The times you were born in may not have been the best;
But you can make the times to come better than the rest.---Carole King, `Child of Mine'
今日一番印象に残ったのは、某課題研究報告会で修論生たちの発表するのを見 たこと。みなさん緊張しつつも立派に発表されてました。
定時起床。髭剃り、朝食、朝刊。娘を保育園に送ったあと、お昼まで自宅で雑 用。お昼すぎに本郷に行き、酸辣麺。
昼下がりから某報告会に顔を出し、修論生の報告を聞く。この専攻では全教室 の学生が先生たちの前で報告するので見応えがある。内職で某スライド修正な ど。
夕方、某氏にコーヒーをいただきながら鯛焼。しばらく歓談。それからまた雑 用。某OD生の論文にコメントする作業など。
夜、某慰労会に出席。それから卒論生の話を聞いたり。
夜中、タクシーで駒込に行き、某氏と寿司。真夜中まで歓談。日付けが変わる ころに帰宅。帰り道は寒かった。
それからまた雑用。某OD生の論文に再度コメントしたり。もう寝るべし。
定時起床。ごみ出し、シャワー、朝食(おじや)。午前中に病院に行くことにし て、しばらく某作業。体温はほぼ平熱に戻った。
朝、近くの整形外科へ。腰痛を訴えると、レントゲンを撮ってくれたが、ヘル ニアではなく、単に腰の筋肉が炎症を起こしていただけだそうだ。湿布を貼り、 コルセットを付けてもらう。人生初コルセット。薬局で薬を買い、タクシーで 大学へ。
お昼すぎまでいろいろ雑用をして、タクシーで高田馬場へ移動。某英書講読の ゼミ。そのあと、雑用をこなしながら、次の講義の準備。夕方、バイオエシッ クスの講義。生殖補助医療。それなり。
夜、バスで帰宅。夕食。ようやく食欲が出てきた。ちょっとだけ某原稿を書く 準備を進める。風邪の前兆か、目が痛いのであまり作業ができない。
夜中、今日も妻が娘を風呂に入れてくれたので、食器だけ洗う。コルセットを 外してもう寝よう。
定時起床。朝食。
定時出勤。午前中は雑用をしながら某原稿の推敲。お昼すぎに無事に提出。
お昼すぎ、某コモン・ルームで弁当。
昼下がり、某氏と打ち合わせ。それから某ミーティング。 いろいろ先手で準備を進めないとまずい。
夕方、勉強をするつもりがひたすら雑用。
夜、本三でクリクラな人たちと一緒に新年会。 ひたすら某先生の話を聞いていると酔っぱらう。
夜中、なんとか帰宅。新聞を読んでソファで死んだように寝る。
真夜中に起きて、ちょっと雑用。もう一回寝よう。
今週は飲み会と雑用にまみれることになりそうだ。体調に気をつけよう。
早起き。シャワー、シリアル。
タクシーで大学へ。PHSを家に忘れてきてしまい、 あとで某妻に持ってきてもらうことに。大変すみません。
スーツに着替えて某会議の準備。二日目。 スタッフが立派に働いてくれたため、本日も無事に終了。
夜、後楽園に移動して懇親会。楽しく飲む。
それから帰宅。
反省二つ。
昨晩は夜更し。朝遅くに起きる。シリアル、朝刊。
昨日、自分のサイトをいじっていて思ったが、 最近はサイトを更新する情熱を失っていたようだ。 またちょこちょこ変えていくことにしよう。
お昼すぎに某妻と一緒に家を出て、大塚まで散歩がてら歩いていく。 そこから都電に乗って池袋へ。某所でパスポートを受けとる。 1万6千円なり。そのあと、少し遅目のお昼。韓国料理。それなり。
某ゲーム機を買おうかと思って、某大手電器店を物色するが、 混んでいて疲れたのでやめる。池袋の某店は店内が手狭で混んでいるせいか、 たいへん疲れる。といいつつ、ネットブックと置時計も見たのだが…。
夕方、本三に来て研究室で夜まで勉強、というか雑用。
夜、歩いて春日に行き、 某ディスカウントストアでデジタルの電波時計を買う。 温度計と湿度計がついているやつ。研究室用に。
