第156回例会 開催記録
日本動物心理学会第156回例会のご案内
日本動物心理学会第156回例会・玉川大学脳科学研究所グローバルCOE・科学研究費補助金基盤研究(S)「海のこころ、森のこころ─鯨類と霊長類の知性に関する比較認知科学─」特別講演会
「知能設計における普遍性と局所性 ~比較認知とロボットからのアプローチ~」
<日 時> 平成23年10月13日(木) 13:00~18:00
<企画者> 友永雅己(京都大学),高橋英之(玉川大学)
<場 所> 玉川大学 大学研究室棟 B104会議室
アクセスマップ:
http://www.tamagawa.jp/access/index.html
キャンパスマップ:
http://www.tamagawa.jp/access/campusmap.html
(上記キャンパスマップの10番)
知的な人工知能の設計において,動物の優れた能力を模倣することは有効である.しかし動物の持つ知的さを知れば知るほど,動物の持つ知能が単に優れている,優れていない,の一軸のベクトルのみでは捉えられないことに気づく.個々の動物は,その住む環境に適した形で,局所的にその知能進化させているように見える.その一方で,進化全体を俯瞰することで,このような進化の方向性の中に種間を超えた普遍性があるようにも感じられる.本ワークショップでは,異なる環境に住む動物の知能を研究している研究者に,ご自身が研究している動物の知能について普遍性と局所性の観点からご講演いただく.さらに知能創発をテーマにロボットの知能をご研究をしている研究者の方にもご講演頂くことで,知能設計における普遍性と局所性についてみなで議論できたらと考える.
13:00 – 13:10 企画趣旨説明 高橋 英之 (玉川大学)
13:10 – 13:40 「3つの時間を生きるチンパンジー:進化、発達、文化」友永 雅己 (京都大学)
13:45 – 14:15 「道具使用の発達的起源をアイ・スクラッチ課題で測れるか?」宮崎 美智子(玉川大学)
14:20 – 14:50 「イヌにおける社会的認知能力と異種間絆形成について」永澤 美保(麻布大学)
14:50 – (15分休憩)
15:05 – 15:35 「イルカの社会行動‐ふれあいと同調」酒井 麻衣 (東京大学)
15:40 – 16:10 「群集環境に適応する小鳥の”知性”:シジュウカラ科3種の対リスク戦略」川森 愛 (北海道大学)
16:15 – 16:45 「学習と適応に基づく原始的な道具使用のロボットモデル」鍋嶌 厚太 (CYBERDYNE株式会社)
16:45 – (15分休憩)
17:00 – 18:00 総合討論
指定討論者:大森隆司 (玉川大学)、酒井裕 (玉川大学)、菊水健史 (麻布大学)
18:00 – 閉会の言葉
大森 隆司 (玉川大学)
(タイムテーブルを更新しました。’11.9.28更新)
問い合わせ先:
友永雅己(京都大学)
E-mail: tomonaga[at]pri.kyoto-u.ac.jp
高橋英之(玉川大学)
E-mail: hideman[at]lab.tamagawa.ac.jp
([at]をアットマークに変えて下さい)

