会長挨拶
第33回日本ニューロモデュレーション学会の開催にあたって
謹啓
このたび、2019年5月11日(土曜日)に都市センターホテルにおいて、第33回日本ニューロモデュレーション学会の会長を務めさせていただくことになりました。本会は 、「電気刺激治療研究会」を前身とし、現在では国際的にもInternational Neuromodulation Society(INS)のJapan Chapterに位置づけられている学会であります。そのため、本邦におけるニューロモデュレーションに関する医学の進歩を促進し、さらに運動機能と疼痛の改善に関して、広く知識の交流を行うことを会の目的としております。このような伝統のある学会の会長に選出いただきましたことを、大変光栄に存じます。
近年、運動機能の回復や疼痛緩和に関する医学の発展は日進月歩であり、さまざまな観点から基礎・臨床において研究されております。幸いにも本学会は、脳神経外科、麻酔科、脳神経内科、歯科、理学療法科、基礎研究者など、多彩な分野から会員が構成されているため、大会に出席することで、ニューロモデュレーションに関しては当然ながら、より広い領域においても新しい知識や情報を得ることができ、さらに意見交換なども行うことができます。
ニューロモデュレーション療法は、様々なポテンシーを秘めた治療であり、今後も多くの医療従事者が携わる領域であると確信しております。これから本格的にはじめようとされている若い方々にも、気軽に参加していただけるような会の運営を心がけております。より多くの先生がたのご参加を、心よりお待ち申し上げております。
謹白
井関 雅子
第33回日本ニューロモデュレーション学会会長
順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座