(じっしょうしゅぎ positivism)
フランスの思想家コントが作った言葉。
広義には、迷信、宗教、形而上学など経験によって証明できないものを排除し、 経験を唯一の基礎とする理論を構築しようとする立場一般を差す。 自然現象の説明において余計な要素を取り除くことを主張した オッカムや、 英国の経験論、 なかでも現象の背後にさらなる存在があることを否定したバークリや、 懐疑主義的立場から合理論を批判したヒュームは実証主義の先駆者として考えることができる。
実証主義はさらに法実証主義、論理実証主義などに区別されるが、 これについてはまた。
03/May/2000 (12/Jan/2001追記)