(べるもんとれぽーと the Belmont Report)
米国の「生物医科学と行動研究における被験者の保護のための国家委員会」 (The National Commission for the Protection of Human Subjects of Biomedical and Behavioral Research)が1979年4月18日に提出した 報告書。 その正式名は 「ベルモント・レポート --研究における被験者の保護のための倫理原則と指針」 (The Belmont Report--Ethical Principles and Guidelines for the Protection of Human Subjects of Research)。
いろいろひどい人体実験がされていたのが報道され、 これはいかんというので国家が委員会を作ってこのような報告書を出し、 合わせて規制法も作ったというわけ。 このレポートで主張されている三つの倫理原則、 すなわち「人格の尊重」と「善行beneficence」 と「正義」は、 その後の生命倫理学の主流をなすものとなった。 原文を見たい人は次のサイトを参照。 The Belmont Report。また、25周年を記念したサイトも参照。
なお、この三つの倫理原則の部分に関しては、 ちょっと訳してみた。
追記: 2012年現在、翻訳が二つある。