静岡大学東部キャンパスには生命科学の研究・教育に携わる多くの方々がいらっしゃいます。研究は基礎から応用まで、その研究分野は生物学から化学まで、また、研究対象は微生物から哺乳類までと多種多岐に渡っています。そのため、なかなか一つの話題を話し合うことが出来ないのが現状です。しかしながら、生命科学を研究する上で、共通の話題・問題があると思います。そこで、生命科学研究を指向する方々のネットワーク作りを目的として、生命科学懇話会を発足させることにしました(96/05/24 河田雅圭・近江谷克裕)。
第148回 静岡ライフサイエンスセミナー | |
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日 時 | 2006年12月22日(金)13:30〜15:30 |
会 場 |
静岡大学理学部B棟B212教室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
東京大学 海洋研究所 海洋生命科学部門 生理学分野 教授 竹井 祥郎 先生 |
演 題 |
『逆系統発生学(Reverse Phylogeny): 魚類内分泌学は広く内分泌学にどのように貢献できるか』 私ども比較内分泌学研究者は、昆虫少年が昆虫の研究者になるように、自分の研究対象である動物に興味を持って研究をしている。そのため、自分の研究が社会に役立つかどうかなどは考えていない。しかし、大学も独立法人化すると共に「研究成果の社会への還元」が叫ばれるようになり、自由な学問の場ではなくなりつつあることが危惧される。 そんな流れに対して正面から立ち向かうのではなく、斜に構えてうまくかわす方便として逆系統発生学(Reverse Phylogeny)を標榜している。比較内分泌学においては、これまで哺乳類のホルモンを用いて研究を行ってきた。しかし、最近になって魚類にしかない内分泌器官(スタニウス小体、尾部下垂体など)から抽出されたホルモンが哺乳類で見つかった。また、ナトリウム代謝ホルモンや降圧ホルモンが水生の魚類では陸生の哺乳類より多様化していることがわかってきた。その理由は、魚類では鰓の単層上皮を介してナトリウムがほとんど無い淡水や血漿の3倍もある海水に接していること、また魚類では水の浮力により重力が相殺されるため、低い血圧で血液を循環させることができるためであろう。このような魚類と哺乳類の調節系の違いを利用して、魚類で多様化したホルモンのホモログを哺乳類のゲノムから探り当てるのが逆系統発生学である。この方法を用いて、これまでに2つの新規ホルモンを哺乳類で発見して、その生理作用を調べている。 |
問合先 | Tel 054-238-4772 |
第147回 静岡ライフサイエンスセミナー 第12回生命科学若手セミナー | |
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日 時 | 2006年12月1日(金)17:00〜18:00 |
会 場 |
静岡大学農学部B棟2階201教室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
東京工業大学大学院生命理工学研究科 島田 裕士 先生 |
演 題 |
『子葉特異的葉緑体形成機構の解析』
双子葉植物の子葉と本葉は同じ光合成器官であるが、本葉がシュート頂端分裂組織から分化するのに対して子葉は子葉原基として胚発生中の種子の中で形成される。またシロイヌナズナなどの無胚乳種子では子葉は種子の中で栄養貯蔵組織として機能し、発芽後に光合成組織となる。このように子葉と本葉はその形成過程が異なるだけでなく葉緑体の形成過程も異なっていると思われる。シロイヌナズナ変異体abc2は子葉のみが白化し、本葉は正常に緑化する。この変異体の子葉の色素体は、光照射下で生育させた植物体では膜構造が未発達で野生型とは顕著に異なる葉緑体が形成されるが、暗所で生育させた植物体では野生型同様に正常なエチオプラストを形成する。 本セミナーではABC2タンパク質の機能と子葉特異的な葉緑体形成機構について報告する。 |
問合先 |
[主催: 静岡大学生命科学若手フォーラム ] |
第146回 静岡ライフサイエンスセミナー 第11回生命科学若手セミナー | |
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日 時 | 2006年11月22日(水)17:00〜18:00 |
会 場 |
静岡大学理学部B棟2階213室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
静岡大学理学部化学科 小堀 康博 先生 |
演 題 |
『光とスピンによるタンパク質ラジカル反応の解析』
タンパク質においてラジカル化されたアミノ酸残基が、様々な酵素反応の初期過程に重要な役割を果たすことが知られており、タンパク質の立体構造や分子運動がどのようにアミノ酸残基ラジカルによる触媒過程を制御しているのかに大きな関心が持たれる。我々はタンパク質ラジカルが関与する反応の物理化学的メカニズムを実験的に解明する目的で、時間分解ESR法を用いてタンパク質活性領域における光誘起電子移動反応を測定している。 本セミナーでは、血清アルブミン薬物結合領域における光誘起プロトン共役電子移動によるスピンダイナミクスの研究を紹介する。ラジカル化したトリプトファン残基のナノ秒時間分解ESR スペクトルを室温において観測することに初めて成功した。タンパク質特定領域におけるトリプトファンラジカルの立体構造やラジカル対の分子運動について報告する。 |
問合先 |
[主催: 静岡大学生命科学若手フォーラム ] |
SSH公開講演会 (清水東高校) | |
