ブ○ティッシュカウン○ルでの学習記録 (2000年1月-3月)


INDEX


ブ○ティッシュカウンシル体験記

前号までのあらすじ: 先日、主人公が京都のブ○ティッシュカウンシルで面接を受けたところ、 大阪のブ○ティッシュカウンシルで授業を受けるように命じられてしまう…。

(テロップ) 梅田の某ビルの15階にあるブ○ティッシュカウンシル。
そこは日本人と英国人との出会いの場…。

受付で入学金とテキスト代を払い、教室へ。 生徒は男4人、女6人の10人。 そのうちの半分くらいは この授業をすでに一、二度受けているようだ。 年配の人が多く、 おれと同い年ぐらいなのは女性二人だけ。 先生は背の高い男性で、 ニュージーランド人らしい。 名前は聞き取れなかった。

今回の授業は、 スピーキング、ライティング、リスニングの練習。 参考(と記録)のために授業の内容を簡単に記しておこう。

まず、 IELTSのスピーキング(要するに一対一の面接みたいなもの)のビデオを見たあと、 生徒たちでペアを組んで練習。

スピーキングのポイント: 試験官は、 最初はイエス、ノーで答えられる問いや、 事実に関する問いをしてくるが、 だんだん意見や議論を求める問いをしてくるのでそのつもりで。

次にライティングの練習。 「1980-85年のフランス、英国、米国、日本の失業率のグラフを見て レポートを書け」という課題。 しかし、設問のところには「英国と米国と日本についてレポートを書け」 としか書いていなかったので、 フランスについて書くと減点されるのであった。 うっ、見事にひっかかってしまった:-)

休憩をはさんで、 リスニングの練習。 ここまでですでに疲弊していたのであまり集中できず。

最後に、今回の宿題になるライティングの課題について少しだけ検討。 課題は、 「愛を定義せよ。 どのような要因によって愛情のある関係がもたらされうるか」というもの。 いやはや、英語でやるからいいものの、 これを日本語でやると完全に人格改造セミナーだ。

ライティングのポイント: イントロは、

  1. トピックに関する一般的命題、
  2. 1.よりも具体的な命題 [この部分は省略可]、
  3. これから論じるテーゼ(thesis statement)について宣言
というふうにするのが望ましいらしい。 たとえば、 「一口に愛といっても家族の愛、恋人の愛、友人の愛などがあるので、 愛を定義するのは困難である。 しかし、それらのさまざまな愛にも、 …というある共通の要素が見られることもたしかである。 以下では、特に恋人の愛について定義し、 どのような要因が恋人同士の愛情のある関係を もたらしうるかについて考察する」など。

今回の宿題は、このライティングをやることと、 短かい新聞記事を読むことと、 テキストのイントロを読むことと、 今日のリスニングの書き起こし(tapescript)を読むことの四つ。

感想: なかなか勉強になりました。 毎週大阪まで行って3時間も勉強するのは大変ですが、 がんばって続けたいと思います。

反省点: せっかく高いお金を払って参加しているのだから、 これからはもう少し積極的な発言をしようと思います。


ブ○ティッシュ・カウンシル: 昨日の授業

今回は第3回目で、 スピーキング、ライティング、 リスニングの練習と宿題の答え合わせをした。

スピーキングでは、 過去の状態を表わすused toやwouldを用いた文を練習するように言われる。 例によって生徒同士で試験官と受験者の役割を交代しながら練習。

ライティングは前回の「愛を定義せよ」というのと同様で、 「成功を定義せよ。どのような要因が成功をもたらしうるか」というもの。 「成功というのは開花した人生を送ることで、 とくに研究生活で成功するには、才能と努力とコネが必要だ」 というようなことを書いた。 なるべく「結婚における成功」とか「仕事における成功」 のように限定的に書くのがコツらしい。 結論では、「これらの要因は他の分野における成功をももたらすであろう」 という感じで書くとよいとのこと。 まあ、あまりに型通りだとつまんないけどね。

