(よていせつ the theory of predestination)
キリスト教の学説。 人間が来世において救われるか地獄に落ちるかは 神さまによってあらかじめ決定されており、 たとえ現世でどんなにがんばったとしてもその運命を変えることはできない とされる。 この学説を主張した代表的人物はアウグスティヌス とカルヴァンとされる。
しかし、その決定論的な世界観は、 意志の自由の否定につながるので、 たとえばケンブリッジ・プラトニスト達は 猛烈にこの考え方に反対した。 (05/17/99)