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 産学連携共同研究
 株式会社ホムズ技研との共同研究
平成16年4月〜平成18年3月
腰痛用他動運動訓練装置「ニュー・バランス・モビライザー」(特許番号 第2880672号,第3229852号),(医療用具承認番号 第 21500BZZ00108000号)は,Williams体操に代表される腰痛体操のメカニズムを機械的に再現したものである.共同研究の目的は,本治 療機器の有効性について表面筋電図等を用いて定量的,客観的に検証することである.
 メディエリアサポート企業組合との共同研究
平成16年4月〜現在に至る
これまでの表面筋電図を用いた筋の質的筋活動評価に関する研究成果・技術(シーズ)を,広く社会に還元することを目的とし,「wavelet表面筋電図周 波数解析を用いた臨床普及型の質的筋機能評価システムの開発」と題したテーマで平成16年度岡山県から採択(大学発新事業創出促進事業委託研究)を受け, 有線モデルによる試作器を作成した.平成17年度には上記評価機器の無線化を目指し文部科学省特別電源所在県科学技術振興事業委託健康事業「健康サポート システム構築のための基盤技術研究」の採択を受け,研究事業を継続発展させてきた.さらに平成18年1月には,本件に関する特許出願を済ませた.


 著 書

実践MOOK・理学療法プラクティス 大腿骨頸部骨折−何を考え,どう対処するか
著 者 共著 発行年 平成21年5月 発 行 文光堂
卒業後まもない新人,若手理学療法士が臨床現場で知るべき臨床思考,知識,技術,手技,know-howを若い人向けに工夫された紙面,目次構成でわかりやすく伝達するMOOKシリーズで大腿骨頸部骨折をテーマにまとめられた一冊.

担当部分:骨構造の特徴から見た内側骨折と外側骨折の違い



その骨折線の入る位置の違いから,内側骨折と外側骨折の痛みに違いがあるのだろうか?侵害受容器との関係から両者の痛みの違いについて.その他,解剖学的特徴についても補足して解説した.

(嶋田智明・大峯三郎・加藤浩 編:岩下佳弘・横山茂樹・原田和宏・石永善和・山田英司・永井聡・福留英明・加藤浩・出口仁・今屋将美・三宮克彦・小名川知徳・舌間秀雄・森口晃一・山野薫・岩佐聖彦・日高正巳・斎藤圭介・冷水誠・佐伯秀宣・今田健・中元洋子・小嶋栄樹・金井秀作・枦あゆみ・東利雄・香西哲也・原口和史・江郷功起・小川裕・江口宏・常磐直孝・大平高正・田中創・津田陽一郎・阿南雅也)



実践MOOK・理学療法プラクティス 変形性関節症−何を考え,どう対処するか
著 者 共著 発行年 平成20年10月 発 行 文光堂
卒業後まもない新人,若手理学療法士が臨床現場で知るべき臨床思考,知識,技術,手技,know-howを若い人向けに工夫された紙面,目次構成でわかりやすく伝達するMOOKシリーズで変形性関節症をテーマにまとめられた一冊.

担当部分:PART3 変形性関節症の病態を正しく理解する
U 病態運動学からみた変形性関節症
1. 病態運動学からみた変形性股関節担当部分

関節運動学の視点から股関節の運動を評価する場合,運動の軸心(瞬時回旋軸)を捉えることが重要である.変股症における股関節外転運動では,回転運動に加え,滑り運動が顕著に加わった大腿骨頭の内下方への運動や,hinge abductionなどのような運動様式が急激に変化する病態運動について解説した.