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日 時 | 2006年11月2日(木) 14:15〜15:40(受付13:45〜) |
会 場 |
静岡県立清水東高等学校 講堂 (〒424-8550 静岡市清水区秋吉町5番10号,アクセス情報) |
演 者 |
東京大学大学院総合文化研究科長・教授 浅島 誠 先生 |
演 題 | 『アクチビンを取り巻く最新発生生物学』 |
講師紹介 | 1988年、世界に先駆け、中胚葉誘導物質がアクチビンであることを明らかにした。その後、動物極側の未分化細胞(アニマルキャップ)を、アクチビンで適切に処理することにより、拍動する心臓を始め17種類の器官や組織をつくりだすことに成功した。現在も、東京大学の浅島研究室を率いて、発生生物学の最前線をリードしている。 |
講演形式 | 清水東高校理数科1、2年生全員及び普通科希望者にする講義形式の講演(学外者にも公開) |
申込方法 |
別添の申込票(pdf;参加希望者の氏名・所属・職名・学年・連絡先Tel, E-Mailなど記入)を10月20日(金)までに、ファックスでお送り下さい。同じ内容をメールで送られても結構です。 宛先: Fax 0543-66-7685 E-mail (★10/30現在の学外申込者少数のため当日参加も可能です。★) |
その他 | 清水東高校は駐車場が狭いので、ご来校の際は公共機関をご利用下さい。 |
問合先 | Tel: 0543-66-7030 Fax 0543-66-7685 |
第145回 静岡ライフサイエンスセミナー 第10回生命科学若手セミナー | |
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日 時 | 2006年10月27日(金)17:00〜18:00 |
会 場 |
静岡大学農学部B棟2階201教室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
理化学研究所 植物科学研究センター 植物ゲノム機能解析チーム 黒田 浩文 先生 |
演 題 |
『シロイヌナズナF-boxタンパク質ファミリーの機能解析』
F-boxタンパク質はユビキチンシステムのE3の一つであるSCF複合体の構成タンパク質であり、ユビキチン化の標的タンパク質に対するレセプターをして働く。我々は、In Silico解析からシロイヌナズナゲノムに存在するF-boxタンパク質を568個予測している。これまでに約20のF-boxタンパク質の生理的機能が報告されているが、予測した遺伝子の殆どが機能未知である。我々は、多くのスプライシングバリアントを含むF-boxタンパク質ORFセットを作成し、F-boxタンパク質の機能解析を行っている。 本セミナーでは、F-boxタンパク質のスプライシングバリアントの解析およびORFセットを用いた機能解析例について報告する。 |
問合先 |
[主催: 静岡大学生命科学若手フォーラム ] |
第11回健康・長寿学術フォーラムサテライトシンポジウム/ 21世紀COEプログラム大学院生プレゼンテーションスキルセミナー | |
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日 時 | 2006年10月19日(木)14:00〜16:55 シンポジウム 2006年10月19日(木)17:00〜17:45 スキルセミナー |
会 場 |
静岡県立大学 小講堂 (〒422-8526 静岡市駿河区谷田52-1,JR草薙駅より徒歩15分,アクセス) |
プログラム (pdf) |
14:00〜14:05 開会の辞 木苗直秀 (静岡県立大・21世紀COEプログラム拠点リーダー) サテライトシンポジウム 14:05〜14:45 座長:小林裕和 (静岡県立大・院生活健康科学研究科) “Production of vaccines and biopharmaceuticals in plant chloroplasts and their oral delivery” Henry Daniel 教授 (Univ.of Central Florida) 14:45〜15:25 座長:山田静雄 (静岡県立大学・院薬学研究科) “Flavonoid-drug interactions: Effects of flavonoids on ABC transporters” Marilyn E. Morris 教授 (State Univ. of New York, Buffalo) 15:25〜15:35 休憩 15:35〜16:15 座長:豊岡利正 (静岡県立大・院薬学研究科) “細胞の増殖・分化・死のメカニズム解明のための微小流体を用いた研究” 高山秀一 准教授 (ミシガン大学・バイオメディカル工学科) 16:15〜16:55 座長:合田敏尚 (静岡県立大・院生活健康科学研究科) “Global roles and responsibilities for dietetics professionals in promoting health and longevity in society” Riva Touger-Decker 准教授 (Univ. of Med. & Dent. of New Jersey) プレゼンテーションスキルセミナー 17:00〜17:40 座長 野口博司 (静岡県立大・院薬学研究科) 大学院生発表:4名 コメント: Henry Daniel 教授, Marilyn E. Morris 教授, 高山秀一 准教授, Riva Touger-Decker 准教授 (※大学院生用にやさしく英語で話していただけます。) 17:40〜17:45 閉会の辞 奥 直人 (静岡県立大・院薬学研究科長) 17:50〜19:00 懇親会:学生ホール(参加費:教員1,000円;学生500円;会場にて徴収) |
