【講演プログラム】
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15:30〜15:35
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開会挨拶
竹内 浩昭 (静岡大学理学部)
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15:35〜16:10
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「環境ホルモン研究最前線」
井口 泰泉 (岡崎統合バイオサイエンスセンター)
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内分泌かく乱作用が疑われる物質の環境中濃度、容器包装からの食物への溶出などが把握され、巻貝、魚類、爬虫類等への影響も明らかとなってきた。実験動物の給水瓶から溶出したビスフェノールA汚染など新たな知見も含めて紹介する。
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16:10〜16:35
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「環境ホルモンによるサカナの卵成熟誘起とその阻害」
徳元 俊伸 (静岡大学理学部)
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内分泌かく乱物質の多くはエストロゲン様の作用により生殖機能をかく乱することが多くの生物で示されている。最近の研究により、魚類の卵成熟を直接誘 起するプロゲステロン様の作用を示す化合物や逆に卵成熟阻害作用をもつ物質が存在することが明らかになってきた。卵成熟の概要、内分泌かく乱物質と新規ステロイド膜受容体との関係についても合わせてお話ししたい。
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16:45〜17:10
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「甲状腺系を撹乱する化学物質の作用機構」
山内 清志 (静岡大学理学部)
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環境中に存在する有機ハロゲン化合物には、構造上甲状腺ホルモンと類似性を示す物質が含まれており、ホルモンのシグナル系の撹乱がどのように生じるのか少しずつ明かとなってきた。その概要を紹介する。
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17:10〜17:35
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「環境ホルモンと免疫機能」
茶山 和敏 (静岡大学農学部)
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ホルモンは内分泌機能だけでなく、免疫機能にも関係しており、環境ホルモン物質が免疫機能に対しても悪影響を及ぼしていることが判明している。そのひとつとして、免疫機能の異常によって生じる自己免疫病への影響について紹介する。
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17:35〜17:50
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総合討論
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