リスニングでは、 会話でのボキャブラリと質問でのボキャブラリが違う 可能性があるから予測して聴くこと、と注意された。 たとえば、質問の項ではspeed upと書かれていても、 会話中ではfasterとかriseを使って表現されるなど。 これは、とくにリスニングの後半で受験者を惑わすために使われる手らしい。

最後に、もう一度スピーキングに戻って、 生徒同士でロールプレイの練習。 「初めて大学の図書館を使うので、図書館員に質問する」 という状況設定で、学生と司書の役割を交代で演じた。 前回は同じ状況設定で受験者がテストを受けているビデオを見たらしい。 質問するときは、wh-疑問文だけではなく、 他の形の疑問文も使うこと、 特に話題を切り出すときは、 間接疑問文(Can you tell me when this library is open?など) から始めると良い、と教わる。

宿題は、授業中に配布された新聞記事を読んで裏の質問に答えること、 次回に行なわれるスピーキングの準備(将来設計について)をすること、 「よい従業員はどのような特徴を持つか」というテーマでエッセイ(250語) を書くこと、テキストのリスニング問題(21頁)をやってくることの四つ。 授業の終わりに、これまでの授業についてのアンケートを書かされた。 まあ、一応勉強になっているから特に文句はないが、 スピーキングとライティングのスコアが7.5まで上がるかちょっと心配。


ブ○ティッシュカウンシル(第四週目)

今日はスピーキング、ライティング、リーディングの練習をした。

最初に、隣に座っている人と `What did you get up to in the weekend?' (get up to=doだそうだ) と尋ねあったあと、 `talking about an interest in detail' という題目でまたとなり同士で質問しあう。 勉強をする以外あんまり趣味がないので弱ってしまうが、 とりあえず音楽を聴いたり演奏したりするのが好きだということにしておいた。 音楽関係の語彙とコンピュータ関係の語彙を身につける必要あり。 `When did you take up playing golf?' 「ゴルフをいつお始めになったのですか」 `When did you give it away?' 「いつおやめになったのですか」 という表現を教わる。

次に、これまでのライティングの宿題を返却してもらった。 前回のアンケートで「ライティングについてもっと教えてほしい」 と書いたせいだと思うが、 生徒たちの回答に見られた間違いを先生がホワイトボードに書いて指摘したとき、 例文になっていたのは若干数を除いてすべてのおれが書いたものだった:-) しかし、おかげで大変勉強になった。感謝感謝。 具体的な注意点を列挙しておく。

休憩をはさんで、ライティングのタスク1(図表についてレポートを書く)の勉強。 悪い例を見ながら、見直すときにはスペリングや文法間違いだけではなく、 繰り返し(repetitions)をなくすように努めるとよいと教わる。

リーディングは新聞から情報を得る練習。 速読のためには日頃から英字新聞を読むべきだと言われる。 世界の事情を知り、語彙を増やすためにも確かにそうすべきだ。 よし、明日から毎日、英字新聞を買って読むことにしようと心に誓う。 しかし、英字新聞ってどこに売ってるんだろう。 コンビニにあったっけ?

最後にスピーキングのロールプレイの練習。 今日は「プロバイダと契約するさいにいくつか質問をする」 というシチュエーション。 どんな質問をすべきかを考えたあと (カードに書いてある質問事項の言葉使いとはなるべく違った言い方をする)、 生徒同士で実際にやってみた。 相づちを適宜入れたり、終わり方を工夫しないといけないから大変だ。 想像力と演技力を身につけるべし。 ロールプレイで重要なフレーズを以下に挙げる。

宿題は、
(1)ライティングタスク1をやる、
(2)配布された英字新聞を読んできて、 どんなことが書かれてあったか簡単に説明できるようにする。
(3)配布された新聞記事を読んでくる (ビル・ゲイツが書いた「良い労働者の10の特徴」という記事)。
(4)返してもらったライティングの見直し
(5)前回の宿題だった「将来の計画について考える」をさらに考える。


今週のブ○ティッシュカウンシル (第5週)