問合先 |
企画・開催: 静岡県立大学21世紀COEプログラム 問 合 先: 今井康之 (054-264-5716),大橋典男 (054-264-5797) |
第144回 静岡ライフサイエンスセミナー 第7回 静大理学部版 ようこそ先輩 理学同窓会寄付講義 | |
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日 時 | 2006年10月5日(木)14:30〜16:00 |
会 場 |
静岡大学理学部B棟B212教室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
愛知学院大学心身科学部健康科学科 市原 啓子 先生 (1979.3理学部生物卒) |
演 題 |
『中学高校における健康教育の展開と理科学習について』
現在、「健康日本21」に基づく様々な健康づくり運動が展開されています。私が所属する愛知学院大学心身科学部健康科学科は、「健康日本21」の推進力となる健康指導者の養成、および言語聴覚士の養成を目的として平成15年度に開設された新しい学科です。健康指導者とは、保健体育教諭や養護教諭など健康教育に携わる人や、健康運動実践指導者や健康運動指導士など運動療法によって健康指導する人をいいます。 健康教育の中核となるのは、「保健」の授業ですが、2002年から始まった新教育課程では、小学校3、4年生でも保健学習を行なうようになったこと、教員免許法の一部改正で養護教諭が「保健」の授業を担当できるようになったことなど、保健学習の量的質的な充実が図られるようになりつつあります。中学校と高校の「保健」では、身体の発達、性成熟と生殖のしくみ、心の健康、薬物の禁止、生活習慣病や性感染症の予防と対策、環境と健康、障害の防止と応急救急処置など、多岐にわたって授業が行なわれます。また、「総合的な学習」では、環境問題や生命や健康に関する事柄が取りあげられることも多くなっています。しかしながら、健康教育は、保健学習のみでできるものではなく、理科、家庭科、社会(倫理)などと連携することで、より実効性を高めることができると考えています。 私は、修士課程修了後の6年間を静岡県の公立高校で理科の教員として過ごしました。教員が、人体のしくみや栄養、感染症などについて生徒がどの程度理解しているかを把握していると、生物や化学を教える場合には、話題の提供に大変役立つばかりでなく、生徒の「理科」学習への興味や意欲を引き出すことができたと思います。本講義では、中学と高校における「保健」の学習内容について紹介しながら、「理科」との関連性を考えていきます。また、今後の健康教育の方向について考察します。 |
問合先 | Tel 054-238-4780 |
第143回 静岡ライフサイエンスセミナー (ポスターpdf) | |
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日 時 | 2006年9月29日(金)16:00〜17:00 |
会 場 |
静岡大学理学部B棟B212教室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
国立遺伝学研究所・教授 角谷 徹仁 先生 |
演 題 |
『シロイヌナズナを用いたエピジェネティクス研究』
細胞分裂後に伝わる染色体上の情報は塩基配列だけではない。染色体高次構造や遺伝子発現情報の違いがしばしば安定に娘細胞に伝わり、塩基配列の違いと似た遺伝的挙動を示す。このような「エピジェネティック」な現象は、個体発生、インプリンティング、染色体制御、ゲノムの進化などと関連し、その分子機構には多くの真核生物で共通点がある。私達は、シロイヌナズナの突然変異体を用いたアプローチで、ゲノム進化と発生制御におけるDNAメチル化の役割を研究している。 ゲノムDNAの低メチル化によって、シロイヌナズナの内在転移因子の幾つかが転移抑制を解除される。転移抑制の目印であるDNAメチル化は、数世代にわたりエピジェネティックに継承される。一方、低メチル化に伴って異所的に発現し、発生異常を誘発する遺伝子もある。DNAメチル化の伴うエピジェネティックな制御は、組織特異的な遺伝子発現を保証するとともに、世代を越えた反復配列抑制によってゲノム構造を安定化する。転移因子分布の自然集団における多様性と実験室で誘導した転移の特異性から、転移因子の偏った分布が成立する機構についても考察する。 (参考文献) Kinoshita et al (2004) One-way control of FWA imprinting in Arabidopsis endosperm by DNA methylation. Science 303, 521-523. Kato et al (2004) Epigenetic control of CACTA transposon mobility in Arabidopsis thaliana. Genetics 168, 961-969. Miura et al (2001) Mobilization of transposons by a mutation abolishing full DNA methylation in Arabidopsis. Nature 411, 212-214. Kakutani et al (2005) Control of development and transposon movement by DNA methylation in Arabidopsis thaliana. Cold Spring Harbor Symposia on Quantitative Biology 69, 139-143. 佐瀬秀俊、角谷徹仁 (2004) 「シロイヌナズナを用いたエピジェネティクス研究」 蛋白質核酸酵素 Vol. 49, p. 634-641 研究室ホームページ: http://www.nig.ac.jp/labs/AgrGen/home-j.html |
