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こだまの世界

2003年11月上旬号


主な話題


01/Nov/2003 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昼下がり

やっと到着したホテルにて。

昨夜、成田から無事にカンタス航空の飛行機で出発。 カンタスは英語ではクワンタス(Qantas)のように発音するらしい。 飛行機は座席ごとにモニタが付いていない古いタイプで、 フライトアテンダントのサービスもあんまりだった。 東京-メルボルン直通で約10時間の旅なので、 途中、よく寝る。映画はチャーリーズ・エンジェルズ2と ロウワン・アトキンソンのスパイ映画がやっていたが見ず。

空港の税関で某氏が尋問に会い、ちょっと困ったが、 なんとか切り抜ける。 お金を豪ドルに両替(1ドル=86.5円)してから、 シャトルバスに乗ってメルボルンへ。

20分ほどするとバスがスペンサー・ストリート駅に到着したので、 荷物をがらがら引きながら移動。 朝の気温は10度ぐらいなので東京よりも寒い。

まず土地勘を得るために、 235メートルという南半球一の高さを誇る メルボルン展望台(Melbourne Observation Deck)に昇り、 街全体を見下ろす。なんともきれいな街。 それから、建物の一階で上映していたメルボルン観光ビデオも見る。 メルボルンはさすが旧首都だけあって、 市内にF1サーキット、競馬場、クリケット場 (フットボールもここでやるようだ)、ビーチ、遊園地、博物館、美術館、 科学博物館、動物園、水族館、大きなヴィクトリア市場などなど、 なんでもあるところらしい。少し足を伸ばせば乗馬やスキーもできるようなので、 自己完結した街の観がある。

荷物をがらがら引きながら観光するのもなんなので、 まずホテルに行くことに決める。 そこでフリンダーズ駅に行き、 どうやってホテルに行くか駅員に聞くことにする。

駅に行くと、その周りに、きれいな洋服を着た女性や紳士がたくさんいるので、 何かと思えば、今日はホースレースがあるので、 みな着飾って競馬場に行くところなのだった。 競馬場と言うとあまり良いイメージがわかないが、 マイ・フェア・レディのあれである。

駅員や親切な通りすがりの人に聞いてだいたい行き方がわかったので、 とりあえず近くのピザ屋で簡単に食事をしてから、 なんとか切符を入手してクレイトンという駅に行く。 ちなみに、メルボルンの切符は一定区間を2時間乗り放題か、 一日乗り放題が主要なものである。電車、バス、路面電車のどれでも乗れる。

が、クレイトン駅からホテルに電話すると、 そこからはけっこう遠いからバスかタクシーに乗ってこいと言われる。 天気も悪くなってきたし嫌な雰囲気になるが、 なんとか目的地を通るバスをつかまえて、ホテルに辿りつく (車内のチケット販売機が壊れていたのでタダで乗せてくれた)。 初日はモナシュ大学そばの豪華なホテル。 今日は某氏と相部屋である。

もう市内に出るのはあきらめて、 ちょっと一休みしたらモナシュ大にでも散歩に行こう。 夜は勉強せねば。

そういえば、メルボルンと日本の時差は通常は1時間メルボルンの方が早いのだが、 10月から夏時間だそうで、今は2時間こちらの方が早いことになる。

夕方

二時間ほど寝て、少しあたりを散歩する。モナシュ大の近くまで行ったが、 ヒューマン・バイオエシックス・センターは見つけられず。 戻ってきてからシャワーを浴び、これからディナー。外は大雨が降っている。

こちらではカイリー・ミノーグがまだ流行っているようで、 アントニア・キッドマンという、 髪と肌の色以外はニコール・キッドマンそっくりの姉妹も活躍しているようだ。

さきほどバスを待っているときに、土曜のぶ厚い新聞を2ドルで買ったが、 やはりホテルにおいてあった。失敗。メルボルンの主要な新聞は、 英国のThe Timesの向こうを張るThe Ageというブロードシート紙と、 Herald Sunというタブロイド紙のようだ。

真夜中

夜、二時間ほどかけて豪華な夕食を食べる。 ワイン、生ガキ、チーズなど、どれもおいしい。

それから今日買った新聞を読んでいると、もう寝る時間になる。う〜ん、 やるべきことは山積みなのだが。こんなときまで新聞を読むのも考えものだが、 読まないと世の中のことがわからんしなあ。テレビでニュースを見るべきなのか。


02/Nov/2003 (Sunday/dimanche/Sonntag)

