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KODAMA'S (NEW) WORLD

Emancipate yourselves from mental slavery;
None but ourselves can free our minds.

---Bob Marley, `Redemption Song'


昨日 / 明日 / 2016年11月 / 最新 / はてな

この日の出来事


30/Nov/2016 (Wednesday)

夜中

少しだけ早めに起床。昨晩も悪い夢を見た。少し某翻訳。朝食、朝刊、髭剃り。

朝、娘を保育園に送り、一旦帰宅してから大学へ。 午前中は某予習。お昼は研究室にある食べ物を適当に。

お昼すぎ、某講読。最終章。

昼下がり、某君に手伝ってもらって仕事と、某予習。進化論。おもしろい。

結局日が暮れるまで勉強しつつ、某PCのWindows OS再インストールなど。 時間と労力の無駄。それに比べると今のMacはよくできているな。

夜、少し雑用をしてから、遅めに帰宅。夕食。

夜中、娘と風呂。返事をしないといけないメールがたまっているが、 とりあえずもう寝るべし。

あっという間に師走だな。


30/Nov/2013 (Saturday/samedi/Sonnabend)

本郷で某学会

朝、少し遅めに起きてしばらくホテルの部屋で仕事。チェックアウトしてから 大塚の某ユニクロで着替えを買う(あとで送ってもらったスーツケースが日曜ま で届かないことがわかったため)。それからタクシーで本郷へ。お昼前から学会 参加。

お昼は某評議会。お昼すぎ、某司会。長い質問を遮るなど、もうちょっと技術 を学ばないといけない。

夕方、終末期のシンポで報告。準備してしばらく経っていたせいか、今ひとつ。

懇親会は人数制限が厳しかったようで出席できず。近くの喫茶店で某先生と一 時間ほど功利主義と社会保障について意見交換。たいへん勉強になった。

夜、某氏らと三人で本三で夕食。それから昨日とは別のホテルにチェックイン して、しばらく雑用をしてから就寝。部屋は広くて快適。


30/Nov/2012 (Friday/vendredi/Freitag)

東京へ

定時起床。娘とFaceTimeしながらシリアル、朝刊、洗濯、シャワー。

近くの某一保堂でおみやげのお茶を買ってから、烏丸まで歩き、地下鉄で京都 駅へ。某ビックカメラでライトニングケーブルを購入(研究室に忘れてきたた め)。それからおみやげと弁当を購入して新幹線に乗る。

新幹線では雑用と仮眠と食事など。あまり何もできないうちに東京に着いてしまう。

それから本郷へ。本郷に着いてからおみやげを新幹線の車内に忘れてきたこと に気付く。あきらめようかと思ったが、事務補佐の方が電話をかけて調べてく れたところ、無事に見つかり、着払いで送ってくれるとのことなので、そうし てもらうことにする。感謝。次から気をつけよう。ついでに某生協本部に行き、 生協の退会手続をする。それから夕方までいろいろ院生の指導その他。

夜、某講義の手伝いなど。臓器移植。

夜中、元同僚らと酸辣麺の店で夕食。そのあと、喫茶店で一服してからタクシー で帰宅。娘はすでに寝ていた。

今日はさっさと寝よう。


30/Nov/2011 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

非常勤

定時起床。ゴミ出し、髭剃り、朝食。

娘を保育園に送ってから、地下鉄で大学へ。研究室でしばらく雑用。

午前中は某勉強会。お昼は立ち食いそば。それからバスで高田馬場へ移動。

お昼過ぎから某非常勤。英語の授業は比較的順調。一人アメリカ人がいること がわかり、驚く。

夕方の生命倫理の授業は、脳死の話。大講義室で学生が雑談したり、教室を出 たり入ったりすると、慣れていないので集中できず。来週はもう少し頑張ろう。

帰宅してから、某国際学会のアブストラクトを書く作業。夕食を挟んで、しば らくコンピューターに向かって勉強。夜中に自分の本ができたのでオンライン で登録を行う。院生の分のチェックも無事終了。娘の世話をしてくれていた妻 に感謝。