14日の授業では、スピーキング、ライティング、リーディングの練習をした。

スピーキングはロールプレイの練習。 使われたカードは、 先週も少しやった「市民マラソン(the fun run)」と、 「電話を入手する」というもの。

「市民マラソン」に関しては、 前回と同様、質問に工夫をすることと、 会話の切り出しと締めくくり、相づちに気をつけるように言われる。

注意したいインフォーマルな表現

「電話を入手する」というスキットでの重要表現

役に立つ相づちの打ち方 (ポロスの相づちの打ち方も参考になる)

次に宿題で出ていた「良い労働者に役立つ性質」の見直し。 ポイントは以下の通り。

三番目に、宿題で読んできた新聞の内容をお互いに説明する練習。 まずざっと新聞の最初から最後までを紹介したあと、 「特におもしろかったのは…」という感じで説明するといいらしい。 つまり、全体から個別へ(general -> specific)、ということだ。 英国の大学の授業でもこの手のことをやらされる可能性があるとのこと。

前回にもらった新聞はあまりおもしろくなかったので、 当日に買ったAsahi Evening Newsのチャーリー・シュルツの話 などをする。予習不足。

休憩をはさんで、 ライティングのタスク1(図表を説明する)の練習。 書き出しをどうするかについて集中的にやる。

According to Figure 1...もいいけど、次のような書き出しもできる。

最後に、もう一度スピーキングの練習。 必ず聞かれる将来の計画についてどのように答えるかを練習した。 ポイントは、(1)未来を指す表現が使えること、 (2)遠い未来の表現と近い未来の表現を区別すること (3)質問で使われるボキャブラリーをそのまま使わないこと、など。

以下、質問と答えの例。言い換えに注意。

その他、答え方の例。 以下の例はすべて、はっきりしない未来について述べたいときに用いる。

また、次の答についても考えておく。

宿題は(1)ライティングタスク1、(2)新聞記事を読む(毎日やってます!)、 (3)返してもらったエッセイの見直し(やりました!)の三つ。 今回は比較的楽。いや、あんまり楽だと勉強にならないけど。


★以上の記述はフィクションです。 実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません。


今週のブ○ティッシュカウンシル(第6週目)

今回は、スピーキングの練習(ロールプレイと将来計画について)と、 ライティングの練習(結論部の書き方、比較、見直し)と、 リスニングの練習(住所の聞き取り)をした。

(1)ロールプレイの練習。 今回のシチュエーションは、 「試験官が新しいコンピュータを買ったそうなので、 いろいろ尋ねてみよう」というもの。 本番では手渡されたカードに「値段」とか「買った場所」 などのプロンプト(質問項目)がいくつか書かれているのだが、 今回はプロンプトを自分たちで考えて作るところから始めた。 以下はみなで作ったプロンプトとそれに対応する質問。

また、会話の最初は`Hi, I heard you bought a new computer.'、 最後は`Well, I have to come around sometime and have a look at it.' `Well, I've got to go. See you later then.' などのように言うと良いそうだ。 とくに、`Well'は会話を終わらせる重要なサインになるとのこと。

(2)アドレスの聞き取り。住所の書くときは以下の省略を覚えるとよい。

あと、`w'と`double o'の区別や14と40などの区別は気合いで聞き取れとのこと。 (たとえば、おなじみの007は`double o seven'だが、 リスニングのときは`w o seven'のようにも聞こえるので注意が必要)

(3)ライティングのタスク1では表や地図についてレポートを書くのだが、 多くのデータを比較表現をうまく用いてまとめる必要がある。 そこで比較の練習。重要表現をいくつか記しておく。 いずれも簡単な表現なのだが、いざ書くとなるとなかなか書けない。

(4)見直しは誤字脱字や文法間違いを指摘しただけなので省略。 結論部の書き方についてもあまり説明がなかったが、 それまでの議論を要約し(イントロのtopic sentenceを参考にするとよい)、 最後に説得力のある一文を書けということ。 う〜ん、これではあんまり参考にならないなあ。 あと、 これまでに述べられなかった話を結論部で新たに導入するのは絶対だめとのこと。

