*** 静岡大学 生命科学懇話会 ***

** 静岡ライフサイエンスセミナー **


【生命科学懇話会発足のお知らせ】

 静岡大学東部キャンパスには生命科学の研究・教育に携わる多くの方々がいらっしゃいます。研究は基礎から応用まで、その研究分野は生物学から化学まで、また、研究対象は微生物から哺乳類までと多種多岐に渡っています。そのため、なかなか一つの話題を話し合うことが出来ないのが現状です。しかしながら、生命科学を研究する上で、共通の話題・問題があると思います。そこで、生命科学研究を指向する方々のネットワーク作りを目的として、生命科学懇話会を発足させることにしました(96/05/24 河田雅圭・近江谷克裕)。

世話人(06/01/18)
@理・生物(内4773)
@理・生物(内4777)


静岡大学 への 交通と地図

 静岡ライフサイエンスセミナーのお知らせは、静岡キャンパス内外の関係者へメール送信しています。 お知らせメールの要・不要は、 またはSU-LifeScienceグループのホームページで連絡をお願いします。


2000年11月より、Yahoo!グループ(旧称:eグループ)の無料グループメール・サービスを利用して、静岡ライフサイエンスセミナーのお知らせを配信することになりました。
・グループ名:     静岡ライフサイエンスセミナーML
・グループアドレス:  SU-LifeScience
・メインページのURL:  http://groups.yahoo.co.jp/group/SU-LifeScience/
・投稿先アドレス(投稿はメンバー限定で、管理者の承認が必要)
            


SU-LifeScienceグループに参加


[静岡ライフサイエンスセミナー]



05/12/16 第4回静岡大学ライフサイエンスシンポジウム
   (平成17年度科学交流フォーラム静岡発バイオサイエンス第1回)
  本橋,天野,木嵜,太田,島田 先生(静岡大,大阪府大,果樹研)
  「植物ゲノム情報を利用した、遺伝子機能解析」

05/12/15 第130回 静岡ライフサイエンスセミナー
  藤原 健智 先生(静岡大・理・生物)
  「地球環境と微生物」

05/12/08 理学部講演会
  菊山 栄 先生(早稲田大学)
  「ゲーム生物学の薦め」

05/12/02 理工学研究科博士後期課程「特別講義」
  山田 興一 先生(東京大学)
  「環境科学における研究と教育」

05/12/02 第129回 静岡ライフサイエンスセミナー
      静岡大学イノベーション共同研究センター先端技術セミナー
  南条,中久喜,中西 先生(三井農林,日本食品化工,日本食品化工)
  「茶の機能性,機能性....,バイオ...」

05/12/01 第128回 静岡ライフサイエンスセミナー
  野口 基子 先生(静岡大・理・生物)
  「マウスの生殖細胞の発生と奇形腫(テラトーマ)形成
      - 奇形腫高発系マウスの育成と解析 - 」

05/11/24 第127回 静岡ライフサイエンスセミナー
      第5回 生命科学若手セミナー
  藤原 健智 先生(静岡大・理・生物)
  「古細菌による脱窒の生化学」

05/11/11 第3回 静岡大学地域産官学連携シンポジウム
  静岡大学フーズサイエンスヒルズ交流フォーラム
  宮田 満 氏(日経BP社)ほか
  「第二世代のバイオが蹴る食品、健康産業」ほか

05/11/04 第126回 静岡ライフサイエンスセミナー
  本多 裕之 先生(名大・院工)
  「バイオインフォマティクスによる医工連携研究」

05/10/24 第125回 静岡ライフサイエンスセミナー
      第4回 生命科学若手セミナー
  鷲田 治彦 先生(ワシントン州立大学生物化学研究所)
  「種子貯蔵タンパク質の細胞内輸送と
    蓄積におけるRNAターゲティングの関与」

05/10/07 第124回 静岡ライフサイエンスセミナー
  魚谷 逸朗 先生(東海大・海洋)
  「知られざるシラスの生態」

05/10/07 第123回 静岡ライフサイエンスセミナー
  安藤 信裕 先生(シャネル化粧品技術開発研究所)
  「化粧品の有用性」

05/09/29 第122回 静岡ライフサイエンスセミナー
  藤岡 正博 先生(筑波大・農林技術センター)
  「シラサギ研究の表と裏」

05/09/28 第121回 静岡ライフサイエンスセミナー
  蓑島 伸生 先生(浜松医科大・光量子医学研究センター)
  「初めてシーケンシングされたヒト染色体22番
    − シーケンシング後のゲノム学 −」

05/09/28 第120回 静岡ライフサイエンスセミナー
  天野 豊己 先生(静岡大・理)
  「植物における細胞死の分子機構」

05/09/23 第13回静岡大学大学院理工学研究科シンポジウム
  丑丸,鎌田,前田,Hall,松本,Urano,瓜谷,山本 先生
  (静岡大,基生研,東大,Basel大,京大,UCLA)
  「免疫制御剤ラパマイシンの標的タンパク質(TOR)の研究最前線」

05/09/20 第119回 静岡ライフサイエンスセミナー
  藤田 一郎 先生(大阪大・院生命機能)
  「2つの目で見る世界:両眼立体視の脳内メカニズム」

05/09/16 第118回 静岡ライフサイエンスセミナー
  武田 俊一 先生(京都大・院医)
  「ニワトリ体細胞株とメダカをモデルに使った逆遺伝学」

05/09/16 第117回 静岡ライフサイエンスセミナー
  Peter Winterhalter 先生(TU Braunschweig, ドイツ)
  「Aroma-active Tetra- and Hexahydrobenzofurans:
     Analysis, Formation and Sensory Properties」

05/09/14 第116回 静岡ライフサイエンスセミナー
  柴田 大輔 先生(かずさDNA研)
  「植物におけるシステムズバイオロジーに向けて
      - 要素還元論からの脱却 -」

05/07/21 第11回静岡大学大学院理工学研究科シンポジウム
      第3回静岡大学ライフサイエンスシンポジウム
  丑丸,川崎,小池,福田 先生(静岡大,大阪大,首都大学東京)
  「細胞の増殖と分化:細胞の運命のキーファクターを探る」

第05/06/24 115回 静岡ライフサイエンスセミナー
      第3回 生命科学若手セミナー
  平井 浩文 先生(静岡大学農学部森林資源科学科)
  「キノコの異物代謝能を探る 〜環境浄化における一提案〜」

05/06/14 第114回 静岡ライフサイエンスセミナー
      第4回 静大理学部版ようこそ先輩
  東 義明 先生(Dept.Mol.Biosci., Univ. Kansas)
  「M期特異的SUMO-2修飾の姉妹染色体分配への関与」

05/05/26 第113回 静岡ライフサイエンスセミナー
      第2回 生命科学若手セミナー
  黒田 裕樹 先生(静岡大学教育学部理科教育講座(生物))
  「STILL DEFAULT BUT..
    神経ディフォルトモデルに対する新たな検証」

