世話人代表挨拶

謹啓

このたび、第39回鎮痛薬・オピオイドペプチドシンポジウムの世話人代表を拝命し、2019年8月23日(金曜日)と24日(土曜日)に、順天堂大学大学院医学部A棟13階におきまして、本シンポジウムを開催させていただく運びとなりました。
 本シンポジウムの母体であります鎮痛薬・オピオイドペプチド研究会(JNRC)は、International Narcotics Research Conference (INRS)の日本チャプターの役割を果たしており、本邦でも蒼々たるメンバーの基礎研究者と臨床医が集う歴史ある会であります。年に1回施行されるシンポジウムでは、オピオイド鎮痛薬またはその他の鎮痛薬や関連薬物の創薬、疼痛機序や痒みのさらなる解明、脳機能との関連性、さらに遺伝子学的には疼痛の難治化や薬剤感受性との関連性などについて、基礎研究分野における最新の知見を得ることができます。また、臨床分野においては、がん疼痛、非がん疼痛の両者において、疼痛治療薬の知識のアップデート、臨床での治療効果や現状における問題点、創薬系への未来へのヒントなど、国内外における最新の知識を得ることができます。一般演題では、若手研究者や臨床医が活発に議論する時間を大切にしており、新しい発見や相互理解を得る機会としても非常に有用です。

 本邦の疼痛医療の発展のため、また社会貢献のためにも、今年もできるだけ多くの方々のご参加、ご協力を心よりお待ち申し上げます。

謹白