そのあと、春日の裏道に新しくできたイタメシ屋でピザを食べる。 グラスワインを一杯。なかなか。そこから歩いて帰宅。
先日ダウンロードしたCHK_Linkというのは、XPではうまく動くが、 Vistaだと「サーバマシン(アップロード後)」の方はうまく動かない様子だ。メモ。
今日のこと。朝、なんとか起きて、ゴミ出し、シャワー、朝食。
大学に行かずに、自宅で非常勤の準備。いつも通り(so predictable!)、 結局ぎりぎりまでかかって準備を終了。 大学に行く時間がなかったので、家の側のバス停から高田馬場へ。 20分ほどで到着。
某非常勤。米本先生の『バイオポリティクス』を少し読み、舌鋒の鋭さに感心する。 次回の補講で終了することもあり、講義後、多くの学生に試験について尋ねられる。 まだ掲示がなされていないようだ。
それからバスで(節約)自宅に戻り、一服してから大学へ。 某院生の指導と補講の準備を少ししてからまた帰宅。
夕食後、少し寝てから、また別の某院生の論文を読む作業。がんばれ。
今日のこと。朝、シャワーを浴びたあと、朝食を抜いて急いで大学へ。 某院生と一緒に霞ヶ関へ行き、某厚労省の終末期医療の決定プロセスに関する 委員会を傍聴する。傍聴者が大勢いた。内容はそれなり。 某教授が座長をやっていた。
お昼すぎに大学に戻ってきて、某ランチョン・セミナーに少し出席したあと、 昼下がりから某教授と某作業。日が暮れたころに終わる。
夜、山形の某先輩から電話。ひさしぶりにお話する。
それから帰宅。夕食を食べてから朝刊と夕刊を読む。眠い。 明日の非常勤の準備をしなければ…。
ちょっと仮眠をとったあと、非常勤の準備。なんとか終わった。
それにしても、毎日忙しい。朝から晩まで仕事をしている気がする。 残業手当も付かないし、ホワイトカラーエグゼンプションって、 大学教員は昔から施行されているようだ。 とにかく風邪を引かないようにしてがんばろう。
早起き。だんだん体が慣れてきたのか、楽に起きられるようになってきた。
定時出勤。
朝の勉強会。 そのあと、文学部に行き、某会合に代理出席。
購買部で昼飯を買って研究室に戻ってくると、 同僚の某氏が食事に行かずに待っていてくれたので、 一緒に某ハンバーガー屋で。いろいろ話す。
研究室に戻ってきてから、某院生の指導を少し。眠い。
AmazonからDVDが届いていた。これでも見てパンクの精神を取り戻そう。
そういえば、高校生のときにD.O.A.(Dead On Arrivalの略)
というパンクビデオを見て衝撃を受けた記憶があるが、
そのビデオは大学のときに誰かに貸して失くしてしまった。
DVDでも出ているようだから、気が向いたら買おうかな。
しかし、毎月家計簿を黒字にする計画なので、
科研費が当たったら無駄遣いはなるべく控えよう。
夕方、某13階のイタめし屋で某氏とコーヒーを飲みながら いろいろ相談。
夜、某翻訳の相互チェックを始める。その他いろいろ雑用。 お昼に買った用の弁当を食べ、PL顆粒一服。
新聞の切り抜き。五日分。
漫画喫茶に行きたい欲求を抑えて帰宅することにする。 風邪もまだ完治してないし、本を読んでニュースを見たら寝よう。
そういえば、研究室の湿度が20%を切るぐらい低いので、 なんとかしないといけない。とりあえず応急処置として、 濡らしたタオルなどをそこらへんにかけておいたら30%になった。
某コンビニで買物をしてから帰宅。鏡餅はなかったが、ぜんざいを作って食べる。 甘すぎたようで、口の中が気持ち悪い。
将来が予見できる人間になるための第一歩として、次の一手を考える練習をしよう。 徐々に、他人の出方も考えて二手先、三手先と読めるようになりたい。
メモ: 組織全体の善を一定数の人が考えていないと、組織は衰退する。 しかし、みながみな組織全体の善を考えて行動すると、 これまた組織にとってマイナスになることもありうる。
今日のニュース
