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こだまの世界

98年7月中旬号

ジュリアナ「ねえ、いつかの晩のボブ・ホープ・ショー聞いた?」
「すごく傑作なジョークをいったでしょう。 ほら、ドイツのなんとかいう少佐が火星人たちの取調べをするのよね。 ところが、火星人のほうは祖父母がアーリア人種だという証拠書類を提出できないの。 そこでドイツの少佐はベルリンへ報告するわけ。 火星にはユダヤ人が住んでるって」 (『高い城の男』、118-9頁)


7月中旬の主な話題


07/13/98(Monday/jeudi/Montag)

昼下がり

復活。 金曜日のお昼から昨日まで神奈川県の逗子の方に行ってきた。 葉山にある関東学院大学のセミナーハウスで開催された、 日本功利(公益)主義学会(JSUS)に参加してきたのだ。

帰ってくるとすでに参院選が終わっていた。うむう。


今日は半日ほど爆睡してお昼過ぎに目覚める。


ああ、仕事がたまっている。勉強勉強。 とりあえず夏合宿のレジメを書かないと。


おれの夏合宿でする発表の内容がサイバーポルノであるため、 現在実際にWEBやNewsgroupで勉強中。うひ。


「わいせつ」やら「下品」やらを勉強していると、 とうとう頭の中がわいせつに。

♪わいせっつ、わいせっつ、たっのしっいな〜♪


'hot chat'(リアルタイムでやりとりされる、性的に露骨な文書のこと)は、 どう訳されるのだろうか。文字通り「熱い会話」?


何か一言


07/14/98(Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

引き続き夏合宿のレジメ書き。


早朝

ようやくレジメが完成。 疲れた。


某師匠のお導きにより、 IRCを初体験することに。 「#ちゃっと」に行くと、 アメリカ在住の某H氏がいらっしゃって、 楽しい会話をすることができた。 ううむ。すごいなIRCは。 次回はどっか英語のとこに行ってみよう。


何か一言


07/17/98(Friday/vendredi/Freitag)

昼下がり

またまた復活。 しばらく旅行続きで更新が途絶えがちになっていたので、 心配してた人もいたかも。いないか。 これから勉強会なので、合宿の簡単な報告はまたあとで書く。

ちなみに昨日は(今日のお昼まで)一日中爆睡。


先日、ようやく「バイアグラ」がなんなのかを知る。相変わらずの情報弱者ぶり。 しばらくはアメリカ南部の有名な祭となにか関係のある言葉かな、と思っていた、 わけはない。


生協に注文していた
Henry Sidgwick, Outlines of the History of Ethics, Hackett Publishing Company, 1988.
が入荷されたので取りに行く。ずいぶん前に注文した気がするが…。


夕方

ベンタム読書会終了。


何か一言


07/18/98(Saturday/samedi/Sonnabend)

昨日は読書会のあと、下宿に戻って夕ごはん。 そうめん。焼なす。サラダ。など。 ちなみに、昨日の晩もほとんど同じメニューだった。

それから今日の昼まで爆睡。

起きてから学校に行こうかと思ったが、 暑いのがいやなので、 下宿で『ブラッドミュージック』を読み終えることに決める。 そうめんやラーメンを作って食べたり。洗濯したり。


研究室の夏合宿

え、夏合宿ですか? ええ、行ってきましたよ。丹後に。 え。詳しく聞きたい? 今回はそんなにおもしろい話はないですよ。 それでもいいんですか? ええ。ええ。わかりました。 では話しましょう。


ええと、一日目はですね、やはり集合するところから始まるわけですね。 集合場所はJR京都駅の烏丸口のあたりです。 向こうで情報倫理の勉強会があるので、 ぼくが知ってるだけでも、 某S先輩や某O君や某K君やぼくは前日完徹してましたね。 某T嬢が寝坊して10分ほど遅刻してきましたけど、 みんな無事に予定の電車に乗れました。 ええと、総員20数名ぐらいでしたかね。 そういえば、今回、 某教授はベトコンのような笠をかぶってきていて、 みんなを驚かせていました。

電車に乗って5分ほどでぼくは爆睡状態に入ってしまったので、 残念ながら電車内で何かおもしろいことがあったのかどうかは知りません。 気がついたらもうそこは天橋立駅でした。

え〜、 「大江山 いくのの道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立 小式部内侍」 なんて書かれた石碑のそばのコインロッカーに荷物を入れてから、 とりあえず記念撮影したりして。 それから文珠堂に立ち寄って、 商店街で各自お昼をとりました。