05/04/28 第112回 静岡ライフサイエンスセミナー
      第1回 生命科学若手セミナー
  小池 亨 先生(静岡大学理学部生物学教室)
  「T細胞レセプター(TCR)刺激によるERKシグナル伝達系の
    活性化とERKシグナル伝達系によるT細胞活性化制御機構の解析」

05/04/14 第111回 静岡ライフサイエンスセミナー
      第3回 静大理学部版ようこそ先輩
  南部 宏暢 先生(太陽化学株式会社ナノファンクション事業部)
  「食べるナノテクノロジー
    〜界面科学の応用によるナノマテリアルの構築〜」

05/03/11 第9回静岡大学大学院理工学研究科シンポジウム
  木嵜,鈴木,亀田,塩尻,仁科,松岡,武田 先生
  (静岡大,東京医歯大,名大,東大)
  「生物科学の最前線
   〜 ゲノム、生物発生、生物適応の観点から見た生物科学の最先端 〜」

05/03/05 最終講義
  石川 勝利 先生(静岡大)
  「私の卵成熟研究の道」

05/03/05 OB研究発表会
  服部,荻島,吉国,仁科,稲葉,
   立石,須藤,中原,瀬戸,渡辺 先生
  「・・・・・・」

05/03/03 第110回 静岡ライフサイエンスセミナー
  中田 博 先生(京都産業大学工学部)
  「腫瘍形成におけるムチンの役割」

05/01/31 第2回静岡大学ライフサイエンスシンポジウム
 第8回静岡大学大学院理工学研究科シンポジウム
  井口,徳元,山内,茶山 先生(岡崎統合BC,静岡大)
  「環境ホルモンとは何か」

05/01/22 第5回静岡大学大学院理工学研究科シンポジウム
  山崎,伊藤,柴山,芳賀,宮本 先生
  (静岡大,京大,東大,北大,九工大,千葉大)
  「アクチン細胞骨格の物性と細胞内の機能
    −物理科学と生命科学のクロスリンクー」

05/01/21 第109回 静岡ライフサイエンスセミナー
  Beatriz Estela CASARETO 先生(Lab. of Aquatic Science and Consultant)
       「Plankton Ecosystem Dynamics: Linkage to the Carbon Cycle」




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第4回 静岡大学ライフサイエンスシンポジウム

(平成17年度科学交流フォーラム 静岡発バイオサイエンス 第1回)

<植物ゲノム情報を利用した、遺伝子機能解析>
日 時 2005年12月16日(金)14:00〜17:45
会 場 静岡大学共通教育A棟A301室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
プログラム 14:00〜14:05
 開会挨拶
  本橋 令子 (静岡大学農学部)
14:05〜14:45
 「ゲノム機能解析の新技法Fox Hunting System:
   次世代型遺伝子機能探索システム」
  市川 尚斎 (理化学研究所ゲノム科学総合研究センター)
14:45〜15:10
 「ゲノム情報を用いた葉緑体タンパク質遺伝子の機能解析」
  本橋 令子 (静岡大学農学部)
15:10〜15:35
 「植物の老化におけるタンパク質分解機構」
  天野 豊己 (静岡大学理学部)
15:35〜15:45 休憩
15:45〜16:10
 「環境シグナルによらない花成制御の仕組みを探る」
  木嵜 暁子 (静岡大学理学部)
16:10〜16:50
 「フーリエ変換イオンサイクロトロン質量分離装置によるメタボローム解析
   −代謝工学とシステム生物学の岐路は存在するか−」
  太田 大策 (大阪府立大学大学院農業生命科学研究所)

16:50〜17:30  「かんきつの2次代謝制御機構の解明に向けたゲノム情報の活用」
  島田 武彦 (独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構果樹研究所カンキツ研究部)
17:30〜17:45 総合討論
17:45〜__:__ 懇話会(共通教育A棟303室;参加費無料)
問合先 主 催 : 静岡大学生命科学若手フォーラム
後 援 : 平成17年度大学ネットワーク静岡/科学交流フォーラム
世話人: 静岡大学理学部 
     

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第130回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2005年12月15日(木)13:00-14:00
会 場 静岡大学理学部B棟2階B212号室
 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 静岡大学理学部生物地球環境科学科・助教授
 藤原 健智 先生
演 題 『地球環境と微生物』
 微生物は、物質循環を支える極めて多様な代謝システムと、あらゆる環境への適応を可能とするフレキシビリティー溢れる生化学とによって、地球環境の進化・維持にクリティカルな影響を与えている。これまで私は、1)グローバルな窒素サイクルに関わる硝化・脱窒微生物、2)極限環境、特に高濃度塩水環境への微生物の適応戦略、さらにその融合テーマとして3)古細菌による脱窒、の3研究テーマを主題として研究教育活動を行なってきた。本学着任以降の研究成果、および今後の展望について解説する。
問合先 担当者:
招聘者:
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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静岡大学理学部講演会
日 時 2005年12月8日(木)13:30〜15:00
会 場 静岡大学理学部B棟2階B202室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 早稲田大学教育学部 教授  菊山 栄 先生
演 題 『ゲーム生物学の薦め 』
 生物学に限らず、どの学問でも、学んで楽しく、教えて楽しく、究めて楽しい、にこしたことはありません。ゲームとは知力、体力の限りをつくして取り込む「遊び」であり、その過程での楽しさ、成功したときの喜びによって、払った労力が報いられる性質のものだと思います。生物学は、生物の「はしくれ」である人間が、自身を含めた仲間の営む「からくり」を解き明かそうとする学問です。それでもなかなかうまくいかないのは、生物が「生命誕生」このかた、常に環境の変化や違いに応じて進化・適応をとげてきて、多面性を持つもの、一筋縄ではいかないもの、になってしまっているからだと思います。
 本講演では、この学問に興味をもっていただくための一助となることを願って、私の(究める)立場から、「からくり」を解くための戦術をあみ出す楽しさと、それがヒットしたときの喜びを、例をあげて紹介したいと思います。
問合先 主 催 : 静岡大学理学部
後 援 : 静岡大学同窓会
世話人: 静岡大学理学部生物学教室 学科長 

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理工学研究科博士後期課程「特別講義」
日 時 2005年12月2日(金)15:30〜0-17:00
会 場 静岡大学理学部B棟2階B202室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 東京大学 理事,(財)地球環境産業技術研究機構 理事,
成蹊大学理工学部 特別研究招聘教授  山田 興一 先生
演 題 『環境科学における研究と教育 −地球環境問題を例にとって−』
 教職員各位
 理工学研究科大学院生各位
 理工学研究科博士後期課程「特別講義」を上記により開催しますので、皆様には是非ご参加くださるようご案内いたします。
 また、博士後期課程学生には是非とも参加するようよろしくお願いします。
 併せて、博士前期課程学生、学部学生等多くの参加をお待ちします。
問合先 静岡大学理学部