今朝は某実習があったので、 早起きして地下鉄で五反田に行き、某CROで話を聞いてくる。 昼食までごちそうになる。CROというのは成長産業のようだが、 製薬会社と医療施設のあいだの仲介サービス業ということで、 いろいろたいへんそうだ。
いったん帰宅し、ちょっとだけ昼寝。そろそろ大学に行って仕事しよう。
昼下がりに大学へ。夕方まで雑用をしたあと、 某研究倫理セミナーに出席。 連結可能匿名化と関連して個人情報保護法が今年から問題になるそうだ。
そのあとジムに行きたかったが、時間がなかったので帰宅。
自炊。救命なんとか24時を見る。里見助教授が出てた。
早寝遅起き。いろいろ夢を見た気がするが、忘れた。
別の翻訳の催促も来る。寝てる場合じゃないか。
最近自宅からネットにつながらないことが多い。
いつのまにやら夕方。翻訳の見直しを始めたが、 なかなかはかどらず。 ラーメンを作って食べたら、下手な作り方をしたせいでまずかった。
夕ごはんは寿司。おいしかったが、目の前の水槽でエビが一匹死につつあったのを 目の当たりにし、いささか食欲をなくした。
浅い眠りが続き、お昼すぎまで起きられず。勉強しなければ。
母からもらった成田不動の羊羹を食べすぎ、気分が悪い。
国会図書館の近代ライブラリーで、 明治期のFragment on Governmentの訳(ゼレミー・ベンサム著) を読むことができる。ミルの著作も自伝や利用論(利学)など、 いろいろあるようだ。 こういうのもそのうちきちんと読むようにしたい。
朝刊を読んだら夕刊が来たのでそれも読み、エピクテートスをすこし勉強したり。 ニーチェ的には、「自分の意志以外に自分の自由になるものはない」 というのはルサンチマンだな。
ちょっと某所に行き、本屋で立ち読みをしたり、 タコ焼きを食べながら新聞を読んだり。買物をしてから帰宅。
賞味期限が一週間前に切れた牛乳を温めて飲む。 ロイヤルミルクティーも作って見る。 今のところまだ無事。
う、ちょっと気分が悪い。牛乳が悪かったというより、羊羹を食べすぎたり、 牛乳を飲みすぎたりという食生活に問題があるような…。 ちなみに今日食べたのは、モチ4個、羊羹半分、タコ焼き一皿、牛乳2杯。 どう見てもまともじゃない。
「しばらくコタツでうたた寝する」
「うたた寝って、転寝と書くのか」
「ごろ寝とも読むな、その漢字は。また、ころび寝と読めば、 最近のコハビテーションみたいな意味にもなるな」
「コハビテーションをころび寝と訳すのはちょっと含意が違うと思いますが…」
「読むべき本が多すぎ。しかも一冊一冊が長いと来ている。 もっと短く書いてくれないかな。 卒論だって原稿用紙一枚だったら書く方も採点する方も楽なのに。 修論は二枚、博論は奮発して四枚。 これだったらおれにも出せる。試問で落とされるだろうけど」
「出版社の陰謀じゃないの、本が長いのは。 しかも最近はどの本もやたらと行間が大きくとマージンが広いし」
「その方が読みやすくていいじゃん」
「いや、環境のためにも、本はすべて新書か文庫サイズ、 行間は1行で8ptぐらいにすべきだ。それで紙が節約できる。 しかも、哲学者は10頁以上書いてはダメということにする」
「今年の抱負その三、明晰判明な文章を書くこと」
「集中して本や論文を読む、という抱負も加えた方がいいんじゃないの」
「おれが二人いると、いつも議論ができてありがたいんだけど」
「…友達作れよ」
「『ヴァニラ・スカイ』 のオリジナルにあたるスペイン映画『オープン・ユア・アイズ』を観た。 この映画はすごい」
「『ヴァニラ・スカイ』に比べると、 さすがに主役はトム・クルーズには見劣りする他、 キャメロン・ディアズがやってた役と、 主役の友人役は『ヴァニラ・スカイ』の方が味があった」
「ペネロペ・クルスは、オリジナルの方が冷たい女性を演じてたね。 やっぱりハリウッドの方が役柄が単純でわかりやすくなってるのかな」
