◆PFOSをPOPs議定書に追加するための検討を行う
◆国連欧州経済委員会プレスリリース和訳:
米国の批准によって大気汚染議定書は推進される
執行機関は記念すべき会議をまとめ上げた
ジュネーブ, 3日12月2004年 - 米国の批准により,酸性化・富栄養化・地表面オゾン減少のためのヨーテボリ議定書は発効まであと2批准国を残すまでとなった。米国の批准はジュネーブの国連欧州経済委員会の第25回記念となる長距離越境大気汚染条約会議の執行機関会合で発表された。
米国は, 欧州共同体とともに,大気汚染の半球状な輸送を調査するために新しいタスクフォースの先頭に立つ。長距離越境大気汚染条約会議の下のもう一つのプライオリティである微粒子の新しい専門家グループはドイツとイギリスによって,指導される。その仕事はヨーテボリ議定書の変更または微粒子に特化した新しい議定書をもたらすかもしれない。
執行機関はまた、POPs議定書への追加のために考慮されるかもしれない二つの新しい残留性有機汚染物質(POPs) をレビューすることにした。それらはpentabromo diphenyl ether(PBDE:ペンタブロモジフェニルエーテル)とperfluorooctane sulfonate塩(PFOS:ペルフルオロオクタンスルホン酸) である。PBDEは室内装飾品と家具で使用される臭素処理難燃剤である。PFOSは完全にフッ素化された陰イオンで、泡消化剤,半導体と油圧液体,また歴史的にカーペットや洗剤に使用されている。
今後数年の執行機関のもう一つの目的は東方に推進することである。それは東欧, コーカサス地方及び中央アジア国を議定書に関与させるための努力を倍加することを意味する。現在、アルバニア,タジキスタン,トルクメニスタン及びウズベキスタンを除くすべての国は条約会議の加盟国であるが、ほとんどの国は議定書に署名していない。
最終的に,条約会議は議定書の下での義務の不履行あるいは遵守報告を怠る加盟国の“naming and shaming”(名前の公表)の実施を続ける。1997 年の導入以来,この実施は遵守を非常に増進してきた。ギリシャ,アイルランド,ノルウェー,スロベニア及びスペインは1つまたはより多くの議定書の下での責任の履行が不十分であった。
会議を記念するいくつかの出版物の作成が今週着手された。多くのは加盟国からの貢献があった。
条約会議のより多くの情報、または新しい出版物のコピーを得るためには,下記に連絡しなさい:
Keith BULL
環境・人間調停部
国連欧州経済委員会
パレ・デ・ナシオン, オフィス346
CH - 1211 ジュネーブ 10, スイス連邦共和国
電話 : +41(0)22 917 23 54
ファクシミリ: +41(0)22 917 06 21
電子メール : keith.bull@unece.org
Web サイト : http://www.unece.org/env/lrtap/
参照 : ECE/ENV/04/P21
[原文]
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[2005/07/24]