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第129回 静岡ライフサイエンスセミナー
静岡大学イノベーション共同研究センター平成17年度先端技術セミナー
日 時 2005年12月2日(金)13:00〜17:20
会 場 静岡大学共通教育A棟A301室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
プログラム 13:00〜14:20
 「茶の機能性」
  南条 文雄
  (三井農林株式会社 食品総合研究所食品機能研究部 部長)
14:30〜15:50
 「機能性糖質開発の現状と将来」
  中久喜 輝夫
  (日本食品化工株式会社 取締役研究担当役員)
  (静岡大学イノベーション共同研究センター客員教授)
16:00〜17:20
 「バイオ・食品・環境関連分野における10年後の新技術とビジネス予測」(予定)
  中西 幹育
  (鈴木総業株式会社 顧問)
  (静岡大学イノベーション共同研究センター客員教授)
問合先 〒422-8529 静岡市駿河区大谷836
静岡大学イノベーション共同研究センター静岡分室
TEL&FAX:054-238-4631 E-mail:

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第128回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2005年12月1日(木)18:00-19:00
会 場 静岡大学理学部B棟2階B212号室
 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 静岡大学理学部生物地球環境科学科・助教授
 野口 基子 先生
演 題 『マウスの生殖細胞の発生と奇形腫(テラトーマ)形成
           - 奇形腫高発系マウスの育成と解析 - 』

 私の研究のライフワークとの運命的な出会いは,1974年Developmental Biologyに掲載されたL.C.Stevens and D.S.Varnumによる1報の論文を眼にしたことです.「マウスの卵巣性奇形腫を高率に発症する系統ができ,奇形腫の起源細胞は卵巣内の単為発生卵である」という大変地味な論文でしたが,何気なくぱらぱら見ている内にその雑誌の中でその1報だけ光り輝いていたのです.竹取の翁が数ある竹の一箇所に光り輝くかぐや姫を見つけたのはこういうものであったかと思うくらいでした.
 当時,我が国にはマウスの発生学も遺伝学も,実験動物として認知されたものもなく,まして医学的にもテラトーマという腫瘍があることなど知らず,卵巣にヒトの卵巣に発症するテラトーマと同じ様な腫瘍を雌の半数が発症するマウスが系統として開発された等夢にも思わず,しかもテラトーマは体の色々な器官や組織の出来損ないの集団即ち分化多能性の腫瘍(当時,分化多能性など言う言語さえ日常にはなかった)であり, 起源の細胞は濾胞内の卵母細胞で,それが濾胞内で単為発生するなど・・・世の中にこんなことがあるの?!でした.さらに,研究所は米国の東海岸のカナダに最も近い大西洋の小島で島中国立公園でありその片隅にある私立の研究所であり,マウスのあらゆることを研究しているThe Jackson Laboratoryであったのです.
 調べたら30年間に3名の日本人研究者が行ってるに過ぎずでした.色々なご好意と助けとが重なりともかく1975-1976の1年1ヶ月家族で過ごさせてもらいました.それが苦労と楽しみの始まりです.申し訳ないが,教授の研究テーマからは,足を抜かせてもらいました.丁度滞在中に,Stevens先生が7年間マウスで継代移植していたテラトーマの分化多能性癌細胞(ECC)をB.Mintzらが正常胚に注入しキメラマウスを誕生させ,最初の1匹めの知らせがStevens先生のところにもたらされました.しかもECCはそのキメ ラマウスのあらゆる臓器の正常な細胞へ分化した! 1975年この論文は世界に衝撃を与え,癌を分化させて治療に活かそうと言う機運がわき上がり,現在の ES細胞の再生医学への可能性の研究へ繋がっているわけです.
 私と興味を持って学内外から集まった学生達と取り組んできた研究成果とその経緯を紹介します.
問合先 担当者:
招聘者:
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第127回 静岡ライフサイエンスセミナー
第5回 生命科学若手セミナー
日 時 2005年11月24日(木)17:45-18:45(★時刻変更)
会 場 静岡大学理学部B棟2階B212号室
 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 静岡大学理学部生物地球環境科学科・助教授
 藤原 健智 先生
演 題 『古細菌による脱窒の生化学』

 脱窒とは、環境中の過剰の硝酸塩を窒素ガスに変換し大気中に還元する微生物作用であり、窒素サイクルの重要な素過程の一つである。私は、真正細菌(Bacteria)とは全く別系統の生物である古細菌(Archaea)による脱窒の仕組みについて研究を行なっている。塩湖・塩田などの高濃度塩水環境に好んで生息する好塩性古細菌をターゲットとし、脱窒に関与する酵素タンパク質類の精製・遺伝子クローニングを行なうとともに、その誘導制御のメカニズムについても分析を進めている。その結果、古細菌による脱窒は、真正細菌のものとは性質が大きく異なることがわかってきた。
 その名前が示すように、古細菌には、極限環境に適応することで細々と生き延びてきた遺存的な生き物というイメージがある。ところが実際には、海洋や土壌などの普通の環境にも、古細菌は広く存在しているらしい。古細菌による脱窒という“趣味的”な研究も、地球環境中のグローバルな窒素サイクルを理解する上で今後大きな意味を持ってくるかもしれない。
問合先 担当者: (内線4629,外線054-238-4629)
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第3回 静岡大学地域産官学連携シンポジウム
静岡大学フーズサイエンスヒルズ交流フォーラム
ポスター
日 時 2005年11月11日(金)13:30-17:05
会 場 しずぎんホール ユーフォニア
(静岡市葵区追手町1-13 アゴラ静岡8階,アクセス情報
プログラム 開会挨拶 静岡大学学長 天岸 祥光

来賓挨拶 財団法人しずおか産業創造機構 副理事長 望月 暹

基調講演 「第二世代のバイオが変える食品、健康産業」
  日経BP社 バイオセンター長 宮田 満

「静岡都市エリア発展型事業について」
  静岡県立大学食品栄養科学部長 教授 木苗 直秀

「駿河湾地域循環型社会構想と新産業創出プロジェクト」
  静岡大学イノベーション共同研究センター 客員教授 中西 幹育

農林水産省高度化推進事業
「油脂系廃棄物―再生可能な炭素資源の高度利用技術の開発」
  静岡大学農学部応用生物化学科 教授 朴 龍洙

地域イノベーション促進研究開発事業
「次世代型食品産業の育成に関する研究」経過報告
  静岡大学農学部応用生物化学科 教授 河岸 洋和

閉会挨拶 静岡大学学術・情報担当理事 石井 仁
受講料 無料
※終了後、17:30より中島屋グランドホテル(静岡市葵区紺屋町)にて交流会を行います。交流会へのご参加は有料(3,000円・当日会場受付にて申し受けます)となります。
申込方法 1.氏名, 2.会社名(団体名), 3.所属部署等, 4.住所, 5.電話番号, 6.メールアドレス, 7.交流会参加希望
 以上を明記して、電子メールまたはFAXにてお申し込みください。
※申込締切:11月4日(金)
(事前の申込がない場合も、当日、受付にお申し出下さればご入場頂けます。)
問合先 〒422-8529 静岡市駿河区大谷836
静岡大学イノベーション共同研究センター静岡分室
TEL&FAX:054-238-4631 E-mail:

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第126回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2005年11月4日(金)9:00-12:00
会 場 静岡大学農学部B棟B207 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 名古屋大学大学院工学研究科化学・生物工学専攻 教授
 本多 裕之 先生
演 題 『バイオインフォマティクスによる医工連携研究』
 DNAマイクロアレイやSNPなどの生物情報が濁流のように押し寄せるバイオ・医療関連の研究において、情報に飲み込まれず正しい情報を迅速に取り出すツールの開発が望まれる。我々は複雑な因果関係をひも解き、テーラーメード医療に重要な因子間の組み合わせが解析できる手法を開発し、医学部の先生と医工連携研究を進めているので概説する。
問合先 招聘者:
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第125回 静岡ライフサイエンスセミナー
第4回 生命科学若手セミナー
日 時 2005年10月24日(月)17:30-18:30
会 場 静岡大学農学部B棟203号室
 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 ワシントン州立大学 生物化学研究所
 鷲田 治彦 先生
演 題 『種子貯蔵タンパク質の細胞内輸送と蓄積におけるRNAターゲティングの関与』

 高等植物におけるタンパク質の細胞内輸送,蓄積機構の研究は日進月歩で進んでいるが,翻訳前のRNAの偏在について着目した報告は非常に少ない.酵母の娘細胞や,動物,昆虫類での胚発生,神経細胞の発達等においてRNAの細胞内局在は,そのタンパク質の位置を決定する重要な機構であるにもかかわらず,植物ではわずかにカサノリ等数例が知られているだけである.
 イネ,及びトウモロコシ種子貯蔵タンパク質RNAの小胞体サブドメインへの選択的ターゲティングと,その翻訳産物であるタンパク質の最終蓄積部位の関係について,最新の情報を紹介したい.
問合先 招聘者: (内線4629,外線054-238-4629)
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第124回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2005年10月7日(金)14:00-16:00
会 場 静岡大学農学部B棟B207 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 東海大学海洋学部 教授
 魚谷 逸朗 先生
演 題 『知られざるシラスの生態』

問合先 招聘者:
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第123回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2005年10月7日(金)10:00-12:00
会 場 静岡大学農学部B棟B207 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 株式会社シャネル化粧品 技術開発研究所 所長
 安藤 信裕 先生
演 題 『化粧品の有用性』

問合先 招聘者:
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第122回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2005年9月29日(木)16:35-17:35
会 場 静岡大学理学部B棟B202 ←教室変更(B212→B202)★
(静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 筑波大学大学院生命環境科学研究科 農林技術センター 演習林
 藤岡 正博 先生
演 題 『シラサギ研究の表と裏』

 シラサギとは、全身がほぼ真っ白な水辺の鳥、サギ類の総称である。足かけ25年ほどのシラサギ類の研究からいくつかトピックを紹介する。
 まず、繁殖をめぐる個体間の駆け引き。シラサギ類は一夫一妻のペア単位で繁殖するが、集団繁殖なので、雄は周辺の雌との交尾を頻繁に試みる。雌も、自分のつがい相手よりも「強い」雄ならば交尾を許す。ペアの片方が餌を採りに行くと、もう一方は巣に残るが、受精可能な時期には雄はほとんど餌を採らずにつがい相手を守ろうとする。雛がかえると両親とも餌を運ぶが、これも途中でつがい相手に押しつけて、自分は他の異性と再度繁殖を試みる個体がいる。また、雛は雛で、親が運ぶ餌をめぐって激しく競争し、時には兄弟を殺してしまう。
 サギ類は農薬禍で激減したことがあったが、現在では回復し、住宅地近くで集団営巣して騒音や悪臭をもたらす「サギ山問題」をよく起こす。しかし、集団繁殖地は点在しているため、その数や位置はなかなか分からない。これを小型航空機を使って上空から調べる手法を開発した。1日で数十キロ四方の範囲をカバーでき、5〜10ヵ所の繁殖地が見つかる。航空写真と現地調査の組み合わせで、種別の個体数も推定できるようになり、サギ類の保全やサギ山問題の解決、広域環境のモニタリングに活用が期待されている。
問合先 招聘者:
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第121回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2005年9月28日(水)15:00-16:00
会 場 静岡大学理学部B棟B212  (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 浜松医科大学 光量子医学研究センター 光環境医学研究分野
 蓑島 伸生 先生
演 題 『初めてシーケンシングされたヒト染色体22番
   −シーケンシング後のゲノム学−』


 蓑島伸生先生は、世界に先駆けてヒト第22番染色体の全塩基配列をあきらかにした、慶応大学医学部のグループの中心として活躍された方です。現在は、浜松医科大学光量子医学研究センターで、最先端のゲノム医科学の研究を展開されています。このセミナーでは、ヒト第22番染色体の解析にまつわるお話とともに、これからのゲノム学の展望についてお話ししていただく予定です。多くの方のご来聴をお待ちしています。
問合先 招聘者:
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第120回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2005年9月28日(水)10:00-11:00
会 場 静岡大学理学部B棟B212 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 静岡大学理学部生物地球環境科学科 助手
 天野 豊己 先生
演 題 『植物における細胞死の分子機構』

 植物における細胞死には、病原菌の感染によって誘導される過敏感反応と、不要な組織から有用な成分を回収するセネセンス(老化)がある。本講演では、これらの分子機構について、これまで演者が行ってきた研究結果を中心に概説する。
 過敏感反応は、感染をうけた細胞が積極的に死ぬことで、植物本体への病原菌の侵入を防ぐ免疫応答の一種である。本研究は、ナス科の植物に甚大な被害をもたらす病原菌(Phytophthora属)の分泌するタンパク質(クリプトゲイン)を用いて行った。このタンパク質の属するファミリーには、細胞死活性の強いものと、ほとんど無いものとがある。何がこの違いを決めているのか、この問題を中心に過敏感反応による細胞死の機構について考察する。
 セネセンスは、細胞内で不要になった分子を選択的に分解し、他所で再利用するための生理応答である。しかし驚いたことに、このタンパク質分解が細胞内のどこで、また何によって行われているのか明らかとなっていない。現時点では、葉緑体、液胞もしくは細胞質が有力候補とされている。これらに局在するプロテアーゼの基質特異性などを解明する事で、セネセンスの分子機構が見えてくるものと思われる。
問合先     
招聘者:
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第13回 静岡大学大学院理工学研究科シンポジウム  (ポスター)
第36回 中部化学関係学協会支部連合 秋期大会の1セクションとして開催)

