。 某内職をしながら拝聴。うむ。 夜はコンビニで買物をして適当に。 冷蔵庫にあったワインの残りを一気飲みしたら酔っぱらった。うむ。

深い意味はないが、一人で相づちを打ってみた。 しかし、「うんうん」と言う人はいても、 「うむうむ」という人はいないよなあ。 いや、世の中は広いから、 自分が知らないだけでいるのかもしれないけど。


20/Jan/2004 (Tuesday/mardi/Dienstag)

早寝早起き。

そういえば最近、ドアーズを聴いてないな。 今思い出したが、`Light My Fire'とマドンナの`Beautiful Stranger'の オルガンのパートはよく似ている。

朝2

行かねば。

お昼前

大学へ。

「義をなすは、毀を避け誉に就くにあらず」。墨子だそうだ。 最近は米国でも、「自国の国益云々」よりもこういうmoral talkが流行っている、 という記事がワシントンポストにあった。大義を説くのは結構なことだが、 大事なのはどこに大義があるかを、帰結主義的な仕方でよく議論することだろう。

「カモとニワトリが濃厚に接触したとは考えにくい」。 鳥インフルエンザの感染ルートについて。 なんだか可笑しい表現だ。

お昼すぎ

アイオワの民主党員選挙はケリー上院議員が制し、ディーン氏は3位 (朝日)。 なんとなくディーン氏に期待しているが、今後どうなるか。

昼下がりから某ミーティング。

3月に世界一周出張をする可能性が出てきた。

夜中

弁当を買ってから帰宅。

「酒好きの自分にとってビールは酒ではなく酔わない。 飲酒後に授業はしていない」。 2年間にわたり勤務時間中にビールを飲んでいたために懲戒免職になった 大阪府の高校教諭の弁。 ビールが酒のうちに入らず、酔いもしないのなら、 最初からビールを飲まなければいいのに、と思ってしまうが、 やはりそれは素人考えなのだろう。

「麻薬好きの自分にとってマリファナは麻薬ではなくラリったりしない。 マリファナをやったあとには授業をしていない」 というのはどうだろうか。やはり効こうが効くまいが、 ルールを破ったに違いはない、ということになるか。

しかし、どうせなら、 「酒好きの自分にとってビールは酒ではなく酔わない。 いつも飲酒後に授業をしていたが、 誰一人自分が酒を飲んでいたことには気付かなかった」 とかそういう方が豪快でおもしろいよな。


20/Jan/2003 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

授業の準備をslowlyに実行中。

夜明け前

授業の準備。今日こそはバスで行こう。9時すぎには下宿を出ること。

起きる。ね、眠い。

昼下がり

つかれた。

朝、バスで某大学へ。プリントのコピーを終えて時間ぎりぎりかと思ったら、 20分ほど開始時刻を勘違いしていて、余裕を持って授業に向かうことができた。 奇跡。

授業の内容はトムソンの中絶擁護の議論の検討。 不完全義務と完全義務の話と、 倫理学の議論における類推の役割について話す。 ちょっと時間を過ぎてしまったので反省。 明日は15分前に終わろう。 一日前にレポートを提出する人が多く、いたく感心する。見習うべし。

それからバスに乗って某所に行き、パスタ。 授業のアンケートにもあなどれない意見が多くあり、 勉強になった。

帰り、雨にかなり濡れる。 ちょっと寝たら明日の授業の準備をしなければ。

すこし寝た。『パーフェクト・ストーム』もビデオ屋で借りてきてたんだが、 もう見るのはあきらめよう(テレビ画面もちっちゃいし)。 返却ついでに買物に行き、それから明日の授業の準備をせねば。

引越し先をぼちぼち探し始める。

夜2

某所でタコ焼きを食べながら新聞を読む。貴ノ花引退。おつかれさま。 30才で引退する人もいれば、30才で成人を迎えようとする人もいる。

買物をしてから帰宅。また雨に濡れる。学習能力がない。

BBCラジオを聞いていると、 CDが音飛びして途中でやめてしまう場合がときどきある。 さっきは途中で音楽が止んでしばらくしたあと、 コンピュータのハードディスクが飛んだとか言っていた。 さすがイギリスという感じ。


20/Jan/2002 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中 (午前)

「U2ファンはここ(BBC Radio 2)をチェック。 二時間弱のドキュメンタリー、その他が聴ける」

「昨日に引き続き鍋」

「独りで食べる鍋は寂しかった?」

「いや、世の中には同じ境遇の人がたくさんいるようだから。がんばるよ、おれ」

「精神分裂病が、統合失調症という名称に変更されるようだ (毎日新聞参照)」

「精神分裂病は否定的な響きがあるからね。 こういう言葉はときどき名称を変えることが賢明だと言えるね」

真夜中2 (午前)