早朝

早寝早起き。昨夜は暖房を切って寝たら、かなり寒かった。

昨日たらふく食べたはずなのに、なぜかお腹が減っている。

昼下がり

マウント・バッファロー・シャレー(バッファロー山荘)に到着。

朝、タクシーに乗ってホテルからスペンサー・ストリート駅へ。 待ち合わせ時間の一時間前に着く。タクシーの運転手は日本語好きの人だった。

しばらく駅のオープンカフェのようなところで時間をつぶしたあと、 駅のプラットフォームに行くと、すでに某クーゼさんが待っていた。 思っていたより背が高く、陽気なおばさん。

隣に乗り合わせた老人はブリズベンで生化学を教えていた人で、 今は退職して病院などで研究倫理委員会などに参加しているそうだ。 科学の話、オーストラリアの話など、いろいろ教えてもらう。

ジャズ・フェスティバルがやっているワンガレッタで電車を降り、 そこからバスに乗り継いでバッファロー山荘へ。 ここはメルボルンにとっての軽井沢とでも言うべきところらしい。

部屋は机に電気がないことを除けば、たいへん快適。 カバンの中を探してもコンセントの変換器が見つからないので、 昨日泊まったホテルにを忘れてきたかと思って絶望するが、 よくよく探したら見つかった。よかった。

夕方

2時間ほど山歩き。 この山の大半の樹木はユーカリの木(eucalyptus)のようだが (snow gumと呼ばれる種類だそうだ)、 今年の1月に大規模な山火事があったそうで、 ほとんどが枯れていた。炭焼になっている木もかなりあった。 元通りになるまでには10年以上かかるようだ。

散歩と称して5キロ近く歩く(だまされた)。 こないだ行った長野の白樺湖付近のような、 見晴らしのよいところ。湖もあるらしいが、 滝を一つ見る。

真夜中

夕方、全員で集まって簡単な自己紹介を済ませたあと、豪華な夕食とワイン。

それから、二分脊椎症の子どもを治療すべきか死なせるべきかという決断を 両親が迫られるという古いビデオを観賞し、簡単な討論をする。 みないろいろな意見を積極的に主張していたが、 ごりごりの生命の尊厳論者がいなかったのが印象的。

討論では一度しか発言できなかったので、 明日からはもっと積極的に発言できるようにがんばろう。 そもそも自分の意見を言うのは不得意な上に、 しかも英語で議論についていって発言するのはたいへんだが、 苦手だと思って発言しないといつまでたっても上達しないので、 英語が間違っていても内容が悪くても良いので、討論に参加すること。 参加しているうちにどちらも良くなるはず。

討論のあと、少し立食形式の飲み会をして、時間も遅いので早々に解散。 某氏と一緒に今日の内容を復習してから部屋に戻る。 これから明日の予習をちょっとしないとな。


03/Nov/2003 (Monday/lundi/Montag)

朝7時半に起きてシャワーを浴び、朝食。 予習をする間もなく、授業が始まる。 午前中は、クーゼさんの「道徳的な考慮について」、 ニール氏の「功利主義と義務論」。 一応どれも一度は発言した気がする。

昼ごはんをみなで食べたあと、少し仮眠を取り、 午後の授業に参加。 コクラン氏の「絶対的に不正なことや正しいことはあるか」と、 オークリー氏の「徳倫理」。 前者はカトリック色が強かったせいか、 けっこう聴講者からの批判が強かった。 授業というよりは説教を聞かされているようだった。

授業のあと、少し散歩してから夕食。 今日もおいしい料理をワインと一緒にゆっくり食べ、 歓談。ようやく英語も話せるようになってきた。 授業でつかれていたせいか、かなり酔いが回った。

やっぱりこういう授業を受けて学生として過ごすのは楽しいなあ。

真夜中

夜、某氏と今日の授業の復習。そのあと、パワーポイントファイルの作成。 他の勉強をする時間を作ることはとてもできそうにない。たいへんだ。


04/Nov/2003 (Tuesday/mardi/Dienstag)

なんとか起きてシャワー。考えごとをしていたら、 アフターシェーブを髪にすりこんでしまった。

ES細胞というのは、「君はまだES細胞のようなもので、何にでもなれるんだ」 というような比喩で、すでに用いられているのだろうか。

お昼すぎ

ちょっと今日の予習をしてから朝食を急いで食べ、 午前中の授業に出る。ホーズさんの幹細胞研究の話と、 アンケニーさんの遺伝子検査とスクリーニングの話。 情報量の多さに圧倒され、考えがまとまらず、発言できず。 よく復習して、次の機会に質問できるようにしよう。

遺伝子検査が進んだ結果、遺伝病フリーで、 しかもたくさんの潜在能力を持つ子どもたちが生まれるようになると、 われわれの世代は旧型ザクのようなものになるのだろうか。 そういえば、ジムやボールの量産型のモビルスーツが宇宙空間に うじゃうじゃ集まっている姿は、クローン人間のイメージと重なるところがあ るな。