 <免疫制御剤ラパマイシンの標的タンパク質(TOR)の研究最前線>
日 時 2005年9月23日(金)11:00〜16:00
会 場 静岡市グランシップ D会場(904室)
(静岡県静岡市駿河区池田79-4,アクセス情報
プログラム  TORは現在、癌、老化との関連から非常に注目を集めてきているタンパク質キナーゼである。今回は、昨年に引き続いての静岡大学で開催する「TOR Meeting」の第2回である。日本のTOR研究者が一堂に介して最新のTOR研究を講演する。今回は、TORの発見者であるスイス・バーゼル大学のMichael Hall博士を特別講演にお迎えし、TOR研究の最前線を語っていただく。

(11時00分〜11時30分) 1D01 依頼講演
 TORシグナル伝達系によるDNA複製制御
 丑丸敬史(静岡大・理)

(11時30分〜12時00分) 1D02 依頼講演
 出芽酵母TORにより制御されるプロテインキナーゼの解析
 鎌田芳彰(基礎生物学研究所)

(13時00分〜13時30分) 1D03 依頼講演
 酵母と哺乳類細胞におけるTOR経路の活性制御機構
 前田達哉(東京大・分子細胞生物学研究所)

(13時30分〜14時00分) 1D04 招待講演
 TOR and control of cell size
 Michael N Hall
 (Division of Biochemistry, Biozentrum,
  University of Basel, Switzerland)

(14時00分〜14時30分) 1D05 依頼講演
 分裂酵母モデル系を用いたTSC1/2経路の解析
 松本智裕(京都大・放射線生物研究センター)

(14時30分〜15時00分) 1D06 依頼講演
 The Rheb GTPase and regulation of amino acid uptake
 and growth in fission yeast
 Jun Urano (University of California,
 Los Angeles, USA)

(15時00分〜15時30分) 1D07 依頼講演
 分裂酵母のTOR経路の解析
 瓜谷眞裕 静岡大・理)

(15時30分〜16時00分) 1D08 依頼講演
 分裂酵母TORと有性生殖の関わり
 山本正幸(東京大・院理)
問合先 主 催 : 静岡大学大学院理工学研究科
      中部化学関係学協会支部連合
世話人: 静岡大学理学部 
     

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第119回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2005年9月20日(火)16:35-17:35
会 場 静岡大学理学部B棟B212  (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 大阪大学大学院生命機能研究科(医学部基礎工学部) 認知脳科学研究室
 藤田 一郎 先生
演 題 『2つの目で見る世界:両眼立体視の脳内メカニズム』

 片目で見る世界も十分に立体的に感じられるが、もう一方の目をあけて世界を見ると、それまでにはなかったビビッドな立体感を感じる。この能力は、左右網膜に投影される外界像のわずかな位置ずれ(両眼視差)を検出し、それを奥行きに換算し、深さの知覚を得ることに基づいている。両眼立体視は、一次視覚野から頭頂葉皮質にいたる経路が担っていると考えれてきたが、われわれのこの数年の研究で、側頭葉皮質を含む領野群がより本質的役割を果たしている可能性がでてきた。この主張の根拠となる証拠を紹介し、当該分野の現況を概観、議論する。
問合先 招聘者:
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第118回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2005年9月16日(金)15:00-16:30
会 場 静岡大学理学部B棟B212  (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 京都大学大学院医学研究科 放射線遺伝学教室
 武田 俊一 先生
演 題 『ニワトリ体細胞株とメダカをモデルに使った逆遺伝学』

 遺伝子の機能解析の方法には、順遺伝学(おもしろい表現型を持つ個体や細胞を見つけ、その原因遺伝子を同定する)と逆遺伝学(既知の遺伝子を欠損させて、その表現型を調べる)とがある。我々は、ニワトリBリンパ細胞株(Dt40)とメダカとをモデルにして、逆遺伝学的手法によって、相同組み換えを始めとするゲノム維持機構(DNA修復とチェックポイント)について研究している。ゲノム維持機構は、酵母をモデルに使った研究が先行しており、かつその粗過程は酵母からヒトまでよく保存されている。よって『酵母からヒトへ』という順番で研究が進行している。
 Dt40を含むニワトリBリンパ細胞は、高等真核細胞で唯一、標的組み換えがランダムインテグレイションとほぼ同効率でおこる。我々の研究の最終目標は、なぜニワトリBリンパ細胞のみが高頻度で標的組み換えを起こすのかを解明することである。そのために、酵母で相同組み換えに関与することがわかったニワトリ遺伝子を系統的にDt40で破壊している。相同遺伝子(相同組み換えに必須なRad51)を破壊しても、表現型が全く違う(Rad51欠損株が、酵母では生存可能なのに、動物細胞では致死)原因をどのように調べていったかを述べる。その説明を通じて、酵母と比較したときの、動物体細胞株を使う研究の戦略(医療への応用、研究方法上のメリットとデメリット)、単細胞と多細胞のあいだでの、DNA修復機構の役割の違いについて述べる。現在は未だ非常に困難なヒト細胞株の遺伝子ノックアウトが10年以内には簡単にできるようになるであろう。そのような将来にどのような研究が可能か考えてみたい。
 我々は、ゲノム維持機構を解析している過程で、各分子の役割が、増殖細胞と休止期の細胞とで必ずしも一致しないことを多くの例で知った。例えば、休止期の細胞でも、複製DNAポリメラーゼやM期で染色体凝縮に関与している分子(コンデンシン)が発現しているが、これらは休止期に何をしているのだろうか?この答えを調べる為には、条件変異株を作ることによって逆遺伝学的解析を進める必要がある。この目的を遂行するために、モデル実験動物としてメダカを選んだ。メダカは、受精卵からの発生過程を経時的に追跡できる、温度変化に強いので温度感受性ミュータントを作りやすい、といったメリットがある。一方マウスに比べると、小型魚類はES細胞が樹立できていないという欠点がある。この欠点を補うために、我々は、『オスのsaturationmutagenesis->健康なメスとの交配->F15000匹のDNAと精子とを凍結保管->各DNAをPCR,basesequenceすることによって、目的遺伝子にヌル変異の入った個体を5000匹のなかから同定->その凍結精子を人工受精して最終的にホモ欠損個体をつくる』といった手順で実験を開始した。PCRとbasesequenceのステップは、オランダのグループの設備を使って行い、現在のところ2つの遺伝子(p53,)の欠損個体を見つけた。自動化されたPCRとbasesequenceのステップの現場をスライドで見せる。
問合先 招聘者:
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第117回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2005年9月16日(金)15:00-16:30
会 場 静岡大学農学部A棟A624 (農学部応用生物化学科会議室)
(静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 TU Braunschweig, Institut fur Lebensmittelchemie
 Professor Peter Winterhalter
演 題 『Aroma-active Tetra- and Hexahydrobenzofurans:
    Analysis, Formation and Sensory Properties』