問合先 | Tel 054-238-4772 |
第142回 静岡ライフサイエンスセミナー | |
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日 時 | 2006年9月26日(火)15:00〜16:00 |
会 場 |
静岡大学理学部B棟B212教室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
東京大学分子細胞生物学研究所 所長・教授 宮島 篤 先生 |
演 題 |
『肝臓幹細胞の発生・分化』
幹細胞は自己複製能と多分化能を併せ持つ細胞であり、発生学のみならず再生医療や癌研究においても重要な細胞である。血液や神経など生体内の様々な組織において、組織特異的な幹細胞の存在が知られているが、肝臓の幹細胞については不明な点が多い。肝臓の実質細胞である肝細胞と胆管上皮細胞に分化する未分化細胞が肝臓の幹細胞と考えられているが、その実態は不明である。 我々は、肝臓の発生分化機構の解明を目指して、細胞膜抗原に対するモノクローナル抗体を使って肝臓構成細胞を分離するシステムを開発してきた。とりわけ我々は、肝細胞と胆管上皮細胞に分化する能力をもつ胎児期の肝芽細胞および重篤な肝障害により成体肝臓に出現するオーバル細胞に注目して、それらの解析を行っている。肝臓幹細胞の発生・分化および癌化との関連などにつき最近の話題を紹介する。 |
問合先 | Tel 054-238-4780 |
第141回 静岡ライフサイエンスセミナー 静岡大学農学部講演会 | |
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日 時 | 2006年9月22日(金)15:00〜17:00 |
会 場 | 静岡大学農学部B201・202講義室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
国立環境研究所 藤沼康実 先生,小熊宏之 先生,梁炯材 先生 |
演 題 |
『森林生態系の炭素収支機能の観測研究−国立環境研究所の取り組み−』
国立環境研究所では、北海道の2ヶ所のカラマツ林(苫小牧・天塩)において、森林−大気間のCO2フラックス及び林内の炭素収支に係わる観測研究を2000年から開始した。その一つの苫小牧サイトは、アジア地域のフラックス観測ネットワーク(AsiaFlux)の基幹サイトとしての役割を果たしてきたが、2004年9月に来襲した台風により全壊し、観測が中断した。その後継として、富士山北麓のカラマツ林(富士北麓サイト)での観測研究を2006年当初から再開した。 富士北麓サイトは、アジア地域の陸域生態系の炭素収支機能に係わる観測研究の基幹拠点としての役割を果たすとともに、森林生態系の炭素収支量を、(1) 空気力学的手法によるCO2フラックス観測、(2) 森林植物・土壌の機能のプロセス観測の積み上げ、(3) 樹木の生長量・落葉落枝量からの推定、および(4) 航空機を用いたリモートセンシングによる推定と、多分野の調査観測を統合的に実施し、森林生態系の炭素収支機能の定量的評価手法の確立を目指している。 藤沼康実 「地球環境研究センターが実施する陸域炭素収支観測研究の取り組みの紹介」 小熊宏之 「森林バイオマス・機能評価のためのリモートセンシング」 梁炯材 「森林生態系の炭素収支に対するプロセス計測」 |
問合先 |
第28回日本比較生理生化学会大会 公開講演会 <光と生物の不思議な関わり−輝く生命を考えよう> | |
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日 時 | 2006年7月29日(土) 14:00〜17:15 |
会 場 |
浜松 フォルテホール (〒430-0927 浜松市旭町12-38,JR浜松駅北口より徒歩1分,アクセス) |
プログラム![]() |
14:00〜14:10 「開会挨拶と趣旨説明」 針山 孝彦 (浜松医科大学) 14:10〜14:50 「光と色の物理学 〜キラキラと輝く昆虫の秘密〜」 吉岡 伸也 (大阪大学) 14:50〜15:30 「光と重力の方向のどちらに植物は向くのでしょう? 〜宇宙からの便り〜」 宮本 健助 (大阪府立大学) 15:30〜15:40 休憩 15:40〜16:20 「光を利用した季節への適応 〜虫の脳をのぞいてみよう〜」 志賀 向子 (大阪市立大学) 16:20〜17:00 「光でからだを診て、治す!?」 山本 清二 (浜松医科大学) 17:00〜17:15 総合討論 |
問合先 |
主 催 : 日本比較生理生化学会 後 援 : 静岡県教育委員会,浜松市教育委員会・浜松科学館, 静岡新聞社・静岡放送,朝日新聞静岡総局,読売新聞浜松支局 世話人: 浜松医科大学医学部総合人間科学講座生物学教室内 Tel: 053-435-2351 Fax: 053-435-2317 |
第140回 静岡ライフサイエンスセミナー 第6回 静大理学部版 ようこそ先輩 | |
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日 時 | 2006年7月26日(水)17:00〜18:00 |
会 場 |
静岡大学理学部B棟2階B213教室(場所が変更になりました!) (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