夜中、娘を風呂に入れる。それから食器を洗う。もう遅くなったので早く寝よ う。


30/Nov/2010 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

定時起床。シャワー、朝食。朝は某妻と一緒に茗荷谷まで歩き、 そこから地下鉄出勤。午前中は雑用。少し読書。部屋の掃除も少し。

お昼すぎ、某書籍部にひさしぶりに足を運び、本を買う。 そうか、ネット以外でも本を買えるのか:-) 自分の本も置いてあった。

それから某コモン・ルームで昼食。昼下がり、またいろいろ雑用。

夕方、某氏と某会議について少し相談。それからまたしばらく雑用。

夜、少し早めに研究室を出て、千石の喫茶店で読書…のはずが、 iPadで遊んでしまう。

帰宅して夕食。二日分の新聞。

夜中、ソファで少し寝て、週刊アスキー。真夜中、食器を洗う。

一日は本当に短い。明日こそは勉強しよう。


30/Nov/2009 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

朝、少し遅めに起床。シャワー、朝食。

先日、スピーカーが故障したので、某会社のカスタマーセンタに電話。 担当の人が出るまで、20分近く音楽を聴かされたが、その後の対応は良かった。 無事、交換してもらえることに。

少し遅れて出勤。午前中はいろいろ調べ物など。

お昼すぎ、某打ち合わせ。その後、雑用をしてから、 いろいろ政治哲学の勉強。

夕方、某編集者の方と少し相談。

夜、某政治哲学研究会。飲みながら楽しく研究会。 リベラルとかソーシャル・キャピタルとか。ワイン。

夜中、本三の某所で飲む。ワイン。それから帰宅。新聞。もう寝よう。


30/Nov/2008 (Sunday/dimanche/Sonnabend)

よく寝た。なかなか起きられず。

「ある事柄に関して、あなたとわたしが『違う』意見を持つとき、 次の三つの可能性がある。 すなわち、あなたかわたしが『勘違い』しているか、 いずれかが『間違い』を犯しているか、 それとも、いずれかが『気違い』であるか、である」 という警句を考えてみたが、まだ少しうまくないな。

真夜中

朝遅くにチェックアウトし、お昼前に朝食券を使って居酒屋のような店で朝食。 暗めのところで一人で朝食をとっていたら、少し落ち着いた。 学会って、人が多いから自分のペースというか波長を乱されるんだよな。アパテイア。

お昼前にQ大へ。ポスター発表のボードを眺めていると、ちょうど昼休みになったので、 某氏らと近くのラーメンを食べに行く。替え玉までしてしまう。味はそれなり。

お昼すぎ、某総会に出る。先日急逝された某氏に黙祷を捧げる。

昼下がり、某シンポジウムに出て、某氏らが報告するのを聴く。勉強になった。

帰りの便を早目の時間に予約していたので、某氏らと一緒に少し早目に学会を出て、 福岡空港へ。途中で某先生と合流。しばらくおみやげを買ったり、 ビールを飲んで一服したりしたあと、搭乗する。 帰りの便では、離陸したのにも気付かないくらいよく寝ていた。 トイレに行きたかったが、窓際だったので我慢する。

無事に東京に着き、電車を乗り継いで帰宅。夕食をとり、 昨日の新聞と今日の新聞を読む。

夜中、某氏の某スライドを見たり。自分のスライドも手直ししないとまずい。


30/Nov/2007 (Friday/vendredi/Freitag)

かろうじて起きる。ゴミ出し、シャワー、朝食。くもり。

すでに眠いが、非常勤の準備をしよう。

真夜中

今日のこと。


30/Nov/2006 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

少し早寝したおかげで、比較的楽に起きられた。 今日は寒くなるようだ。

さて、そろそろ行かねば。

あれ、経済学者のミルトン・フリードマンが11月16日に死んでいたようだ。合掌。

真夜中

朝、自宅を出る前に賃貸契約書を探し出したら(事務に転居の届出をするため)、 なかなか見つからず、結局お昼前まで部屋の掃除をする羽目に。 最後まで出て来ず、後髪を引かれる思いで大学へ。

お昼は某ランチョン・セミナー。某生殖関係。勉強になる。

昼下がりから夕方にかけて、某面接対策と某テキストの相談。 夕方、10日ぶりにプール(忙しくて行けてなかった)。 1キロほど泳ぐとかなり疲弊したが、肩は軽くなった。

夜、タクシーで自宅へ。某氏らと4人で豆乳鍋をつつく。 ワインも2本空ける。酔っぱらいながら、某面接対策の続きもやる。 Bonne chance.