真夜中

お昼からウォーキング。カターニ湖でランチを食べ、モノリスまで歩いた。 ようやく少しずつ気温が暖かくなってきたようだ。山火事のせいで動物は 少ないようだが、ウォンバットらしき動物のフンをけっこう見かけたので、 一応戻ってきているようだ。 赤い野生のパロットもたくさん山荘の駐車場で見かけた。

夕方に少し仮眠を取ったあと、夕食を食べ、 夜の講義。日本通のチャーマー氏による 「遺伝情報の保護と科学者の社会的責任」というような感じの話。 この人はよく日本に来るようなので、 そのうちまた顔を合わせることになりそうだ。

それにしても、このときの討論でも話題になったが、 研究倫理委員会の委員というのはそれに対する金も教育も十分に提供されてい ないのに、重責を背負ってたいへんだろうと思う。 政府はどんどん指針を作って、 裁判所ではなくいわば「準裁判所」である倫理委員会に仕事を預けてしまう。 もちろん、効率や知識の点から言えば、裁判所に任せるよりは倫理委員会に 任せた方がいいのだろうが、法学や倫理学をまともに研究していない 研究者にこのような重責を課すのは問題だ。

夜中、某氏と今日の復習をしてから、部屋に戻ってくる。 やっとパワーポイントで今日のまとめを作り終わったので、寝よう。 毎日たいへんだ。


05/Nov/2003 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

日に日に早起きがたいへんになってくる。 こちらは二時間時間が進んでいるので、 日本時間で言えば、毎朝6時ごろに起き、 夜は12時ごろに寝る生活が続いている。 会社人間であれば平気だと思うが、 これまで不規則な生活をしていた人間にはつらい。

真夜中

疲れているので簡単にメモ。

朝食、一コマ目はオークリー氏の「自律と最善の利益について」、 二コマ目はスキーンさんの「インフォームド・コンセントの法的側面」。 昼食を食べたあと、小グループに分かれて討論。 それから車に乗って少し遠出をして、「バッファロー山の角」や 「カテドラル」のあたりを散歩。仮眠の暇もなく夕食を食べ、 夜はフォード氏とニール氏による「二重結果論についての二つの見解」。 議論が紛糾したが、いつも笑いが絶えなくておもしろい。 某氏といつもどおり復習をしたあと、部屋に戻ってくる。

しんどいが、パワーポイントを作成してから寝よう。


06/Nov/2003 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中

今朝もぎりぎりに起きて朝食、午前中は医療資源の配分の議論と、 医薬品に対する補助金の話。

お昼はパック・ランチだったので、外で簡単に食べたあと、 某婦人と某老人と一緒にミラワというワイン醸造所とチーズ工場のある ところまでドライブ。ワイン・テイスティングをしたあと、 赤ワインを一本と、チーズを買ってくる。 帰ってくる時間が遅くなったため、スモール・グループ・ディスカッションに は出席できず。

それから夕食を食べ、夜に看護倫理についてのセミナーを聞くが、 ちょっと内職をしていたため、討論に参加できなかった。反省。

そのあと、インフォーマルな立食パーティーがあったので、 ちょっと参加するが、某講師と議論した以外には、 あまり議論に参加できず。こういう場でうまく会話できる徳(というか、 たしなみ)を身に付けないとなあ、と反省。

今晩は某氏と復習することができなかった。やばい。


07/Nov/2003 (Friday/vendredi/Freitag)

夕方

今朝は8時すぎに起きてシャワーを浴び、荷作りを終えてから朝食へ。

午前中は二つのセミナー。ギラムさんによる「研究倫理と倫理委員会について」 と、ボルシン氏による「医療過誤と医療の透明性について」。 二つの授業のあいだに集合写真を撮り、 最後にセミナー全体についての感想文を書いて終了。

某老人と一緒に外で昼食を食べたあと、しばらくぶらぶらし、 時間になったのでバスに乗ってワンガレッタへ。 そこから電車に乗り換えて二時間の旅。途中で寝て、さきほど起きたところ。

真夜中

夕方、無事にスペンサーストリート駅に到着。 そこで解散したので、タクシーに乗ってホテルへ。 予想通り、ロンドンの学生寮のようなところ。 訊くと、メルボルン大学の学生寮だそうだ。 部屋には風呂もトイレもないが、まあ机があるので勉強もできる。

夜は、某氏と二人で少し歩いたところにある中華街に行き、タイ料理を食べた。 味はそこそこ。さすがに中華街のあたりはアジア人が多い。

ホテルの近くのセブンイレブンで水などの食料品を少し買って、 帰宅。某氏と少し集中講座の復習をやってから自分の部屋に戻り、 パワーポイントのまとめを作成。

テレフォンカードを買ったので、国際電話をかけようとして四苦八苦する。 フロントに尋ねたところ、 国外に電話するにはまず0011を入れる必要があることがわかった。


08/Nov/2003 (Saturday/samedi/Sonnabend)

