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KODAMA'S (NEW) WORLD

"There's no luck in the game. None. That's the great thing about chess: everyone starts with the same amount of pieces."

--Ray Charles


昨日 / 明日 / 2013年1月 / 最新 / はてな

この日の出来事


09/Jan/2013 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

某先生と散歩、渋谷で飲み会

今日一番印象に残ったのは、渋谷で某友人と飲み会をしたこと。大学時代から の付き合いだが、二人とも中年になったことを確認した。そろそろ(大学で勉強 しそこねた)中国語でも勉強するかとか。

定時起床。ゴミ出し、朝食、朝刊。朝、娘を保育園に送ってから茗荷谷の喫茶 店で一服し、池袋へ。某ダニエルズ先生と会い、雑司ヶ谷に向かって散歩。し かし道を間違えて目白駅に出てしまったので、タクシーで鬼子母神へ。そこか ら都電に乗って庚申塚に行き、地蔵通りを歩いて巣鴨へ。そこからさらに三田 線に乗って板橋に行き、某帝京大学まで歩く。70歳の老人をよく歩かせてしまっ た。

大学病院のレストランでお昼をご一緒したあと、夕方まで講義を聴く。一瞬寝 落ちしてしまって顰蹙。

夜、池袋まで某先生を送ってから渋谷へ。駅前の居酒屋で某友人と楽しく飲む。 真夜中に帰宅。いろいろすべきことはあるが、とりあえずもう寝るか。


09/Jan/2012 (Monday/lundi/Montag)

某国際学会三日目

少し早めに起床。シャワー、朝食。電車で四ツ谷へ。某国際学会三日目。今日 も午前中はタイムキーパー。

昼下がりに無事に国際学会終了。みなさんおつかれさまでした。三日間椅子に 座りっぱなしだったせいか、腰が痛くなる。

夕方、某氏を連れて一度自宅に戻ってくる。しばらく某娘と遊ぶ作業。それか ら娘を風呂に入れる。

夜、再び四ツ谷に戻って小さな懇親会。バーで二次会をやり、途中で抜けて真 夜中に帰宅。もう寝よう。

なんか、すべてが終わると、もっと気を使うべきだったとか、きちんと挨拶し ておくべきだったとか反省したくなってくるが、まあそれなりに精一杯やった ので、あんまり反省するのはやめておこう。この三日間、娘の世話をしてくれ た某妻にも感謝。


09/Jan/2011 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

昨晩はマイケル・ムーアの『華氏911』 を観てから寝た。9.11陰謀説…ではないが、 ブッシュ政権とアラブ世界との密接な関係を暴露し、 テロリズムに対する国民の怖れを煽って泥沼のイラク戦争に突入した 事情を描くドキュメンタリー。どこまで本当かわからないが、 いろいろ考えさせれた。 B

朝遅めに起きる。シリアル。お昼前に家を出て、渋谷へ。 タイ料理を食べたあと、バスで某病院に行き、 某妻と一緒に両親教室に参加する。いろいろ勉強して、 すっかり子どもを産んだ気になる。

夕方、渋谷に戻ってデパ地下のイートインで寿司を食べたあと、 巣鴨に戻ってくる。帰宅して新聞を読んでから、 しばらくソファで死んだように眠る。

夜、夕食。夜中、某オンライン研究会。

真夜中、しばらく放っておいた某論文の続きを書く作業。 明日中に終わらせないといろいろやばい。


09/Jan/2010 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

朝、ゴミを出してから二度寝。よく寝る。

お昼前に起きてシリアル、昨日の新聞、シャワー。

お昼すぎ、某先生からメール。しばらく雑用。

昼下がり、大学に行き、昨日某図書館で借り出した本を某氏にお見せする。 それから、今日届いたDynabookのキーボードを取り付けたり、 某校正作業を終わらせたり。夜までいろいろ雑用。

