(げーむりろん game theory)
ハーサニー先生の説明によると、 「二人以上の個人の合理的な相互作用の理論であり、 この場合、各人は、 自分の目標を合理的に追求している他の人々に対抗して、 それぞれ自分の目標を合理的に追求しているものと考える」 (Amartya Sen & Bernard Williams ed., Utilitarianism and beyond, Cambridge UP, 1982, p. 43)。 わかりにくいですね。 わかりやすく言うと、 個々人がそれぞれ自分の目的を追求していると、 人によって追求する目的が違うわけだから、 衝突が起こるわけです。 たとえば、文化祭ではお化け屋敷をしたいという人と、 いや、演劇をしたいという人では衝突が起こる。 そのときに、 どうやれば合理的な解決を得ることができるか、 を考えるのがゲーム理論なのです。 囚人のジレンマ、 フォン・ノイマンの項も参照してください。 (11/19/99)