大会長挨拶
第38回日本サイコネフロロジー学会学術集会・総会
大会長 米田 龍生
奈良県立医科大学 泌尿器科・透析部 病院教授
このたび、2027年7月24日(土)・25日(日)に古都「奈良」におきまして「第38回日本サイコネフロロジー学会学術集会・総会」を開催させていただきます。
本会は腎不全医療における精神的問題解決に向けてトラブル症例を提示し、精神科医がコメントするサイコネフロロジーカンファレンスとして1990年に始まりました。透析・腎移植といった腎代替療法の成績が向上し、生命予後が改善するに伴い患者さんのQOLの重要性が増しており、臨床現場でも精神的問題への対応が大切になり、本学会の役割は非常に大きくなっています。初めてこの学会に参加した時、今まで、漠然と日常臨床で重要と感じていた患者さんとご家族の心について議論され、その対応について講義され、現場でコ・メディカルと思い悩む患者さんの精神、心理的な問題に様々な職種の方々から意見が出されて情報共有されており感銘を受けました。
今回、「最古の都でサイコを語ろう」をテーマとしました。会場の奈良春日野国際フォーラムは、奈良の大仏さん、廬舎那仏が鎮座されている東大寺からすぐのところにあります。東大寺は国分寺として建立され、天下泰平・万民豊楽を祈願するのみならず、平安二宗と南都六宋を合わせた八宗の研究所が設けられ、仏教の教理を研究し学僧を養成する役目を果たしてきた学問の場です。最古より学問がなされている、まさにサイコネフロロジーを語るのに相応しい地で学会を開催出来ることを楽しみにしております。
皆様のご協力のもと、患者さんや家族の方、また腎不全治療に日々携わっておられるすべての皆様の明日への糧になる様な充実した会になるよう努めて参りますので宜しくお願い申し上げます。