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KODAMA'S (NEW) WORLD

「『バイオエシックスの展望』や『[千葉大]資料集』を作るときに考えたのは、 どうせ[文献]リストを作ってこういう文献がありますよって紹介したって、 日本の学者は不真面目だから、読まない。 翻訳が出ればまるで初めから自分が原文を読んだようなふりをして、 翻訳のページ数も引用しないで、原文から引用したふりをして、 さんざん使いまくるけど、文献をリストで紹介したって、日本の学者は読まないし、 読む力もない。バイオエシックスという新しい領域を開拓するのに、 いわゆる一流大学の倫理学は全然使い物にならなかったけれど、 既存の倫理学研究者の面子を潰すようなかたちではなくて、 語学力のとぼしい、頭のかたい、 そのくせ新しいものには分かっているふりをして見せる先生方でもすぐ 知ったかぶりができるような、そういう作り方をした」

---加藤尚武「日本における生命倫理学の成立と展開--加藤尚武・飯田亘之・坂井明宏先生へのインタビュー


昨日 / 明日 / 2013年1月 / 最新 / はてな

この日の出来事


05/Jan/2013 (Saturday/samedi/Sonnabend)

某兄夫婦宅へ

今日一番印象に残っているのは某兄夫婦宅にお邪魔して挨拶したこと。普段緊 張しがちな娘も、家に猫がいたのと、アンパンマンのおもちゃがたくさんあっ たのとで楽しんでいた。

朝、遅めに起床。午前中は朝刊を読み雑用してからシャワーを浴びて外出。某 妻に会うためにお昼ごろに新宿に行き、急いで昼食をとる。

昼下がりに某兄夫婦宅にお邪魔する。母親も来て、いろいろ物々交換。夕方に 御暇する。娘は終始ご機嫌。

夜、帰宅して少し仮眠。それから娘の相手をして夕食。

夜中、娘を風呂に入れ、食器を洗う。

真夜中、卒論生の論文にコメントする作業。もう寝なければ。


05/Jan/2012 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

院生の指導など

定時起床(少し遅め)。昨晩風呂に入ったせいか、よく眠れた。シリアル、髭剃 り、洗濯。

少し遅めに大学へ。午前中は某院生のスライドにコメントする作業。

お昼すぎ、酸辣麺。新年初。

午後は、二人の院生に交互に指導する作業。途中、雑用もこなす。一件、懸案 の案件あり。

夜、一通り指導が終わったので帰宅して夕食。某妻と娘が実家から戻ってきた。

夜中、一瞬地べたで気絶する作業。それから娘と風呂。

真夜中、明日の査読のために論文を読む作業。死ぬ。

「哲学に正解はない」か?

メモ: 「正解がない」という言い方は、「何を言ってもいいんだよ」という励 ましの言葉なんだろうけど、どういうことなのかな。なぜ正解がないのか。外 に雨が降っている場合と違って原理的に確かめようがないから? では、何で も言いたい放題なのか。先生にこう教えられたら、 小学生には、「正解がないって、どうやってわかるんですか」と質問してもらいたい。

考えてみると、「正解はない」というのは、 メタ倫理的な一つの立場をいきなり教条的に教える感じがしていやなんだよな。 いきなり「神はいません」と宣言するような。「正解がない」という問いに対 する反感は、おそらく自分のagnosticism的な信念につながっているんだな。 しかし、先ほど考えたように、正解がないという言い方は、相手を構えさせな いためのレトリックとして理解すべきなんだろう。

「正解がないように見える」というのであれば、「日本経済をどうやったら浮 揚させられるのか」というのも20年来、確たる答えがでていないように見える。 これは哲学的な問いなのか、あるいは原理的に哲学の問いとは区別されるのか。 景気の話は単に複雑な要因があるから答えが出にくいというのであれば、哲学 も同様ではないと考える理由は何か。

個人的には「哲学の問いには正解がない」ことを示すことも難しいので、「他 の領域の問いに比べて、正解を見つけるのが難しい問いが多い」という(レイ チェルズが示唆している)立場をとりあえず支持したい。

「哲学の問いに正解はない」と教えるよりも、「高校までは答えのある簡単な 問いばかりが出されるが、大学に行くとそんな答えがすでに出ている問いばか りではない。哲学の問いは後者であり、さらに答えの正しさの確かめ方につい ても答えが出ていないほど難しいものだ」と教える方がよさそうだ。