ご飯を食べてからですね、 廻旋橋っていう、 文字通り船が通るとき90度ぐるりと回る橋を渡って、 天橋立を歩きましたよ。松が多くってね。 海岸はけっこういろんなものが打ち上げられてて、 まあ、そんなに汚なくはなかったですけどね。 「輪タク」なんかもあって、風情がありましたよ。 ぼくは「輪タク」と聞いて、 ディックの『高い城の男』を思いだしたんですけど。 いや、これは余談です。忘れてください。

天橋立を渡ってから、「丹後一の宮籠神社」ってとこに寄って。 知ってます? ここの入口のところの小さな池にすごい数の亀がいるんですよね。 気持ち悪いくらい。 みんなで岩場によじのぼっては、ぼとぼと落ちてるの。 ここにはちょっと変った感じの狛犬なんかも置いてあって、 おもしろい神社でした。

それから山の中腹にある傘松公園に行きました。 近々登山をする某O君とか、その他某教授とか某O先輩とかは 延々と続く階段を登って行きましたが、 某助教授とかぼくは一人乗りのリフトで上がって行きました。 このリフトがすごいんですよね。 上る途中で後ろを振り返ると、 海や天橋立が一望できるんですよ。 けっこう感動しますよ。ちょっとこわいですけど。 それと、リフトの駅員さん。 有線でポップスをかけるのやめて下さい。 雰囲気が壊れます。

傘松公園って知ってます? なんか、「股のぞき」っていうのをやるんですよね、ここでは。 ぼくはなんだかばからしいので止めておきましたが、 みんなやってました。 股からのぞいた天橋立の写真なんかとったりして。 某H君が調子に乗ってズボンの尻を破いたことはやっぱり記しておくべきでしょうね。 上半身はだかになってビールをあおってた人がいたことも、 やっぱり記しておくべきでしょう。え、誰かって? まあ、ご想像におまかせします。

さらに階段を昇って一番てっぺんの傘松があるとこまで行ってきましたが、 そこもすごく見晴らしが良くって、 少なからず感動しましたね。 とんびも飛んでて。 死ぬまでに一度は見に来る価値があると思いますよ。

それで下りはみんなリフトで降りて、 かなり疲れてたので船で帰ろうということになってですね。 船のりばに行ったら、 サンダーバード号っていうモーターボートを出してくれるっていうんで、 サンダーバード号2台を往復してもらって向う岸へ渡してもらいました。 その他にも、 「スペースシャトル」とか(NASAって書いてある)、 「クィーンガンダム」「ナイトガンダム」とか、 変な名前のモーターボートがあって笑いましたね。 くらげもけっこういたのでみんなで突っついたりして。

それから、お昼を食べた商店街のあたりで ちょっと時間をつぶして天橋立駅に戻って、 また電車に乗り、今度は旅館のある丹後由良に行きました。


丹後由良っていうのは天橋立駅から3つほど先に行ったところにあるんですが、 天橋立に比べてさらにひなびたところでした。 けど、海は近いし、山もあるし、みかんは豊富だし、三庄太夫の史跡はあるしで、 ええと、まあ、いいとこです。ちょっとは誉めとかないとね。

ぼくらは、山のふもとにある国民宿舎というところに泊まりました。 夕方にチェックインして30分ほどしたらさっそく勉強開始です。 あああ、なんてまじめな研究室なんでしょうか。

あ、ちなみに、某師匠は用事があったそうで、 旅館でみんなと合流しました。


まず、3回生の某K君による"Professional Ethics"の発表でした。 疲れていたのでほとんどなにも覚えてません。 たいした内容ではなかった気がします。

次に、4回生の某S君による"Liability for Defective Electronic Infomation"の発表。 コンピュータ・プログラムにバグがあった場合、どのような責任が問われうるのか、 という話です。しかし、このときぼくは爆睡していたので、何にも覚えていません。

夕食をはさんでから、M2の某T君による、 "The Morality of Whistle-Blowing"という論文の紹介。 内部告発を論じた古典的な論文のようで、 内容は簡単でわかりやすかったです。 しかし、特に新しい情報はなし。

さてさて、次はM1の某H君と4回生の某K君による、ハートの "Responsibility and Retribution"という論文の紹介です。 これはresponsibilityとかliabilityの言語分析的な内容で、 情報倫理とはあんまり関係じゃないの、という話でした。


