2005年4月号 / 2005年6月号 / 最新号

こだまの世界

2005年5月号

Sonny: Do you think we are all created for a purpose? I'd like to think so.
(...)
Sonny: Now that I've fulfilled my purpose, I don't know what to do...
Spooner: I guess you'll have to find the way like the rest of us, Sonny. That's what it means to be free.

---From I, Robot (2004)


主な話題


01/May/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

夕方

う、また寝すぎた…。

先日からテキストの脳死のところで煮詰まっており、 何も進んでいない。まずい。

ブッシュに対する北朝鮮外務省報道官による非難声明の件だが、 日本の新聞では、「人間のクズ」「道徳的未熟児」となっているが、 CNNでは`hooligan'となっている。 原語のニュアンスはどんな感じなんだろう?

真夜中

自宅でしばらく勉強したあと、某所で夕食。 そのあと、ついマンガ喫茶に行ってしまう。堕落。

う〜ん。明日からもうちょっとがんばろう。


02/May/2005 (Monday/lundi/Montag)

ちょっと早起き。

お昼前

某所で買物をしてから研究室へ。

「脳死は人の死か」という問いは本当にやっかいだ。

一つには、「脳死」という言葉が「死」という言葉を含んでいるので、 一見すると分析的真理のように見えて、議論がしにくいということがある。 そこで、「全脳の機能が不可逆的に失われているが、 人工呼吸器によって心肺の機能は維持されている状態は、人の死か」 とすると、少しわかりやすくなる。 しかし、問題は「人の死」が何を意味しているかだ。続く(たぶん)。

昼下がり

某氏と昼食。食べすぎる。そのあと、購買部や書籍部で買物してから 研究室へ。眠い。

養老孟司の『死の壁』の脳死論が明快で驚く。 「人非人」という言葉を用いてパーソン論と同じ話をしている。 この人、賢いなあ。

…と思ったら、「法律家」の「人は死んだらモノである」 という発想が彼の言う「人非人」と同じであることを理解せず、 「生きていようが死んでいようが人は人だ」とか書いてる。 う〜ん。

夕方、某相談が入り、忙殺される。

真夜中

夜、プール。平泳ぎの形を意識しだすと、キックが悪いのか前に進まなくなる。 クロールは少し息継ぎは上達したが、体力がもたない。 1時間ぐらい泳いだら貧血で倒れそうになり、よろよろと帰宅。

テレビや新聞を見て風呂。あっという間に真夜中になってしまう。 テキストがやばい…。

今夜はロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで 再結成したクリームのライブがあるそうだ(BBC)。


03/May/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

昼下がり

ついお昼まで寝てしまう。堕落。

少し涼しくて良い天気。暗い研究室に籠っていないで、 マンガ喫茶喫茶店にでも行って勉強するか。 前に公園があって、ラップトップ用の電源も用意されているような オープンカフェはないかな。

というわけで、昼下がりに、理想の喫茶店を探して自転車で旅に出る。 上野駅の入谷口のあたりに行ったり、浅草通りのあたりに行ったりしたが、 理想の喫茶店はなかった(台東区の区役所は見つけたが)。

そこで、 上野動物園の裏側を通って根津の方に出る(途中、森鴎外の住居跡を見つけた)。 根津の商店街まで来たので、根津神社の茶店にでも行こうかと思いつく。 しかし、つつじ祭りにあわせて全国から老人が集まってきていたようなので (根津通りの佃煮屋はセール中の百貨店のごとく老人であふれかえっていた)、 まっすぐ千駄木へ抜けて、 さらにものはついでと谷中のよみせ通りと銀座通りにも足を伸ばしてみた。

谷中のあたりの雰囲気はとてもよい。 銀座通りの先にあった某ルノワールは広くてよさそうだったが、 結局入らず。団子坂を上って本郷に戻ってきて、いつも使う某喫茶店で 新聞を読んでから研究室へ。

きれいな空気どころか、排気ガスを大量に吸った気がする。 理想の喫茶店はどこにあるのか。

半年前に買ったiPod miniのリモコン部の接触が悪くなったので、 夕方、交換してもらいに秋葉原へ。 しかし、買った店に行くと、そこでは修理はできないとにべもなく断わられる。 う〜ん、めんどう。

しばらく秋葉原をうろうろし、 マウスと万歩計を買う。インド料理屋でカレーを食べてからまた研究室へ。

さて、遊んでないで勉強しないとほんとにやばい。

真夜中

3時間ほど必死に悩み、なんとか脳死のところを書く。 しかし、あんまりうまくないので、また書き直すことになりそうだ。

真夜中2

万歩計愛好者のためにこんなサイトがある。 入ってみようかな。


04/May/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

夕方

今日もお昼すぎまで寝てしまう。堕ち続けている。

夕方、スタバで新聞。喫茶店で新聞を読むとゆっくり読めていい。 なるべく毎日こういう時間を作るように心掛けたい。

スティーヴィー・ワンダーの新曲(So What's the Fuss?)、 70年代のあれだ。かっこいい。

夜中

夕食はナチュラル・ローソンで買ってきたもので適当に済ませ、 某テキスト執筆。終わらん。

真夜中

万歩計を見ると、今日は6000歩。 これは東京やロンドンなどの大都市を散歩するというテーマの(古い)万歩計なのだが、 ようやく東京駅→銀座→浜離宮に行き、 現在レインボーブリッジに向かって歩いている。 一日5000歩以上歩くのはけっこう大変だ。

真夜中2

某テキスト書き。明日ぐらいにはとりあえず全部書けそうだ。 しかし、まだ某翻訳にはほとんど手をつけていない…。

そういえば、昨日インド・カレーを食べていて思ったことだが、 もう若くないし、どれだけ食事が出ても残さず全て食べるという格律は 放棄した方がよさそうだ。さもないと、せっかくおいしい食事でも、 最後まで無理やり食べると、かえって悪い思い出が残ってしまう。

というわけで、 昨日は余ったナンを袋に入れてもらって持ち帰った。 どこでもそうしてくれると助かるが、 無理な場合は残すか、あるいは最初からわかっている場合は 少な目に注文するようにしよう。


