平成10年度 一般課題研究
『 DICOM画像による定量的冠動脈造影法の有用性について 』
1995年、デジタル画像のフォーマットの標準化が、米国循環器学会(ACR)と国際電子機器工業界(NEMA)によってDICOM3.0(DigitalImagingand
Communicationin Medicine)として規格化された。この規格化により、循環器X線撮影システムのデジタルシネ画像は、DICOM3.0に準拠したCD−Rへの記録が可能となり、CD−Rはシネフィルムに変わる保存メディアとなりつつある。
定量的冠動脈造影法(Quantitative Coronary Angiography,QCA)は、PTCAなどインターペンション時のデバイスサイズ決定のための支援、治療の効果判定、薬剤投与による冠状動脈の狭窄予防効果の判定などに用いられ、従来からシネフィルムがゴールデンスタンダードとして用いられてきた。今後は、シネリプレースメントが進む中で、QCAはDICOMフォーマットされたデジタル画像で施行される可能性が高いと予想される。そこで、循環器画像技術研究会では、DICOMフォーマット画像によるQCAの有用性を検討するため、血管狭窄ファントムを用いて評価したので報告する。
千葉県循環器病センター 景山 貴洋
今関 雅晴
佐藤 次男
昭和大学病院 佐藤 久弥
中澤 靖夫
石心会狭山病院 植木 茂樹
NTT東日本関東病院 若松 修
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『 DICOM画像による定量的冠動脈造影法の有用性について 』 PDFファイル
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