(嶋田智明・大峯三郎・対馬栄輝 編:石田水理・大久保吏司・国中優治・小野玲・杉山幸一・田中創・山田実・建内宏重・市橋則明・嶋田誠一郎・永井聡・木田晃弘・古田奈美・河波恭弘・澤田豊・塚本利昭・佐藤誠剛・南場芳文・神戸晃男・賀好宏明・久保稔・中元洋子・瀧口耕平・対馬栄輝・古谷逸夫・板場英行・加藤浩・後藤誠・奥村晃司・丸山孝樹・石田和宏・野澤涼)


多関節運動連鎖からみた変形性関節症の保存療法−刷新的理学療法−
著 者 共著 発行年 平成20年5月 発 行 全日本病院出版会

関節軟骨や関節構成体の退行変性によって起こる変形性関節症は,国内では関節リウマチの約10倍の700万人から1000万人の患者がいると推定さ れている.1000万人と言ってもピンとこないかもしれないが,例えば,現在の国家資格を有する理学療法士が約5万人とすれば,単純計算すると「実に理学 療法士1人当たり200人の患者を診ることになる」,と言えば変形性関節症で苦しんでいる患者の数が如何に多いかがお分かり頂けるだろう.近年,理学療法 関連の学術大会をみていると,変形性関節症に対する理学療法の考え方も大きく変化してきた.本書のテーマでもある「多関節運動連鎖」の視点からみた理学療 法の様々な取り組みである.具体的には,従来の罹患関節のみにウエイトを置いた視点から,姿勢や動作といった全身的視点も加味した隣接関節重視の理学療法 の実践的研究である.しかし,現時点においてインターネットで「多関節運動連鎖」というキーワードで検索しても該当する書籍は見あたらない.さらに,本書 のサブタイトルでもある「刷新的理学療法」の「刷新」とは,今までの事態を改め新しくすると言う意味である.つまり,従来の変形性関節症に対する古典的な 理学療法の考え方を「多関節運動連鎖」という新しい視点で障害像をとらえ直し,理学療法のパラダイムシフトを目指すべくまとめ上げられたのが本書である. また,本書の特徴として,臨床の最前線で活躍している医師と理学療法士がパートナーとなり,それぞれの専門的立場から,変形性関節症に対する保存療法戦略 について解説している.日々の臨床において,変形性関節症に対する理学療法(保存療法)で行き詰まっている現職の医師,理学療法士の方を始め,これから骨 関節疾患について勉強しようとしている医学生,理学療法学生にも,是非,読んで頂きたい一冊である.

担当部分:第3章多関節運動連鎖からみた骨関節疾患の筋機能
担当部分:第7章多関節運動連鎖からみた変形性股関節症の保存療法戦略

(井原秀俊・木藤伸宏・加藤浩 編:井原秀俊・木藤伸宏・加藤浩・対馬栄輝・石井美和子・今村安秀・奥村晃司・白仁田厚・神宮司誠也・石井慎一郎・柿崎藤泰・木藤伸宏)



概説理学療法
著 者 共著 発行年 平成19年12月 発 行 文光堂

本書は新しい視点で理学療法をとらえ見つめ直した理学療法学生向き理学療法概論の教科書で,旧態依然の単なる理学療法概論書に止まらず,理学療法士 を志す学生が将来理学療法士に誇りや夢を抱き,医療福祉の専門職として常に建設的な向上意欲を抱けるような示唆に富むガイダンス,指針的な内容となってい る.

担当部分:Section11 理学療法と研究 2. 臨床研究

臨床 の理学療法は理学療法学という学問(科学)により支えられている.そして,科学である理学療法学には研究が求められる.科学とは何か?研究とは何か?そし て,理学療法士が行う「臨床研究」にはどのような意味があるのか?この章では理学療法と「臨床研究」の接点を求め,筆者の17年間の経験からその考えを述べた.

(嶋田智明 編:嶋田智明・小林聖・杉原敏道・菅原仁・金澤寿久・岩下佳弘・長沼誠・福田守・郷貴大・小川恵一・盛田寛明・有馬慶美・沖田実・
加藤浩・齋藤圭介・太田智弘・武田貴好・高橋哲也・武政誠一・対馬栄樹・小谷泉・田中基隆・杉元雅晴・鮫島一雄・井ノ上修一・島袋義人)



Orthopedic PhysicalAssessment 4th ed
運動器リハビリテーションの機能評価T(原著第4版)翻訳
著 者 共著 発行年 平成18年12月 発 行 エルゼビア・ジャパン株式会社

本書は1987年David J. Mageeが四肢の運動器の評価を中心に初版し,第3版で骨盤・腰椎・肩関節を追加し,200年の第4版には切断の評価も加えられた.本書の特徴は第1章 で運動器疾患に対する基本理念と概念が述べられ,以下,頭部,顔面,頸椎から始まり,足部に至る全身の機能解剖と病態像について詳細な説明があり,さらに 歩行,姿勢,切断の評価,スポーツ時の緊急評価,最後に社会参加前の評価など,運動器リハビリテーションを推進するに必要な事項が詳細に述べられている.