05/May/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

夕方

昨夜は遅くにマンガ喫茶に行ってしまい、明け方に帰宅して就寝。

お昼すぎに起きてから某スタバで新聞。それから研究室に来る。

研究室のコンピュータのボールマウスの効きが悪くなっていたので、 先日トラックボールのマウス (オプティマ NTB-800 USK)というのを つい買ってみたのだが、これがなかなか慣れるまで大変。 どうももうすぐもう一つオプティカルマウスを買うことになりそうだ。

勉強中。腹減った。が、集中しろ。

真夜中

夜は研究室に某サンドイッチの出前。

ひたすらテキスト書き。日付が変わるころに、ようやく最後まで書けた。 すでにパワーポイントで何度か授業をしているにもかかわらず、 文章にするのは非常に手間がかかった(そういうもんだとも思う)。 あとは細かいところを修正して、明日中に完成させよう。

万歩計は、レインボーブリッジを越えて、現在はお台場へ向かっている模様。


06/May/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

昼下がり

今日はなんとかお昼前に起きて大学へ。大勢で昼食を食べに行く。

雑誌のコピーをしに医図書に行くと、 コピーしたい部分が切り取られていた。 1980年代前半の脳死関係の記事なのだが、 性質の悪い研究者(?)がいるようだ。

S. Toulminの`How Medicine Saved the Life of Ethics'(1982)を読む。 医療その他の応用倫理学的問題によって一般的原則から具体的事例へと倫理学 のフォーカスが変わって良くなったというような話だが、 19世紀末からの倫理学の流れがわかりやすく説明されていて非常におもしろかった (メタ倫理学や規範倫理学などの倫理学理論についての説明は薄かったが)。 ジョゼフ・フレッチャーの「状況倫理」も再評価する必要があることがわかった。

しかし、このS. Toulminというのは息の長い研究者だなあ。

夕方

某同僚の某原稿のチェックなど。眠い。

今日は天気が悪く、寒い。

パーソン論を考えていると、人格の同一性の話にも関係することがわかってきた。

夕方2

英国の総選挙は労働党が--以前のような地滑り的勝利ではないが--勝ち、 ブレアが三期目の労働党政権を率いるそうだ。 それにしてもブレアはずいぶん老けたなあ。

夕方、プールで泳ぐ。なるべく疲れないように、キックの回数を減らす練習をする。 ゴーグルが曇って困るのだが、くもり止めを使えば問題は解決するんだろうか。

某丼屋で夕食。U2のRattle and Humをひさしぶりに聴いて感動する。 U2は一度観に行かないと。

真夜中

う、昨日書いたテキストを推敲するのに結局丸一日かかってしまった。 明日からは翻訳をしなければ。

万歩計。今日はノルマの7000歩を歩いた。お台場の次は深川が目的地なんだけど、 深川ってどこ? →ここらしい。


07/May/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昨晩は真夜中まで研究室で勉強したあと、つい近くのマンガ喫茶に行ってしまい、 明け方に帰宅。そのままお昼すぎまで寝てしまう。

昼下がりに某スタバで新聞を読んでから、研究室に来て少し勉強。

夜2

帰宅。

先日録画しておいたロビン・ウィリアムズ主演の 『アンドリュー』を少し見る。 ロボットのアンドリューはプロパティだが、パーソンであるかのように扱う、云々。

`irreplaceable'は「かけがえない」か。 `unique'も「かけがえない」と訳せそうだ。

夜3

『アンドリュー』を見る。 人格を持ったロボットが改造を繰り返し、 最後には人間と同じ寿命を持った存在となり、 人間として認められる、というような話。 それでは、黒人が白人の姿形をするというのと同じなので、 もうちょっと違った展開の方がよかった気がする。C。

真夜中

たまっていた新聞の切り抜きを途中まで。


08/May/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

夜明け前

昨晩もついマンガ喫茶に行ってしまう。タバコ臭くなってかなわない。

枕元に置いておきたい本。聖書、エセー、パンセ、ツァラトゥストラ。

昼下がり

遅起き。堕落が続く。

そういえば、3月にロンドンに行ったときに、 某トラベラーズカードを日本に忘れてきた(と思っていた)ので、 クレジットカードでATMから現金の引き落としをしていたのだが、 先日来た明細書を見ると、「海外キャッシュサービス利息」 という名目でけっこう高い利息が付いていた。

そうか、あれは借金をしていたことになるんだと後から理解。 借金するぐらいなら店でクレジットカードを使うようにすべきだった。 次回からは某銀行のカードを使って引き落とすようにしよう。

夕方

大学へ。散髪に行こうかと思ったが、面倒なので来週末に延期することに。

さて、翻訳をしないとやばい。

某翻訳を再開。夕食は某丼屋で。

真夜中

帰宅。翻訳はあまり進まず。


09/May/2005 (Monday/lundi/Montag)

昼下がり

昨晩も夜更ししたせいで、お昼前に起きて研究室へ。

レイコフのMoral Politics。 この認知言語学というのに親近感を持つのは、 ベンタムの言語論がこの話を先取りしているからかもしれない。 昔から言語の働きについて興味があるので、いつかこの分野も研究してみたい。

ああ、そうか、寓話というのは、 自分の立場から離れてものを考えるために有効なわけだ。 だから道徳的な思考に役立つんだな。 イソップの寓話でも何でもよいが、 自分の物語ではなく、他人の物語として考えることによって、 公平な思考が可能になるというわけだ。

真夜中

夕方、プールで少し泳いでから、某講演会を聴講する。 米国は「いのちの贈り物(Gift of Life)」というスローガンが臓器移植推進派 によって使われたのに対し、日本での「いのちのリレー」の方が好まれた。 日米で別のメタファーが使われた背後には、 違った文化背景がある…というような話だったと思うが、 最後の方は時間切れでわからなかった。

というか、 一般に(偏見だと思うが) 文化人類学者とかその手の人は自分がインタビューした具体的な事例を持ってきて、 自分の説の正しさを「証明」しようとするが、 その事例がどのくらい代表性があるのかがわからないので、 おもしろいんだけども説得力がない。 ベラーぐらい大規模なインタビュー調査をしていたりすれば 説得力があるんじゃないかと思うが。

それにしても、「なぜ日本では脳死臓器移植が進まないか」という問いに きちんと答える方法はないんだろうか。

夜、某丼屋で食事をしたあとに、研究室に財布を忘れてきたことに気付く。 青冷めてしばらくどうしようかと悩んだが、 けっきょく謝って一度研究室に戻り、財布を持ってきてから支払う。 今度から気をつけよう。