(5)最後は、前回もやった将来の計画について語る練習。 何度もやるのはスピーキングでもっとも難しい部分だからであろう。 サンプルのビデオを見て、どこが悪いか論じた。 先週も書いたが、 未来を表わす表現をうまく用いることと、 質問に対してまとまった解答をすることが重要。 `It's very difficult to answer, but...'という表現が参考になった。

宿題は(1)「最近の医療技術は倫理的に許容できるか否か」 というテーマでエッセイを書く、 (2)もらった新聞記事二つを読む、 (3)もう一つ別の新聞記事の穴埋め問題を解く、 (4)返してもらったエッセイの見直し (5)比較表現について勉強する、の五つ。


ブ○ティッシュカウンシルの授業(第7回)

今回は、担任の先生が病欠だったので、 代理の先生(英国人)が授業をした。 この人は話し方や振舞いがユーモラスで、 授業中、学生の笑いが絶えなかった。

今回の授業では、 (1)Quiz Nightに出席した人への質問、 (2)前回の宿題(ライティングのTask2)の学生同士での批評、 (3)リスニングの練習、 (4)関係詞節(Relative Clause)の勉強、をした。

(1)はじめに、 先日のクイズナイトに出席した人が一人いたので、 その人にみなで質問した。 質問とその応答から察するに、 クイズナイトとはブ○ティッシュカウンシルで催される パーティの一つで、集まった人が何グループかに分かれて、 英国についての知識を争うらしい。 たとえば、007シリーズでジェームズボンド役をやった俳優の名前を全部挙げよ、 とか、英国人は平均して年に何リットルのアルコールを摂取するか、とか。 時間がなかったので今回は参加しなかったが、 次回はできたら出席してみよう。

(2)前回のライティングの宿題 (「医療技術の革新は倫理的に許容されるべきか否か」) を先生に提出する前に、隣の人とお互いのエッセイを批評しあった。 批評をするさいにチェックすべき点が記されている紙を、 先生からもらったので、それを訳しておこう。

  1. テーマ文(thesis statement)は課題と関係があるか?
  2. 各段落のトピック文(topic sentence)はテーマ文と関係があるか?
  3. 本文における議論は、具体例や関連する証拠によって裏付けられているか?
  4. 結論は主要な議論に言及しているか?
  5. 各アイディアは理解しやすいか。 アイディアを結びつけるためにリンク語(接続詞など)を用いているか?
  6. 独断的でない言葉づかいをしているか?
  7. 文法、つづり、句読点において問題はないか?
  8. 語彙は適切で多様性があるか?

少し説明を加えておくと、テーマ文とは、 そのエッセイにおけるメインの主張のことで、 イントロにかならず入れなければならない。 たとえば、「このエッセイでは、 クローン人間やヒトゲノム解析といった医療技術を考察することを通じて、 個人情報の取り扱いに注意するならば 医療技術はわれわれの幸福に役立つことを論じる」とか。 また、このテーマ文には、 以下の各段落で論じられる支配的アイディア(controlling idea) がすべて含まれていなければならない。 すなわち、テーマ文でもっとも抽象的な主張を行ない、 各段落においては、 テーマ文で述べられたいくつかの論点を論証するわけである。

トピック文とは、 通常は各段落の冒頭にあらわれる文で、 テーマ文での主張を受けて、その段落における主な主張を書く。 そしてその段落の残りでは、 全力を挙げてこのトピック文を裏付ける主張をする。 つまり、 たとえば、 「ヒトゲノム解析がもたらす良い結果の一つには、 予防治療の発展の可能性が挙げられる」とか 「他方、遺伝子に関する個人情報は、 医療関係者が細心の注意をもって取り扱わないと、 プライバシーの侵害が起きるであろう」とか。

トピック文を裏付けるには、 事実(証拠)や具体例、個人的経験などを用いる。 たとえば、「具体的には、 患者が遺伝的にガンになりやすい体質かどうかを 医者があらかじめ知ることができれば、 かなり早い段階からガンの治療を始めることが可能になる」 とか、「わたしのおじいちゃんは、 遺伝子情報が流出したために、生命保険に入れなくなった」とか。