(「 ー 毎日jp(毎日新聞) 」を読んで)


05/Jan/2011 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

少し早めに起床。シャワー、朝食。

定時出勤。午前中は少し雑用したあと、某研究会。某院生の報告。 クリクラの学生なども来て、人の多い研究会になってきた。

お昼すぎから某院生の指導。たいへん。

昼下がりに一度研究室に戻って雑用。某校正も一応無事に終える。

夕方、また某院生の指導。夜まで。終わらず。

夜、某母親と某妻の三人で後楽園で食事。

夜中、帰宅。オンラインで某院生を指導する予定だが、 寝ているのか、ログインしてこない…。


05/Jan/2010 (Tuesday/mardi/Dienstag)

朝、少し遅め。シャワー、朝食。いくつか用事を済ませてから大学へ。 某コンビニでパンと週アスを買う。

少し遅めに出勤。午前中は某院生の指論文を見たり雑用したり。

お昼は某ランチョン・セミナー。2009年科学10大ニュース。 沖縄の某氏が登場。

お昼すぎ、某院生二人の発表予行演習を聞く。

昼下がり、某先生と某相談。某校正稿をいただく。

そのあと、某ミーティング。夕方まで。

夕方、一瞬寝袋。それからカップラーメンを食べ、某校正作業。

夜、春日で某母親に会い、みかんなどをもらってから帰宅。夕食。

宣伝。1月10日と11日の国際会議、 おもしろくなる予定なので、お暇な方はぜひどうぞ。

真夜中

夜中、しばらくWiiで遊ぶ。それから新聞など。

真夜中、ふたたびWiiで遊ぶ。それから某校正稿のチェック。ようやく3分の1。

寝る前にもう一度Wiiで遊ぶ。

Dynabookのキーボードがいかれたようだ。困った。

今日は0.2LTLDぐらい。低調。


05/Jan/2009 (Monday/lundi/Montag)

定時起床(少し遅目)。シャワー。

昨年の今ごろと比べると、体重が3キロ減っている。なんでだろうか。

朝2

朝食をとってから大学へ。定時出勤(少し遅刻)。眠い。

研究室にあるVista機(Vostro 200)の調子が悪い。大丈夫かな。

真夜中

お昼前に大学側の歯医者へ。定期検診。 3月ごろに親不知を抜くことになるかもしれない。

お昼、週刊アスキーを読みながらおにぎり。

昼下がり、某先生と学部生の面接一件。そのあと、ちょっと相談。

夕方、某頼まれ仕事を終わらせる。

夜、某院生の方にお願いして、某学部生の相談を受けてもらう。 そのあと、某氏と1時間ほど立ち話。

夜、帰宅して夕食。皿を洗ってから有楽町に行き、 レイトショーでやっていたローリングストーンズの 『シャイン・ア・ライト』 というライブ映画を観る(監督はマーティン・スコセッシ)。 前評判通り、良い映画。ライブの動的なところと、 ドキュメンタリーの静的なところがうまく組み合わさって、 余韻(というか、わびさび?)のある映画になっていた。 ミック・ジャガーはすごい。60代はアレを目指そう。B-。

真夜中に帰宅。もう寝なければ。


05/Jan/2008 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

朝、なかなか布団から出られず。シャワー、朝食、朝刊。

お昼前に急いで家を出て、神楽坂へ。某氏らと新年会。うどんすきとビール。 近くの神社に初詣に行ったあと、喫茶店で一服しながら歓談。

某氏らとは飯田橋で別れ、飯田橋に来ていた某妻と一緒に千駄ヶ谷へ。 セール中の某家具屋でソファを見る。 思ったより安かったせいもあり、某妻と即決。 といっても、一年前から探していたのだが…。

それから表参道のあたりをウロウロする。人いきれにやられ、 かなり疲弊してから夕方に帰宅。

少し仮眠してから夕食。白ワイン。 DVDでライブエイドのU2やクイーンの映像を観たりしていると、 すっかり遅くなる。勉強しないとまずい…。

真夜中2

少し勉強。読書したり、某院生の論文を読んでコメントしたり。


05/Jan/2007 (Friday/vendredi/Freitag)