 Prof. Winterhalterは香気成分の分析法開発、生成機構の研究、植物・食品由来低分子成分の新しい分析,精製・単離法の開発などでは世界をリードする研究者です。先生が所属している TU-BraunschweigのInstitute fur Lebensmittel Chemieと本学農学部とは学部間協定を締結しており、本学から1名(応用生物化学科朴教授研究室の修士課程学生)が先方の大学院で勉強、研究していますし、先方からは、毎年、大学院生、スタッフが短期ですが本学に来訪し、茶やキンモクセイの香りに関する共同研究を推進しています。
 今回は上記タイトルでご講演いただく予定です。大変気さくな先生ですので質問などにも丁寧に答えて頂けます。多くの学生、大学院生、教職員の参加をお待ちします。
問合先 招聘者:
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第117回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2005年9月16日(金)15:00-16:30
会 場 静岡大学農学部A棟A624 (農学部応用生物化学科会議室)
(静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 TU Braunschweig, Institut fur Lebensmittelchemie
 Professor Peter Winterhalter
演 題 『Aroma-active Tetra- and Hexahydrobenzofurans:
         Analysis, Formation and Sensory Properties』


 Prof. Winterhalterは香気成分の分析法開発、生成機構の研究、植物・食品由来低分子成分の新しい分析,精製・単離法の開発などでは世界をリードする研究者です。先生が所属している TU-BraunschweigのInstitute fur Lebensmittel Chemieと本学農学部とは学部間協定を締結しており、本学から1名(応用生物化学科朴教授研究室の修士課程学生)が先方の大学院で勉強、研究していますし、先方からは、毎年、大学院生、スタッフが短期ですが本学に来訪し、茶やキンモクセイの香りに関する共同研究を推進しています。
 今回は上記タイトルでご講演いただく予定です。大変気さくな先生ですので質問などにも丁寧に答えて頂けます。多くの学生、大学院生、教職員の参加をお待ちします。
問合先 招聘者:
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第116回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2005年9月14日(水)14:30-15:30
会 場 静岡大学理学部B棟B212  (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 財団法人かずさDNA研究所 植物遺伝子第2研究室長
 柴田 大輔 先生
演 題 『植物におけるシステムズバイオロジーに向けて
             - 要素還元論からの脱却 - 』


 
 
 
問合先 招聘者:
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第11回 静岡大学大学院理工学研究科シンポジウム
第3回 静岡大学ライフサイエンスシンポジウム

<細胞の増殖と分化:細胞の運命のキーファクターを探る>
日 時 2005年7月21日(木)14:00〜16:50
会 場 静岡大学共通教育A棟A301室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
プログラム 14:00〜14:05 開会挨拶
       丑丸 敬史 (静岡大学理学部)
14:00〜14:05 「栄養源飢餓が及ぼす細胞周期進行への影響」
       丑丸 敬史 (静岡大学理学部)
14:35〜15:20 「真核生物の染色体DNA複製とその制御
         −出芽酵母タンパク質抽出液を用いた試験管内
             複製複合体形成の分子ダイナミズム −」
       川崎 泰生(大阪大学大学院)
15:20〜15:50 「肝臓の発生と再生のメカニズムを探る
           −ステムセルからの肝細 胞分化−」
       小池 亨 (静岡大学理学部)
15:50〜16:35 「胃と腸はどうやって分かれるのか?」
       福田 公子 (首都大学東京都市教養学部)
16:35〜16:50 総合討論
16:50〜__:__ 懇話会(共通教育A棟303室;参加費無料)
問合先 主 催 : 静岡大学大学院理工学研究科
後 援 : 静岡大学生命科学若手フォーラム
世話人: 静岡大学理学部 
     

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第115回 静岡ライフサイエンスセミナー
第3回 生命科学若手セミナー
日 時 2005年6月24日(金)17:00-18:00
会 場 静岡大学大学会館2階研修室(生協トラベルセンター向かいの部屋)
 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 静岡大学農学部森林資源科学科 助教授
 平井浩文 先生
演 題 『キノコの異物代謝能を探る 〜環境浄化における一提案〜』

 キノコの中でも、シイタケ・ヒラタケ等の白色腐朽菌は、木材の主要成分であり、かつ難分解性であるリグニン(芳香族ポリマー)を高度に分解出来る唯一の微生物である。白色腐朽菌によるリグニン分解機構については、1980年代から活発に研究され、さらに近年では、そのリグニン(異物)代謝能を、難分解性環境汚染物質分解へ応用するといった研究(バイオレメディエーション)も行われている。
 演者らは、自然界より高活性リグニン分解菌を分離し、本菌株が既存の白色腐朽菌とは異なるリグニン分解酵素を産生していることを解明し、さらに本酵素は、これまでin vitroにおいて分解例のないダイオキシン等の塩素化芳香族化合物をも分解しうることを明らかにした。
 なお、今回の発表では、白色腐朽菌の異物代謝能を幅広く利用するために、昨年度、アメリカ合衆国ミシガン州立大学において「遺伝子組換え植物によるファイトレメディエーション」について研究を行ってきたので、併せて発表する。
18:00〜20:00,大学会館2階食堂にて静岡県立大学・静岡大学生命科学系若手教員交流会(飲み物代も含む会費\3000)を開きます
問合先 招聘者:静岡大学生命科学若手フォーラム 代表
        (内線7403,外線054-238-4865)

「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第114回 静岡ライフサイエンスセミナー
第4回 静大理学部版ようこそ先輩
日 時 2005年6月14日(火)16:30-17:30
会 場 静岡大学理学部B棟2階 212教室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 Department of Molecular Biosciences, University of Kansas
 Assistant Professor(前所属:NIH)
 東 義明 氏(1988年 理学部生物学科、1990年 理学研究科卒)
演 題 『M期特異的SUMO-2修飾の姉妹染色体分配への関与』

 細胞分裂の制御にはタンパク質の翻訳後修飾が重要な役割を果たしている事が明らかにされている。ユビキチン関連タンパク質であるSUMOによる修飾も、細胞周期制御に関連した役割を持つ事が遺伝学によって示唆されている。私は、アフリカツメガエル卵抽質液を用いて、脊椎動物の細胞周期におけるSUMO修飾の役割を解析した。その結果、細胞周期の進行に必須な酵素であるDNAトポイソメレースがM期特異的なSUMO-2修飾を受ける事を発見し、そのM期特異的修飾に必須な染色体結合蛋白質(SUMO Ligase; E3 Enzyme) PIASy を同定した。変異E2Enzyme; dnUbc9、及び抗PIASy活性中和抗体を用いた実験より、M期特異的SUMO-2修飾は姉妹染色体の分配に必須である事を示した。
 以上の結果より、脊椎動物のM期制御にPIASyによるSUMO-2修飾が重要な役割を示す事が示された。
問合先 招聘者: (内線5245,外線054-238-4778)
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第113回 静岡ライフサイエンスセミナー
第2回 生命科学若手セミナー
日 時 2005年5月26日(木)18:30-19:30??
会 場 静岡大学農学部A棟6階A634 応用生物化学科会議室
 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 静岡大学教育学部理科教育講座(生物) 助教授
(前所属:Howard Hughes Medical Institute in UCLA)
 黒田裕樹 先生
演 題 『STILL DEFAULT BUT.. 
 神経ディフォルトモデルに対する新たな検証』