スイス バーゼル大学 バイオセンター 塩田 良 博士 |
演 題 |
『ラパマイシン標的複合体TOR Complex 2と細胞成長』
細胞成長(Cell growth)は、細胞分裂、細胞死と共に、生命活動に必須のプロセスであり、この細胞成長を、環境の栄養状態に応じてコントロールするのがTORC(Target of Rapamycin Complex:ラパマイシン標的遺伝子複合体)と呼ばれるタンパク質複合体である。このセミナーでは、特に空間的な制御を司るTORC2を中心に、細胞成長とその制御について最新の知見を紹介する。 講演者は理学部生物地球環境科学科の卒業生で、日本で修士を取得後スイスに渡り,先日学位を取得しました。今回は、ご自身の研究の紹介に加えて、海外でPh.D.を取得する間の苦労と得たものについてもご紹介いただく予定です。 |
問合先 |
[主催: 静岡大学生命科学若手フォーラム ] |
第139回 静岡ライフサイエンスセミナー 第9回 生命科学若手セミナー | |
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日 時 | 2006年7月21日(金)17:00〜18:00 |
会 場 |
静岡大学理学部B棟2階213教室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
静岡大学理学部化学科 助手 大吉 崇文 先生 |
演 題 |
『DNAの原子特異的反応とその応用 ーDNAの化学的性質から標的分子設計までー』 ヒトゲノムの塩基配列がほぼ決定された現在、遺伝子レベルでの変異に基づいた病気に対する治療法の開発が待ち望まれている。そこでDNAの任意配列を認識できるピロール-イミダゾールポリアミドを合成してその遺伝子発現阻害能を検討した。その結果、ピロール-イミダゾールポリアミドはDNAに塩基配列特異的に結合して、転写を阻害することをin vitro transcriptionやほ乳類細胞を用いた系で確認した。 またこれまで様々な遺伝子発現調節蛋白が特定の塩基配列に結合することより遺伝子発現が制御されていることが示されてきた。しかし巧妙な遺伝子発現の制御は蛋白-蛋白相互作用はもちろん、蛋白が結合することによって誘起されるDNAの局所構造によってもおこることが示唆されている。しかし生きた細胞中のDNA局所構造の検出法がないため、その生物学的な役割は不明である。そこでDNAに光反応性のハロウラシルを取り込ませ、その光反応性を利用することによってDNAの局所構造の1つであるベントDNAやZ型DNAの検出方法の確立を目的として研究を行なった。その結果、ハロウラシルの光反応性はDNA構造依存的であることが明らかとなった。これは光反応を用いるとDNA構造を検出できる可能性を示している。 |
問合先 |
[主催: 静岡大学生命科学若手フォーラム ] |
第138回 静岡ライフサイエンスセミナー | |
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日 時 | 2006年7月19日(水)16:30〜17:30 |
会 場 |
静岡大学理学部B棟2階B212教室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
大阪大学微生物病研究所 細胞機能分野 助教授 野崎 正美 先生(理学研究科生物学専攻M1982年修了) |
演 題 |
『生殖細胞のエピジェネティカル制御』
多細胞生物は個体の形成・維持・活動のための体細胞と、世代を越えて遺伝情報を伝えるための生殖細胞からなる。生殖細胞の特徴は、発現する遺伝子群のレパートリーに依存しており、この遺伝子発現パターンは生殖細胞特有のクロマチン構造によって支配される。また次世代に伝えられる遺伝情報は高い保存性が求められている。このセミナーでは、体細胞と比較して、形態的差異が顕著な精子の形成過程と遺伝情報防御機能に関与するエピジェネティカル制御について紹介する。 [講演者は理学部生物学科の卒業生で,マウスの雄性生殖細胞形成に関わる遺伝子群の網羅的同定と発現を精力的に行っています.解析は面白い段階に達しているのでこの機会に紹介します.何方でもご参加ください.世話人:野口基子] |
問合先 |
第137回 静岡ライフサイエンスセミナー | |
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日 時 | 2006年7月13日(木)16:30〜17:30 |
会 場 |
静岡大学理学部B棟2階B203教室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
ヴァージニア大学医学部細胞生物学科 榊原 明 先生 |
演 題 |
『In situイメージングによる神経前駆体細胞の移動制御機構の解析』
多細胞生物の発生過程において機能的な組織構築を遂行するために、細胞移動のプロセスは極めて重要な役割を担っている。しかし、生体組織内での細胞移動制御機構を理解する上での情報基盤に関しては未知の部分が多い。なぜなら、これまでの細胞生物学的アプローチによる細胞移動研究は、主に二次元の培養皿上を移動する細胞を観察することによりなされてきたからである。だが、in vitroの実験から得られる知見だけで、in vivoにおける細胞移動の仕組みが、すべて説明できるとは言い難い。それは、生体内での細胞移動の制御には、拡散性因子、細胞外基質、細胞間相互作用など、多様なシグナルが関与し、その提示様式は時空間的に極めて複雑だからである。そのような条件下では単純化されたin vitroの実験系から得られる知見からは予想も出来ないようなメカニズムが利用されている可能性もあるのではないだろうか。 演者らは、生体組織内での神経前駆体細胞の移動動態観察ならびに移動を制御していると予想されるシグナル分子の機能解析を目的として、鳥類胚の予定小脳領域器官培養を用いた電気穿孔法による遺伝子導入系、蛍光プローブを利用した高解像度のリアルタイムイメージング系を確立した。 本セミナーでは細胞移動方向の決定に重要な細胞極性の制御機構に焦点を当てて、RhoファミリーGTP結合蛋白質、PI3-キナーゼを介したシグナル伝達経路に関して、各種阻害剤、変異型分子の発現等の手法を組み合わせた機能解析の結果を紹介し、in vivoにおける細胞移動制御の仕組み、とりわけ、in vitroの研究から提唱されてきたモデルとの類似点、相違点について議論したい。 |