普通に起きる。なんとか不燃ゴミを出す。

昨日のニュース、朝食、新聞。新聞にはさまれていたペットのチラシ広告は なんだかすごい。人格(ひと)ではないから値段がついても良いわけか。 しかし、「年末年始大感謝セール」とか書いていると、恐くなるよな。 「犬はひとであるか」って、ちょっと言いにくいかな。

メモ。 朝食で昨日の渋谷の切断遺体の話。なぜ「夢がないのね」という発言が それほど怒りを引き起こしたのか。 われわれは納得するために説明を求める生き物である。

お昼前

午前中は図書館でメタ倫理の勉強。

メモ。主婦の知恵としてのオッカムのカミソリ---「必要以上にモノを 増やすべきではない」。

真夜中

研究室でお弁当を食べたあと、昼下がりまで図書館でメタ倫理の勉強。 夕方、某テキストのミーティング。一応すべての原稿が出揃う。 やっと大きな仕事が一つ終わった。

夕方、高田馬場の某氏が訪ねてきてくれたので、某スタバでいろいろ相談。

夜、同僚の某氏とその奥さん、某妻(仮)と四人で新宿で新年会。 楽しく飲ませてもらう。焼酎のお湯割り。ごちそうになる。さんくす。

山手線で帰宅。酔っぱらい。

今日のニュース


05/Jan/2006 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

今日も公約通り早起き。寒い。

そういえば、まだ右足が痛い。だいぶましになったようだが。

昼下がり

朝から大学。またちょっと遅刻。午前中は翻訳の推敲と雑用。

お昼は某同僚と。いくらまぐろ丼。

戻ってきてからまた翻訳の推敲。 眠くなり30分ほど意識が飛ぶ。 しかし、この時間にシエスタを取ると夕方まで 有益に過ごせることが経験上わかっている(と言い訳してみる)。

夕方

某翻訳の推敲。今日の午前中に終わる予定だったが、 結局夕方までかかって半分までしか終わらず。 なんか能率が上がっていない気がするが、こんなもんか。 明日なんとか終わらせよう。

さて、ひさしぶりに水泳に行こう。

プール。病み上がりということもあって、今日は30分1.5キロ。 最初の1キロは、クロールでだんだんペースを上げていく男性に付いて 行ったのだが、この人は最初は本当にゆっくりで遅いくらいだったが、 徐々にペースを上げていき、最後は付いていくのがやっとというぐらいの スピードにまで上がっていった。不思議な人だが、おかげで楽に1キロ泳げた。 またペースメーカーになってくれないかな。

購買部で買物をしてから研究室に戻ってくる。

真夜中

夜、某同僚の家で鍋。楽しく話し、楽しく飲む。 話がおもしろいときはまったく何を飲み喰いしたか覚えていないが、 ビール、ワイン(カベルネ・ソーヴィニョン、キアンティ)、梅酒などを 飲んだ気がする。良い同僚を持って本当に幸せだ。

日付が変わる前に失礼して、大学に寄ってから帰宅。 ワインをよく飲んだのですっかり酔っぱらった。 今日は良く寝て、明日からまた仕事をしよう。

今日のニュース


05/Jan/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

お昼すぎ

早起き。昨日は某所でメキシコ料理を食べてからさっさと寝た。 早起きすると一日眠くて非効率な気がする。

真夜中

今日は大学で一日中翻訳と雑務。夜、ジムに行ったらシューズを忘れており、 ワークアウトできず。愚かだ。

帰宅してからも翻訳。時間を食うばかり。益なしとまでは言わないが、 ほんとに労多くして…というやつだ。翻訳は引き受けてはいけない。

(できれば)今日やること


05/Jan/2004 (Monday/lundi/Montag)

早寝早起き。

いろいろユーウツで頭を抱えたくなることがあるが、`It's not the end of the world.'と思って元気を出そう。いや、`Adopt, adapt, improve.'か。

お昼前

朝から真面目に大学へ。ユーウツなことの一つはなんとか解決。 Adopt, adapt, improve. 元気に行こう。

お昼すぎ

ちょっと合鍵を作りに外に出る。 ついでに某定食屋でネギトロイクラ丼を食べる。

午前中はけっきょく何もできなかったので、午後は勉強する予定。

昼下がり

ブリットニー・スピアーズが幼なじみと衝動的に結婚して、 二日で結婚を取り消しにしたそうだ (BBC)。 別にどうでもいいんだが。

夕方

翻訳。進まない。

夕暮れ

今日から新しい人が研究室に三人来たようだ。

ハクビシンは`civet'と言うようだ。

真夜中

夜、某氏と某相談。そのあと二人で適当に飲み喰いし、帰宅。


05/Jan/2003 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中 (午前)

