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侍 SAMURAI

私は理学療法士の資格をとり臨床現場で12年,その後,教育・研究現場に異動し今年で8年目を迎えた.そして,今までの仕事を振り返ったとき,臨床,教育現場で共通してこだわり続け,大切にしてきたものがある.それは「臨床研究」である.臨床現場の理学療法は,理学療法学という学問(科学)により支えられている.そして,科学である理学療法学には,研究が求められる.科学とは何か?研究とは何か?そして,理学療法士が行う「臨床研究」にはどのような意味があるのか?自分自身に問い続けてきた.そして,辿り着いた答えが1つある.床研究に必要なもの.それは「志」である.中国の三国時代の政治家・軍略家である諸葛孔明の有名な言葉がある.「優れた人は静かに身を修め徳を養う.無欲でなければ志は立たず.穏やかでなければ道は遠い.学問は静から才能は学から生まれる.学ぶことで才能は開花する.しかし,志がなければ学問の完成はない.」この最後の一文を理学療法学に置き換えて考えた場合,理学療法学という学問(科学)を体系化させるために臨床研究は必要であり,その臨床研究には志が不可欠であると私は読み取った.志とは,広辞苑第5版によれば「心の向かうところ.心にめざすところ」とある.また,「志」という漢字の作りをよく見ると,部首(心)の上に(士)が乗っている.私はこれを「十一の心」と読み,臨床研究に必要な志(11個の心)を自ら作り,今の私の原動力となっている.これは加藤研究室の理念としてこれから先も大切にしていきたい.....

 志一 理学療法の「理念」を明確にしよう!(何のために? 誰のために?)」
 志二 プロフェッショナル(Professional)としての「誇り」を高く持とう!
 志三 理学療法士としての「責任」を持とう!
 志四 理学療法の「夢」を持ち続けよう!(10 年先のVision を持とう!)
 志五 失敗を恐れるな!(怖いのは失敗を恐れて何もしないことだ!)
 志六 臨床的感性(直感)を大切にしよう!(“select”から“choice”へ)
 志七 磨かれた臨床的感性を科学的に表現できる力を持とう!
 志八 研究は手段であり目的ではない!(目標なき研究は,発展・継続しない)
 志九 やる前から無理だとあきらめるな!まずは,何事もやってみる精神を持とう!
 志十 100%完璧な理学療法を行うことは無理だろう.
    しかし,100%を目指した理学療法を行うことは絶対出来るはずだ!
 志十一 業務(流れ作業)ではなく仕事(クリエイティブ)を楽しもう!
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