10/May/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

比較的早起き。

お昼すぎ

ほぼ定時出勤で、午前中からまじめに翻訳の仕事。

そういえば、昨晩はホリオークらの『アナロジーの力』 やベーコンの『学問の進歩』を読み直したりしていて夜更ししてしまった。 この認知科学の話は本当におもしろいので、もう少し研究すべし。 古典もおもしろいのでもっと読むようにしよう。

昼下がり

翻訳。集中しているときは調子がいい。簡潔、明快、正確に。

夜中

昼下がりから夜まで、みっちりと某ミーティング。 作成中のテキストはようやくほとんど原稿が出そろうところまで来た。 しかし、まだ相互の章の一貫性など、詰めるべき点が多々ありそうだ。

夕食は適当にラーメン。ささみを食べてしまった。

夜は翻訳。がんばれ。

気になる翻訳語

アメリカと米国。 アメリカは広辞苑にもあるように(1)南北アメリカ、(2)アメリカ合衆国の略語なので、 合衆国を指すのにアメリカと呼ぶのは正確でない気がしてどうも嫌だ。 それに対して、米国は広辞苑では「亜米利加合衆国の略称」とあり、 こちらの方が正確であるように思う。

(正確というのは誤解が生じないということ。もちろん「アメリカでは…」 という文においてアメリカが(1)か(2)のいずれを指すかは文脈から明らかな 場合が多いわけだが)

北朝鮮か韓国を指して朝鮮と呼ぶとおかしいのに、アメリカの場合は なぜあまりおかしくないのか。やはり大国だからだろうか。

こういうことを考え、 翻訳のときは基本的に「米国」「米国人」と訳すようにしているのだが、 共著だとたいがい「アメリカ」「アメリカ人」と修正されてしまう。 あまりとやかく言って既知害と思われたくないので放っているが、 やはりときどき気になる。

同じように気になるのは、昔から言っているが、 「すなわち」の代わりに使われる「つまり」、 「焦点を絞る」「焦点を合わせる」のつもりで使われる「焦点を当てる」、 やたらと使われるとうっとうしい「〜のである」、など。

真夜中

夜中まで翻訳をしてから帰宅。疲労。

こないだは臓器提供制度について英米の文献をサーベイしてみたが、 今度は脳死についてもサーベイする必要がある気がする。


11/May/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

比較的早起き。最近夜更しが続いているので良くない。 今夜はかならず1時に寝るようにしよう。 それまでに一日の仕事を終えること。

夕方

朝、某勉強会。昼食を食べたあと、某学生の英語指導。

しばらく椅子の上で寝たあと、某テキストの原稿の推敲。

今日はジムのプールで泳ぐつもりだったが、時間切れで行けなかった。 残念。明日こそは行こう。

夜2

某丼屋で食事をしてからまた研究室へ。翻訳をしよう。

真夜中

翻訳。time-consumingでたいへん。 本当に今後は翻訳を引き受けてはいけない。 これは英語の訓練としてはいいが、訓練が済んだら、 職業としてか、余生の手すさびとしてやるべきものだ。

(いや、まだ訓練が済んでいないのかもしれないが)

万歩計。雷門から上野公園に行き、秋葉原から東京ドーム、 小石川植物園へ。これが昨日までで、 今日は古川庭園に向かっている。 ここも知らなかった。今度行ってみよう。


12/May/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

夕方

疲れていたのかお昼に起きてしまう。

同僚の方々と昼食を食べてからジムに行き、泳ぐ。ゴーグルのくもり止めを購入。 平泳ぎ、なかなかうまくならない。クロールは練習量が減ったので悪化。

今日気がついたが、腰まわりに少しあった脂肪が減ったようだ。 体重も1キロほど落ちた。 水泳の成果か、食生活か、はたまたウォーキングか。

それはともかく、仕事をせねば。

少しだけ翻訳をしたあと、某授業に参加。医師・患者関係とケアの倫理。

夜は時間がないのでカップラーメン。

真夜中

翻訳。

あれ、もうこんな時間。一日が、一週間が、あっという間に、終わる。

真夜中2

帰宅。

万歩計。サンシャインシティに到着し、次は新宿へ。 あれ、新宿って池袋から歩いて行ける距離にあるのか。


13/May/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

某授業があるので早起き。今日も肌寒い。

夕方

朝からお昼まで授業。といっても、 某教授が担当の日だったので、座って聞いているだけだったのだが。 来週はオレの番なので、準備をしなければ。

昼食を食べてから翻訳。眠くて椅子に座って寝てしまう。 今日は某神田で授業があるが、出られそうにない。

夕方2

さらに翻訳。

少女監禁の記事は過剰に報道されている気がするが、 やはり「精神障害の疑い」「性犯罪」「監禁」 「アダルトゲームの影響」などはニュース価値が高いのだろうか。 そうだとすると、ニュース価値が高い理由は何か。

関係ないが、コミュニケーション技法として、 相手に「なぜ」そう判断したかと尋ねるよりも、 「どうして」そう判断したかと尋ねた方が答えやすいという話を聞いた。 これは、判断を正当化する(=判断の正しさを示す)よりも、 判断を説明する(=判断に至った過程を述べる)方が一般に容易だということだろう。 面白い技法だと思う。

真夜中

夜は某イタリア料理屋。

散歩ついでに根津の某スーパーに行き、 たまっていた牛乳パックを出してきた。 おかげで万歩計は新宿から都庁まで行き、次は渋谷。

今日は疲れたので早目に寝よう。


14/May/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昼下がり

半日近く寝てしまう。 起きてから部屋の掃除。 一週間に一度は部屋を片付けること。 食事をしてから研究室へ。

ちょっと翻訳を進めてからジムに行き、泳ぐ。 平泳ぎ。下半身をなるべく下げない練習をする。

研究室に戻ってきてからツナ缶とサラダ。 最近は少し意識して蛋白質を取るようにしている。

ひさしぶりにストーンズのGoats Head Soupを聴いてしびれる。 `Dancing with Mr D'や`Silver Train'のベースはロン・ウッドなんだろうか。 あ、このときはまだミック・テイラーがいるのか。