夕暮れ

早寝早起き。某氏と1時間半ほど昨日の授業の復習をする。 クーゼさんから電話がかかってきて、 明日ウィリアムズタウンの自宅に遊びに行くことになる。

10時半に某氏と一緒にホテルを出て、 ヴィクトリア通りを歩いてクイーン・ヴィクトリア・マーケットへ。 ここは巨大な市場で、魚や肉類や野菜や果物だけでなく、 衣服やCDといったものまで小さな店が五万とある。 りんご(フジ)を1キロ買う。 8個で2ドル20セント(約200円)だからかなり安い。

それからメルボルン動物園に向かって歩く。 途中、親子連れに道を聞くと、 ついでだから自動車に乗せて動物園まで連れてってあげると言われる。 たいへん親切だ。別れぎわに子どもにリンゴを一つあげる。

動物園ではゴリラ、ゾウ、チョウ、鳥、カンガルー、コアラ、 ウォンバットなどを見る。コアラはユーカリの木に隠れてよく見えず、 ウォンバットは暗がりに寝ていてあまり見えなかった。 むしろ、たくさんの美しいチョウのいる温室や、 鳥が放し飼いになっている大きなドームなどの方がおもしろかった。

そのあと、路面電車に乗って市内に戻り、 スワンストン通りをしばらく歩く。 古本屋があったので入ってみるが、高い。 CDは若干安いが、あえて買うほど安くはない。 DVDも同様。

昼下がりに一度ホテルに戻ってきて仮眠を取り、 そのあと一人でちょっと散歩する。 ふたたびスワンストン通りに行き、 コリンズ通りのあたりにある古本屋に入る。 ここはけっこう安かったので、 ブラントの『倫理学理論』(Richard Brandt, Ethical Theory)と ライアンの『社会科学の哲学』(Alan Ryan, The Philosophy of the Social Science)を購入。 荷物が増えるのでなるべく本は買うべきではないのだが…。

初日に空港で両替したオーストラリア・ドルも底をついてきた。 どうすべきか。

それからもう一度ホテルに戻り、 某氏と一緒に夕食を食べに出かける。 ライゴン通りに行くように勧められていたので、 行ってみると、イタリア料理を中心に、 すごい数のレストランが通りに沿って並んでいる。 イタリア料理屋では客引きがすごく、 危うく一軒のレストランに連れこまれる ところだったが(「いや、イタリア料理じゃなくて、 ギリシア料理が食べたいんだ」と言うと、 「うちはギリシア料理屋だ」と答えていた。イタリア人おそるべし)、 しばらく歩いた結果、ガースさんに勧められたベトナム料理に落ち着いた。 味はそこそこ。

クーゼさんらに、イタリアのアイスクリームも勧められていたので、 ジェラート屋でアイスクリームを買い、食べながら帰途に就く。


09/Nov/2003 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

今日やったこと。


10/Nov/2003 (Monday/lundi/Montag)

よく寝た。今日はモナシュ大学に行く日。そういえば、 日本の総選挙はどうなったのだろうか。

メルボルンは本当に天気が悪い。メルボルンに着いた日は曇り時々雨、 二日目も曇り時々雨、バッファロー山から戻って来た日は晴れ、 一昨日は快晴、昨日は曇り、今日も曇りのようだ。

真夜中

今日は朝、デヴィッドが迎えに来てくれて、 某氏と三人一緒に電車でモナシュ大学に行く。 正確には、モナシュ・クレイトン校へ行くには、 路面電車でフリンダーズ通り駅まで行き、 電車でハンチンデイル駅に行き、そこからバスに乗っていく必要がある。

現在はヒューマン・バイオエシックス・センターは哲学研究科と同じところにあり、 そこに行くとオークリー氏が待っていてくれた。 午前中からお昼をはさんで夕方まで、研究所の紹介をしてくれる。 資料もいろいろいただく。たいへんお世話になってかたじけない。 ここでもおみやげを買ってこなかったことが悔やまれた。

帰りはオークリー氏に市内まで送ってもらい、 それから某氏と歩いてギリシア通りに行き、 ギリシア料理を食べに行った。

帰宅してから少し某氏と勉強したあと、しばらく寝る。 夜中にもぞもぞと起き出して、パワーポイントを作成。 シャワーを浴びる。

明日は早朝に起きて荷物をまとめて、バスで空港に行く予定。 もう寝なければ。

振り返ってみると、あっという間のメルボルン旅行だったが、 いろいろな人のお世話になり、たいへん楽しく過ごすことができた。 感謝感激。この御恩は忘れません。 帰国したら真剣に研究します。


何か一言

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KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Tue Dec 30 20:44:27 JST 2003