「しかし、味のあるセリフとか、伏線の張り方では、 オリジナルの方が圧倒的に良かった。 たとえば、ハリウッドでは省略されていたパントマイムの要素は、 顔と似顔絵-マスクと素顔-外面と内面という繋がりをより容易に理解するのに 役立っている」
「誕生日パーティと酒場のシーンの対比もより際立ってたよね。 誕生日パーティでは女性をストーカー扱いしていたのが、 酒場では自分がストーカー扱いされている。 それに、あのヤヌスのように仮面を後頭部にかぶるシーン。 美と醜、内面と外面の対比が鮮かに象徴されてたと思う」
「夢と現実の交錯というのはオリジナルもハリウッド版も同じくらいうまく 表現してたと思うので、この『顔』というテーマを目立たなくしてしまった点で、 ハリウッド版はオリジナルに劣ってる。 なんでパントマイムの要素を削っちゃったのかな」
「ホントにハリウッドの方が劣ってる? オリジナルを後でみたから、いろいろよく分かったっていうだけじゃないの? たしかに内容はすごいけど、オリジナルは暗くって、B級っぽい雰囲気じゃん。」
「もう少し宗教のテーマを掘り下げて欲しかった気がする」
「え、けっこう宗教的な伏線もあったじゃん。 主人公は宗教ではなく科学を選んで夢を見るということなんでしょ」
「なんで『オープン・ユア・アイズ』じゃなくて『ヴァニラ・スカイ』にしたのかな」
「『アイズ・ワイド・シャット』の続編と思われると思ったんじゃない、 トム・クルーズが」
「とにかくおもしろい映画。ぜひ両方見ることをおすすめする。B+」
「ついでに言うと、この監督(アレハンドロ・アメナーバル)、 この映画を作ったとき26歳だったそうだよ。脚本も手がけてる」
「…いいんだおれ、大器晩成型だから」
「勧誘の電話で起こされる」
「わ、『ほんまもん』、しばらく見てなかったらたいへんなことになってる」
「国際的な反テロリズムの潮流に乗っかる形で、 ジンバブエで治安維持法が可決されたようだ」
「3月中旬に大統領選があるので、 野党や反対勢力を完全に弾圧してかかる気だ。 ムガベおそるべし」
「よくわからないのは、ここまで人権侵害を続けているのに、 なぜ国連なり英米なりが介入しないかってことだよな。 ここまでむちゃくちゃしても、内政干渉はしないっていう気か」
「3月に何か起きるのは目に見えてるじゃん。 人が大量に死なないと何にもしない気なのかな」
「某スタバに行き、明日の読書会の勉強。 バーリンの論文は読みものとしてはおもしろいが、 まとめるのは大変そうだ」
「やっぱり喫茶店で勉強するとはかどるなあ。 お金をケチらず、毎日喫茶店に行くようにしよう」
「大学の図書館に来たら? 無料じゃん」
「遠いんだよね。時間がもったいない」
「それから大学に来る。 今夜は修論と卒論を出した人の慰労会があるので、 それに出席する」
「慰労って、まだ試問も終わってないのに…」
「いや、新年会も兼ねてるみたいだから」
今回から哲学科のジョナサン・ウルフ教授。 この先生は説明がうまいので、 ひかえめに言っても失禁するほどおもしろい。
今日は第二次世界大戦後の政治哲学の歴史と、 ノージックの完全自由主義(Libertarianism)について。
戦後に道徳および政治哲学が低迷した理由は二つあり、 一つは、哲学が第二次大戦の惨禍を止められなかったことに対する失望。 もう一つは、価値と事実を峻別する論理実証主義が道徳、 政治哲学に与えた破壊的影響。
しかし、朝鮮戦争やベトナム戦争が起こると、 良心的兵役拒否や政治的義務についての議論がさかんになり、 政治哲学に対する関心がふたたび盛んになった。 (おれが政治的義務について関心がないのはそういう時代に生きてないからだな)
1971年にロールズが『正義論』を出し、 政治哲学が完全に復興する。 1974年にはノージックが『アナーキー、国家、ユートピア』を出版。 この時期には主要な哲学者はみな政治哲学の舞台で活躍。 ジョニー・ロットンも`Anarchy in the UK'をひっさげて、 哲学者デビューする。(などということは授業では言わなかった。念のため)