真夜中

翻訳。今日は4時間で4ページ。亀の進み。

真夜中2

夜はラーメン。少し医療資源の配分の勉強。 QALYについてもしっかり勉強したいのだが、時間がない。というのは言い訳か。


15/May/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

昼下がり

今日もお昼ごろに起きる。いかん。

水泳を続けているせいか、太ももが少し太くなった気がする。

夕方

歩いて研究室へ。翻訳。

雷。まだ気温は低いが、だんだん初夏に近づいているということか。 夕方の雷は嫌いではない。小さいころよくあった夕立を思い出す。

翻訳。進まない。

discussionは文脈によっては「議論」よりも 「話し合い」の方がぴったりすることに気付く。

夜2

今日も夕食にラーメンを食べてしまった。

眠いが翻訳。aspectは「側面」だが、「第一の側面」というような表現は あまり日本語的ではないので、「第一点」と訳した方がよいことに気付く。 これも場合によりけりだろうが。

真夜中

今日は翻訳5頁半。がんばった。

万歩計は渋谷ハチ公前、神宮球場に着き、今は六本木を目指して歩いているようだ。


16/May/2005 (Monday/lundi/Montag)

お昼前

昨日は新聞を読んでから寝た。今朝はまあまあ早起き。

皮膚の湿疹が目立ってきた。水泳が原因の気がするが、食生活かもしれない。 あるいは季節的なものか。困った。

昼下がり

某同僚と昼食。

翻訳中、急に外人が来てしどろもどろする。可笑しい。

夕方、図書館に寄ってからジムで水泳。平泳ぎはなかなか上達せず。 クロールは足に挟む用のビート板を使って泳いだら、 バランスがうまく取れず一回転しそうになった。 おもしろいのでしばらく練習してみよう。

研究室に戻ってきて、ツナサラダを食べてからしばらく雑用。

翻訳。夜は某丼屋で。

真夜中

翻訳。あと一息。明後日には終わる予定。といっても、原稿ができるだけで、 校正が待っているわけだが…。それについては考えないようにしよう。

万歩計。 六本木から恵比寿ガーデンパレスに行き、現在は品川に向かって歩いている。 これももうそろそろ終わるな。継続は力なり。


17/May/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

昼下がり

今日は早起きして某スタバで論文を読み、某勉強会に参加。 外国人のゲストスピーカーに話してもらう。

そのあと一緒に昼食を食べてもどってくる。

昼下がりから夕方まで某ミーティング。どっと疲れる。

週末からまた別の仕事が入りそうなので、 今日中に翻訳を終えてしまおう。

真夜中

ひたすら翻訳。あともう一息。

カイリー・ミノーグが乳癌だそうだ。 なんとかなるといいが。

真夜中2

あともう一息なのだが、つかれたので残念だが明日にしよう。

真夜中3

帰宅。新聞を読んだら寝よう。なんか、一日中仕事しているな。

万歩計。品川から東京タワーへ。


18/May/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

夕方

今朝は早起きして教室の某勉強会に参加。大勢で昼食に行ったあと、 翻訳→某学生の指導→翻訳で、ようやく某翻訳を終えた。つかれた。

今日は風が強く天気が悪い。


19/May/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

日記を更新してみた。風呂。

万歩計は東京タワーと国会議事堂を過ぎ、 ついに終着点である東京駅へ。

お昼すぎ

水泳で疲れていたのか、お昼前まで寝てしまう。

某同僚氏と昼食。

2004年に書いている「患者様」の話についてだが、 先月の毎日新聞の記事(2005年4月4日)によると、 厚生労働省の方針に起源があるそうだ。 民間病院から始まったという話も聞いたことがあるのだが、 どうもそうではないようだ。

厚生労働省の検討会が01年末、「患者の姓に『様』を付けて呼ぶ」という指 針を打ち出した。国立病院のサービス向上のため、患者への姿勢や言葉遣いを 改善する狙いだったが、民間病院にも広がった。しかし、医師と患者の関係が 対等とは言えない現状で「違和感がある」との指摘は少なくない。

夕方

明日の学部生向けの授業の準備。眠い。

真夜中

夜、某授業に参加し、同僚と韓国料理屋で夕食を食べてから帰宅。 明日は早いのでもう寝よう。

日記を連用型にしてから、はてなアンテナに捕捉されなくなっている。 あれ、補足と捕捉って違う漢字だったのか。今改めて気付いた。


20/May/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

日記の整理。あ、今日は学振成金の日か。 全国の学振成金様、おめでとうございます。

眠いが早起き。

朝2

研究室へ。ひさしぶりにThe Rutlesを聴き、ご機嫌になる。

お昼すぎ

学部向け某授業。医療資源の配分。 すでに三回やった授業なので、 徐々に内容もよくなりつつあるが、時間の配分も含め、反省すべき点が多い。 なんとかおもしろくかつコンパクトにまとまるように努力しないと。

某氏と昼食。財布を家に忘れてきたので、一旦帰宅。

そういえば、万歩計は昨日無事東京を一周し、 現在はホノルル。ワイキキ・ビーチから出発し、アラワイ・ヨットハーバー、 アラモアナ・パークへ。次はアロハ・パーク。 もちろん、行ったことないのでまったく実感が湧かないわけだが。

昼下がり

帰宅して昼寝。ほんとに良く寝た。

3時間大声でしゃべったせいで喉が枯れて、少し痛い。

昼下がり2

医図書にコピーを頼んでいた文献を引き取りに行く。

夕方

やるべきことをやらずに、脳死の勉強。 これもサーベイをやるべきだなあと改めて思う。

ところで、「鯛の活け造り」の、お皿に乗っている鯛というのは、 生きていると考えられているんだろうか、 それとも死んでいると考えられているんだろうか。 「活け造り」というからには、生きているんとみなされるのだろうか。

プール。 平泳ぎ、クロールともにまた不調になる。一進一退。

某丼屋で鰹丼。

某書類を書かねばならないのだが、疲れて動けない。週末でやるか。


21/May/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中 (午前)

