(けっていろん determinism)
自由意志の問題に関して言われる。
あらゆる出来事は、偶然に起こるのではなく、
すべて原因と結果の関係によって必然的に決定されていると考える立場。
たとえば、次に出るサイコロの目は、因果の鎖によって決定されている。
その場合、
一見自由な選択に基づいて行なわれているように思える人間の行為も、
やはり必然的に決定されていることになる。
こないだ読んだ『どうして一週間は七日なのか』によると、
占星術、
とくに生まれたときの星によってその人の運勢が決まるとするホロスコープは、
決定論的な立場を支持することになるため、
伝統的なキリスト教的自由意志論とは対立する傾向にあったらしい。
「柔らかい決定論」と「かたい決定論」という区別もあるが、 忘れてしまったのでまた今度書く。(04/18/99)