米原班からの新しい論文がNature Neuroscience誌に掲載されました。本研究は、網膜内でのGABA(ɣ-アミノ酪酸)の多様な役割を世界で初めて明らかにしました。研究グループは、新たに開発した蛍光GABAセンサー「iGABASnFR2」を用い、ネズミの網膜のGABA信号を2光子顕微鏡で観察しました。これにより、40種類以上もの多様なGABA信号を一網打尽に可視化することに世界で初めて成功しました。この成果は、神経伝達物質の動態と機能の理解を深めるだけでなく、GABA異常が関与する神経疾患の新たな治療法デザインへの道を開くものと期待されます。
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