独断的でない言葉づかいとは、 allやneverを用いず、 probablyやoftenやmost peopleという表現を使う、ということ。

(ちなみに、論文の書き方についてのこの手の注意に関しては、 中公新書の『理科系の作文技術』に簡潔にまとめられている。)

ぼくが今回書いたエッセイは、 段落ごとのつながりがわかりにくいと言われたので、 次回は接続語などにもう少し気を配らないといけない。

(3)リスニングはテスト一回分まるごとやった。 プリントに書いてある選択肢から、 問いの内容を予想することが肝心である。 今回は割とよくできたが、もっと集中しなければいけない。 あと、答を書き写すときに間違えないこと! (一問写し間違えてしまった)

(4)休憩時間をはさんだあと、 最後に関係詞節(Relative Clause)について勉強した。 教わったのは、高校でも習う制限用法と非制限用法の違い、 関係代名詞の省略、関係詞節から分詞構文への変換の三つであるが、 とくに制限用法と非制限用法の区別について考えさせられるところがあった。

日本の標準的な文法書を見ると「関係代名詞には、 先行詞(antecedent)を修飾限定する制限用法と、 先行詞について補足的な説明を加える非制限(または連続)用法との2つがある」 という風に書かれている。 (ちなみにこれは旺文社のロイヤル英文法567頁にある説明)

こういう説明が日本で定着しているからだと思うが、 この「制限用法」と「非制限用法」という区別を知っていたと思われる学生は、 今回、先生に「関係詞節でもっとも重要な区別はなんですか?」 と尋ねられたときに、`limiting clause and unlimiting clause' と答えていた。

が、英語では通常、`defining clause' と`non-defining clause'と言うらしいのだ。 つまり、「(先行詞を)定義する節」と「(先行詞の)定義を行なわない節」 というわけだ。 これは、すくなくともぼくには、 「先行詞(antecedent)を修飾限定する制限用法と、 先行詞について補足的な説明を加える非制限(または連続)用法」 という説明よりもずっとわかりやすい。 「修飾限定」と「補足的な説明」はどこがどう違うのか わかりにくいのに対して、「定義をする節」と「定義をしない節」 ならば違いが明らかである。

たとえば、
I'm going to stay with my sister who lives in Paris.
は(関係詞節の前にコンマがないので)、 関係詞節がmy sisterを定義している(不可欠な情報を与えている) のに対し、
I'm going to stay with my sister, who lives in Paris.
だと(関係詞節の前にコンマがあるので)、 関係詞節はmy sisterを定義せず、 余分な情報を付け足しているだけである。

状況を設定してもう少し具体的に言うと、 「君には姉が二人いて、一人はロンドンに、 もう一人はパリにいるようだが、どちらの方に泊まりにいくんだい」 というような質問をされたとき、 「姉のところに泊まる」というだけでは情報として不十分なので、 かならず「パリにいる姉」なのか「ロンドンにいる姉」 なのかをはっきりさせる必要がある。 だからこの場合は、定義用法を用いて
I'm going to stay with my sister who lives in Paris.
という必要があるのだ。 この場合、 who以下は不可欠な情報なので省略することはできない

しかし、姉が一人しかおらず、 「誰のところに泊まりにいくんだい」と訊かれた場合には、 「姉がパリにいること」は不可欠な情報ではないので、
I'm going to stay with my sister, who lives in Paris.
「ぼくは姉のところに泊まる予定だ。 ちなみに姉はパリに住んでいる」 のように言えば良いわけである。 もちろん、who以下は余分な情報なので省略することができる

授業で使ったプリントからの例をもう一つ二つ。

以上、高校で学んだ知識の復習ではあるが、 より適切に説明されることによって理解が深まってよかったという話。

宿題はライティングtask1の練習問題。 あと、授業に関するアンケートの書類を書いてくること。 宿題が少ないのはいいことやら悪いことやら…。


今週のブ○ティッシュカウンシル(第8週)