昨晩は、ついマンガ喫茶に行ってしまう。良い気分転換になった。

去年の今ごろは真面目に他大学の授業に出ていたな。 なるべく見習おう。

夕方

半日寝てしまう。

うわ、寝ているあいだに洗濯していたら、間違ってUSBフラッシュメモリまで 洗濯されてしまった。洗濯中になんか変な音がするなと思っていたのはこれの せいだったのか。しかし、USBポートに突っこんでみると、一応データも消えずに 普通に動いている…。まさかwater proofじゃないよなあ、と思いつつ、 とりあえず洗濯物と一緒に外に干しておく。

water proofで思い出したが、某ジムのプールは潜水禁止なのだが、 「潜水禁止」と書いてある板には、英語で`No holding breath under water' と標記してある。水の中で息を止めなければ溺れるんじゃないかと思うが、 ひょっとするとこれが極意なのかもしれない。

それはともかく、早く研究室に行って某仕事をしなければ。

夕方2

某スタバで新聞を読みながら、しばらくchill-outする。 毎日こういうスケジュールだとありがたいのだが。 勉強は捗らなかったが、学振PDのころの生活が今までのところ、 一番理想的だった気がする。 いや、しかしもうそういう時期は卒業して、 社会人として仕事をしなければならないのだろう。働け、労働者。

ようやく仕事をする気になってきた。

いろいろ学会費がたまっている。年貢の納め時とあきらめて、全部払おう。

真夜中

某丼屋で鰹丼。

研究室で某雑務をのろのろとする。めんどくさい。

カイリー・ミノーグの乳がんの手術が一応成功したそうだ。


22/May/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

早朝

早朝までマンガ喫茶。堕落。

万歩計。ビショップ博物館→フォスター植物園。次はカメハメハ大王(?)。

昼下がり

お昼すぎまで寝てしまう。

夜中

昼下がり、歩いて六義園旧古河庭園に行ってみる。 途中から雨が降り出したので少し濡れたが、 なかなかおもしろかった。 どちらも興があるが、 広くていろいろと小道のある六義園の方が歩きがいがあった。

そのあと、地下鉄で本郷に戻ってきて、 某所で夏用の半袖シャツを数着購入してから帰宅。 今日はよく歩いた。

朝青龍、4場所連続優勝。強い。

真夜中

今日はよく歩いたので、万歩計はカメハメハ大王像以降、ずいぶん先に進んだが、 名前を覚えていない。ショッピングセンターとか美術館とか。 次はダイアモンド・ヘッド。

[komagome]

[駒込の某喫茶店]

これ、なんかすごい名前じゃない? 驚いて思わず写真に撮ってしまった。 もしマスターが黒人だったりしたらすごいけど…。


23/May/2005 (Monday/lundi/Montag)

早朝

某仕事が終わってないので、早起き。

昨日の仙台育英の生徒の事故(酔っぱらい運転の車が歩道に突っ込み、 ウォークラリー中の生徒が3人死亡、20人怪我)は気の毒。 なぜ気の毒に感じるかと考えると、 酔っぱらい運転という要素よりは(もちろんこれが諸悪の根源だが)、 15才という若さの人間が3人、予想もしない事故でなくなり、 しかも周りで多くの生徒がそれを見なければならなかったという部分の気がする。 合掌。

お昼すぎ

朝、つい二度寝してしまい、お昼前まで起きられず。 某書類書きがまだ終わっておらず、やばい。

と思いつつ、某氏とラーメン屋へ。ラーメンを注文してから、 今日は正午から某同僚らと打ち合わせの予定を入れていたことに気付き、 あわてる。研究室に戻ってきてから平謝り。 相手にも迷惑をかけるので、スケジュール管理はきちんとしないといかん。 深く反省。

真夜中

昼下がり、上で書いた某打ち合わせをやる。明日もあるので遅刻しないこと。

そのあと、少し某書類書きをしてから、書籍部に行き、 『MSXマガジン永久保存版3』と、『功利主義は生き残るか』を購入。

夕方、某政治哲学研究会。キムリッカの最後の章のフェミニズム。 忘れないうちに今回の要旨をメモ。

男女雇用機会均等法のように、男女の法の上での平等を達成すれば たとえ実際には女性の社会進出が実現されていなくても不平等はないとする difference approachと、それだけではすでに社会制度に内在されている 男性による根深い支配体制は改善しないとするdominance approachの区別 (マッキノン 1987)

また、フェミの公私区別論とリベラリズムの国家社会区別論がどういう関係にあるか という問題で、リベラリズムが伝統的に (個人が自由に善の構想を追求できる)社会に、 家族とか家庭という概念を含ませていなかったのは確かだが、 それはリベラリズムだけでなく昔のあらゆる政治理論も同罪。 リベラリズムが持つautonomyを平等に実現するという理念からすれば、 家族(男女関係)にも正義をもたらすべきというフェミの考えは受け入れられるはず。 ただし、リベラルな人は人間関係や言論についての特段の規制がなくても 自然に調和が成立すると考える傾向があるのに対し、 フェミはより介入や規制に肯定的な傾向がある。

勉強会後、喫茶店でしばらく話をしていたら、大雨になる。 某ローソンで傘を買ったが、けっこう降られてしまう。 ジムに行き、プールでしばらく泳いで外に出ると、 ウソのように雨は上がっていた。

夜ごはんは某ローソンのそうめんやサラダ。ツナ缶や豆乳を使って 効率的にタンパク質を摂取しておいた。研究室に戻ってきてしばらく呆ける。 いかん、仕事をしないと。

真夜中2

眠いが某書類作業。ノロマなのでまだやってる。

日本功利主義学会は今年は7月2日、3日に某本郷医学部で行なわれるそうだ。 全国の功利主義者、終結集結せよ!

真夜中3

やっと某書類が書けた。面倒。

真夜中4

書けたと思ったら、一つ置いていた点があったので、京都の某氏に連絡して確認。 ついつい話しこんでしまう。もう帰って寝ないと明日がつらくなる。

真夜中5

今日のお昼に考えていたことだが、忘れていたのでメモ。

音楽のように研究する人生

研究と音楽のアナロジーを考えてみる。 音楽を聴くだけだと、音楽が趣味の人になるように、 研究論文を読むだけだと、研究論文を読むのが趣味の人になってしまう。 これでは研究者とは言えない。

同様に、他人の音楽を紹介したり批評したりする人は、批評家と呼ばれるが、 他人の研究論文を紹介したり批評したりする人は、 たとえ良い批評家とは呼ばれたとしても、良い研究者とは言えない。

自分独自の音楽を作る人は、ミュージシャンや作曲家と呼ばれるが、 自分独自の研究をする人こそ、研究者と呼ぶにふさわしい。 他人の論文を読むだけ、解説するだけではなく (それらは言うまでもなく非常に大切だが)、 自分の「音楽」を作らなければ優れた研究者ではない。