残念ながら、その後、 主要な哲学者は心の哲学や言語哲学の研究に向かったので、 現在、政治哲学は停滞期に入っている。
完全自由主義については、 完全自由主義を採用しているL国の官僚と話す機会があったので、 その会話を再録しておこう。
「L国では、麻薬が禁止されていないそうですが」
「他人に危害を加えないかぎり、何をしようと個人の自由ですからね」
「シートベルトも締めなくていいとか」
「シートベルトをつけていないせいで死のうと死ぬまいと、 個人の勝手ですから」
「ギャンブルもやりほうだいだとか」
「ギャンブルで身を滅ぼそうと一山あてようと、個人の勝手でしょう」
「郵便局も鉄道も高速道路も図書館もすべて私営だそうですね」
「そういうことに政府が関与すると、 税金を市民の安全を守る以外の目的で使うことになり、 市民の所有権を侵害することになります」
「公立学校もないそうですね」
「国民健康保険も国民年金もありません。 国家は市民の安全を守るだけです」
「では、銃規制についてはどうですか」
「拳銃の所有は個人の自由です。 もちろん他人に危害を加えた人間は逮捕されますが」
「なるほど。では、家の裏庭に核ミサイルを設置してもいいのですか」
「他人に危害を加えないかぎりは自由です」
「ボクシングは禁止されていますか」
「いえ、たしかにこのスポーツは他人に危害を加える可能性が高いですが、 当人同士が同意しているなら、相手に危害を与えても許されます。 個人の自由ですから」
「同意していたら奴隷にもなれるんですか」
「なれます。売春も同意していれば許されます。個人の自由ですから」
from today's Guardian
「なんでマイクロソフトによる市場独占っていうのはいけないんですかね。 競争社会で努力に努力を重ね、一位になったと思ったら、 『お前の会社は強力になりすぎたから分裂しろ』と言われるなんて、 なんだか変な話じゃないですか」
「まあ、マイクロソフトの場合は競争相手を追い抜くさいに足払いをかけたり、 ライバルが追いついてこれないようにマキビシをまいてみたり、 休憩所のドリンクに下剤を入れてみたりいろいろしたらしいから」
「ビルゲイツは『そんなのぜんぶ真っ赤なうそだ。きい』 って言ってるらしいですよ。しかしそれはともかく、 たとえそういう邪悪な手段をとってなくても、市場独占はダメなんですよね。 なんでなんでしょう」
「う〜ん、 民主主義的手続きによって民主主義を廃止することが許されないのと 同じなんじゃない?」
「というと?」
「つまり、競争の結果、あまりに巨大な企業ができてしまうと、 今後の競争にさしさわりがあるからじゃないのかな。 自由競争に価値があるわけだから、 自由競争の結果が今後の競争を妨げるようなものだと、 これは困るわけで」
「なるほど、あまりに大きくなりすぎて、 他の木々の成長を妨げてしまうような木は切られなければならない、 ということですか」
「そうそう。けど、問題は、 自由競争においてほんとにそういう状態が存在するのか、 あるいは存在したとしても長続きするかってことだよね」
「たしかにビルゲイツも、現在ほど競争が激しいときはない、と主張しています」
「それに、政府の介入がなくても、自然と他の木々も負けじと育つかもしれないし。 あれだ、見えざる神の右手、悪魔の左手、う〜めらぬ〜めらっていうやつだね」
「なんですかそれは」
おわび: 本日は特筆すべきことがありません。 謹しんでおわびいたします。
おわび2: 何も書かないのももうしわけないので、
先日FMで聴いたおもしろいくどき文句をご紹介します。
適当にアレンジしてご利用ください。
「結婚するんだったらドラムのうまい人と料理のうまい人のどっちがいい?