「某君と雑談したり」

「え、猥談?」

「いや、雑談です。人聞きの悪い」

「雑談も議論のうち。もっと雑談しないといけないよ。 本なんか読んでないでさ」

「そうそう、君は本や論文を読むことだけを勉強と考えて『今日の勉強時間』 を記してるだろう。その考えがダメなんだな。 人生24時間これ勉強、っていう気じゃないと」

「いや、しかしそれでは毎日『今日の勉強時間…24hr』になってしまって 意味がないので…」

夕方

「げ、起きたら昼下がりだった。朝まで萩尾望都を読んでたせいだ」

「萩尾望都のSFを読むのも勉強のうち」

「いや、それじゃ勉強の定義が広すぎるってば」

「萩尾望都の『マージナル』を読了。よくできている。 あまり感想はないが」

「感想がないのはなんでなの」

「なんでしょうね。倫理学的な問題が見い出されないからでしょうか。 話はよくできてるんですけどね。 この人の物語にあるSF的な時代と場面の設定は魅力的なんですけど、 雰囲気でぐいぐい最後まで読ませるだけで、 登場人物の倫理的な決断について読者に考えこませるような手のものでは ないのかもしれません」

「ホモな雰囲気に引いてしまうのかも」

「少年マンガが女性についての妄想で満ちているように、 少女マンガは男性についての妄想で満ちているんでしょうかね」

「うむ、しかし男性誌における女性は女性らしさを 異常なまでに強調したものであるのに比べ、 女性誌における男性は、 むしろ中性的あるいは女性的な側面を強調していると言えるかもしれんな」

「あんまり女性誌読んだことないくせに。 それは早急な一般化というやつです」

「さあさあさあ、勉強しろ」

「上のような陳腐でやる気のない文章を書いているのは、 こう、更新脅迫症みたいなのに駆られているからだな」

「環境倫理の論文を読みに某スタバに行ったが、 あまり集中できなかったので一時間ほどで撤退」

「同じ建物の中にある本屋さんを歩き回って情報収集する。 すると突如、創造力の発作に駆られ、何かを書きたい気になったが、 食料品売り場に降りていく頃には収まってしまっていた。もったいない」

「ときどき本屋を一周すると、日本人の関心のありかがわかっていいね」

「ある衣服店に書いてある`We sell a tasty life.' って変な英語だなあと思ってたけど、 tastyにはtastefulと同じ意味もあるみたいなので、 別に変でもないのかな」

「しかし、やっぱり『われわれはおいしい生活を売ります』 って思うよな、これじゃ。lifeもlifestyleの方がいいんじゃないの」

夜2

「勉強してる?」

「いや、つい『ジョー・ブラックをよろしく』を途中から見たり、 『007 ゴールデン・アイ』を途中から見たり」

「アンソニー・ホプキンスは味がありますね」

「ブラッド・ピットもなかなかいけてます」

今日の勉強時間…1hr


20/Jan/2001 (Saturday/samedi/Sonnabend)

記載なし。


20/Jan/2000 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

今日のニュース


スケッチ4: 愛についての対話

場所: 某氏の精神の中にある編集室
登場人物: 編集長、編集者

「ちょっとちょっと、ムーアくん、こっち来たまえ」

「はいはい」

「君ねえ。こないだの記事、あれなに?」

「え、こないだの記事といいますと?」

「あれだよ、あの『愛を定義せよ。 どのような要因によって愛情のある関係がもたらされうるか』 というテーマについての君のレポート」

「ああ、あれですか。あれがどうかしたんですか」

「どうかしたんですかじゃないよ。 君の記事を読んだら、愛についてほとんど書かずに、 定義の意味についてばっかり書いてるじゃないの」

「それはですね、あの、定義といっても三つ意味があって、 一つには『私がある語を用いるときは、 諸君は私がこれこれのことについて語っていると理解しなければならない』 という任意な言葉の定義と…」

「いや、それはもう読ませてもらったよ。 だけど、そんなこと書けって言ってるわけじゃないでしょ。 『愛を定義せよ』って書いてるんだから、設問に沿って答えないと」

「ええ、だから愛について書いてあるじゃないですか、最後のところに。ほらここ」

「これでしょ、『もし私が『愛とは何か』 と問われたならば私の答えは、愛は愛であり、それでお終いである。 あるいはもし私が『愛はいかに定義されうるか』と問われたならば、 私の答えは、それは定義されえない、 そしてそれについて私が言わねばならないこと はこれだけである、ということである』。 …き、君ねえ、 こんなのでブ○ティッシュカウンシルの先生がいい点数くれると思ってるの?」