今日は(1)ロールプレイの練習、 (2)ライティングの宿題の見直し、 (3)個人カウンセリング、 (4)前々回の宿題の答え合わせ、 (5)スピーキングの練習(1の続き)をした。

(1)今回のロールプレイの題目は 「試験官が顔にバンドエイドを貼っている。情報を引き出せ」というもの。 とくにdifferential approachesという点に注目して練習した。 すなわち、試験官とのロールプレイの際に、彼の友人として話すのか、 あるいは(たとえば)保険会社のスタッフとして話すのか、 そのときに現れる言葉づかいの違いに気をつけた。

友人として話すときは、とうぜんインフォーマルな表現が多用される。 たとえば話を始めるときは"Hi."など。 また、フォーマルな場合に比べて簡略な表現が多い。 "Sounds painful."([それは]痛そうですね)など。

それとは対照的に、フォーマルな場合では直截で簡略な表現は避けられ、 とりわけ間接疑問文が頻繁に用いられる。 たとえば、"Can you tell me exactly what happened?" "And can I ask whether you'd be drinking?"など。 さらに、"I see."のようなあまり感情を表に出さない相づち表現が用いられ、 "Sounds painful."などの個人的な意見はあまり表明されない。

(2)のライティングの宿題の見直しで注意されたことを以下に列挙する。

(3)個人カウンセリングでは、 春期にどの講座を取るべきかなどが主な相談だったようだ。 おれはとくにどうしろと言われなかった気がする。 京都校でアカデミックライティングの講座でも取るか。

個人カウンセリングが行なわれているあいだ、 待っている人は、 「ある発展途上国における国内総生産と産業別の労働者に関する表を 見てレポートを書け」という課題と(たいへん難しかった)、 「スポーツ選手の薬物使用がどういう問題を引き起こすか、 そしてどのような対策が考えられるか」 という課題をやっていた。 ただし、二つ目は時間切れで宿題になった。

(4)の前々回の宿題の答え合わせでは、 英国のサッカーファンに関する新聞記事を穴埋め問題にしたものの解答をした。 英国に行くなら少なくともデヴィッド・ベッカムとポール・ガスコイン の二人の名前は覚えるようにと言われる。 ベッカムの名前は聞いたことがあったが、後者ははじめて聞いた。 これからは新聞のスポーツ記事も読まなきゃな。

(5)最後にあまった時間で、 隣の人と、自己紹介→簡単な会話→ロールプレイまでのスピーキングの練習をした。 試験官の質問に対して、なるべくたくさんの応答をするように注意される。 ただ「イエス」と「ノー」だけではだめなのだ。 ついでに、"I'm tired."の同意表現をいくつか教わる。

宿題は、「スポーツ選手の薬物使用」についてのライティングと、 テキストのリーディング(71-82頁)の二つ。 両方ともけっこう大変。 ライティングの課題については某くんにでも相談してみよう。

[24/June/2000追記: `I'm knackered.'という表現について 英国人留学生に尋ねたところ、英国でも使うと言っていた。 また、某書にも--スラング表現として--書いてあった]


今週のブ○リティッシュカウンシル(第9週)

今日はスピーキングとライティングだけ勉強した。 スピーキングはロールプレイと「過去について話す」練習。 ライティングは宿題の見直しと「変化を記述する」練習。 あと、授業中に一つレポートを書いた。 いつもは授業でやった順番で記しているが、 今回は上に書いた順に記録しておこう。

ロールプレイについては特に新しく学んだことはない。 これまでの復習といったところ。 今回は、「加入したいと思っているスポーツクラブのメンバーに詳しい話を聞く」 という設定と、 「電気屋の販売員お勧めの140ポンドのテレビについて、 さらに詳しい情報を得る」という設定の二つを、生徒同士で練習。

