ケトン食についての「参考資料」について |
「ケトン食の基礎から実践まで〜ケトン食に関わるすべての方へ〜」を読んで 平成23年3月、滋賀県立小児保健医療センター病院長 藤井達哉先生が編集された「ケトン食の基礎から実践まで〜ケトン食に関わるすべての方へ〜」が診断と治療社から出版されました。 藤井先生が「はじめに」で書かれているとおり、従来の出版物が患者家族および栄養士向けだったのですが、この本は「ケトン食を初めて処方する医師が、ケトン食の理論と実践を理解することを第一の目的」として執筆されており、初めての医師向けの日本語で書かれたケトン食の専門書だと思います。 関西地区でケトン食に取り組んでおられる、 ・滋賀県立小児保健医療センター ・大阪大学医学部附属病院 ・大阪府立母子保健総合医療センター の医師、栄養士とともに、実際にケトン食を実施している ・glut 1 異常症患者会 が執筆に関わっておられます。 藤井先生が「はじめに」で力説されてる 「医師・栄養士・患者家族の3者がケトン食に精通し、協力し合わなければならない」 をまさに実現した本だと思います。 この本は、初めてケトン食を勉強しようと思う患者家族には少し難しいかもしれませんが、ケトン食を実施して、もう少しケトン食の仕組みなどを勉強したい患者家族には最適な内容だと思います。 ケトン食普及会 |
「宮前眞智子栄養士による取組み」 「我が家のケトン食メニュー」⇒「学校給食」で紹介させていただきましたが、カズくんが通っていた養護学校(当時)ではケトン食を学校給食として作ってくれていました。 担当の栄養教諭は「学校における食育の推進」に積極的に取り組んでおられ、「刻み食」、「粒流動食」、「流動食」、「アレルギー食」、「こだわり食」などのいわゆる特別食を学校給食における個別対応という形で実践されていました。 ケトン食についても「特別食」の一つとして個別対応してくださり、ケトン食を学校給食として作るという難題を克服してくださったのです。 このたび、この栄養教諭による取り組みが「学校における食事を推進するために−集団の食事づくりにおける個別の食事対応への挑戦ー」という文書として一般の方々も見れるようにホームページに掲載されました。 ケトン食を学校給食として作ったという実績にご興味のある方は、是非ホームページでチェックしてみてください。 ホームページへのアクセスは、「兵庫県教育委員会」→「事務局各課室」→「教職員課」→「平成20年度兵庫県優秀教職員 実践事例集」の4ページ目の最後に「宮前 眞智子」栄養教諭の事例があります。ケトン食についての記載は、「1 取り組みの内容・方法 (3)学校給食における個別対応の実際 B特別な食事が必要な児童生徒の食事の工夫」です。 ケトン食普及会 |