担当部分:第5章 肩関節

肩関節の機能解剖から病態像,そして多くの一般的な臨床検査と特殊検査法を網羅し,確定診断を決定するために使用するのに有効な内容となっている.


(長谷川淳・赤坂清和・福島憲治・上村直子・大森達人・安藤陽児・佐藤友紀・草野修輔・日高正巳・加藤浩・山田睦雄・川口浩太郎・齋藤昭彦)



骨・関節系理学療法実践 マニュアル
著 者 共著 発行年 平成18年5月 発 行 文光堂

卒業間もない新人・若手理学療法士でも,骨・関節系理学療法を実際に行うことのできる実践マニュアル

担当部分:半月板損傷・腸脛靱帯炎・鷲足炎・膝蓋靭帯炎の理学療法


(鶴見隆正・石井慎一郎・石井美和子編,岡崎大資・甲田宗嗣・内田賢一・小川英明・渡邊富士夫・野村卓夫・奥村晃司・木藤伸宏・加藤浩・水野智明・榎勇人・波塚圭介・八木下弓子)



筋力
著 者 共著 発行年 平成16年6月 発 行 医歯薬出版

「筋力」とは,筋組織の活動により得られる張力であり,大きくはhasicに分類できる.リハビリテーション医療の対象になる患者の多くは,廃用症 候群,中枢性・末梢性神経障害,神経筋疾患などに起因して,筋の質的・量的機能低下をきたすことから,リハビリテーション医療に関わる関連職種にとって は,その問題解決は大きな課題の1つになる.本書では,筋組織に関する基礎知識から筋活動機能の評価と治療に関する知識を網羅し,筋力に関する総合的理解 を深めることを目的とした書籍である.

担当部分:廃用症候群の筋力低下の評価と治療

骨折や脱臼等における運動器疾患の廃用性筋力低下に焦点をあて,その発生機序から評価,さらに,具体的アプローチ法までデータを供覧しながら解説した.


(奈良勲・岡西哲夫編,川真田聖一・松川寛二・細正博・灰田信英・岡西哲夫・小林武・金子文成・加藤浩・遠藤敏・吉尾雅春・田原弘幸・橋元隆・中田正司・八木範彦・福井勉・西本勝夫・高橋哲也)



理学療法のとらえかた Clinical Reasoning PART2
著 者 共著 発行年 平成15年9月 発 行 文光堂

理学療法技術を,その背景(解剖学・生理学・運動学)から説明,解明し,臨床の場面で役立つ知識・考え方を提供する読み物.執筆者の clinical reasoningを提示することを通して,読者の臨床応用力アップを狙い,臨床の視点から基礎を述べ,臨床に役立つ力となる書籍である.

担当部分:中殿筋の働きを探る−変形性股関節症に対する理学療法

股 関節疾患治療の最終目的は,股関節機能の改善とそれに伴う歩行能力の回復である.特に慢性疾患では罹病期間が長いために,しばしば股関節周囲筋等の筋力低 下(廃用性筋萎縮)を伴い,筋の量的・質的側面からの後療法が必要となる.本稿では,変形性股関節症の中殿筋に焦点を当て,その働きと特徴について,表面 筋電図を用いた電気生理学的解析や筋の組織化学(組織形態学)的所見から科学的に検証し,筆者のclinical reasoningを提示した.

(奈良勲編,嶋田智明・内山靖・河村光俊・大渕修一・古澤正道・鈴木重行・古名丈人・今井基次・山口光圀・大橋ゆかり・加藤浩・他20名)




 研究論文

2009年 加藤浩・奥村晃司・他
股関節疾患による異常歩行とその分析.理学療法26:123-137,2009.

