表象

(ひょうしょう representation, presentation)

表象(リ・プレゼンテーション)とは、超簡単にいってしまえば、 実物に代わる(リ)現われ(プレゼンテーション)である。

---大庭健


観念みたいなもの。 頭の中に投影された、外界の対象の像のこと。 ドイツ哲学でよく用いられる語。 (ドイツ語ではVorstellung)
ギリシア語ではphantasia (パンタシア)、 ラテン語ではvisum (キケロがギリシア語のパンタシアを訳した)、 フランス語ではrepre'sentation。 キケロ曰く、 「表象とはそれの源から印象され形成されるものであり、 それの源でないものからはそうなりえないものである」。 以上は主に、 『ストア哲学』(ジャン・ブラン、有田潤訳、白水社、1959年) から学んだ知識。 (08/27/99 追記)


上の引用は以下の著作から。


KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Fri Jan 28 06:20:43 JST 2000