「いや、だって、ほら、やっぱり愛も単純観念だから…」

「やかまし。一からやりなおしっ」


01/20/99 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

お昼過ぎ

昨夜、下宿に戻ってから、『デューン』読み始める。 ディックの『パーキーパットの日々』読み進める。 この短篇集に収録されている「第二変種」は絶品。 読んだら恐くなったので電気を消して寝れなかった。

お昼に起き、シリアルを食べてから大学へ。


ロック読書会の予習。


夕方

なんか疲れた。


某喫茶店でピラフセット。サンデー、マガジン。


明日の倫理学入門読書会の予習。難しい。


某所で夕食。

アメリカに留学していたときの友達から手紙が来ていたので、 返事をメイルで書く。彼女もすでに結婚して二児の母だが、 彼女の親友(ぼくの友人でもあった)なんかは、 二児の母で、しかもすでにシングルマザーなんだそうだ。 時が経つのは速い。


真夜中

修論の説明と弁明を書いたり、 倫理学入門読書会の予習をしたり。 今日はやけに疲れた。 勉強もずいぶんした気がする。


01/20/98(Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

夕方から真夜中まで爆睡。

文学部新館の入口付近でパンダ色の猫を見かけたので、じゃれる。 パンダ色といっても、単に背中の方が黒くて、お腹の方が白いだけだが。 あれはたしか法学部近辺にいついている猫だと思う。


夜食を食べに行ったあと、 頼まれていた某嬢の論文のレイアウトをやる。

それから、muleの勉強を少々。

そいえば、アリストテレス先生の書き方って、 誰に似てるかと思えば、 ベンタム先生に似てるんだな。分類癖とか。 もちろん影響関係は逆なわけだけど。


夜明け前

うう。ついつい、やるべきこととは別のことをしてた…。


「情報と倫理」のレポートの下調べ。まだやってる。 ううむ。何を書こうか。


うわ、また寝すぎたっ。洗面所の鏡を見たら顔がむくんでたので驚いた。 睡眠おそるべし。

今日は朝からとにかく寒い。北風がピューピュー吹いてくる。 下宿の部屋もとにかく寒い。 ふとんから出ると室内の温度は10度以下のように思われる。 あまりに寒いので、手袋をはめて アリストテレスの生涯について読んだりしていた。


某嬢と夕ごはん。情報倫理関係の本をお借りするために某教授室を訪ねる。

名和小太郎、『知的財産権--ハイテクとビジネスに揺れる制度』、 日本経済新聞社、1993年

を借り出す。


再び某嬢の論文のレイアウトを手伝わされる。


真夜中

ちょっと買物に出掛けたが、外の寒いこと寒いこと。 今夜下宿に戻ったら、コップに水を張ってみよう。 凍るかどうか実験。


01/20/97(月)

・朝・

郁文堂の『独文解釈の研究』を持ってくるのを忘れる。痛恨。

土曜から日曜にかけて約16時間寝る。病気だ。

しかし日曜から今日月曜にかけては、一時間ほども寝なかった。これは二日分 寝だめした、ということであろうか。

大学院入試対策本部設置。隊員は奥田隊員と児玉隊員の二 名。オブザーバーとして江口さんも参加してくれる(かも知れない)。


そろそろ家のコンピュータのもろもろのデータのバックアップを取らないとい けないのだが、めんどくさい。MOが欲しい。

部屋の掃除もしないといけない。あふれる本、山積みになったCD、ころげ回 るビデオ。どうやったら片づけられるか。

いつか引っ越すとしても、これらの品々を持って行くのは大変だよなあ。けど 一度手にした本やCDを捨てるのはいやだし(悲しきコレクター癖)。


・昼・

奥田君の卒論制作の歩み を見て自分の過去半年間を振り返る。ベンタムを選んで正解だったのであろう か。まあ、やりがいのある研究対象であることは間違いない。最近やっと正当 な評価がなされ始めているし。

そこで卒論作成上の反省点をつらつらと考えてみる。

と、考え出したらきりがないが、とにもかくにもちゃんと反省をして、今後の 研究方法をより良くしていかねばならないっ、と一応思ったりもする。


午後は倫理学史の勉強。


・昼下がり・

…ねむい…。

夢うつつの中でエピクロスとイエスとアウグスティヌスとアクィナスが現われ ては消えていった。

これからバイトなのでそろそろ帰らねば。明日も来る。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Sun Feb 17 20:17:42 JST 2013