みなを送ってから、後かたづけ。これから非常勤の準備。し、死ぬ。

今日のニュース


30/Nov/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

寝たりないが、なんとか起きる。

洗濯、シャワー。 シャワーを浴びながら、`Charity begins at home.'について考える。

朝、研究室で某勉強会。 昼は同僚の某氏らと某定食屋で密談。焼き鯖定食。

昼下がり、同僚の某氏と授業の準備の相談をしてから、 夕方、某授業。 メタ倫理学の導入と、自然主義と神の命令説について。 前半の導入部分を担当した。 できるだけかみくだいて説明したので、 なんとか意は通じたと思う (というのは、現象in appearanceであって、 現実in realityにはそうではないかもしれない)。

なんにしろつかれた。 しかし、夕食を食べてしばらく休憩したら某翻訳に着手せねば。 新聞も六日分たまっているし…。

真夜中

夜、某イタめし屋でピザと野菜の酢漬けとカマンベールチーズのフライ。 つかれていたせいか、安くておいしい赤ワイン(オーストラリア産の カベルネ・ソービニヨン)をグラス二杯飲むと、 すっかり酔っぱらってしまい、帰宅してすぐに寝てしまう。

2時間ほどよく寝て、さきほど起きた。せっかくなのでちょっと勉強しようか。

真夜中2

しばらく日記の整理などでうだうだしたあと、 ちょっとだけメタ倫理の勉強。 明日は早目に起きて喫茶店で勉強するかな。

今日のニュース


30/Nov/2004 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

昨日のこと。

もう寝れない。

真夜中

といいつつ、昨日はよく寝てしまった。

今朝は朝から某勉強会。精神障害者の歯科医療と、 コモン・モラリティについて。

昼下がりから某ミーティング。某テキストの草稿の検討。 欠席裁判で盛り上がる:)

夜は某海鮮丼屋で。

そういえば、 先日の某学会で「エンハンスメントは科学技術文明の必然の帰結」 というような主張をしている発表を聞いていて感じたのは、 自分は歴史における個人の自由意志というのに素朴にコミットしている ということだ。 技術が進展するのは、みなが本気で止めようと思えば止められるし、 環境破壊も、肉食も、クローン人間も、 本気で止めようと思えば止められる、と思っている。 ニュースでよく言う`political will'さえあれば、というやつだ。 しかし、この素朴なコミットメントは裏付けがあるのだろうか。 単に、「われわれにはどうしようもない」 という諦念とかシニシズムが嫌いなだけではないか。

いや、サルトル先生が言うように、 われわれは自由で、選べるのだ。 決定論や宿命論への道は広くて平坦だが、 そちらに行ってはならない。

真夜中2

本が読みたい。古典をゆっくり、じっくり、端から端まで読みたい。 しかし、時間が。

乾杯しよう、汗を流して働く者のために
乾杯しよう、低き生まれの者のために
杯を上げよう、善き者にも悪き者にも
乾杯しよう、地の塩のために
---the Rolling Stones, `Salt of the Earth'

今日やること


30/Nov/2003 (Sunday/dimanche/Sonntag)

昼下がり

昨晩から京大にアクセスできなくなっているようだ。

昨日は夜遅くに帰宅し、早々に寝た。

お昼前に起き、某安いイタリア料理屋で適当にお昼を食べ、 某ブックオフで本を数冊買ってから大学へ。今日こそは某原稿を書かねば。

某ブックオフで買った本。

地下鉄に乗って読みながら大学へ。

轡田氏の本(1巻目)は、飛ばし読んだが、 散歩がてら本屋に行って情報収集をする、 新聞の切り抜きをスクラップブックにする、 本に日付を書き込む(これはやってる)、 とりあえず何でも「三つ問題がある」と言う、 などが参考になった。