スポーツクラブのスキットで重要な質問を以下に挙げる。 カッコ内はカードに書いてあるプロンプト(質問項目)。

続いて、電気屋でテレビについて尋ねるスキットで重要な問い。

`TV license'って何のことかと思ったら、 BBCに払う料金(一年50ポンドくらいのようだ)なんだそうだ。 NHKと同様、払わない人が多いらしい :-)

過去について話す」練習では、 自分が小さな頃からどう変わったか、 自分が住んでいる町がどんな風に変わったかを話す練習を生徒同士でやった。 自分の過去について考えるのは嫌なので:-)、 主にまわりで何が変わったかについて考えた。

まあ、あんまり変わった点というのは思い浮かばないが、 一般的にはここ20年間ほどでこういう変化があったのではないだろうか。

あれ、こうして数え上げてみるとけっこうあるな…。 (ためしに英語で言ってみよう)

ライティング(Task1)の宿題の見直しでは、 過去形を使うべきところで過去完了や過去進行形を使う誤りを指摘された。 以下の文はみな単純な過去形にすべきところである。

「変化を記述する」練習では、 ある国の1900年のデータと1950年のデータを比較して述べる練習をした。 新聞にもよく書いてあるような定型的表現をいくつか教わる。 ポイントは冠詞に気をつけ(表では冠詞が省略されるので)、 関係節を効果的に利用すること。 あと、the number/percentage ofをうまく使えるようになること。

もう一つ、モザンビークに対する援助の記事を見てレポートを書け、 というのを授業中にやった。 この記事はこないだの読売の英字新聞に掲載されていたやつだった。 だからといってうまく書けたわけではないが…。 気をつけるべき点は、

宿題は、(1)Task1のエッセイを書く、(2)モザンビークについての記事を読む、 (3)返してもらった宿題を見直す(済)、(4)Listening Test4をやる、 (5)将来についての計画表を完成させることの五つ。


今週のブ○ティッシュカウンシル (第10週目)

今回は、(1)ライティングは宿題の見直しをし、 次に(2)リーディングとスピーキングの練習で、 新聞記事の内容から図表を作成し、それをパートナーに説明する、 ということやった。 それから(3)タスク1を時間を計ってやったあと、 最後に(4)生徒同士でスピーキングの練習をした。

(1)ライティング(タスク1)の宿題の見直し。 「世界中のビール消費量の統計を見て、日本の視点からレポートを書け」 という課題。重要(かつなかなか書けない)表現を以下に列挙する。

(2)リーディングとスピーキングの練習。 二グループに分かれ、 最初にそれぞれ「中国の高齢化問題」と 「日米中の高校生の生態に関する比較」 についての新聞記事にもとに棒グラフや円グラフを作成し、 次に別のグループの生徒にその図表を説明する、ということをやった。 図表の解読および説明で重要なのは、以下の三点。

あとの二点は当たり前の話だが、 グラフ付の新聞記事を読むときにこの心構えを持って読むことが大事だと教わった。

(3)時間を計ってタスク1をやる。 今回は「あるヨーロッパの町における通勤手段の移り変りを示す表を見て、 レポートを書け」 というもの。 表には、1950年、1970年、1990年のそれぞれの年における バス、車、自転車、徒歩の4種類の通勤手段の使用率を示す棒グラフが 書かれている。

先生に言われるまで気付かなかったのだが、こういう場合のコツは、 公共輸送手段(バス)とそうでない手段(車、自転車、徒歩)とか、 モーター付輸送手段とそうでない手段(バスと車、自転車と徒歩) などに二分して、それぞれに一段落を使って書くことなんだそうだ。 たしかに一理ある。四つを羅列して書くとわかりにくいもんな。 以下はなかなか書けない重要表現。

(4)生徒同士でスピーキングの練習。今回は、 テスト本番と同じだけの時間を取って練習した。 ただし、 本当のテストでは一人の試験官が一人の受験者の面接を行なうが、 今回の練習では二人の試験官と一人のオブザーバが一人の受験者を面接する、 という形式だった。

面接の一般的な注意点をもう一度挙げておくと:

以上で第10回目の授業はおしまい。 今回で春期講座は終わりなので、宿題はなし。 まだ返してもらっていない宿題は郵送してくれるそうだ。

全体の感想: たいへん勉強になった。 具体的にどういうことを学んだかと言うと:

他面で、 リーディングの能力やリスニングの能力についてはそれほど向上しなかった。 もっとも、 新聞を読みつづけることは確実にリーディング力の向上につながるだろう。

今後の課題は、アカデミックライティングの力をつけること。 独学でやるかまたブ○ティッシュカウンシルのお世話になるか考える必要あり。 また、英字新聞を読みつづけてリーディングその他の力をさらに付けること。 あと、スピーキングの能力を増す必要もあるので、これもなんとかする必要あり。

先生に感謝。真面目でとても優秀な先生だった。


ビル・○イツによる記事 「良い労働者の役に立つ10の性質 (10 attributes that make for a good worker)」 をacademic writingの視点から読む講座

以下に挙げる英文は、ビル・○イツが書いた(と思われる)記事 `10 attributes that make for a good worker' から抜き出してきたものです。 コメントは前回の授業で学んだことを応用して書きました。

Here are 10 of the qualities I find in the "best and brightest" employees, the people companies should attract and retain.

コメント: 10→tenにしましょう。

First, it is important to have a fundamental curiosity about the product or products of your company or group. You have to use the products yourself.

[大意: マイクロソフトの社員はマイクロソフトの製品を購入して使うべきだ]

コメント: youを使ってはいけません。oneやa personを使いましょう。

コメント: なお、`This cannot be stressed enough in the computer world.' という表現は上手です。見習いましょう。

Second, you need a genuine interest in engaging customers in discussions about how they use products--what they like, what they do not like.

[大意: 客の文句に耳を傾けよ]

コメント: 間接疑問文の使い方が上手です。見習いましょう。

Third, once you understand your customer's needs, you have to enjoy thinking through how a product can help.

[大意: 客のニーズに応じた製品作りをせよ]

コメント: youを使ってはいけません。

コメント: 第2の性質との結びつけ(once you understand...)が上手です。 見習いましょう。

コメント: また、`These first three points are related. Success comes from understanding and caring deeply about your products, your technology and your customers' needs.'という文も見習うべきでしょう。

Fourth, you as an individual employee should maintain the same type of long-term approach that a good company does.

[大意: 長期的な展望を持って働きなさい]

コメント: `you should'などの表現はいけません。 academic writingは人生指南とは異なります。 客観的に記述するように心掛けましょう。

Fifth, you need to have specialized knowledge or skills while maitaining a broad perspective.

[大意: 広い視野を持ちつつ、専門知識を身につけよ]

コメント: specializedとbroad perspectiveの対比が上手です。見習いましょう。

Sixth, you have to be flexible enough to take advantage of opportunities that can give you perspective.

[大意: 柔軟な姿勢で取りくみ、視野を広げる機会を見逃がすな]

コメント: youはダメです。 `Sixth, a good employee has enough flexibility to take advantage...' のように書くとよいかもしれません。

Seventh, a good employee will want to learn the economics of the business.

[大意: 企業の経済の仕組みを理解する]

コメント: `will want to learn'のあたりが、 おそらく日本人の英語では出てきにくい表現です。見習いましょう。

Eighth, you must focus on competitors.

[競争相手のことをよく調べよ]

コメント: youはダメです。

Ninth, you have to use your head.

[大意: 頭を使え]

コメント: 息切れしてきた観があります。 10個も書こうとするからです。

Finally, don't overlook the obvious essentials such as being honest, ethical and hard-working. These attributes are critical and go without saying.

[大意: 正直さ、倫理的態度、勤勉などの基本要素も無視できない]

コメント: such asの使い方を見習いましょう。

コメント: 全体的に見てよく書けた文章ですが、 10個もの性質を羅列しているために一つ一つの要素の印象が薄くなっています。 どれが特に重要であるかなどを考え、もう少し体系化する努力が必要でしょう。


KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Sat Jun 24 03:33:34 2000