MDSJ 第3回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス
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Fax 03-5981-6012
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Movement Disorder Society, Japan (MDSJ)
会長挨拶
MDSJ第3回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス開催にあたって

2009年4月

 Movement Disorders Society, Japan(MDSJ)が設立されたのは2001年ですが,独立した学術集会を開始したのは2007年で今回は3回目となります.参加者は初回402名,第二回は512名と徐々に増加していますがまだまだ神経内科領域においては認知度が十分ではありません.一度参加された方々は本学会が極めて実践的かつ最先端の知識と状況を学ぶことがいかに可能かを知ることができると確信しています.

 MDSJの最大の使命は「教育」にあります.教育は繰り返して行うことにより,より効果を発揮します.テーマは同様であっても内容は常にupdateです。MDSJが対象とする疾患はパーキンソン病・運動障害疾患の名前に示されるように広範かつ臨床的,実践的なものです.本学会を特徴づけるものの一つとしてビデオによる教育があります.運動障害を診療する上である運動をみて状態像を見てどう表現・理解するか(症候学)は極めて重要です.この症候学の知識を共有すること無しにMovement Disordersの理解,診断,治療は成立しません.国際MDS学会は運動障害疾患の優れたライブラリーを有していますし,幸いにも我が国の優れたリーダーの方々はこうしたライブラリーを持たれています.こうしたビデオ・ライブラリーから学ぶことにより私たちはMovement Disordersにおける国際的に通用する共通言語を有することができ,このことにより私たちの臨床レベルを向上させることが可能となります.このことは本学会を大きく特徴づけています.私たちの医療は基礎科学無しにはあり得ませんが,本学会の依って立つところはあくまでも患者さんであり,その臨床であり,関連した基礎研究との連携であります. 期間中,早朝から夜遅くまで講演等がありますがこれらに参加することで疲労感に勝る深い満足感が得られることを確信しています.どうか各講演を,学会での新しい友と出会いを,旧友の語らいや知識、経験の交換を楽しんで下さるよう希望します.

 今回も盛りだくさんのテーマが示されていますがまだまだカバーし切れていない領域・疾患がありますがそれらは次回以降にご期待下さい.オープニングセミナーは基本的には教育講演と同一にあると理解してください.なお,他の学会と異なりオープニングセミナーは共催ですがMDSJおよび日本神経学会の会員の講師および座長にはいかなる方法においても経済的支援・謝礼を行わないことをMDSJでは第1回から絶対的原則としています.本学会運営は民主的であり学会の質の向上のために努力しています.このことはMDSJの矜持でもあります.学術集会の運営も国際学会に準じてtime keeperを置きません.MDSJの高い志をご理解いただき多数の皆様の参加とご支援を、そして、学会への入会をお願いするものです.
組織委員長
山本 光利
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