ただし、この人が直感と論理について述べていることは とんでもなく誤っている。とくにひどいと思ったのは、 「しかし考えてみれば、民主主義とは、みんなで筋道立てて考え、 話し合って結論を導き出す一方で、個性、つまり直感をも大事にしながら、 同時に直感による間違いを修正する手続きをもシステム化した制度ではなかったのか」 (201頁)という部分。この「個性、つまり直感」というのがナゾで、 民主主義の勝手な定義を持ち込んだ議論になっている。 たしかに多元的・自由主義的な民主主義は個性を大事にするかもしれないが、 直感を大事にしてその間違いを修正するなどという制度ではない (直感というのは、 どうも感情という意味と、推論を介さずにパッと思いついた印象という意味の 二つの意味で用いられているようだ)。 なにかの事件に出会ったときの直感あるいは感動を重視するというのはわかるが、 アリストテレスも言うように、驚きから「なぜ?」という考えが生じるわけで、 その直感が「論理的思考」によってダメになってしまうというのは誤解だ。

長年新聞記者をしていた経験豊富な人の書いた本なので、 説得力があっておもしろいが、 こういういささかずさんな部分もあるので気をつけないといけない。 ま、いずれにせよ、「賢くなるための方法」というのは、 いろいろな本を読んだり人から話を聞いたりして学ぶべきだと思う。

2巻目も飛ばし読む。こちらはより処世訓の色合いが強いようだ。 それはそれでおもしろいのだが。

夕方

まだ買ってきた本を読んでいる。

結局大学での勉強は本や論文を読んだりしただけで終わってしまった。

夜は某駅前でタイカレーを食べて汗をかいたあと、 某マルエツで買物をしてから帰宅。 アエラムックの『新版 哲学がわかる』が届いていた。 京大のサーバにもつながるようになっている。

日本のキリスト教信者は113万人で、人口比0.89%だそうだ(2003年9月現在の統計、 産経11月29日の記事による)。


30/Nov/2002 (Saturday/samedi/Sonnabend)

記載なし。


30/Nov/2001 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

生命倫理読書会の準備中。熱があり、頭痛がする。まいった。 しかし、目が痛いよりはまし。目が痛いとまったく勉強できない。

こないだまでヒマだったのがウソのようだ。

来年1月になったら絶対に歯医者に行って親しらずを抜くこと。

夜明け前

某O君曰く、 「だから和辻賞ねらえって、Mヶ崎のお二人さん」

リンリー教授こたえて曰く、 「和辻賞というのは一生懸命やった結果を認めてもらうものだ。 取りに行くものではない」

こだま曰く、「そうだよ、俺はとても罪深い人間だ」

某H君曰く、「うむ……仏教ではそのことを業というな」

早朝

頭痛ときどき雨。もう寝よう。

さて、勉強勉強。

BBC Radio 2をWindows Media Playerで聴いてみる。 やはり安定度が高いようだ。

お昼すぎ

ひさしぶりに部屋の掃除をした。 ときどき掃除をしないと腰のあたりまでホコリがたまり、 たいへんなことになる。

お昼すぎ2

キムチ雑炊食べる。眠たくなってきた。

わ。ジョージ・ハリソンが死んでしまった。合掌。

英国は喪に服している模様。

夕方大学に行き、生命倫理学読書会で英国のシャム双生児事件について発表。 去年新聞で読んでいたときは倫理学的には今ひとつ盛り上がりに欠けると 思っていたが、いろいろ論文が出ているようなので、 もうすこし勉強すれば論点がいくつか出てくるかもしれない。

読書会後、某君と某お好み焼き屋で夕食。

眠い。


30/Nov/2000 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

政治哲学の授業

先週から民主主義の話をしているようだ(先週は行き忘れた)。 先週はプラトンとコンドルセの民主主義論を説明したらしい。

今週は「投票するときはどういう動機で投票すべきか」 というおもしろい問題の解説。 各人がさまざまな動機(自己利益、共同体の利益など) から投票するとおかしな結果が出てくる、という話。 くわしくはJ. Wolffの`Democratic Voting and the Mixed Motivation Problem', Analysis 1994.を参照。