まだたまっている新聞を読んでいる。新聞をためてはいけない。

去年の米国の映画興行収入の一位は、スパイダーマン。 二位はスターウォーズ・エピソード2、三位がハリー・ポッター2だそうだ。 映画全体の興行収入も一昨年を大幅に上回り(81億ドル→93億7000万ドル)、 たいへん好調だそうだ。

今年の抱負 (決定版)

  1. D論を書くこと
  2. 議論すること
  3. 逃避しないこと
  4. 知らないことは知らないと言うこと
  5. むやみにタクシーに乗らないこと

その他、全人的成長を目指してがんばりましょう。

真夜中2 (午前)

やっと新聞を読み終わった。今日は授業の準備をせねば。

それにしても寒い。耳がしもやけになりそうだ。

また生ゴミをカラスにやられたので、凍える寒さのなかで掃除をするはめに。 ネ、ネットを買わねば。

洗濯、ピザトースト、シャワー。寒い。

朝日新聞の一面は、一橋大が学生による授業評価を完全に公開することについて。 大学の情報公開、民主化という流れにあるといえると思うが、 はたしてこのような授業評価が民主的と言えるかどうか。 以下、メモ。

昼下がり

大学のそばの某ホームセンターに行き、カラス対策用ネットを購入。 プラスチックか何かで出来た「カラスの死体」とかもあったが、 ネットが一番確実そうだ。

そのあと、某所でタコ焼きとタイ焼きを食べながら、 今日の朝刊を読み、買物をしてから帰宅。今日はほんとに寒い。 大型の寒気が来てるんだそうだ。

コタツでしばらく寝る。 それから国外の友人にもう少しメールを打つ。 ちゃんとカードを送るようにしないとなあ。 Keep in touch.

ひさしぶりにスパゲティを作ってみる。ペペロンチーノにツナを入れ、 レモンをかけたもの。一週間前に買ったレモンはすでに腐りはじめていたので、 少量使って処分。もったいない。ブロッコリも作って食べる。

メモ。


05/Jan/2002 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中 (午前)

「接続中です...」

「ん、何おまえ? Real Playerか?」

「接続中です...」

「だから何だっての」

「いつまで経っても接続中です...」

真夜中2 (午前)

「何か読みたくなり、先日原宿の某ブックオフで買った筒井康隆の 『わたしのグランパ』を読む」

「接続中です...」

「非常に読みやすく美しい日本語で書いてある小説。 孫娘と町の人びとの幸せのためには自分の命を捧げることも厭わない、 肝の座り、小粋で、謎の多い老人を描いた短編」

「でも、スチームバギーならその必要はありません」

「話の展開は非常によくできていておもしろいんだけど、 ちょっとおじいさんの徳が高すぎるというのがあれだな。 神さまみたいで愛敬がないというか」

「なんか、『青春の門』を思い出しました」

「浮気したヤクザの娼婦がコンクリの壁に顔を押しつけられたまま 十数メートル引きずりまわされるというくだり、ほんとに痛そうだった」

「それで何がいいたいの、この小説は」

「現代の日本社会にはこんな大人が必要だっていうことじゃないの」

「大人たちが自分のことばかり考えて住んでいる町のことを考えないから、 子供たちもヤクザもはびこってダメになっちゃうんだってことかな」

「大人は勇気を持って子供やヤクザに対面しろ、ということか」

「あと、夫はちゃんと妻の性欲を満たせ、とか」

「父がダメなんだよね。 団塊の世代の父がダメだから超人的な祖父がなんとかしてやる。 けど、最後まで父は祖父の偉大さを理解できず、 孫娘が祖父の遺志を継ぐ。これからは女性の時代だと。そういうことかな」