夜、某妻と某讃岐うどん屋で夕食。某有名人が背後で食事していたようだ。

夜中、新聞。コンピュータをいじって時間を浪費。

真夜中、某妻と少しWii。昨日は0.7LTLDぐらいだったので、今日はその反動で 0.2LTLDぐらい。明日からがんばるべし。


09/Jan/2009 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

朝、定時起床。朝食、シャワー。

雪になると聞いていたので、地下鉄で定時出勤。午前中は某論文を読む作業。 お昼はおにぎりを食べながら、某先生や学生に少し質問したり。

お昼すぎから、某報告会の手伝い。質問も少しする。

昼下がり、某打ち合わせなど。夜まで雑用。

夜、雨が激しくなる。来訪していた某氏と本三で夕食。ごちそうになる。感謝。

夜中に帰宅して、某妻とゲームをしたり、新聞を読んだり。もう寝よう。


09/Jan/2008 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

お昼

朝起きて、ゴミ出し、シャワー、朝食。

それから自宅で非常勤の準備。 結局、時間ぎりぎりまでかかるんだよなあ。

真夜中

お昼すぎに大学へ。非常勤の準備をしていると、某会議に5分遅刻してしまう。 いかん。

某会議終了後、某教授と某相談。チョンボが発覚。いかん、いかん。

それから急いで自転車で飯田橋の非常勤先へ。5分遅刻。いかん、いかん、いかん。 海より深く反省する。 今後は、「信号がすべて青だったらぎりぎり到着する時間」 を想定して行動するのではなく、 「信号がすべて赤でも5分前には到着する時間」 を想定して行動すること。

非常勤は無事に終わる。産業保健。 ただ、ちょっと考えることあり。

夕方、研究室に戻ってくる前に、飯田橋の某スタバで一服する。いろいろメールを出す。

夜に研究室に戻ったあと、某院生の指導。そのあと、 某氏と途中まで一緒に帰宅しながら某相談。いろいろ悩ましい。

帰宅して某妻と夕食。いろいろ話す。 食器を洗ったあと、散歩ついでに千石駅前に買物に行く。

夜中、某院生(二人)のメールに返事をする作業。 論文の〆切が近くなると指導が大変だ。 とはいえ、たいへん勉強になる。

真夜中、某雑用。なんとか終わらせる。


09/Jan/2007 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

今日のこと。朝起きると、家の前で道路工事が始まる。 アスファルトをベリベリとはがす工事で、家が倒れそうなほどの振動。 家の傾きは悪化したに違いない。

定時出勤(少し遅刻)。午前中は某英語講読。お昼は某ランチョン・セミナー。 サイエンスゼロの2006年の10大科学ニュースを見る。1位は冥王星が惑星で なくなったこと。視聴者のコメントで、「冥王星が惑星でなくなって 寂しく、悲しい」というようなものがあった。 人間、何にでも悲しい思いを抱けるものだ。

昼下がり、公衆衛生倫理関係で来客一人あり。 それから某ミーティング。某修論生の発表も聞く。

夕方、某授業。功利主義で講義する。某氏の徳倫理の授業も (少し居眠りしながら)聞く。

夜、某仕事。夜中に帰宅してカレー。某仕事の続き。たいへん。

風の便りでは、某メロスがまた大変なことになっているらしい。がんばれ。

真夜中2

別の某仕事。某妻(仮)にも手伝ってもらう。さんくす。

1月のガス代が15000円近くになるようだ。 目が飛び出たので元に戻すのに苦労する。 ガスファンヒーターのせいだろうか(そうに違いない)。


09/Jan/2006 (Monday/lundi/Montag)

休日を有効に使うために、なんとか午前中に起きる。

まだ喉が痛いが、加湿器を付けて寝たせいか少しまし。 自分の体のメンテがうまくいっていない。

お昼前

喫茶店で新聞。日本の老夫婦のrelationshipに関するGuardianの記事で、 初めてRHS(Retired Husband Syndrome)という言葉を知った。 黒川順夫という医師が 心身医学会で1991年に発表したときに用いた言葉だそうだ。 妻や家庭を返り見なかった夫が定年退職後、家に四六時中いるようになると、 それに耐えられない妻が心身に異常をきたすという症状を指すそうだ。

