平成12年度課題研究
『 QCAの精度を左右する要因と基本技術 』
近年、QCAはディジタルシネ画像の発展と相まって、冠インターベンション時のバル−ンやステントサイズなどの決定支援に重要な役割を担うようになった。シネ画像の記録媒体もシネフィルムからデジタルテ−プ、CD-R、さらにはRAID
DISKへと確実に移行してきている。QCAもFilm-based QCAからデジタルテ−プあるいはCD-Rに記録されたデジタルシネ画像を用いるoff
line Digital QCA、デジタルシネ撮影した画像を直接QCA解析装置に取込み行うon
line Digital QCAが発展し、いわゆるDigital QCAが主流になりつつある。年々QCAソフトウエア−のユ−ザ−インタ−フェ−スも優れたものとなり、計測範囲を設定することによって、大概はオ−トメ−ションで解析結果が得られ計測の迅速化が図られている。一方、計測者は解析結果が限りなく真の血管径に近くなるよう正確に計測する技術が重要となる。このためには、冠動脈造影からQCAソフトウエア−による計測まで計測精度を左右する因子を理解し、計測に関わる誤差を小さくする努力と工夫が必要となる。そこで、本研究ではDigital
QCAに絞り、Digital QCAの計測精度に影響を及ぼす因子を整理し、計測精度を高めるための基本技術を検討した。
(班長) 千葉県循環器病センター 景山 貴洋
〃 今関 雅晴
〃 佐藤 次男
石心会狭山病院 植木 茂樹
昭和大学病院 佐藤 久弥
〃 中澤 靖夫
社会保険小倉記念病院 川中 秀文
NTT東日本関東病院 若松 修
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