ご意見のある方は、kodama@socio.kyoto-u.ac.jpまたはメイルを送るまで。
さて、再び自転車を撤去された2月26日の夜、予告通りに自転車撤去を弾劾する文章を書こうと思ってコンピュータに向かったのだが、その前にメイルが来ていないかどうかをチェックすると、ぼくが全然知らない人からメイルが一通来ていた。そのメイルは次のように書き始められていた。
「はじめまして。小生は日頃より「こだまの世界」を愛読しているものです。まずはじめに、大学院合格、おめでとうございます。以後、勉強に力を入れすぎて、ホームページの更新がおろそかになる、などということがないように、くれぐれもお気を付け下さい。」
ぼくにメイルを送ってくれる人は、どこか壊れている、とつねづね思う。彼らの特徴は、どこまで本気で書いているのか分からないところである。(ま、それはそれとして)さらに続く。
「早速ですが、今日のホームページに書かれていた、自転車撤去の件、ご同慶の至り、いや違った、謹んでご哀悼の意を表します。小生も、幾度も幾度も愛車を持ち去られた経験のある京都市民の一人として、あの極悪非道の自転車撤去には大きな怒りを覚えずにいられません。また、あのような悪法を野放しにしている京都市民や、京都市長には失望せざるを得ません。こだま語を使わせていただくならば、あいつらはいっぺん死なせたらんとあきまへん。」
う、かなりこだま度が高い。どのサーバから来たメイルか調べると、kyoto-inetとなっている。京都の小市民らしい。
「そこで、このことについては小生も意見がないことはないかもしれないに違いない。奥さんお手間は取らせません、少しばかり聴いておくれやす。」
…だんだんむちゃくちゃな日本語になってきた。けれども、これ以降の文章は、少し危険思想が入っている気がするが、素晴らしいものである。偉そうな言い方になって申し訳ないが、そこにぼくの言いたいことはほとんど言い尽くされている、と言っていい。そこで、このメイルをぼくのホームページに載せることを了承してくれるように本人に頼んだところ、二つ返事が来た。というわけで、以下は彼のメイルの全文(ただしすでに載せた部分は繰り返さない)と、ぼくのコメントである。
なお今ぼくは、「彼」と書いたが、実際のところは男性か女性か分からない。ペンネームはサドSadeとなっている。ま、この文体からして十中八九は男性であろう。