時事問題ダイアログ

「今日のThe Independentのコメント欄を読みました?」

「いや、まだ読んでないけど。なにかおもしろいこと書いてあるの」

「英国も高齢化と少子化で、ますます若い世代の負担が大きくなるという話が おもしろいですよ」

「まあそんなに新しい話じゃないけどね」

「それはそうですが。でもこれがなかなかおもしろくて。この記事によると、 ヨーロッパではイタリアやドイツがそのうちたいへんなことになるらしいです。 英国は高齢化の速度が比較的ゆるやかなのと、 そもそもそれほど高額の年金を支給していないので、まだましな方なようです。 しかし、それでも現在の20代の労働者は、年金などで返ってくるお金よりも ずっと多くの税金を取られるとのことです」

「まあ仕方ないんじゃないの。政府がなるべく良い政策を打ち出すべきだろうけど、 若者がより多くの負担を負うことは避けられないわけだし」

「いや、それがヨーロッパでは難しい問題があって、 あまりに若者の負担が大きくなると、 彼らは別の国に移住してしまう可能性があるということです。 これはかなり怖いシナリオだと思いませんか」

「あ、なるほど、税金をあまり取られない国に移るわけか。 日本じゃあまり考えにくいよね」

「そうです。この発想はちょっと日本的ではないですよね。 まあそのうち日本の若者もこれから大変なことになるので、 日本でも同じことが起きるかもしれませんが」

「日本人は日本語しかしゃべれないという言語のバリアがあるから、 国外に移住するのはかなりの勇気と努力がいるよね。 そう考えると日本の教育システムは捨てたもんじゃないなあ。 意図があるのかどうかは別にして、 英会話の能力を育てないことによって若者が海外に流出したり、 優秀な人材が流出するのを妨げているわけだ」

「そうですね。これも自眠党の陰謀の一つかもしれませんね。 しかし、ヨーロッパはそういうわけに行きません。 これはかなり深刻な倫理的問題じゃないですか」

「ん、どうして倫理的問題なの」

「え〜と、若者の自己利益としては、海外に移住したほうが得ですが、 国内に残った若者はその分負担が増えるわけですよね。 国家はなるべく若者を説得しないといけないわけで。 『海外に行けば自己利益になるのに、 どうして国内に残って高い税金を払って 見ずしらずの老人を養わなければならないのか』 という問いは倫理学にかかわるものだと思います」

「なるほど。政治的義務の話でもあるな。 まあ、国外に移住する人には出国する前に たくさんお金を払ってもらったらいいんじゃないの」

「最終的にはそういうことになるのかもしれませんね。 しかし、そう考えてみるとタックスヘイヴンとかいう発想も 一見合理的に見えますけど、 道徳的かというといろいろ問題がありますね」

「なるほどね。 たしかに自己利益と共同体の利益の衝突という 倫理学的問題のように思えてきたな」

「あ。話の途中ですが、もう授業なので行きます。それではまた」

「ではまた」

現代政治理論

この授業もこれからしばらく民主主義の話。

日本にいるときは民主主義(や政治一般) にまったくと言っていいほど興味がなかったが、 最近新聞を読んで世界の情勢についておぼろげながら理解するようになって、 ようやく民主主義に関心が湧いてきた。

来週は5分間の発表をしなければならないので、勉強すべし。

CD

アマゾンについまた注文してしまった。

う〜ん、精神を安定させるためにジャニス・ジョップリンを 必要としていた気がするのだが、あまり効き目がない。 どうも違ったようだ。失敗。

English Mouth

米国では、歯並びの悪いことを`English mouth'と形容するそうだ。 これは、一般に英国人が矯正に無関心なため。 この事実がオースティン・パワーズのジョークのネタになっている。

米国の影響で15年ほど前から矯正が流行りだしたようだが、 ちかぢかNHS(英国の公共健康サービス) が矯正を安く受けられる人数を限定するようで、 English mouthの悪名はとうぶん続きそうなようす。 若者が民間の歯医者で矯正治療を受けるには2500から3000ポンドかかるとのこと。


11/30/99 (Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼過ぎ

昨夜は帰りに某所で本を買いこんだ。 今週はジャンプは発売されないようだ。

倫理学史読書会の準備とBMORの準備をして12時すぎに就寝。 午前中に起きる。

某所で買物。悩んだあげく、マフラーだけ購入。 銀行で国民健康保険の振込み。

そういえば、某クレジット会社から請求書が来ていた。 開けてみると、とても口に出していえない金額を、 12月上旬に払えと書いてある。ひい。 イギリスで使ったお金や、2回分のGREの振込みなどの請求だ。 わあ。やばい。イギリスのやつは1月振込みだと思ってたのに。 神様どうしましょう。