問合先 |
第136回 静岡ライフサイエンスセミナー (博士論文公開発表会) | |
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日 時 | 2006年7月5日(水)17:00〜18:30 |
会 場 |
静岡大学理学部B棟2階B212教室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
元 福井大学医学部医学科病態制御学講座 学術研究員 田仲(山崎)志保さん(理工研M2000年修了) |
演 題 |
『Helicobacter pylori 病原因子の分子遺伝学的解析』
Helicobacter pylori (H. pylori )は、萎縮性胃炎、消化性潰瘍および胃癌などの原因菌として知られている。本研究では、H. pylori 病原因子であるvacA遺伝子とcag pathogenicity island (cagPAI)内に存在するcagA遺伝子について、その遺伝子多型と病態および地域性との相関性を検討するために以下の研究を行った。第一に、ヒト胃粘膜内においても、CagAタンパク質がH. pylori 菌体内から菌が接触した胃上皮細胞内に直接注入され、細胞内チロシンキナーゼによりリン酸化され、さらに内在性のチロシン脱リン酸化酵素Src homology 2 domain-containing tyrosine phosphatase(SHP-2)と結合することを明らかにした。第二に、迅速簡便に病原性H. pylori 感染を判断するために、胃生検組織よりH. pylori の検出とCagAに存在する2つの主な分子多型、欧米型と東アジア型を同時に識別する、高感度リアルタイムPCR法を開発した。第三に、病態に関してvacAとcagPAI間の分子遺伝学的な関与を検討するため、さまざまな日本分離株のvacA、cagA遺伝子型を決定し、さらに、vacA、cagAおよびcagE遺伝子の全配列も決定し、世界標準株(欧米分離株)とともに比較解析した。その結果、cagAとvacAには遺伝子型およびその有無に明白な世界的な地域差があり、またvacAとcagPAI間には分子遺伝学的な相関があることが明らかになった。さらにはcagAの東アジア型は萎縮性胃炎と胃癌発症に、vacA、cagPAIの欧米型は消化性潰瘍発症に関与していることが示唆された。 [田仲(山崎)志保さんは、理学部生物学科・理工研生物地球環境科学専攻のOGで、今回は2000〜2005年に福井医科大学・福井大学医学部で行われた研究成果を紹介いただきます。] |
問合先 |
第135回 静岡ライフサイエンスセミナー 第8回 生命科学若手セミナー | |
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日 時 | 2006年6月2日(金)17:00〜18:00 |
会 場 |
静岡大学農学部B棟201室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
静岡大学農学部共生バイオサイエンス学科 助教授 加藤 雅也 先生 |
演 題 |
『カンキツ果実の成熟過程におけるカロテノイド蓄積機構』
β−クリプトキサンチンは、カロテノイドの1種であり、ウンシュウミカンの砂じょう(果肉)に多量に蓄積する。このβ−クリプトキサンチンは、ビタミンA 効力を有するほか、動物実験の結果等から、がんや骨粗しょう症の予防に有効であることが示唆されている。このような機能性を有するβ−クリプトキサンチンの蓄積メカニズムを解明するために、β−クリプトキサンチンを蓄積するウンシュウミカン、ビオラキサンチンを蓄積するバレンシアオレンジ、カロテノイド含量の少ないリスボンレモンを研究材料とした。カロテノイド含量・組成の異なる3品種において、カロテノイド生合成・分解に関わる酵素遺伝子の発現を調査したところ、明確な品種間差が認められた。本セミナーでは、この研究から得られた結果をもとに、カンキツ果実の成熟過程におけるカロテノイド蓄積機構について紹介する。 |
問合先 |
[主催: 静岡大学生命科学若手フォーラム ] |
第134回 静岡ライフサイエンスセミナー 第7回 生命科学若手セミナー | |
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日 時 | 2006年5月12日(金)17:00〜18:00 |
会 場 |
静岡大学理学部B棟213室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
静岡大学理学部化学科 助教授 山本 歩 先生 |
演 題 |
