さて、実際にコメディカル参加型の西医体を実現するためには西医体体育大会規約第2条を改正する必要があるのですが、
規約を改正するためには評議委員会・理事会という機関の承認を得なければなりません。
これらの組織については、各大学の評議委員経験者の方や、運営に携わったことのある方ぐらいしかあまり理解されていないと思いますので、
少し説明をさせていただきます。
●評議委員会とは
各大学の評議委員(学生)により構成される機関で、毎年4回定例評議委員会が行われている。
運営に関する改正案はまず運営委員会によって評議委員会に提案され、承認されなければならない。
●理事会とは
各大学の理事(教授)により構成される西医体の最高機関。年2回行われ、評議委員会の決議事項の審議ならびに承認を行う。
つまり、評議委員会で承認を受けた提案は理事会に提出され、ここで承認されなければ改正は見送りということになります。
今まで、評議会で承認されたコメディカル関連の改革案は、理事会によって却下されてきました。
というのは、その案が現実的ではなく、実行に踏み切れば西医体が破綻するのが目に見えていたからなのだそうです。
理事会は西医体の責任ある機関として、無謀な計画を認めるわけにはいかないのです。
また、理事会には安全対策の問題や、大会日程の問題(各大学のカリキュラムが異なるため)など解決しなければならない問題も多く、
なかなかコメディカル問題まで手が回らないのも現実です。