代理人

(だいりにん surrogate)

患者本人に代わって意思決定を行なう人のこと。代行者(proxy)とも言う。 一般には患者本人の家族かそれに準じる人が代理人となる。

代理人が患者本人に代わって治療についての判断を行なうとき、 一般に次のような基準に従う。

  1. 患者が判断能力を持っていたときに 作成した事前指示があれば、それに従う。
  2. それがない場合は、患者本人の価値観や人生観を考慮に入れ、 「あの人ならばこう判断しただろう」と考えて決定を行なう。
  3. さらに、患者本人の価値観もわからない場合は、 「合理的な人ならたいていこう判断するだろう」と考えて決定を行なう。

KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Fri May 12 21:25:20 2000