コメディカル問題とは?

 

 

西医体に参加している部活動・サークルの中には、医学科生のみで活動しているのではなく、
コメディカルと呼ばれる医療系学科生(看護学科・薬学科など)と共に活動をしている部活動・サークルも存在します。

 

しかし、西医体では西医体体育大会規約第2条に

「本大会は西日本所在の大学医学部医学科生を以て組織する。」

とあり、現在では医学科生以外の学生は西医体に選手として出場することはできません。

 

それに伴って、「普段一緒に練習しているのにもかかわらず、また、同じ医療系の学生であるのに、
西医体に参加できないのはおかしいのではないか」という意見が毎年出ています。

 

 その意見はもっともなことでありますし、コメディカル学生も参加できる西医体になれば、すばらしいことだと思います。

 

しかし、現在の西医体の運営形式では、コメディカル学生参加型の西医体を行う事は不可能に近く、
なかなかその案を受け入れることにはいかないのが現実です。

 

現在、西医体は参加者が17,000人を超え、今や国体をも超える日本で最大の体育大会となっています。
そのような規模の大会にもかかわらず、運営の中心は学生なのです。学生である以上、当然のことながら学業や部活動と平行して
大会の準備もやらなければならず、時には授業を欠席したり、部活を休んだりして何とか運営の仕事がこなせるといった状況なのです。

これ以上参加者が増えるということは、宿泊、安全対策、出版、エントリーなどに多大な負担が上乗せされることは想像に難くありません。
コメディカルの参加を認めたけれど、そのために運営が破綻しては何の意味もないでしょう。

 

そこで、コメディカル参加型西医体を実現させるためにも、運営のあり方を変えていくような議論が何年も前から評議会で行われてきたのですが、
なかなか現実的な改革案を打ち出すにはいたらず、現在に至っているというわけです。


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