index / 反-死刑廃止論 / なんで死刑ってやったらあかんの?

死刑廃止、反対っ!!


ご意見のある方は、kodama@socio.kyoto-u.ac.jpまたはメイルを送るまで。


はじめに

まず、次の引用文を読んでいただきたいのである。

「死刑の存廃は一国の文化水準を占う目安である」(はしがきp.3)

「…こうしたことの全ての背景に、われわれは、強いヒューマニズム精神こそ が死刑廃止への情熱を支えていることを、自覚していなければなりません。」 (p.20)
これは、団藤重光氏の『死刑廃止論』から引いてきたものである。わたしはこ の本を読んで、死刑廃止に反対の立場を採ることを決めたといえるのである。 「ここっ、このかかっ、書き方はっ、ななんだっ!! てっ哲学的に考えて死刑 廃止を支持するに至った人間は、ぶっ、ぶぶっ文化的に劣っていて、ヒューマ ニストじゃあないって言いたいのかっ、えっ。けっ。けっ、けっ。けっ。こっ、 ここれだから***は困るんだ。***以外は人間じゃあないと思い込んでやがる。 けっ。どうせ+++なんて人間とも思っていないんだろう。けっ。ちちっ、ちき しょうっ。++にしやがって。こここうなったら、徹底的に反論してやるぞ、ぎょ ぎょっ、玉砕覚悟で***に立ち向かってやるぞっ。ててっ、徹底抗戦だっ。じ、 人民戦線だっ。む、む、むーんっ。」と、このように沈思黙考してみたのであ る。

この問題は、応用倫理学の授業で発表しようと思っていたのであるが、夏休み の間に図書館などで調べていくうちに、簡単には決着の着かない問題であるこ とがわかったので、とりあえず今まで調べ考えてきたことをここに載せようと 思う次第である。これを読んでご感想を頂ければ幸いである。

そのうち、ベンサムやミルの死刑についての意見も載せるつもりなのである。


児玉の現在の意見

死刑を完全に廃止する必要はない。すでに社会に甚大な害 を及ぼし、これからもその危険が大いにあるような人間は、誤判の可能性がほ ぼなければ、予防論の立場から言っても、応報論の立場から言っても、死刑に するのが妥当である。そのような極悪犯罪人が出てくる可能性も考えて、死刑 制度自体は存続させ、その適用の数を極力減らせばよい。


1989/1/1現在での死刑廃止国の数

死刑全廃は35カ国、通常犯罪についての死刑廃止は18カ国、事実上の廃止 は27カ国で、計80カ国。ちなみに、国連加盟国は93年8月現在184カ国である。 国家の総数は190カ国。新しいデータが欲しいのである。

死刑廃止に関する国際的規約・運動


日本の法制度


死刑存廃論議の主な争点


  1. この哲学者を小馬鹿にした部分については、加藤教授も『応用倫理学の すすめ』で言及している(p. 119)。

参考文献


Satoshi Kodama
kodama@socio.kyoto-u.ac.jp
Last modified on 12/29/96
All rights unreserved.