つれづれなる概説

◆PFOS規制案はPFOAも含めるべきである 欧州議会環境委員会

EU PFOS、PFOAの上市と使用の制限に関する指令の議会改正案を公表 (2006.9.22)

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◆EU:テフロンとゴアテックスは議会の顕微鏡のもとにさらされている(プレスサービス 和訳):


EU: Teflon and Gore-Tex under Parliament's microscope


 環境委員会はこの木曜日(7月13日)にペルフルオロオクタンスルホン酸の使用を削減に導くべきであるという報告を採用した。 これらは若干の産業的なアプリケーションと同様、テフロンとゴアテックスのような日常材料で使われる塩素処理化合物(おそらく誤記であり、フッ素処理化合物が正しい)である。 それらは温室効果に貢献して、そして、それらが生物蓄積性であるから、人体に有害である。 若干の特例が許されるであろうけれども、従ってMEPs(Members of the European Parliament)は可能な限りそれらの使用を制限することを望む。

 塩素化学の産業は過去にDDT、PCBと CFCsのような物質を生産し、それらは環境破壊をもたらした。しかし今日禁止されるかあるいはしっかりコントロールされるようになった。 ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)は同じく有害であると分かってきたペルフルオロ化合物の比較的新しいクラスのメンバーである。 従って新しい指令がこれらの化学物質を扱うために必要とされる。

 欧州委員会はPFOSが市場に置かれるか、あるいは物質そのものあるいは調合品の構成要素に重量0.1%以上になる濃度で使われるべきではないことを提案している。棄権1票、賛成50票によって今日採用されたCarl Schlyter による報告(Greens/EFA, SE)の主要な提案はこの数字を0.005%に減らすものである。

 最近のOECDの研究に従い、環境委員会はこの指令が PFOS に類似の構造と毒性を持っているペルフルオロオクタン酸(PFOA)に同じく当てはまるよう投票した。 この物質の濃度が同じく重量で0.005%に制限されるであろう。

 委員会によって採用されたそれ以上の改正の下で、指令は新しい製品に当てはまるであろう。しかし使用中である、あるいは中古のマーケットにすでにものを除外する。法律が施行に入った後、最高18カ月間、泡消火剤は使うことができる。 しかしながら、加盟国がこのような製品からのさらなる排出を妨ぐために処置を取らなくてはならない。

 加えるに、指令が施行に入った6年後まで、環境と作業場へ放出されるPFOS濃度が1 micro g/1kg-PFOS以下になる制御された閉鎖系での使用は許される。

 それらが管理された閉鎖系で使われるならば、指令が施行に入った8年後まで、写真平版プロセス(フォトリソグラフィ)のための光硬化性樹脂や抗反射レジストコーティングの使用の特例をMEPsは同じく与えた。 フィルム、紙あるいは印刷プレートに適用される産業的写真コーティングはさらに4年間を許されるであろう。

 航空用油圧液体についてPFOS の代用品がなく、そしてそれは航空機の安全性のために極めて重要である。 従ってこれらは10年間特例を認められるであろう、そしてそれは代替品の開発のために延長することができる。

 もし製造業者が彼らがより安全な代替物あるいは代わりのプロセスを開発するすべての努力をしたとして、そしてこれらがまだ利用可能ではないことを証明することができるなら、以上の特例はケースバイケースで限定された一定期間延長されるかもしれない。


原文:[HTML]

[2006/08/28]


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