ちなみにぼくは両方ともうまいんだけどね」
夜、ワードでちょっと修論の整形をしてから、 下宿へ。 朝まで寝る。
某おくだ君がんばれ。
一応、整形が終わる。いったんプリントアウトしてみよう。
本文の字の大きさを12ptにすべきか、10.5ptにすべきかで悩む。
とうとう明日が〆切なんだなあ。 この二年間、あっという間だったなあ。いやはや。
みそラーメン食べる。
一時間ほど寝る。
A4の紙買う。
あとは、副題の再検討と、結論の再検討。
某さんにもう一度読んでもらう。感謝
結論一部削る。それでいいのか。
いちごうまい。むしゃむしゃむしゃ。
百万遍の某飲み屋で夕食。 某助教授、某師匠、 某先輩などが出席されたので、 豪華な食事となった。 ごちそうさまでした。
やばいっ(汗)。月曜の発表までに間に合うのかっ?
久しぶりに耳栓をしてみる。集中力は上がるが、その分疲れる気もする。
某ロールジアンの議論に巻き込まれる。
なんかすごい寝てしまった。まずい。
刑法とか、刑訴法とか、一度きちんと勉強すべきなんだろうなあ。六法使って 読書会でもするか。
そういえば、倫理学入門書読書会はこれまで『コンパニオン』の規範倫理の章 を中心にやってきたが、4月からは同じテキストのメタ倫理の章を中心に進め るつもり。倫理学研究室関係者以外の人の参加も大歓迎。特に法学部の方とか、 ロボット開発に関わっている方とか、うなるほどお金を持っていて、喜捨した くてしたくてたまらない方などは、熱烈大歓迎。
ついでに簡単に説明しておくと、規範倫理とは、すべきこと、すべきでないこ との基準や原理(すなわち正・不正の基準、行為の基準)を見つけ出そうとする 領域であり、他方のメタ倫理とは、規範倫理や応用倫理で頻繁に用いられる、 「正しい」とか、「善い」とかいう言葉の意味を問題にする分野である。ある いは、規範倫理は「どのような倫理理論があるか」を問題にし、メタ倫理は 「そもそも倫理(倫理的概念)とは何か」を問題にする、とも言えよう。
死刑廃止論の文献を読んでいると、けっこう誤解がある気がするのだが、死刑 廃止論の根拠として誤判の可能性を西洋で最初に唱えたのはベッカリーアでは なく、ベンタムである。(ま、探せば他にいる可能性はあるが)
たしかにベッカリーアはカラス事件という有名な冤罪事件をきっかけにして、 主著『犯罪と刑罰』を書いたのだが、その中でなされる死刑廃止論には誤判の 可能性の議論はない。彼の議論はルソー流の社会契約論にもとづくもので、 「われわれが社会を作ることに合意する際に、国家によって恣意的に殺されて も良いなどと同意した覚えはない」という風な議論をしているだけである。 ベンタムの死刑廃止論も時間があればいつか翻訳してみたい。
(ところで、ぼくは反-死刑廃止論者だと自認しているが、ベンタムの功利主義 的な死刑廃止論には大方同意している。問題なのは、日本の大部分の死刑廃止 論なのである)
記載なし。