「なに、その説教くさい読み方は」

「ちょっとした寓話だよね、この物語は。いろいろな意味が読みとれる」

「というわけで、評価はB。よくできた短編」

「小説を読みながら、 ついでにテレビでやっていた『グランブルー』もついでに見た。 イルカ男の物語。いつのまにか終わっていた」

「電話で起こされる。眠かったがせっかくなので起きてシャワー、朝食」

「ちょっと喫茶店でも行って勉強してくるか」

「豚細胞の表面にあるアルファ1ガラクトスという糖を取り除ければ、 豚の臓器を人間に移植できるそうだ」

「人びとの偏見も取り除かないと、異種間移植はできないでしょ」

「異種間移植はゼノトランスプラント(xenotransplant)と言います。 ゼノは異種とか外部とかいう意味で、今流行りの言葉はxenophobia、 つまり外国人嫌い。ドイツや英米で流行っているとされる病気です」

「ヘイトクライム、はんた〜い」

「はんた〜い」

「市バスの事務所に電話して問い合わせてみましたけど、 やっぱりカメラの届出は出てないそうです」

「どこかで失敬されたんだろ。あきらめて新しいのを買いな」

「そうですね、お金に余裕ができたら、前回のよりも少し高性能なのを買います」

昼下がり

「朝、英字新聞を買いに出かけると、 あてにしていた近くの某ファミリーマートがつぶれている。 しかたないので20分ほど自転車で近所をうろついた末、 下宿から10分ほどのところにある別の某ファミマを見つけ、 そこでDaily Yomiuriを入手する」

「定期講読すれば?」

「現在、某君と前向きに検討中です」

「それから某スタバに行き、新聞を読む。 『倹約するためには某スタバなんかに行っちゃだめだ』という記事を、 カフェラテをすすりながら楽しく読む」

「その主張を真面目に受けとるなら、 カフェラテをすすることはできないはずよ」

「あ、ヘア読まないと」

「新聞を読むとお昼を過ぎていたので、 下宿に戻りスパゲティを作って食べる。 眠いので昼寝をしよう」

「ほんとぐうたらね、あなたは。 某君の修論草稿を読まないといけないでしょう」

「今日中に読みます。ぜったい。あとマッキーも読みます」

「思い切り寝てしまう。気付いたら9時」

某仙人しゃべり場について、 いたいけなコドモを搾取する番組だということを語られている。 たまたまテレビをつけたらやっていたので見てみたが、 『人は平等って本当ですか?』という題目だったので、 おもしろく見た」

「差別がある現実は変えようがないから、自分が変わるしかないっていう ストア派みたいな意見が多いのが印象的だった」

「道徳も法も若者にはいかんともしがたいっていう悲観的な世界観だよね」

「現実的っていうんじゃないの、それ。あんたは理想しか見えてないから。 安楽椅子の哲学者」

「たしかに、真剣に語る子供たちを見せ物にしてるという感じもあるな」

「いや、そんなにひどくないんじゃないの。 民放だったらもっとお笑いにしちゃうわけでしょ。 あ、お前なに泣いてんの、みなさん泣いてるよこいつアハハハ歯、みたいな」

「あんなの学級会でやればいいじゃんっていうけど、 見本を示すという意味もあるんじゃないの。 学校だけでやることは、学校くさいと敬遠されるでしょ。 テレビでやることによって、 ああいう風にしゃべることはカッコ悪いことじゃないんだってことを 示す働きがあるかも」

「だったら、テーマ曲に忌野清志郎はないんじゃないかな」

「お、おれのどこが悪いんだ」

「あ、すいません。悪いというつもりはないんですけど、 議論することがインだということを示すのに忌野清志郎や尾崎豊はどうなのかな、 と言いたかったのです」

「差別だ差別だ」

「もちろんぼくはお二人のどちらも好きですよ」

「若いアイドルが一般に搾取されているというのは賛成。 モーニング娘。はマルクスかフェミニズムを勉強して蜂起する必要があると思う。 全国のアイドルたちよ、団結せよ」

「いや、あたしアイドルですが、あなたの言ってること、 よくわかんないんですけど。あたしチヤホヤされて幸せだし。 かっこいい彼もいるし、いつも眠いけど、お金もたくさんもらってるし。 お金持ちの実業家と結婚すれば、アイドルやめたあとも幸せに暮らせると思う。 あたしは食い物なんかにはされてないわよ」