『減数分裂の染色体分配制御機構 ースピンドルチェックポイントとAPC活性化因子の働きー』 減数分裂は生殖細胞形成に必須であり体細胞分裂と異なり一回のDNA複製後、二回の染色体分配が起る。この染色体分配の制御機構は多くが未解明である。染色体分配の起るanaphaseはユビキチン化酵素であるanaphase promoting complex (APC)によって開始し、このAPC活性はAPC活性化因子およびスピンドルと染色体の正しい結合を保証するスピンドルチェックポイント因子によって制御されている。本研究では減数分裂のanaphase制御機構の解明をめざし、分裂酵母の減数分裂においてAPC活性化因子とスピンドルチェックポイント因子の役割を解析した。減数分裂では体細胞分裂と同様に、スピンドルと染色体の結合に異常が生じるとスピンドルチェックポイントがAPC活 性化因子の一つであるSlp1(Cdc20ホモログ)を介してanaphase開始を遅延した。おもしろいことにスピンドルチェックポイントが第一分裂のanaphase開始を遅延すると、第二分裂ではanapahase開始が早まることを見いだした。さらにこの第二分裂のanaphase早期開始は減数分裂特異的なAPC活性化因子であるFzr1に依存することを見いだした。これらの結果は減数分裂特異的なanaphase制御機構が存在することを示している。 これまでの知見をふまえ、体細胞分裂と減数分裂のanaphase制御機構の違いについて議論したい。 |
問合先 |
[主催: 静岡大学生命科学若手フォーラム ] |
第133回 静岡ライフサイエンスセミナー | |
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日 時 | 2006年4月27日(木)13:00〜14:30 |
会 場 | 静岡大学理学部B棟2階B203号室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
東京大学大学院農学生命科学研究科水圏生物科学専攻・助教授 金子 豊二 先生 |
演 題 |
『魚類のイオン・浸透圧調節に関する機能形態学的研究』
水圏に生息する魚類では鰓を介して水やイオンが受動的に移動するが,体液浸透圧を生理的範囲内に保つため魚類は陸上脊椎動物とは異なる優れた浸透圧調節機構を備えている.魚類の浸透圧調節器官として鰓,腎臓および腸が挙げられるが,中でも鰓に存在する塩類細胞は各種イオンの取り込みおよび排出を行なうことで,淡水や海水といった大きく異なるイオン・浸透圧環境に適応する上で重要な役割を果たしている. 本講演では,機能形態学的研究から得られた知見をもとに塩類細胞の機能の多様性について述べるとともに,浸透圧調節器官が未発達な胚仔魚期の浸透圧調節について概説する. |
問合先 | [招聘者: ] |
第132回 静岡ライフサイエンスセミナー 第6回 生命科学若手セミナー | |
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日 時 | 2006年3月24日(金)16:00-17:00 |
会 場 |
静岡大学農学部A棟537(製図室) (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
UC Berkeley Plant Gene Expression Center・ポスドク 亀井 綾子 先生 |
演 題 |
『ポテトにおけるポテトウイルスX抵抗性遺伝子の単離と機能解析』
ポテトはイネ、トウモロコシ、小麦に続いて世界で4番目に生産量の多い作物であると同時に病害による損失が多い作物でもある。代表的な病気に放線菌によるそうか病やポテトウイルスによる病斑形成があげられ、ある種のポテトウイルスはポテトと同じナス科であるタバコにも被害を与える。 ポテトウイルスX(PVX)に対する抵抗性には4つの遺伝子(Nb、Nx、Rx1、Rx2)の存在が明らかになっており、近年Rx1及びRx2遺伝子が同定された。一方Nb及びNx遺伝子は染色体上の位置は明らかになっているものの、数十年経った今でも遺伝子の同定には至っていない。本研究ではPVX抵抗性遺伝子であるNb遺伝子の同定を試みた。本研究室で行われたポテトゲノムプロジェクトによるゲノム配列情報、及びナス科に属するタバコ、トマトのDNA配列、これまでに明らかになったDNAマーカー情報を元にNbの有力な候補遺伝子を単離した。この候補遺伝子の構造及び植物における機能を、PVX抵抗性反応を中心に報告する。 |
問合先 |
静岡大学生命科学若手フォーラム [招聘者: ] |
静岡大学理学部 生物学教室同窓会(玄針会)講演会 | |
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日 時 | 2006年3月11日(土)15:00〜17:00 |
会 場 |
静岡大学理学部C棟3階C309講義室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) (※理学部A棟1階玄関から案内に従って御入場ください。) |
演 者 |
静岡大学理学部生物学科卒業生 岸本 健志 様(理25回卒),滝沢 俊明 様(理22回卒),木部 剛 様(理22回卒),他 |
演 題 |
各方面で活躍される卒業生にライフサイエンス関連の話題提供をお願いしています。 17:30〜19:30に第二部「玄針会 総会および懇親会」を理学部A棟5階A529セミナー室にて開催します。 懇親会参加費は一般\4,000、会員の学生\2,000、会員の学部学生\1,000(本年度卒業の新入会員は無料)、玄針会の年会費は\300(終身会員は不要)です。 |
問合先 |
※懇親会に出席される方は、2月末までにお知らせください。 |
櫻井厚教授「最終講義」 | |
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日 時 | 2006年3月1日(水)14:00〜15:30 |
