ケトン食療法は、専門医の指示に従って、栄養士の指導のもとで実施することとなりますが、実際に毎日調理して、患児に「ケトン食」を食べさせるのは家族です。我が家で注意してきた点を簡単に紹介します。

厳格な計算、
管理による調理
 使用する食材はグラム単位で管理されます。面倒くさがらずに各食材を計量器で計りながら調理しましょう。
家族の協力
    
 兄弟姉妹がいる場合は、食事をする時間や場所を別にする等の工夫が必要になることがあります。
 我が家では、LDKのリビングとダイニングとの間に仕切りを設けました。
おやつ

   
 幼稚園児など小さな子供は常に親が見ていますが、小学生は登下校や友達との放課後の遊びなど親の目が行き届かない場合があります。
 また、年末年始などお爺ちゃん、お婆ちゃんと会う機会も注意が必要です。少しでもおやつを食べてしまうと「ケトン食」の効果がなくなってしまいます。
病気の時の
治療薬
    
 風邪をひいたり、怪我をした場合に処方される薬にも注意が必要です。てんかんの主治医が処方してくれる場合はシロップ剤や糖質を含む粉薬を使わないなどの措置をとってくれるでしょう。しかし、近所の医者へ行った時には、「ケトン食」を行っていることを説明し、糖質を含まない薬を処方してもらうようお願いする必要があります。
 脱水症状などを起こすと点滴をしますが、点滴の主成分はぶどう糖であり代表的な糖質ですから、緊急の場合を除いて使わないほうが無難でしょう。
毎日の尿検査  「ケトン食」を行うと毎日、尿検査用ペーパー、通称「ケトスティック」で尿中のケトン体をチェックします。尿中のケトン体の量は、寝起きが一番少なく、夕食後が一番多いと言われています。夕食後など毎日決まった時間に検査するようにしましょう。