オレも今はワーカホリック気味だから、 老後にこういうことが起きないように今から気をつけよう。

お昼すぎ

まだ喫茶店。風邪が治っていないようで、まだ咳が出る。 いかん。帰って寝るか。

夕方

お昼すぎに帰宅して、昼寝。だいぶましになる。

上のRHSは「主人在宅ストレス症候群」と言うんだそうだ。

大学へ。まず雑用。

某翻訳は相互チェック段階に入っているのだが、 たまたま自分の訳を見返していると、 原文に不備があると思っていた一文が、 自分の方で読み間違いしていることに気付き、 いささか驚く。他人に指摘される前に気付いてよかったが、 くれぐれも「原文の方がおかしい」と思う前に、 文法的にあらゆる可能性を探ってみるようにしなければならない。

ロールシャッハテストではないが、 一度ある読み方をしてしまうと、 レコードの溝ができたようにその読み方から離れることが困難になる。 なるべく柔軟な解釈ができるように、 常日頃から気をつけなければならない。

夜中

夜、研究室でちょっと某氏のスライド (というのはパワーポイントファイルのことです、念のため) に手を入れていると、やはりまたしんどくなってきたので、 某海鮮丼屋で月見ネギトロ丼(大盛)を食べて帰宅。

メモ。文章の文法的な誤りを見つけるのは比較的たやすいが、 それ以上に難しいのは論理の飛躍を見つけること。 議論の流れが不自然な部分(「一見したところおかしく思われる部分」) では必ず立ち止まり、なぜ不自然と感じたのかを自問すること。

オレの風邪はあまり人にうつっていないと思うのだが、 それでもオレに会ったあとに風邪を引いたという人が これまで知りえたかぎりで三名ほどいる。 もちろん彼らがpost hoc ergo propter hocの誤ちを犯している可能性が高い訳で、 因果関係を立証できないかぎり責任を取るつもりはない(とか言って。 うそです。すみません)。

post hocというのはあれだ、 「あなたとセックスしたあとに妊娠しました。 だからこれはあなたの子供です」という推論が典型的で、 たとえセックスしたあとに妊娠したとしても、 この妊娠した女性が他の人ともセックスしていた可能性が除外できなければ、 この推論は正しいとは言えないわけだ。 また、たとえ誰ともセックスしていなかったことがわかったとしても、 「処女懐胎の可能性も否定できない」と言えばよろしい。 …なんてことを書くと、また敵が増えるんだよな。やめよう。

それで、最初の二人は狂大系の人だったので、 ひそかに「狂大哲学・思想系症候群(略して狂大病)」と呼んでいたのだが、 先日どうもまた一人風邪で倒れたようで、 この方は狂大とは関係ないので、 「哲学・思想系症候群」と考えた方が良さそうだ。 というのは冗談だが、何にしろ早く風邪を治さないと誰も会ってくれなくなる。 今日は早目に寝て完治を目指そう。

真夜中

論文投稿の〆切が刻一刻と迫っているが、面倒。 しかし、そんなことも言ってられないから、やっぱり書くか。

今日のニュース


09/Jan/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

起きる。

明けがたに起きにくいときには、つぎの思いを念頭に用意しておくがよい。 「人間のつとめを果すために私は起きるのだ。」自分がそのために生まれ、そ のためにこの世にきた役目をしに行くのを、まだぶつぶついっているのか。そ れとも自分という人間は夜具の中にもぐりこんで身を温めているために創られ たのか。「だってこのほうが心地よいもの。」では君は心地よい思いをするた めに生まれたのか、いったい全体君は物事を受身に経験するために生まれたの か、それとも行動するために生まれたのか。小さな草木や小鳥や蟻や蜘蛛や蜜 蜂までがおのがつとめにいそしみ、それぞれ自己の分を果して宇宙の秩序を形 作っているのを見ないのか。