Come on, Baby, Light My Fire
Come on, Baby, Light My Fire...
(と彼方に逝ってしまう)


24/May/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

夜明け前に寝て、なんとか朝起きる。学校に行かないと。

昨日書いた音楽と研究のアナロジーについて、 「そうすると研究における『演奏者』はいるのか」 という質問が来た。この点は書きながら気になっていたのだが、 うまい対応はないかもしれない。もうちょっと考えてみよう。

それはともかく、日記に思考の断片を書くのもいいが、 思考をまとめて「曲」や「アルバム」をどんどん作れるようにならねば。

昼下がり

昼は弁当。お昼すぎに夏期セミナーについて相談。 これから某ミーティング。

知的財産も財産として扱われるようになり、 個人情報も財産に準ずるものとして扱われるようになったわけだが、 やはり有形の財産と違って不正がしやすいので、 なぜそれがダメなのかがよくわからない、 ということがあるように思える。 個人情報はプライバシーと一部結びついているせいか 犯罪をする人も少しうしろめたいところがある気がするが、 知財の方は、「コピーしても減るもんじゃなし」 という理由が、ある程度good reasonとして作用してしまうように思う。 メモ。適当なことを書いてないで、『コンピュータ倫理学』 でも読んで勉強しよう。

夕方、某ミーティング。今日は2時間で終わる。 そのあと、医図書に行き、某米国人の講演を聴く。 前半は寝てしまったが、後半はおもしろく聞くことができた。 もっと医学教育にも関心を持つべき必要があることを悟る。

また今日も昨日のようなにわか雨。少し降られる。

夜中

大学で食事をしてから帰宅。

どうも最近、煮詰まっている感がある。D論書こう。

中国と日本のやりとりはなんだか子供の喧嘩のようになってきたな。 こういう場合、大人の対応というのはどういうものなのだろうか。

真夜中

部屋でラジオを聴いていたら心が落ちついてきた。 忙しいと精神が慌しくなり、よくない。 なるべく早起きして自由になる時間を作るようにしなければ。 新聞や好きな本を読んで考えよう。いや、考えるだけでなく、 考えをまとめて書こう。


25/May/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

お昼すぎ

昨夜は早目に寝たが、朝はぎりぎりまで起きられず。

起きてからコンピュータを立ち上げてメールを見ると、 某米国人から、友人が死んだ報せを受ける。 高校のときに米国に留学していたときに仲良くしていた同級生の女性で、 結婚して子だくさんだと聞いていたのだが、 その後(病名はわからないが)重病にかかっていたらしく、 昨日治療中止して亡くなったそうだ。 最後の数日を克明に説明したこの女性の弟からのメールが 添付されていたので、それを読んで胸がつまった。合掌。

朝、勉強会。 昼は某氏と刺身定食。

真夜中

今日は忙しかった。お昼過ぎから某教授と相談ごと数件。 夕方、某学生の英語指導。Matti Hayryの `European values in bioethics: why, what, and how to be used?' (Theoretical Medicine and Bioethics 2003; 24(3): 199-214.)を 読み終わる。

Matti Hayry: European Values in Bioethics

内容: hedonistic, individualistic, nihilisticな 米国の倫理観を代表する(?)四原則アプローチに対して、 prudence, communality, deep sense of valueを持つヨーロッパの 倫理観を体現するdignity, precaution, solidarity (その他、integrity, vulnerabilityなど)を主張するのが 流行っているが、それぞれの概念をよく検討し、洗練させなければ 使えない、という話。

まず、dignityは(1)カント的理解、(2)キリスト教的理解(生命の神聖さ)、 (3)遺伝子的理解があり、さらに(4)(「尊厳死」などに使われる)功利主義的理解、 (5)古来の貴族的理解などがあり、これらのどの理解を採用するかによって、 得られる結論が変わってくる。

また、環境倫理から生命倫理に流れてきたprecaution(予防)概念は、 リスク・ベネフィット分析とはどう違うのかが問題になる。 (1)common prudence(利害関係者によるリスク評価に対する健全な懐疑を伴った慎重さ)、 (2)maximin, (3)appeal to uncertainty (帰結の計算が明らかでない行為はすべきでない)、 (4)appeal to moral values (社会の道徳観を破壊しかねない行為はすべきでない) などが考えられる。(1)や(2)ならtenableだが、(3)や(4)は無理がある (しかし、実際はよく使われている)。

最後に、solidarityはリベラルや功利主義のjusticeとどう違うかが問題になる。 (1)justiceは政府や国家の役割を問題にするが、solidarityは社会の自生的関係を 問題にする、(2)justiceはindividualistic, solidarityは個人と社会の不可分の 関係を強調、(3)justiceはuniversalistic, solidarityはlocalityを持つ。 しかし、それゆえにsolidarityはacross societies(社会間)の正義を語れるか どうかが問題になる(流行りのglobal justiceの問題)。

学生の英語の出来が悪いので、毎週一回4週に分けてやったのだが、 論文を見なくても内容をだいたい記憶してるな。 この記憶力が10年ぐらいに渡って続くといいのだが。

そういえば、このMatti Hayryは、英国で活躍しているフィンランド人のようだが、 生命倫理でブイブイ言わせている中堅(?)どころのようなので、 機会があればいつか会ってみよう。 買ったまま放置プレー積ん読してある Liberal Utilitarianismも読んでみなければ。

そのあと、某教授と翻訳の相談をしたあと、 ジムに行きプール。1時間で1キロ泳ぐ。 だんだん速くなるようにがんばろう。

夕食は上野で中華。某ディスカウントストアで買物をしてから真夜中に帰宅。 今日は長い一日だった。明日もがんばらないと。

メールを見ると、某先生から翻訳の原稿が送られてきている。 たしかにこないだ引き受けたが、こんなに〆切早かったっけ。 まあいいや、とにかく弱音や文句は言わず、がんばろう。

そういえば、今日、 コンピュータウイルスにはセキュリティ・ホールという「システムの弱点」 を突くものがあるという話を聞いていて、急にシステム論を勉強したくなった。 どんなシステム(将棋の陣形や戦法、病院の危機管理システム等々) にも弱点は付きものだ、とか。 そんなことはシステム論を学ばなくてもわかりきったことか。 というか、システム論というのはそういう話をするんだろうか。 また時間のあるときに調べてみよう。