それにしてもクレジットカードって恐ろしいな。 このようなカードはおれにはまだ身分不相応なのか。

3コマ目の授業に10分遅刻して出席。すぐ終わる。 中央食堂でサンドイッチと野菜ジュースを購入して研究室へ。

とにかく倹約しなきゃ。


4コマ目、某君による討議倫理。残念ながらほとんど理解できず。

6時から倫理学史読書会。グロティウス、ホッブズ(途中)。

読書会後、某所にてスパゲティ。

コンビニで買物してから再び研究室へ。眠い。


今日やったこと


11/30/98 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

昨夜、散歩をしていると古本屋を見つけて入る。 高い。

面接の準備捗らず。


真夜中

今日はとりたててどこにも行かず、 面接の準備をしていた。

1分でしゃべれるのは350字から400字くらいじゃないかと思う。


11/30/97(Sunday/dimanche/Sonntag)

・朝・

・隣人の目覚し時計で目覚める。下宿の壁は非常に薄い。壁に隣人の動く 影が映るくらい薄い。もちろんこれは嘘であるが。

・起きたので洗濯をする。月末なので家賃も払う。ディックの電気羊を少々 読んでからモーニングを食べに喫茶店に行き、カント先生のグルントレーグン グの序言を再び読み返す。

・実は昨夜グルントレーグングの第二章をようやく再読し終わった。第三 章は割合短いので、次の倫理学入門書読書会で偉そうな顔ができるように、な るべくそれまでには読み終わっていたい。

・それにしても、この本は何度読んでも新たな発見がある。だが、このよ うに書いたからといって、この本がそれゆえに古典の条件を満たしているなど と暗示するつもりはない。ひたすら難解なだけなのである。この発見の過程に 喜びを見出すようになれば、立派なカンティアンになれる少なくとも一条件を 満たすことになるのだが、残念ながらぼくは不適格のようである。残念、残念。


・お昼前・

・これからバンドの練習。

・ところで、ネットスケープ3.04だが、Locationをいじったら最後、ペー ジにあるリンクをたどれなくなる気がするのだが、これはバグなのだろうか。


・昼下がり・

・バンドの練習中止。


・むむむ、眠い。下宿に戻って休憩。今まで死刑廃止論の文献を読んでいた。


11/30/96(土)

早朝。うぎゃ。加藤先生が来て起きる。うぎゃ。某氏はまだ研究室の方で寝て おられる。うぎゃ。ストーブの上に水を入れて置いておいたやかんが、水が蒸 発して大変なことになっている。うぎゃ。うぎゃ。

ところで、「おいておいた」という表現は変な言い方のような気がするが、普 通に言う表現である。「おく」は動作で「おいておく」は状態を表わすのだろ うか。英語であれば両方とも"put"というところだろう。あ、おれ何やってん だ。やめなさい。外山しげひこゴッコは今すぐやめなさい。

軽い頭痛。やっぱりここで寝るんじゃなかった。


昼前。白水氏(先ほどの「某氏」が白水氏と同一人物であるかどうかなどとい う詮索はやめていただきたい)と今週木曜日に新装オープンした喫茶店に行き、 論文の構成についてのお話などをうかがう。論文には、正反合の三部構成のほ か、フラッシュバックやモンタージュ、サブリミナルや逆回転などという技法 があるそうである。そうするとやはりフォルテやらピアニッシモやらリタルダ ンドやらにも気を配る必要があろうし、遠近法やら写実主義やらHTML原理主義 やらにも配慮せねばなるまい。心してかからねば。


昼過ぎ。江口さんと今からベン タム読書会。昼間にするなんて恥ずかしいっ。


夕方。読書会終わり。そうじの寓話は実は江口さんの実践哲学研究第19号のキ ルケゴールの話につながることを江口さんに指摘された。今日の格言。すべて の道は江口に通ず。来週の金曜日の夜は「卒論完成記念パーチー」となりそう な気配である。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Sun Dec 18 20:07:24 JST 2016