診療を受けたい方

当部門は内視鏡(胃カメラ、大腸カメラなど)を用いた消化管腫瘍の内視鏡治療を専門としています。外来診察から治療まで消化管腫瘍(食道・胃・十二指腸・大腸の良性腫瘍や早期癌など)の内視鏡診断・治療に精通したスタッフのみで行っております。円滑な診療のために、当部門における診療の概要を説明させていただきます。

治療までのスケジュール

ご紹介いただいた医療機関からの診療情報をもとに、治療方針の決定に必要な検査を予約します。ご紹介元で内視鏡検査をお受けになっているとは存じますが、さらなる精密な観察や実際の内視鏡治療を想定した内視鏡操作の確認のために、当部門で内視鏡検査を再度行う必要があります。加えて、血液検査・心電図検査・呼吸機能検査・レントゲン検査・CT検査などを必要に応じて行っていただきます。

上述した検査の結果を、教授も含めた当部門のスタッフによるカンファレンスで十分に検討し、治療方針を決定いたします。初診時に再診外来(月曜・火曜・金曜の午後のいずれか)を予約しますので、再診外来にて治療方針を説明させていただきます。その際に入院・治療日の予約を行います。病状にもよりますが、再診から入院までの期間は概ね1ヶ月前後です。

治療の流れと結果の説明について

入院での治療が必要な治療の場合、治療前日に入院、翌日に内視鏡治療を行います。内視鏡治療を専門とした当部門のスタッフが行います。入院期間は経過が良好であれば、通常1週間程度です。退院後は2週間から3週間後に外来をご受診いただき、病理結果を説明させていただきます。

内視鏡治療によりご病気が治癒された場合、ご紹介いただきました医療機関に結果を報告しますので、その後の定期的な経過観察はご紹介元で行っていただきます。ご紹介元で新たにご病気が見つかった場合にはいつでもご受診をいただけます。また、ご病状から当部門での経過観察が必要と判断した場合は、定期的な通院をいただく場合もございます。

治療にあたっての注意点

退院後、汗をかくような運動(ゴルフやランニングなど)、飲酒、炭酸飲料、刺激の強いお食事、長時間の入浴や温泉、飛行機の搭乗による旅行や出張などは術後トラブルの原因となりますので、術後4から6週間程度はお控え下さい。

その他

上記はあくまでも原則ですので、必ずしも上記の説明通りにならないこともあります。また、大学病院として教育の義務を担っており、医学生・研修医・外国人医師などが診療を見学することがありますのでご協力のほど宜しくお願い申し上げます。なお、見学者が実際の検査・治療を行うことはありませんのでご安心ください。ご不明な点に関してはご遠慮なくご質問ください。

診察までの流れ
診療までの流れ
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