26/May/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼すぎ

昨夜は少し遅く寝たせいか、お昼前まで起きられず。お昼に研究室へ。

昼下がり

昼食は適当にカップパスタなどを食べて、明日の授業の準備。

哲学者は、人々に自分の背中を見ろと言う。 だが、多くの人は自分の背中を見ることができない。 哲学者と違って、手鏡を持たないからだ。 とはいえ、自分の背中全体を見たことのある哲学者は少ない。

とか言って。

真夜中

昼下がり、昨日に引き続き某教授と相談数件。 夜は某授業に出席。 昼下がりから夜中まで、明日の授業の準備をせっせとする。

夜中、同僚たちとビールを飲んで歓談しながら夕食(某カツオ丼)。 それから授業の準備をほぼ済ませて、帰宅。

眠い。週末もいろいろ仕事が…。


27/May/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼すぎ

今日は授業なので早起き。午前中は某授業(生殖医療)。代理母の話をすこし。 学部向けの授業は今回で終わり。

お昼は某所でまぐろ丼。

いろいろと仕事が。がんばれ。

夕方

某テキストの編集作業。思った以上に時間とエネルギーがかかる。 最初に見出しや表などのフォントその他を指定した仮フォーマットを 渡しておいたのだが、ほとんど誰も守っていない…。最終的には 出版社の方に任すわけだし、あんまり気合いを入れずにやろう。 それにしても単純作業でしかも時間がかかる。 ラジオでも聴きながらゆっくりやろう。

あれ、ワードの「挿入」→「定型句」以下がなぜか中国語になっている。 大丈夫かな。

某編集作業。まだテキスト全体の半分を整形しただけ。たいへん。

「まとめに代えて」とか、「結論に代えて」というのは、 自分でもときどき使っているが、変な表現だと思う。 まとめに代えて、何なんだろう? 自分の文章にはまとまりがないけどとりあえず終わる、 という日本的なおくゆかしい表現か。

とりあえず泳ぎに行こう。

夜2

プールで泳ぐ。1キロちょい。 ようやく50メートル(25メートル往復)を一単位として泳げるようになってきた。 しかし、こないだ見たオスとメスのトビウオのようなカップルみたいになるには、 まだまだ道は遠い。

「なに、そのオスとメスのトビウオっていうのは?」

「いや、こないだすごかったんですよ。平泳ぎ、まさにお手本のように 背中もお尻も水面に出て、まさにトビウオのように泳いでたんですよ。 トビウオというか、川を遡るサケというか。しかもオスとメスの二匹で 仲良く」

「オスとメスはないでしょ。男と女でしょ」

「いや、あれはもう人間というより、動物という感じでした」

夜中

iPod mini、今日もしゃがんだときに胸ポケットから落としてしまった。 しかし、頑丈なので壊れない。リモコンが壊れて外してから、 ずいぶん使いやすくなった。 あのリモコンはおそらく失敗作というか、不要なんだな。 だから別売だったのか。買うんじゃなかった。

真夜中

夜、上野に行き上海料理。 真夜中に帰宅。

フィリピンの日本兵の話はすごいな。


28/May/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼すぎ

お昼に起きる。散髪に行こう。

昼下がり

散髪。次は翻訳と某編集作業だな。


29/May/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

昼下がり

昨日は夕方から新宿に行き、中高が一緒だった某氏と夕食。 昔の話や、社会福祉の話などをする。

夜、電車に乗って兄のところへ。姉も帰国しているので、 皆でラーメンを食べに行ったり、買物に行ったりする。

今朝は散歩してから、お昼を一緒に食べ、 上野に戻ってくる。上野では祭りをやっていた。 クレープを食べたりパールティを飲んだりしたあと、 歩いて本郷へ。汗をかく。

1998年にも翻訳作業をしているという記述があるが、 そのころはgooを主に使って調べてたんだな。今はもっぱらgoogleだ。

しかし、こう日記を並べてみると、 過去のオレは、パラレル・ワールドに住む少し違った自分だよな。 「(こだまが)9人いる!」(←萩尾望都調で) という感じだ。

夕方、自宅でしばらくうつらうつらしてから、大学へ。 週末は五月祭があったようだ。

某翻訳の添削作業。難しい。

夜中

翻訳が一区切り付いたので、 某アジアン系のレストランで夕食。

真夜中

某編集作業。これも終わらんな…。 時間がもったいないので、なんとか明日中にやっつけるようにしよう。


30/May/2005 (Monday/lundi/Montag)

お昼前

今日は朝から雨。

お昼前に起きてしまう。最近、どうも睡眠の質(QOS)が下がっている。 あ、QAST(Quality-Adjusted Sleeping Time)という単位を思いついた。 1QASTは、アルファ波が出るくらい熟睡する1時間の睡眠で…(以下略)。

とにかく、早起きができない。いつものことの気がするし、 単に意志が弱いだけかもしれないが。

いや、それはともかく、仕事をしよう。

あれ、フランスが国民投票で欧州憲法を否決したのか。たいへんだな。

夕方

クリーニング屋にコートなどを預け、某氏と昼食を食べてから研究室へ。 昼下がりは夏期講習の相談。

万歩計は、一週間前ぐらいに ニューヨークのグランド・セントラル・ステーションから出発し、 セントラル・パークを北上してコロンビア大学に行き、 それからやや東側に下がってきて今はウィリアムズバーグに向かっているようだ。

眠い。

夕方2

某翻訳の添削。いろいろ仕事が…。

The Love Affairの`Everlasting Love'は本当に良い曲だな。 Steve Ellisのヴォーカルは強力だ。 Young Rascalsとか、Small Facesとか、Spencer Davis Groupとか、 一連のバンドに通じるあの感じ。ブルーアイドソウルとかいうやつか。

夕方、ジムに行き、プールで泳ぐ。 今日は1.2キロ。 自分にプレッシャーを与えるために、 左から二番目の、みなが延々と往復しているコースで泳いだ。 あとで少し貧血気味になったので、 調子に乗ってあんまり無理をしないようにしよう。