---マルクス・アウレーリウス

さ、今日もがんばるべし。

お昼前

朝から真面目に翻訳。しかし、一向に進まない。

昼下がり

お昼前に某ディスカウントストアに行き、 体脂肪計(オムロンのHBF-353)と ハンドグリップ(握力を鍛えるやつ。20kg)を購入。 今度からマメに体重を測るようにしてみよう。

夕方

ちょっと仮眠。翻訳。懸案の自転車の前輪ブレーキの修理。

そういえば、先日Scissor Sistersの1stアルバムを買った。 HontとIgnatieffのWealth and Virtueも入手。

翻訳。good practiceはどう訳すか。そういえば、good governanceも 訳しにくいよな。「ガバナンス」という表現がよく使われるし。 GCP(Good Clinical Practice)は「臨床試験実施に関する基準」だし。

日が暮れるまで翻訳。それから久しぶりにトマトソースのパスタを作る。 なかなか。

ちょっと(英語の)クロスワードパズルにはまる。 産経のは簡単だが(といっても、一、二単語分からないときもあるが)、 Guardian Weeklyのはシソーラスを使っても難しい。 もっと語彙を増やさねばと思う。

真夜中

遺伝子特許の勉強。あっという間に一日が終わってしまった。 明日もまたがんばろう。

(できれば)今日やること


09/Jan/2004 (Friday/vendredi/Freitag)

早寝早起き。快晴だが今日も寒そうだ。

朝2

しまった、昨日『巨塔』を録画したつもりが、 午後9時からの二時間ではなく、 午前9時からの二時間録画していた。 う〜ん。 なんでビデオ録画ってこんなに難しいんだろう。

お昼前

やっと大学へ。

お昼すぎ

〆切が迫っていた某発表の要旨を書く。 京都の某資料集に載せる用のやつ。

昼下がり

お昼はいつもの弁当。昨日からサラダも注文するようにしている。

翻訳。ほんとにもうあと少し。

夕方、御茶の水まで地下鉄、そこから走って神保町へ。 新年最初の授業に参加する。まだブラックバーン。いろいろ勉強になる。

夜、新年の飲み会に参加。日本語が達者な外国人も来ていた。 まわりの人々がいろいろ苦労しているようで、すこし涙する。

ワインの飲み過ぎとカレーの食いすぎで気分が悪くなりつつ、帰宅。 もう今週はカレーは食べなくてよい。

産経が今週やってたキッスとエアロの歴史についての記事は それなりにおもしろかったが、クイーンがいないのが物足りなかった。


09/Jan/2003 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

長電話したり、某君と長話したり。

真夜中2 (午前)

ニーチェ。

もっと勉強しなければ。しかし時間が足りない。 睡眠時間を削らないとダメか。

お昼前

しかし、早起きはできないのだった…。

いろいろ怖い夢を見る。

お昼

もち、風呂、洗濯。

EUが北朝鮮に12億円ほど人道援助するそうだ。 さて、産経は怒るだろうか。

昼下がり

うどんを食べたり、トムソンの`A Defense of Abortion'を読んだり。


09/Jan/2002 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中 (午前)

「某シラバス書きに頭を痛めたり」

真夜中2 (午前)

シックス・センス

「心理的スリラーだっけ、そういう分野の映画。 子供が死人を見れるというような話」

「ホラーでしょ、これ。一人で見るのめっちゃ恐かった。 トイレに行くのも。うちの下宿は、どこにいても白い息が出るし」

「最後のオチを別にすれば、B級のホラー映画だよね。 あの驚きで傑作ということになるんだろうか。 たしかに子役はうまいけど、なんてことない映画じゃない?」

「いや、オチまでよく計算されてるとこがすごいんでしょ」

「しかし、だからどうだという気もする。 そんなに奥の深い映画か?」

「そんなこと言って。びっくりしたくせに」

「いや、びっくりしたけど。 たしかに『アンブレイカブル』と良く似てる。構成もよく似てる。 どっちがおもしろいかと言うと、『アンブレイカブル』だったと思う。 この映画はC+かなあ」