「いや、きみはそう思っていても、 実は搾取されていて人間性から疎外されているというのが フェミニズムの主張であり…」

「そんなこと言うのは、アイドルになれないあなたのヒガミじゃないの。 ルサンチマンよね」

「というわけで、次回のしゃべり場の議題は『モーニング娘。は搾取されているか』 でお願いします」

真夜中

「う〜ん、新聞を読んだら終わってしまう一日って…」

「そういえば、12月の中旬に手に入れたCD」


05/Jan/2001 (Friday/vendredi/Freitag)

今日の勉強

まだしてません。やばい。

某君の卒論の草稿が送られてきたので序論と結論の部分だけ読んでコメントする。

The Snowman

友人からタダ券がまわってきたので、夜にThe Snowmanというミュージカルを見に行く。 子供向けの内容で(実際、まわりはガキだらけだった)、 それほどおもしろくはなかったが、踊りが中心だったので退屈することはなかった。

News Memorandum

from today's Guardian


05/Jan/2000 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

お昼

昨日の記録。昼下がりに起きる。 そのあと母にメイルの見かたを教える。 これで三日目だがなかなか覚えてもらえない。

今日はジャンプやらサンデーやら少年誌四誌がいっぺんに発売されていた。 全部買ってしまいたい衝動に駆られたがガマンした。 帰りの新幹線で数冊読んで、残りは京都で買おう。

夜、Performa5320を梱包する。 兄に28.8kbpsの外付けモデムをもらう。感謝。

昼間に某宅急便会社に連絡。 5日の午後の何時かに荷物を取りに来るという。

夜中の2時ぐらいまでボンヤリしてから寝た。


真夜中

今日の記録。お昼に起床。 久しぶりにまじめに勉強。

昼下がりにクロネコが荷物を取りに来てくれる。 オークリーの論文をひとまず読み終える。 某君の卒論もだいたい読む。 ここ一週間、まともに勉強したのは今日だけかも。

夜、某駅で新幹線の切符を買う。 駅前の古本屋でサンデーとマガジンも買ってしまう。 久しぶりにマンガを読む。

一週間で6万円近く使ってしまったことに気付き、ガクゼンとする。 あれ、いったいどこでそんなに使ったのか? 電車賃とコンピュータ代を入れても4万円だ。 するとあとの2万円は? (少し考える) ま、いろいろ使ったか。 あ〜、節約節約、節約しなきゃ。 今月も奢侈禁止令発令。


スケッチ1: みどりの窓口におけるカテゴリーミステイクの一例

「はい、次の方」

「すいません、禁煙席一枚お願いします」

「はい、本日の新幹線の指定ですか」

「いえ、禁煙席をお願いします」

「だから、新幹線の指定席か自由席かって聞いてるんですよ」

「いえいえ、指定席ではなくて禁煙席をお願いします」

「ちょっとお客さん、ふざけないでくださいよ」

「わたしはいたってマジメですよ。 あなたこそなんだ、わたしの嫌煙権を侵害するつもりですか」

「ちょっとちょっと。いいですか、禁煙席って言ったって、 いろいろあるでしょうが。新幹線の指定席の禁煙席だとか、 雷鳥の指定席の禁煙席だとか」

「そうじゃないんです。わたしが頼んでいるのは、 新幹線の禁煙席だとか雷鳥の禁煙席だとかいう特定の禁煙席ではなく、 禁煙席そのもの、禁煙席ピリオド、いわば普遍的な禁煙席なのです」

「はい、そしたら次の方どうぞ」

「ああっ、わたしの嫌煙権がたった今侵害されたっ」


01/05/99 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

40000字突破。このままだと41000字くらいになりそう。 まあ、後で削れるだろう。

夜、某師匠や研究室のみなで食べに行く。 議題は結婚。ビデオ。ビデオゲーム。その他。 某師匠におごってもらう。感謝。

それから戻ってきて結論を書き始める。 結論において功利性の原理の正当化の問題に触れると本論で予告したので、 それもまとめなければならない。大変。 某先輩にメイルするのが遅れてしまったので、 謝りのメイルを送る。 今日のお昼ごろに完成させて送る予定。


某所で今週号のジャンプ、サンデー、マガジン、チャンピオンを購入。 まだしばらく某喫茶店が開かないので。


わ。マンガ読んでたらこんな時間になってしまった。 とっとと寝よ。


約6時間寝る。さて、書かねば。


お昼

とりあえず結論まで書いた。 急いで某先輩にメイルで送る。

現在のところ、本文および注を入れると約41250字。 残りの7日間で、 1. ぜい肉を削ぎ、 2. 読みやすくし、 3. きちんと理屈が通るようにしなければならない。