ERK/MAPK Is Required for Neural Induction in Amphibian Dissociated Animal Cap Cells
ERK/MAPK こそが両生類のアニマルキャップ解離細胞における神経誘導の原因

 両生類の胞胚(ホ乳類の胚盤胞に相当)の予定外胚葉(AC)領域は胚性幹(ES)細胞と類似した未分化幹細胞群として知られている。ES細胞を神経化させるのは容易ではないが、AC細胞では細胞間の接着を阻害するだけで神経に分化することが知られており、細胞が解離する際に神経阻害分子であるBMPが細胞間から流出するため、と説明されてきた。
 今回、我々はこの説明が誤りであることを指摘し、異なる分子メカニズムによってAC解離細胞が神経化されていることを明らかにした。具体的には、解離細胞において、1)BMPが流出せずに細胞表面上に残留・機能していること、そして2)Ras/MAPKの解離時の細胞ストレス応答による活性化こそがディフォルトの神経を誘導していたこと、の2点を明らかに示した。
問合先 招聘者:静岡大学生命科学若手フォーラム 代表
        (内線7403,外線054-238-4865)

「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第112回 静岡ライフサイエンスセミナー
第1回 生命科学若手セミナー
日 時 2005年4月28日(木)17:00-18:00
会 場 静岡大学大学会館2階研修室(生協トラベルセンター向かいの部屋)
 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 静岡大学理学部生物地球環境科学科生物学教室 助手
 小池亨 先生
演 題 『T細胞レセプター(TCR)刺激によるERKシグナル伝達系の活性化と
  ERKシグナル伝達系によるT細胞活性化制御機構の解析』


  本セミナーでは、私がポスドク時代に行なったT細胞シグナル伝達に関する研究成果を紹介する。
 実験にはJurkat T細胞株をモデルシステムとして用いた。TCR刺激によって活性化されるERKシグナル系のT細胞活性化に対する役割を,ERK特異的なインヒビターを用いて解析した。その主な成果として、1)T細胞活性化にはERKの持続的活性化が必要であること、2)NF-kBファミリー転写因子の一つ、c-Relの活性化にERKの持続的活性化が必要であることを示した。
 次にERKシグナル系によって発現制御されている遺伝子を同定するためにcDNAサブトラクション、Gene Chip解析を行なった。そこで得られた遺伝子の機能解明に向け、培養細胞での過剰発現やノックアウトマウスの作製、トランスジェニックマウスの作製を進めた。さらに、二次元電気泳動を用いて、ERKシグナル系によって発現・修飾が制御されている分子の同定も試みた。
 以上、未発表のデータや研究手法も含めて簡単に紹介し,本セミナーが若手フォー ラムでの活発な研究の議論の場となることを期待する。
問合先 招聘者:静岡大学生命科学若手フォーラム 代表
        (内線7403,外線054-238-4865)

「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第111回 静岡ライフサイエンスセミナー
第3回 静大理学部版ようこそ先輩
日 時 2005年4月14日(木)16:00-17:00
会 場 静岡大学理学部B棟212室 (静岡市駿河区大谷836,アクセス情報
演 者 太陽化学株式会社ナノファンクション事業部 執行役員 事業部長
 南部宏暢 氏(1983年 理学部生物学科卒(石川研))
演 題 『食べるナノテクノロジー
   〜界面科学の応用によるナノマテリアルの構築〜』


 「ナノテクノロジー」というと電子やファインケミカル分野のものというイメージが強いが、食品産業においても20年来のナノテクの歴史がある。可食性素材でのみ構築されたナノエマルション及びナノディスパージョンの調製、それに関わる界面制御技術を更に発展させて得られるナノポーラスマテリアル(NPM)の生産、NPMと各種の有機触媒をハイブリッド化して得られる新規素材の開発について実例を挙げて紹介する。数学・物理・化学・生物学を総括した民間企業の研究開発レベルの一端を説明させて頂きたい。
問合先 招聘者: (内線5711,外線054-238-4780)
「生命科学懇話会」世話人
    
    

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第9回 静岡大学大学院理工学研究科シンポジウム

<< 生物科学の最前線 >>
〜 ゲノム、生物発生、生物適応の観点から見た生物科学の最先端 〜
日 時 2005年3月11日(金)12:50〜17:30
会 場 静岡大学理学部C棟C309室 (静岡市大谷836,アクセス情報
プログラム
要旨
12:50-13:00 田中滋康 理工学研究科長 挨拶
13:00-13:30 木崎暁子(静岡大学理学部生物地球環境科学科助教授)
       「トウモロコシの花成制御のしくみを解く」
13:30-14:00 鈴木雅一(静岡大学理学部生物地球環境科学科助教授)
       「ニジマス咽頭派生体の形成と転写調節因子」
14:00-14:30 亀田芙子(北里大学医学部教授)
       「咽頭派生体内分泌器官の形成と分化」
14:40-15:10 塩尻信義(静岡大学理学部生物地球環境科学科教授)
       「肝臓発生における細胞社会学」
15:10-15:40 仁科博史(東京医科歯科大学難治疾患研究所教授)
       「マウスやメダカを用いた肝形成および肝機能の解明」
●特別講演
15:50-16:40 松岡 信(名古屋大学生物機能開発利用研究センター教授)
       「イネゲノム情報を利用した作物育種の試み
         ―「緑の革命遺伝子」が教えてくれるもの ― 」
16:40-17:30 武田洋幸(東京大学大学院理学研究科教授)
       「小型魚類における発生遺伝学とゲノミックス」
●懇親会
 理学部A527室で18:00より行います。ふるってご参加下さい。
 (教職員 5000円;院生・学生 1000円)
(申し込みは理学部生物学教室/小池( )まで;
3月7日までに連絡をお願いします)
問合先 主 催 :  静岡大学大学院理工学研究科
世話人:  静岡大学理学部 塩尻信義
         Tel 054-238-4780, Fax 054-238-0986
        

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石川勝利教授「最終講義」
日 時 2005年3月5日(土)16:00〜
会 場 静岡大学理学部B棟202室 (静岡市大谷836,アクセス情報
演 者 静岡大学理学部生物地球環境科学科 教授
 石川勝利 先生
演 題 『私の卵成熟研究の道』