「しかし、 ブルース・ウィリスが自分の状態に最後の最後まで気付かないのは変だよなあ。 ふつう、ずっと妻に無視されてたら気付くと思うけど」

「そこらへんは不思議なところなんでしょ」

お昼すぎ

「今日は昨日より1時間早起きした。というか、電話で起こされたんだけど」

「勉強しろ」

「英国からの郵便物がいくつか届かないので、 近くの郵便局にちょっと尋ねに行ってみた」

「ロンドンの寮にいるころから、メイルのトラブルが多くて嫌になります。 ほんと、郵便物がまともに届かないというのは頭が痛いですよ」

「しかし、郵便局の方では普通郵便に関してはその地域の配達人に訊いてみる ぐらいで他にはたいしたことはできないようです。 それでも担当の人が親身に調べてくれたので、まあありがたいことでしたが」

「もっと文句言わんとあかんがな。顔が青くなるまで」

「まあ、仕方ないです。 今後は郵便物は届くのが奇跡だと考えることにします」

「大学に行き、年次報告を提出。こないだの関倫の論文を提出しておいた」

「新しい学生証も発行を頼んでおいた。来週か再来週になるとのこと」

「まだもらってなかったのか」

「以前くれと言ったら、写真がいると言われて、そのままになってたんですよ。 こないだようやく証明写真を撮ったから、ようやく」

「たまっていた科研費の書類も少し出しておいた。 年度末なので今後は同時請求にしてくれとのこと」

「某研究室はあまりに殺伐としているので、 なんかBGMでもかけた方がいいんじゃないのかな」

「しかし、どんな曲をかけるかでケンカになるでしょう」

「むむむ。じゃあ穏当に某イズミヤか某CGCグループのテーマソングとかは?」

「気が狂うっちゅうの」

「それから某ルネに行き、CDを一枚購入。最近出たアバのベスト。 英国ではまた再評価の声が高まっている様子」

「それから某スーパーに行きカレーの材料を買い、 下宿に戻る。下宿に戻ると、 なんとThe Philosophers' Magazineの第17号が届いていた」

「これがいつまで経ってもこないので郵便局に行ったんですけどね。 不思議ですね。 Amazon.co.ukに注文してからすでに一ヶ月以上待っている 『フォールティ・タワーズ』のDVDも早く来てくれるといいんですけど」

「呪われてるんじゃないの」

「さて、そんなこと言ってないで、勉強勉強。新聞も読まないと。 ああ、本当に勉強しないと。こんなぬるま湯な生活をしていたら、 頭が溶けないまでも、ちっとも前進しない。本を読まないと。 みんなと議論しないと。読書会の準備をしないと。 あ、読書会の準備がプライオリティだった」

夜2

「カレー食べる。シーフード・ナス・カレー」

「NHK、日本を動かした15人。東条英機って、 GHQに捕えられる前に自殺を図ってたのか。 しかし、米国の医学の力によって一命をとりとめ、 無事極東裁判で裁かれ死刑で殺されたのだった」

「明治維新の話を聞くたびに暗くなるよなあ。 ああやって若者が世界を動かす時代って、ふたたび来るんだろうか」

「なんか教育が間違えてるんだよなあ。骨抜きにされてるというか。 ミルやトクヴィルが言うように、 民主主義社会では人間が平均化されすぎていて見渡すかぎり凡人しかいない」

「というか、なぜ君や君の友達がそういう人間じゃないのか、 その原因を考えてみるべきなんじゃないの。もうすぐ28才にもなって、 まだ名を成してないって、情ないと思わないの?」