さて、これでようやく一日目の勉強会が終了しました。 ぼくは疲れていたのでとっととふとんに入って、 持ってきていた『ブラッドミュージック』を読み始めたんですけど、 某師匠が何度も部屋にやってきて、 みんなが飲んで騒いでるのに一人で小説を読んでるなんて許せ〜ん、 とか理不尽なことを言って(酔っぱらいは理不尽なことを言う)、 ぼくを無理矢理宴会をしている部屋へ連れ込みました。

そこはすでに酒池肉林の世界で、っていうほどではないですが、 みんな酒が入っていて、楽しそうに飲み食いしてました。 ぼくはしばらく某教授に修論の指導をしてもらったり、 他の人と話したりしてたんですが、 そのうちたばこの煙がひどくなるし、 みんなどんどん酒が入って暴れ出したので、 早々に自分の部屋に退散しました。

それで、真夜中過ぎてもまだ騒いでる連中がいて、 若い連中は飲み過ぎでげえげえ吐いてるわ、 酔っぱらって奇声を上げているわで、 ぼくはまた酒飲みが嫌いになりましたね。 なんでああいう愚行が許されるんでしょうかね。


さて、翌日です。え、ああ、水曜日です。 朝食になかなか出て来ない連中もいましたが、 とにかく朝食が終わってから、早速勉強です。

この日の最初は、M2の某F君、3回生の某S君による "ACM Code of Ethics and Professional Conduct", "Using the ACM Code"の発表でした、たしか。 ACM(アメリカ計算機学会)の倫理綱領と、 それを用いたケーススタディの話です。 内容はよくわかりましたが、 これを読むポイントというか、 意義がどこにあるのかはよくわかんなかったですね。

お次は、3回生の某M君による、 "Why Privacy is Important"という論文の紹介です。 これもぼくはうとうとしながら聞いていたようで、 今レジメを見てもほとんど何も思いだせません。 きっと重要なんでしょうね、プライバシーって。

その次は、っていうか、ここらへんちょっと順番があやふやなんですけど、 3回生の某Mさんによる、 "The Government Needs Computer Matching to Root Out Waste and Fraud" という論文の紹介です。 これと聴講生の某M氏がお昼すぎにやった、 "Computer Matching Is a Serious Threat to Individual Rights" は、それぞれコンピュータ照合に関する賛成、反対意見を論じたものでした。 賛成意見は、コンピュータ照合がそれほど新しい技術とは言えない、と論じ、 他方の反対意見は、コンピュータ照合は修正第4条の「不合理な捜索」に当たるとして、 人権の侵害だと論じています。

その次は、M2の某O君による、 "Privacy and the Limits of Law"という論文の紹介。 これもぼくはよく寝ていたようで、あまり覚えがないです。 ごめんなさい。 この論文でも、「プライバシー」というなにやら得体の知れないものが、 誉めそやされ、高く評価されているようです。 なんなんでしょうね、プライバシーって。 なにか良いものであるには違いなさそうです。

さらに次は、M1の某T嬢による、 "Computer and Privacy"という論文の紹介です。 プライバシーに対する意識が強まっている今日において必要とされる、 コンピュータに関連する5つの原則(本人のアクセス権の保証など)が挙げられます。

まだ続きます。真面目でしょう? ぼくらの研究室って。 次は、4回生の某K氏によるNissenbaumの"Should I Copy My Neighbor's Software?" という、とんでもない題名の論文の紹介です。 この論文は、「ときには違法コピーをしてもいいじゃん」っていう立場を、 帰結主義の立場からも、義務論の立場からも擁護しようとするものですが、 かなり問題ありの内容(とくに帰結主義の理解がひどく貧困)で、 おそらくそのうち某師匠がこてんぱんにやっつけて、 業績の足しにでもされることでしょう。

次の発表は、 4回生の某K君による、 "Moral Foundation of Intellectual Property Rights" という論文の紹介です。 某S先輩と某K氏の3人で手分けしてまとめた様子で、 全体の内容がよくわからなかったんですが、 知的財産権(特許権、著作権)の根拠について詳細に検討している 比較的優れた論文のようでした。


これで2日目の勉強は終わって、 夕方からみなで海に行って泳ぎました。 っていっても、ぼくは泳ぎませんでしたが。 海はずいぶん遠浅になっているようで、 かなり遠くまで行っても足が付くようでしたね。 某師匠は華麗なフォームでひたすら泳いでいたようです。 某教授も深紅のふんどしを付けて泳いでいました。 他の観光客が少なからず驚いてましたね。

