MDSJ - 第1回 Movement Disorder Society, Japan 学術集会
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Fax:03-5206-6008
E-mail:mdsj@asas.or.jp
会長挨拶
 Movement Disorder Society, Japan(MDSJ)におきましては,これまで日本神経学会総会の際サテライトシンポジウムという形で,活動をしてまいりましたが,本年より,独自の学術研究集会を開催することになりました.神経学会総会の際のサテライトも当分継続する予定でおります.神経学会総会時のパーキンソン病を始め運動障害に関する演題数は,脳血管障害に関する演題数に匹敵するくらい多く,これを専門とする臨床家,研究者,あるいはこれらの患者さんの数も脳血管障害についで多いと思います.このような状況を鑑みますと,独自の研究集会開催は,むしろ遅きに失した感がありますが,これからは,この学術集会を中心に,情報交換,共同研究などが発展してゆくことを祈念しています.

 国際的には,4つのパーキンソン病関連の国際会議が定期的に開催されており,それぞれの国内会議を定期的に開催している国も多数ございます.先進国の間では,本邦のパーキンソン病の患者さんの数は,アメリカについで多く,治療においても,会員の合意を踏まえながら,国内における治療方針の標準化が望まれる状態です.

 MDSJは,まだ揺籃期であり,会員番号などもご存じない方が大部分と思います.これからの事務手続きは,多数の学会の御世話をしておられる学会支援機構にお願いして,会員の皆様への連絡や情報提供を定期的に行えるようにしたいと考えておりますが,第1回の学術集会に関しては,会員・非会員の別を問わず,また会費納入をまだしておられない方でも,応募できるような形で進めたいと考えております.

 我々の研究の進展は,かならずやパーキンソン病及び色々な運動障害に悩む患者さんの治療の進歩に通じると思います.このようなこともお考えの上,奮って一般演題に応募していただくことを期待しております.何か不明の点がありましたら,遠慮なくご連絡下さい.
第1回 MDSJ 学術集会 組織委員長
水野 美邦
MDSJ