「いいんだ、おれ小市民だし。イチローじゃないし」

「そんな情ないこと言ってないで、がんばりなさい」

The Philosophers' Magazineからメイルがあり、 雑誌の到着が遅れたおわびに、 20号までは無料にしてくれるというメイルがあった。 英国人にしてはなかなか話のわかる人々だ」

夜3

「ウィリアム・ジェファソン・クリントンがエッセイを書いている」

「だれ、そのウィリアム某って?」

「ビル・クリントン大統領のこと。 たいしたことを書いてないんだけど、 彼によれば、現在の世界が相互に依存していることを示す顕著な例は、

  1. グローバル経済(とその結果拡大した富の格差の問題)
  2. 情報技術
  3. 生命医学技術の発展
  4. 民主主義の普及
  5. 環境問題
  6. エイズなどの病気
なんだそうだ」

「なるほど。3番目と6番目はどこらへんが世界の相互依存の例なのかわからんが」

「とにかく、テロを含めこうした相互依存がもたらす害悪は、 先進国が後進国と協力して撲滅していかないとならないそうだ (`Struggle for soul of 21st century', The Daily Yomiuri, 09/Jan/2001)」

「なるほど。倫理学者たるもの、それぞれの問題に一家言持たねばならんな」

「倫理学者じゃなくても、世界に関心がある人なら、 一家言も二家言も持たないといけませんよ」

真夜中

「一日中ぼーっと新聞を読んでた気がするな、今日は」

「だめだだめだだめだ。何をするにももっと集中してやらないと。時間の無駄」

「映画観よう、映画。それからシンガーとバーリンを読もう」


08/Jan/2001 (Monday/lundi/Montag)

今日の勉強

二つのエッセイを、無事夕方に提出。 3000語以内となっていたが、時間がなかったので、 一方は2600語、他方は3200語であることを知りつつ、提出してしまった。 ば、ばれないだろうか。

次は来週の月曜までに法哲学のエッセイを書かないといけない。

News Memorandum

from today's Guardian


09/Jan/2000 (Sunday/dimanche/Sonntag)

今日のニュース


01/09/99 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

修論。某師匠にしごかれる。 いろいろ欠点を指摘される。 これから急いで直していかねば。


外、とてつもなく寒い。というより、この冬は今までが暖かすぎたのだ。 今年はしもやけにならないといいが。


お昼前

7時間ほど寝たらしい。 途中、一度ソファからずでんと落ちる。

昨晩雪が降るといううわさがあったが、 結局降らなかったようだ。

今日は昨晩某師匠に指摘された点を考慮しながら、 推敲を進めねば。アドレナリン出してみよう。


昼下がり

とかいいつつ、一時間半ほど寝てしまう。


現在、約40000字。 推敲することによって内容が改善されてるのか改悪されてるのかわからん。 がんばれ。


夕方

またラーメン。


勉強捗らず。


『天才たちは学校がきらいだった』読了。後半つまらん。 しかし、天才とか、 自分とは異なる考え方をしているらしい人々の存在を知ることは、 自分の思考法を反省する機会を与えてくれると思う。 (←何か書き方がかたい)


低調。


01/09/98(Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

久しぶりに師匠にいろいろ魔術を教わる。SKK、HTML helper mode、日付 の記入法など。SKKっていうのはKKKの親戚にあたる団体ではなく、日本語変換 アプリケーションである。ただ今練習中。SHIFTキーを押す回数が飛躍的に増 える。小指の行く末が心配。HTML helper modeでは、これまで使ったことのな いタグまで勉強することができた。日付ってのは、Last modified:っていうや つ。むむ。最近はいろいろ便利になってるなあ。


