部長挨拶

2021年4月より、国際医療部の新しい部長になりました中島直樹です。2015年に国際医療部を創生された清水周次・初代部長の後任として大変重要な役割を担うこととなりました。身の引き締まる思いです。
 2020年度は新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言から始まり、今日にいたるまで世界中の国際活動は大きく制限されました。国際医療部の3つのセンターの活動も一部は停滞を余儀なくされましたが、逆にコロナ禍のために、むしろ活躍が伸びた活動もあります。例えば、アジア遠隔医療開発センターはこれまでの遠隔医療教育の実績が認められ、国内外の多くの各種学会や会議のリモート開催を支援し、感謝されました。また、国際診療支援センターでは来日する患者さんは激減したものの、国内の在住外国人患者さんに対する通訳のサービス件数を中心に合計の業務量はむしろ増えました。病気になっても母国に帰られず当院を受診される方が増えたこともあります。さらに海外交流センターでは、好評の教職員の英語研修をコロナ禍のためにリモート開催で少人数化して回数を増やし、TOEIC対策クラスなどその目的の多様化もできました。
 このような時期だからこそできるたくさんの新しい経験をさせていただき、さらにスキルアップをして、withコロナ時代での九州大学病院の国際化を推進したいと考えております。これからもご指導をどうぞよろしくお願いいたします。

国際医療部
部長 中島直樹