しかし一安心。 おれもがんばれば40000字書けるのだ。 マラソンでとりあえず完走した気分。 これから一週間は、 タイムを縮める(=内容を優れたものにする)努力をしなければならない。


昼下がり

またラーメン。


昼下がり、買物をしてからいったん下宿へ。 途中古本屋にも寄る。

下宿に戻ってから、二時間ほど寝る。 それから風呂に入り、また大学へ。 某所で一人寂しく夕ごはん。

某師匠の骨折りのおかげで、pascalがだいぶ復活したらしい。 日記のファイルは全部復活する。 日記をpascalに移すかどうかは、しばらく様子を見るつもり:-)


日記の整理に時を費す。


真夜中

メイルの整理。原始的だが、他に方法を知らないので、 ここ一週間に来たメイルと出したメイルを全部、 ciceroからpascal転送してしまった。

ついでに、某師匠に教えてもらって、 ciceroに来るメイルを自動的にpascalにも転送されるようにした。

そのとき、先日から某先輩にメイルを出しているつもりだったが、 実は届いていなかったことがわかる。やられたっ。 急いで再び草稿をメイルする。

君の卒論メイルも届いていないはず。知らせてやらねば。


01/05/98(Monday/lundi/Montag)

夕方(こだまの言文一致体日記)

えっ、言文一致で書くんですか?ん〜っ、それは難しいですねえ。あっ、 いま、どこかはるかなる高みから、言文一致よりもまず言動一致を試みろ、と いう指令が聞こえてきました。すみませんすみませんっ(と、とりあえず謝る-- 某氏から学習)。

今日また朝早くに起きたんですけど、あ、塾があるから ですけど。それで、交通費を浮かそうと思って自転車で烏丸まで行ったんです よ。そしたら自転車のカギを落したみたいで、帰りにいくら捜してもないんで すよね。しかも合カギもなくって。一気にブルーズですよ。

仕方ないから、かっこ悪いけど自転車担いで、自転車屋さんまで行って。 あれってほんとに情けないんですよね。あ、あの人自転車のカギ無くしたんだ。 あらま、自業自得。ご苦労さん。って、ぼくもいつも思いますから。

幸い、わりとすぐ近くに自転車屋さんがあって助かったんですけど、カ ギの付け替え代を払って散財しちゃって、結局自転車 で行ったのが裏目に出てしまいましたよ。これでまたMDが遠ざかってしまいま した。

あっ。そいえば、今書いてて思い出しましたけど、今日の朝、烏丸に行 く途中でまた黒猫を見たんですよっ。ただし今日は目の前を横切らないで、ぼ くの右手の方をでんでん歩いてたんで、どういうことが起きるのだろうって考 えてたんですけど。そうか。これだったのか。いや、ほんとに因果関係がある のかどうかわからないですけど、これまでの経験から帰納的に考えるとなんだ か関係がある気がします。そんな気しませんか?


枕草子

浪人生のときに、河合塾のある先生によって、「ああ、古文って奥が深 いなあ」って思わされたんですけど、今清少納言の枕草子を読むと、なんなん だこいつはっ、て感じがしますよね。試しに少し訳してみましょう。

「もう最高っ」てほどじゃないけど、手紙ってやっぱりいいものよね。遠 くにいる人のことがさ、めっちゃ心配で、どうしてんのかなって思ったときに、 (その人からの)手紙を見たらさ、その人が目の前にいる気になるでしょ、これっ てすっごいことじゃない?それにさ、自分が思ってることを書いて送ったら、 気持ちがすっきりするし。もしも手紙ってものがなかったとしたら、どれだけ 気がふさがっちゃうことやら。

すごい感性的な文章でしょ。手紙の効用という、当り前といえばほんと に当り前の事実を述べてるわけだけど、彼女はその事実に個人的な価値判断 (美的判断)を付け加えて読者に強引に押しつけて来る。「ねえ。これ、いいで しょ?あれ、だめよねぇ。あ、それ最高っ。…」

やっぱり、なんなんだこの女はっ、て感じしません?


01/05/97(日)

記載なし。


何か一言

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Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
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Last modified: Sun Jan 13 20:24:33 JST 2013