※なお、本講演は石川研究室卒業生による研究発表会13:00〜16:00の後に行われます。
問合先

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OB研究発表会:石川勝利先生 御定年退職 記念の集い
日 時 2005年3月5日(土)13:00〜16:00
会 場 静岡大学理学部B棟202教室 (静岡市大谷836,アクセス情報
プログラム  かつての「院生会」の復活を目指してOBによる研究発表会が行われます。その第一段として、今回は石川勝利先生所縁のOBが集い、先生との思いで話を交えての講演を予定しております。是非、御参集下さい。

1.服部俊治 (理11回卒、現 (株)ニッピ研究所)
 「コラーゲンとお肌」

2.荻島 正 (理11回卒、現 九州大学大学院理学研究院)
 「ミトコンドリア外膜に存在するシトクロムbの生理機能、
  オルガネラ移行について」

3.吉国通傭 (理13回卒、現 基礎生物学研究所生殖研究部門)
 「無脊椎動物の生殖腺刺激ホルモンの解明にむけて」

4.仁科行雄 (理14回卒、現 横浜市立大学)
 「幹細胞と精子形成」

5.稲葉一男 (理17回卒、現 筑波大学下田臨海実験センター)
 「私の精子研究の始まり-アフリカツメガエルIU protein」

6.立石 智 (理17回卒、現 熊本大学発生医学研究センター 器官形成部門)
 「Rad18によるPCNAタンパクのモノユビキチン化とDNAポリメラーゼの制御」

7.須藤龍彦 (理18回卒、現 理化学研究所中央研究所抗生物質研究室/
       筑波大学TARAセンター)
 「ストレス・炎症の制御を目指して:p38MAPキナーゼの生理機能解析」

8.中原崇人 (理23回卒、現 山之内製薬株式会社 筑波研究センター)
 「創薬のプロセスと研究者の役割について」

9.瀬戸啓二 (理26回卒、現 (株)カネボウ化粧品 研究本部 研究企画G)
 「産学連携について勉強したこと」

10.渡辺健一 (理30回卒、現 放射線医学総合研究所 低線量第2チーム)
 「私の動向(学位の仕事から現職まで、そしてそれ以降)」
問合先

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第110回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2005年3月3日(木)15:00-16:00
会 場 静岡大学農学部B棟210室 (静岡市大谷836,アクセス情報
演 者 京都産業大学工学部生物工学科 教授
 中田 博 先生
演 題 『腫瘍形成におけるムチンの役割』

 多くの上皮性癌細胞は、ムチンを産生し、癌組織周辺や血流中に分泌する。ムチン上に発現している癌関連糖鎖抗原は、腫瘍マーカーとして用いられてきた。しかし、その生物学的な意義については癌の悪性度あるいは患者の5年生存率などに対する関連性を指摘する報告が散見されてきたが、分子レベルでの因果関係については、ほとんど研究されていない。近年、免疫系の細胞を中心に細胞表面に様々なレクチン活性をもつ受容体が見出され、ムチンと結合する可能性が考えられた。我々は、研究の過程で、ムチンがスカベンジャーリセプターを介して、単球/マクロファージを活性化し、シクロオキシゲナーゼ2の誘導に続き、PGE2の産生亢進をもたらすことを見出した。PGE2は、免疫抑制、血管新生などの作用をもつことが知られており。ムチンを起点としたカスケードについて解説する。また、免疫系細胞に 発現しているシグレックファミリーとの相互作用とシグナル伝達についても、シグレック2を中心に述べる。
問合先 招聘者:
「生命科学懇話会」世話人
    
    
    

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第2回 静岡大学ライフサイエンスシンポジウム
第8回 静岡大学大学院理工学研究科シンポジウム

<環境ホルモンとは何か?>
日 時 2005年1月31日(月)15:30〜17:50
会 場 静岡大学共通教育A棟A301室 (静岡市大谷836,アクセス情報
プログラム 15:30〜15:35 開会挨拶
       竹内 浩昭 (静岡大学理学部)
15:35〜16:10 「環境ホルモン研究最前線」
       井口 泰泉 (岡崎統合バイオサイエンスセンター)
16:10〜16:35 「環境ホルモンによるサカナの卵成熟誘起とその阻害」
       徳元 俊伸 (静岡大学理学部)
16:45〜17:10 「甲状腺系を撹乱する化学物質の作用機構」
       山内 清志 (静岡大学理学部)
17:10〜17:35 「環境ホルモンと免疫機能」
       茶山 和敏 (静岡大学農学部)
17:35〜17:50 総合討論
17:50〜18:50 懇話会
問合先

主 催 : 静岡大学生命科学若手フォーラム
後 援 : 財団法人静岡総合研究機構
     静岡大学大学院理工学研究科
世話人: 静岡大学理学部 

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第5回 静岡大学大学院理工学研究科シンポジウム

<アクチン細胞骨格の物性と細胞内の機能
      −物理科学と生命科学のクロスリンクー>
日 時 2005年1月22日(火)13:00〜16:30
会 場 静岡大学大学会館研修室 (静岡市大谷836,アクセス情報
プログラム  「1分子のフィラミンAの力学特性とアクチン/フィラミンA-ゲルの機能のメカニズム」
  山崎昌一(静岡大・理)
 「アクチン/フィラミンA-ゲルの浸透圧特性とその熱力学的解析」
  伊藤忠直(京大・理)
 「高分子ゲルの構造と物性」
  柴山充弘(東大・物性研)
 「細胞の運動と形態形成におけるアクチン架橋蛋白フィラミンの物理的役割」
  芳賀永(北大・理)
 「アクチンネットワークからアクチン束化によるfilopodia形成―伸張の分子機構」
  宮本茂昭(九工大・情報)
 「筋細胞におけるフィラミンの分布と役割」
  大橋一世(千葉大・理)
問合先

主 催 : 静岡大学大学院理工学研究科
世話人: 静岡大学理学部 山崎昌一 Tel/Fax 054-238-4741

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第109回 静岡ライフサイエンスセミナー
日 時 2005年1月21日(金)16:00-17:00
会 場 遺伝子実験施設1階セミナー室 (静岡市大谷836,アクセス情報
演 者 Laboratory of Aquatic Science and Consultant (LASC)
 Beatriz Estela CASARETO 先生
演 題 『Plankton Ecosystem Dynamics: Linkage to the Carbon Cycle』

 Planktonic ecosystems are of high diversity of components, going from phytoplankton to zooplankton and the bacterioplankton. The size ranges of each of the components determine the food web structure and complexity. The amount of organic carbon, which can be fixed, consumed and exported to deep ocean or other areas of the ocean, are also related to the planktoncomposition and size structure.
 I would like to introduce the plankton ecosystem dynamics related to food web and carbon cycle from two study cases, a) coral reef ecosystem ina fringing coral reef at Miyako Island (Okinawa) and b) Suruga bay:field dynamics and laboratory experiments using deep sea water from400m and 700m depth.
問合先 招聘者:
「生命科学懇話会」世話人
    
    
    

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