国立大学リハビリテーション療法士協議会
活動報告

第38回国立大学
リハビリテーション療法士学術大会印象記



準備委員長  長嶺 覚子

    第36回群馬大会に初めて学会にエントリーさせていただき、総会に参加した時のことです。 当時の事務局長・高橋先生に、まさか学会の沖縄開催を打診されるとは、那覇空港を飛び立った空の上では微塵も想像していませんでした。ほどなく部内で開催の承諾が決まり、人生初の準備委員長としての1年間が幕を開けました。協議会役員が誰もいない離島県で、大城大会長の20年前の記憶を手繰り寄せながら手探りで準備を開始。東京大会の準備委員長をされた田中先生や雲野先生、関係部署の諸先生方から大変細やかなご指導・アドバイスを頂き、何とか学会当日を迎えることが出来ました。
    まず、本大会で念頭に置いたのが「沖縄らしさ」。この地に流れる温かな守礼の心をどう表現すればいいか、難産の末に産まれたのが懇親会でのエイサーやカチャーシーであり、事前申し込みの方に渡されたノベルティー(デイケア利用者作成)でした。ささやかながらも沖縄を感じて頂けたのではないでしょうか。また、前回大会で好評だった企業団体機器展示も多くの企業・団体のご協力を賜わり、継続することが出来ました。
    本学会は本会始まって以来、初の2日間開催となりましたが、演題数も多く、特別講演や学会長記念講演をはじめ、皆様を飽きさせない充実した内容だったと自負しています。
    私自身、準備委員長の仕事を通して大変貴重な経験をさせていただきました。他大学の先生方や企業の方々との出逢い、身近なスタッフとの絆や様々な気付きが今につながっていると感じています。
    少ないスタッフで運営していたため、至らない点も多々あったとは思いますが、多くの会員の皆様のご協力・ご支援のお蔭で無事終了することが出来ましたことを心から感謝いたします。
    今年は風光明媚な金沢での開催、多くの会員の皆様が一堂に会して充実した学会になることを祈念しています。