浜辺からの帰りみちに、コンビニで酒などを買い足して、 それから如意寺というところに立ち寄りました。 ここには三庄太夫の物語に出てくる身代り地蔵が祭られているそうですが、 あいにく地蔵さんが収められている扉に鍵がかかっていたので 見ることができませんでした。

そうそう、コンビニには、 赤ふんの某教授と、ビキニにバスタオルの某Y氏(♂)と、 普段着の某T嬢とぼくで行ったんですけど、 ビキニの某Y氏が、先生いくらなんでも赤ふんで入るのはまずいですよと 某教授に言ったので、某教授はじゃあ外で待ってる、 と言われ、ぼくら3人で入ったんです。 そしたらしばらくすると某教授がジーパン姿で入ってこられて、 ほら、と言って、手に持った赤ふんをぼくらにお見せになるじゃないですか。 せ、せ、先生、いったいどこで着替えられたんですかあっ、 ってぼくらが言うと、 ニヤリとしてみせるだけで、某教授は答えられませんでした。 バスタオル巻いてコンビニを徘徊する某Y氏といい、 道端で着替える某教授といい、危ない人が多いんですよね、 倫理学研究室って…

ところで、ぼくは行きも帰りもはだしで出掛けたために、 足のうらに水ぶくれができちゃいました。これが痛いのなんのって。 慣れないことはすべきじゃないですね。

それからお風呂に入って、夕ごはんになりました。 この日の夕ごはんは活けづくりが出て豪勢でしたよ。 ぼくも死ぬほど魚を食べてしまいました。 魚さん、ごめんなさい。

その後すぐに飽きずに飲み出した連中もいたようですが、 外はまだ明るかったので、 ぼくは某O君や某F君や、某Y氏や某T嬢と一緒に、 由良ヶ岳の登山コースを少し登りました。 といっても、最初は散歩ついでにそこらへんでかぶと虫を捕ろうって話だったので、 ぼくと某T嬢は下駄を履いていて、 某Y氏なんか、浴衣に下駄で出てきたんだから、 登山はかなり大変でした。 はっきり言って危険でした。 登山をなめてると言って過言ではありません。 木々に囲まれた細くて険しい道を、 15分ほど登って、それからまた10分ほどかけて降りて来ましたが、 戻ってきたときには汗だくだくでした。 いや、ほんとに冒険してきましたよ。 あとで旅館の人に聞いたところでは、 本気で頂上まで登るには、1時間半くらいかかるんだそうです。

さて、それからぼくら「あまり酒飲まない健康組」は、 フロントのところにある「ギャプラス」(なつかしい) とか「ぷよぷよ」をやったりしました。 「ぷよぷよ」って初めてやったんですけど、テトリスよりもおもしろいですね。 やったことありますか? かなり燃えますよ。 某師匠は、旅館で麻雀卓と麻雀牌を借りれることを知り、 麻雀ができるやつを募って、部屋で麻雀を始めてしまいました。 そうですね、この日は他の囲碁や将棋もやってる人がいたし、 なんだか勝負事が盛んでしたね。

ええ、ぼくも将棋や麻雀をやりましたよ。 麻雀は半荘を2回やって、1回目は4位で、 2回目は最後に逆転されて2位でした。 2回目が終わったころにはもう夜明け前で、 ぼくはそれで止めて寝ました。 連中は朝食の1時間前ぐらいまでやってたみたいですけどね。 某師匠は勝ち逃げしてさっさと寝てたようです。

あと、この夜は、某H君失踪事件ってのもありましたね。 M1の某H君がどこにも見当たらないので、 みんなで探したんですけど、 ほんとにどこにもいなくて、 後は女子トイレか某O先輩(♀)が寝てる部屋ぐらいだっていうんで、 そこも全部探したんだけど、 やっぱり見つかんなくって。 それですっかりあきらめてしまって、 みんな寝るか麻雀するかしていたところ、 ずっと後になって某H君は自分から現われて来たんです。 どこにいたんだって訊いたら、 あまりに眠くて、みんなに邪魔されるのがいやだったので、 某O君が寝てる部屋の押入れに隠れていたとのこと。 けど、暑いやらみんながそこらを探しまわるやらであんまり寝れなかったって。 一体なにをやってんでしょうかね。