会 場 | 静岡大学理学部B棟202室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
静岡大学理学部化学科 教授 櫻井 厚 先生 |
演 題 |
『プテリジンの化学』
櫻井先生は,自然界いたる所にあるプテリジンについて長年研究されています. この最終講議では,プテリジンが係わるお話をして頂きます. 皆様のご来聴をお待ち致します. |
問合先 |
第131回 静岡ライフサイエンスセミナー 静岡大学農学部講演会 | |
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日 時 | 2006年2月27日(月)14:00〜15:30 |
会 場 | 静岡大学農学部B棟2階B203室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
秋田県立大学生物資源学部教授・CREST研究代表者 中村 保典 先生 |
演 題 |
『米のデンプンエンジニアリングの開発』
戦略的創造研究推進事業(CREST)を通して、イネのデンプン生合成研究を推進し、デンプンの構造や物性をバイオテクノロジーによって自由に制御できる可能性について解説する。 |
問合先 |
吉岡濶江教授「最終講義」 | |
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日 時 | 2006年2月23日(木)14:00〜15:30 |
会 場 | 静岡大学理学部B棟202室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
演 者 |
静岡大学理学部放射化学研究施設 教授 吉岡 濶江 先生 |
演 題 |
『同位体希釈分析法の発展および 生体分子の放射線損傷に対する茶カテキンの防御効果』 吉岡先生は、同位体希釈分析法が従来の不足当量同位体希釈分析法よりも優れている点を実験的に明らかにし、その成果が認められました。また静岡特産品である緑茶が、当時はまだ知られていなかった放射線によるDNA鎖切断を防御することを見出し、この研究過程で、放射線を用いる活性酸素(・OH)消去能の新測定法を考案されました。 この最終講議では、同位体希釈分析法、茶カテキンの防御効果に係わるお話をして頂きます。 皆様のご来聴をお待ち致します。 |
問合先 |
第6回 静岡大学ライフサイエンスシンポジウム (平成17年度科学交流フォーラム 静岡発バイオサイエンス 第3回) <植物のイソプレノイドと二次代謝産物研究> | |
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日 時 | 2006年1月13日(金)14:00〜18:00 |
会 場 | 静岡大学共通教育A棟A301室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
プログラム |
14:00〜14:05 開会挨拶 本橋 令子 (静岡大学農学部) 14:05〜14:10 「主催者あいさつ」 (静岡県) 14:10〜15:05 「イソプレノイド生合成におけるプレニル鎖延長酵素の分子解析」 古山 種俊 (東北大学 多元物質科学研究所) 15:05〜15:45 「ファンクショナルトリテルペノミクス 〜植物トリテルペン生産制御の包括的理解と応用を目指して〜」 村中 俊哉 (理化学研究所 植物科学研究センター) 15:45〜16:00 休憩 16:00〜16:00 「フーリエ変換イオンサイクロトロン質量分離装置を用いた植物のメタボローム解析」 本橋 令子 (静岡大学農学部) 16:30〜17:10 「花芽誘導・香気生成関連分子の生合成、代謝」 渡辺 修治 (静岡大学農学部) 17:10〜17:30 総合討論 17:30〜__:__ 交流会(静岡大学共通教育A棟306室) |
問合先 |
主 催 : 静岡大学生命科学若手フォーラム 後 援 : 平成17年度大学ネットワーク静岡/科学交流フォーラム 世話人: 静岡大学農学部 , |
第5回 静岡大学ライフサイエンスシンポジウム (平成17年度科学交流フォーラム 静岡発バイオサイエンス 第2回) <染色体動態研究の最前線> (ポスター,新聞記事) | |
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日 時 | 2006年1月13日(金)13:00〜17:20 |
会 場 | 静岡大学共通教育A棟A301室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報) |
プログラム |
13:00〜13:10 開会挨拶 本橋 令子 (静岡大学農学部) 13:10〜14:10 特別講演 「トランスポゾンの利用 〜イネの系統分類と起源〜」 大坪 栄一 (東京大学 名誉教授) 14:10〜14:45 「レトロエレメント、ヘテロクロマチン、植物ゲノム」 大坪 久子 (東京大学 分子細胞生物学研究所) 14:45〜15:20 「DNAメチル化と植物ゲノムの動態」 角谷 徹仁 (遺伝学研究所) 15:20〜15:35 休憩 15:35〜16:10 「セパレースに依存したコヒーシン切断によるDNA損傷修復」 長尾 恒治 (沖縄大学院大学先行研究プロジェクト) 16:10〜16:45 「張力を必要としないスピンドルチェックポイント解除現象」 丑丸 敬史 (静岡大学理学部) 16:45〜17:20 「姉妹セントロメア間の接着を保護する因子シュゴシン」 北島 智也 (東京大学 分子細胞生物学研究所) |
問合先 |
主 催 : 静岡大学生命科学若手フォーラム 後 援 : 平成17年度大学ネットワーク静岡/科学交流フォーラム 世話人: 静岡大学 , |