某丼屋で夕食。雨がひどくなる。

そういえば先日、「困っている人を助けるのは当然」という意見と、 「世の中は弱肉強食だから、弱者は滅びるのが当然」という意見を それぞれ別のところで聞いた。考えてみたら、 オレの原点(原体験?)となった哲学・倫理的問題って、 これなんだよな。 今だに理論的に解決できてないけど。

なぜWeb日記を書いているのかという問いについては、 何度かこの日記に書いた気がする。

また、「胎児(受精卵)がダウン症だとわかったり、 重度の遺伝的障害(デュシェンヌ型筋ジストロフィーとか)を持っていることが わかった場合に、中絶することを選ぶならば、 現在生きているダウン症や筋ジスの障害者を否定することになる」 という(少くとも一見したところは説得力のある)主張についても、 よく考えて自分なりの答を出す必要がある。 先行文献も探すべきだが、 ポイントは「否定する」の意味を明らかにすることだと思われる。 今は気力がないのでまたそのうち。

The StreetsのDry Your Eyesをふと思い出したので、訳しておこう。 (プロモーションビデオは公式サイトで見れます)。

Dry Your Eyes

人生は一瞬で変わってしまう
オレはしばらく立ったまま
まっすぐ地面を見つめてた
すこし左を向いてから
ふたたび地面を見つめ出す
世界に穴が開いたみたいだ
オレはみじめな顔になった

「ねえ、よく考えようよ、オレたちのこと
オレは変われる、大人になるよ、うまく行くはずさ
オレたちのいいところはいつもお互いを信用してるとこだろ
友だちからやりなおしたっていいんだ、どうしてもって言うんなら」

オレが彼女を見つめたら
彼女はまっすぐオレを見つめかえしきた
けど彼女の瞳は力なく
まるでオレの向こう側を見てるようだった
すると彼女は目を閉じた
永遠と思えるほどの時が経ち
彼女がふたたび目を開けたとき
彼女はうつむいて足元を見ていた

涙ふきなよ、男だろ
認めたくないのはわかるけど
彼女はもう決めたんだから
女は世の中にたくさんいるさ

涙ふきなよ、男だろ
気持ちはよくわかるよ
どんなにつらいか彼女にわからせたいって
けど今すぐ立ち去らなきゃだめだ
もう終わったんだから

そこでオレは手を上げたり下げたりしてみた
手が震えてる、オレの人生が目の前で崩れていく
手の平を裏返し、空にかざしてみた
彼女のあごに触れ、ためいきをついた

「だって君のいない生活なんて考えられない
何をするにも何を見るにも君がいないなんて
初めから簡単じゃないのはわかってた、もちろんさ
頼むから、ねえ、お願いだから」

彼女は手を持ちあげ、オレの手に近づけた
生まれついてのやわらかな指でオレの指をにぎる
オレの指をひきはがし、オレを見て、そして合図した
手をオレの胸へと押し返し、彼女から遠ざけた

涙ふきなよ、男だろ
認めたくないのはわかるけど
彼女はもう決めたんだから
女は世の中にたくさんいるさ

涙ふきなよ、男だろ
気持ちはわかるよ
どんなにつらいか彼女にわからせたいって
けど今すぐ立ち去らなきゃだめだ
もう終わったんだから

そしてオレは立ちつくす、何も言えない
だってすべてが失なわれたから
オレには何もなくなった
まったく何もなくなった

オレは必死になって彼女を引き寄せようとした
両肩に腕を回して彼女の考えを変えようとした
頭を彼女の高さまで下げて彼女の気を引こうとした
彼女の目を見て話を聞いてもらおうとした

「オレは絶対、絶対に別れないよ
だって永遠だって言ってたじゃないか
そう誓ったはずだろ
なのに二人の仲を終わらせて台無しにするなんて
おかしいだろ、こんなのめちゃくちゃだよ」

彼女はあとずさりする
オレの腕は彼女の腰をしっかり巻いてる
やさしくオレを押し返してオレをまっすぐに見つめる
彼女は背を向け、オレは彼女の背中を見ることに
彼女は一歩あるいて振り返り、そして去っていった

涙ふきなよ、男だろ
認めたくないのはわかるけど
彼女はもう決めたんだから
女は世の中にたくさんいるさ

涙ふきなよ、男だろ
気持ちはわかるよ
どんなにつらいか彼女にわからせたいって
けど今すぐ立ち去らなきゃだめだ
もう終わったんだから

今までは言いたくても言えなかった
何か言うときでも、直接には言えなかった
けど君の手をひっぱって言えば言うほど
君はますます手をひっこめてしまう

涙ふきなよ、男だろ
認めたくないのはわかるけど
彼女はもう決めたんだから
女は世の中にたくさんいるさ

涙ふきなよ、男だろ
気持ちはわかるよ
どんなにつらいか彼女にわからせたいって
けど立ち去るんだ、今すぐに

---The Streets

真夜中

編集作業が終わらない…。

Madonnaの`Express Yourself'もかっこいいな。 この曲を聞いているとなんとなくヒラリー・クリントンを思い出した。

真夜中2

やっと編集作業が一段落したので帰宅。新聞を読んだら寝よう。


31/May/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

昼下がり

昨晩は睡眠時間は短かったが、よく寝た。 朝起きて大学に来て、某勉強会。尊厳について。

昼は同僚4人でさんまの塩焼き。

夕方

昼下がりから某ミーティング。スムーズに行き、 予定より2時間近く早く終わる。 いつもこのぐらい効率的にやらないとな。

眠いのでカップラーメンを食べる。 某氏のプレゼンの相談を受けたので、 あまり役に立たない助言をする。

雑用。また眠くなってきた。

あ、洗濯物を干すのを忘れてるっ。

真夜中

今日は早目に帰宅。夕食は某丼屋のものを買ってくる。

ニュースを見て少しうたた寝する。もう少しだけ勉強しないと。

真夜中2

某翻訳の添削。

ボブ・ゲルドフの提案で、 ライブエイド (今回はG8サミットに合わせて行なうので「ライブエイト」だそうだ)が、 ロンドン、フィラデルフィア、パリ、ベルリン、ローマの5都市で行なわれるそうだ。 マドンナ、U2、ローリング・ストーンズ、CSN&Y、ブライアン・ウィルソン、 ダイドーその他が出る他、スパイス・ガールズも再結成されるとかなんとか。 すごい。見に行きたいなあ。


KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Tue Feb 9 13:55:06 JST 2016