ご挨拶

会長 籏持 知恵子
近畿大学看護学部
このたび、第21回日本慢性看護学会学術集会を2027年8月21日(土)・22日(日)の2日間にわたり開催いたします。
高齢化の進展や疾病構造の複雑化・多様化に加え、労働人口の減少、AIやICTをはじめとするデジタル技術の急速な発展など、医療を取り巻く環境は大きく変化しています。
このような時代において、慢性看護の実践・研究・教育には、さらなる深化と発展が求められています。
本学術集会のテーマは、「つなぎ、拓く ― 慢性看護の魅力、礎と発展可能性 ―」としました。
「つなぐ」には、先人たちが築いてきた慢性看護の知識・技術・哲学、そして専門職としての志を次世代へ受け継ぐとともに、
慢性看護の本質や魅力を広く共有し、慢性看護に携わる人材のすそ野を広げ、未来へつないでいきたいという思いを込めました。
また、「拓く」には、変化する医療や社会のニーズに応え、新たなエビデンスを創出するとともに、AIやICTなどの新しい技術も取り入れながら、
慢性看護の発展可能性を広げていきたいという願いを込めています。慢性看護をどのように未来へ拓いていくのか、そのために私たちに求められる視点とは何かを、参加者の皆様とともに考えたいと思います。
本学術集会の開催地である大阪は、千利休が茶道を大成し、「もてなしの心」と「技を磨き、伝える文化」を育んだ地です。
茶道が伝統を大切にしながら創意工夫を重ねてきたように、慢性看護もまた、受け継がれた知と心を礎としながら、時代に応じて発展し続ける実学であると考えます。
基調講演、特別講演、シンポジウム、教育講演、教育セミナー、ナーシングキャリアカフェなど、看護学分野にとどまらず、他分野からも講師をお迎えし、
多彩なプログラムを企画しております。一人でも多くの会員の皆様にご参加いただけるよう、対面と一部オンデマンド開催で準備を進めております。
本学術集会が、研究者、教育者、実践家、そして未来を担う若い世代が交流し、慢性看護の魅力や礎、発展可能性について語り合う場となることを心より願っております。 企画委員・事務局一同、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