それで第3日目ですが、 ぼくも何とか朝食に間に合うように起きて、 みんなと朝食を食べました。 まだ勉強会のやりのこしがあったので、 それからまた勉強でした。

まず、M2の某S先輩による、 "The Patient's Right to Information"という論文の紹介でした。 これはいわゆるインフォームド・コンセントの話で、 伝統的には医者と患者の関係は、 医者が患者の最善の利益のために決定権を行使する 「パターナリズム・モデル」だったけど、 最近ではあくまで決定権を持つのは患者であるという 「オートノミー・モデル」が普及しつつある、 といういささか古い(古典的?)論文のようでした。 どうもこれも情報倫理に分類されるらしいですよ。 領空侵犯っていううわさもありますけどね。

その次は、ぼくと一緒に勉強した3回生の某K君による、 "Harmful and Dangerous Words and the First Amendment"という論文の紹介でした。 これはサイバースペースでの活動のどのようなものがどの程度 合衆国憲法の修正第一条(信教の自由や、言論・出版の自由を保障している)によって 保護されるか、という話でした。 シスオペの検閲行為って、修正第一条に引っかからないって知ってました?

さて、チェックアウトも済んでから、最後の最後にぼくの発表でした。 もう発表できないんじゃないかって心配してたんですよ。ほんとに。 それでぼくのは、 "Adult Material: Drawing the Line between the Legal and Illegal" っていう論文(というか、ある本の一章分)の紹介で、 サイバースペース上で行なわれているアダルト物の流通が、 アメリカではどのような法的保護あるいは禁止を受けうるか、 という話でした。 重要なのは「下品indecent」と「わいせつobscene」の区別と、 児童ポルノの取り扱いは特に厳しく禁じられている、ということですかね。 え、CDAですか? いえ、この本は94年に書かれたものだったので、 CDAの話とか、自主規制(格付け)の話はまだ出てきませんでした。

さて、ようやくこれで全部終わったので、ぼくらは急いで旅館を出て、 駅へ出発しました。駅で閉会の挨拶をし記念撮影をすると、 すぐ電車がやってきて、 出発を惜しむ間もなくぼくらは丹後由良を後にしました。 夏に来るには良いとこでしたね。また来たいと思います。

それから途中どっかで一度乗り換えましたが、 ぼくはちょっと小説を読んでからずっと寝てましたね。 某S先輩と某O君はずっと倫理学的な対話をしてたようでしたけど。 体力ありますよね、あの人たち。 それでお昼過ぎに京都駅に着いて、一同は直ちに解散しました。 え、それからどうしたかって? ぼくは、某O君とラーメンを食べてから、 祇園祭りの宵山でしたけど、とっとと下宿に戻って爆睡してましたよ。

これで今回の合宿の話は終わりです。 大して面白くなかったでしょう? 勉強ばっかりでしたからね。 いや、この合宿の企画をしてくれたM2の某F君には大変感謝してるし、 合宿は成功だったと思うんですけどね。 まあ、人生そんなにおもしろおかしいことばかりじゃないですから。 ノンフィクションで書くとこんなもんですよ。


何か一言


07/19/98(Sunday/dimanche/Sonntag)

夜明け

真夜中に晩御飯を食べに外に出て、 定食屋で『七夕の国』を読む。 ストーリーが練られているなあ。すごい。SF。

それからまた研究室に戻ってきて、 永井豪の『手天童子』を読みながら合宿の記録を書く。 ああ、時間の無駄。 やらないといけないことがどんどんたまっていく。


お昼前

ぐわ。寝坊。


ブラッド・ミュージック』の感想。忙しい忙しい。


何か一言


07/20/98(Monday/lundi/Montag)

真夜中

昨日はお昼すぎに下宿に戻ってから、 そうめんなどを食べて睡眠。 (そうめんだけだと栄養が心配なので、豆や納豆も食べる)

夕ごはんは、なすのバター炒め、 野菜の味噌炒めなど。

それから寝ようとしてしばらく横になっていたが、 昼間から夕方にかけて良く寝ていたので眠れず(あたりまえだ)、 結局研究室に来ることにした。 途中古本屋(コミックパレス)に寄ったが、 何も買わず。 そう言えば、今日も一円も使っていない。 自炊ってすごい。


そろそろバックアップを取ろう。

があ。ワード98の宛名印刷ヘルパー、まともに動かないぞ。 またか。なんとかしてくれ。


なんとか暑中見舞を10通弱書き上げる。 ああ、字が汚ないってやだなあ。

バックアップも取った。


早朝

久しぶりにベンタムの勉強。 そろそろ修論を書き出さないとなあ。


昼下がり

朝から正午ぐらいまでソファで寝てた。 再びベンタムの勉強。延々と。


何か一言


何か一言

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Satoshi Kodama
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Last modified: Mon Jul 11 12:12:27 JST 2005