眠いがデカルト。よく考えると、死刑廃止論の発表まで今日と、明日と、 明後日の3日間しか日がない。…逃げるか。


デカルトを考えていて、難しすぎて危うく頭が爆発しそうになる。ああ、 危なかった。

とりあえず読み終える。次はロック。


夜明け前

昨夜、某氏に数日前に書いた枕草子に関してはげしく突っ 込まれた。

と、その場で上のように答えたわけではない。その場では、いつもどお り「あわあわあわあわ」と言って逃げ切った。


お昼

早朝に下宿に戻って睡眠。なんだか割と早くに目が覚める。(っていって もお昼だけど)

これからロールズの勉強。


お昼過ぎ(ショウペンハウエルの警句的に)

「主観的」や「客観的」という言葉を使うときには十分に注意する必要 がある。両者にはそれぞれ、非難と称賛の含意があり、「主観的なAと客観的 なBはどちらが正しいか(優れているか)」という問いを立てた場合、往々にし てすでに答えが決ってしまっているからだ。その代表的な例は次のような問い である。「主観的な功利主義と客観的なロールズ主義は正義の原理と してどちらが優れているか


昼下がり

ロールズ終わり。残るはロック(の続き)。


昼は鍋。雑炊もいみじううまし。腹も心も温まる心地こそすれ。


某嬢と某君とデカルトを論じていて、また危うく頭 が爆発しそうになる。デカルトは危険人物なので要注意。ロボットが自分の存 在証明しようと思ったら、そのロボットは爆発するんじゃなかろうか。


ロックに関する論文草稿を読み終える。眠い。さあ、今晩から死刑廃止 論を本気でやらなきゃ。


ロールジアン来訪。いろいろ教わる。


銭湯に行く。風呂に入るのは気持ちがいい。下宿で仮眠を取るよりも、 銭湯に行った方がよっぽど復活度が高いと思う。が、研究室に来ると眠くなっ てきた。やはり寝るべきだったか。


今夜の暴論

神学で「弁神論theodicy」というのがあります。「なんで神さまは、一 つの悪もない善なる世界を創らずに、これほど悪のはびこった世界をお創りに なられたのだろう」というような疑問は、信心深い人も信心深くない人も時々 持つものです。弁神論というのは、このような問いに対して答を与えようとす る試みのことを指しています。

弁神論のそうした答の一つに、「なんで神さまが善と一緒に悪まで創っ たのかというと、世の中に善しかないと、善のありがたみがわからないでしょ? 例えば、善人のありがたみっていうのは、悪人がいた方がよくわかる場合が多 いじゃない?だから神さまは、人々が悪いものを見たときに嫌悪感を抱いて、 もっとより善いものを目指すよう心がけるように、というあたたかい配慮から 悪をお創りになられたんだよ」というものがあります。簡単に言うと、善いも のの真価を知るには、悪いものを知る必要がある、ということです。

さて、ぼくが、日本における死刑廃止論の多くの論文を読み、ぼくのま わりの人の論文の草稿を読む理由も、まさにこの考え方に基づいています。と いうのも、批評力、眼識をつけるには、優れた非の打ちどころのない論文を読 むばかりでなく、いくつかの点においてそうでない論文もたくさん読むべきだ からです。

上の答の真理は、「バンドの上達のためには、優れたプロのバンドのラ イブばかりを見るよりは、むしろ下手なアマチュアバンドを多く見たほうが勉 強になる」という常識の裏付けでもありますし、「真のエピキュリアン(美食 家)になるためには、ときどき生協で食事をしなければならない」という一見 矛盾した言説の説明にもなっています。

結局のところ、われわれは、他人のあらを探し、他人の作ったものにけ ちを付けることによって大きく成長し、大空にはばたいて行くのです。不完全 なものに取り囲まれることによってこそ、完全なものに対する憧れを抱くので す。

その意味で、悪に存在価値があるのと同様に、多くの死刑廃止論の論文 やぼくのまわりの人の論文の草稿は、かけがえのない存在価値を持っていると 言えます。


01/09/97(木)

記載なし。


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Last modified: Sat Jan 26 16:41:27 JST 2013