加藤浩
骨・関節系疾患のエビデンスに基づく理学療法.理学療法福岡22:16-21,2009.
加藤浩・奥村晃司・他
変形性股関節症の理学療法における運動制御・学習理論の応用.理学療法26:835-848,2009.

Katoh H, Jingushi S
The Relationship between Dynamic Frequency Characteristics of Surface EMG and Gluteus Medius Muscle Tissue Morphology in Patients with Chronic Hip Diseases -Time Frequency Analysis Using Wavelet Transform for Disuse Muscle Atrophy Evaluation-. Medicine and Biology152:480-489,2009.

2008年 加藤浩・奥村晃司
動画で学ぶ関節機能評価と臨床推論「股関節機能の評価法と臨床推論の進め方」.理学療法25:1289-1303, 2008.

加藤浩・大平高正・他
EBPT実践シリーズVエビデンスのつくり方:多施設間共同研究実践モデル.「変形性関節症に対する理学療法の多施設間共同研究実践モデル.理学療法25:786-795, 2008.


2007年 加藤浩・大平高正・他
動画で学ぶ変形性関節症患者の臨床動作分析.理学療法24:1060-1070, 2007.


2006年 加藤浩
wavelet表面筋電図周波数解析を用いた歩行時の質的筋活動分析.デサントスポーツ科学27:56-65, 2006.
加藤浩・大平高正・他
変形性股関節症に対する姿勢・動作の臨床的視点と理学療法.PTジャーナル40:179-191, 2006.
加藤浩・大平高正・他
変形性股関節症の痛み.理学療法23:338-349, 2006.


2005年 加藤浩
運動器疾患の理学療法と基礎研究の融合・接点 廃用性筋萎縮評価としての表面筋電図周波数解.理学療法学32:29 - 30,2005.

加藤浩・奥村晃司・他
股関節周囲筋の廃用性筋力低下に起因した歩行障害に対する筋の質的トレーニングの有効性.健康医科学20:47 - 55,2005.

2004年 加藤浩
講座 理学療法における筋電図学的評価法6.筋線維と筋電図パワースペクトル.理学療法21:743-752,2004.

加藤浩・奥村晃司・他
変形性股関節症の理学療法update―変形性股関節症に対する運動療法―.理学療法21:597-607,2004.

加藤浩・神宮司誠也・他
股関節疾患患者の三次元跛行解析―歩行時の骨盤傾斜・回旋角・側方移動に対する中殿筋EMG周波数特性と筋組織形態の関連―.理学療法学31:426-432,2004.

加藤浩・他
Language shapes thought! .PTジャーナル38:243, 2004.
Katoh H, Jingushi S, Shinkoda K et al.
Time-frequency analysis of the surface electromyogram using wavelet transform enables to evaluate dynamic abductor muscle performance in the patients with chronic hip diseases. The 50th Annual meeting of the Orthopaedic Research Society, 2004.

2003年 加藤浩・神宮司誠也・他
理学療法と基礎医学の接点―股関節中殿筋の組織学的・筋電図学的研究と理学療法―.理学療法20:734-743,2003.

加藤浩・神宮司誠也・他
機能予測の試み―変形性股関節症における機能予測の試み―.理学療法20:221-235,2003.


2002年 加藤浩・神宮司誠也・他
股関節疾患患者における股関節中殿筋の組織学的・筋電図学的特徴―筋線維タイプと筋電図パワースペクトルとの関係−.理学療法学29:178-184,2002.
加藤浩・神宮司誠也・他
新・リハビリテーション技術.廃用性筋萎縮の表面筋電図周波数解析―FFTからwavelet周波数解析へ―.総合リハ30:1025-1036, 2002.


2001年 加藤浩・神宮司誠也・他
変形性股関節症患者における中殿筋の組織学的特徴.国立大学理学療法士学会誌23:59-61,2001.

2000年 加藤浩・藤野英次郎・他
短時間フーリエ変換を用いた歩行時中殿筋の量・質的評価の試み−健常者と変形性股関節症患者の時間周波数特性−.PTジャーナル34:53-59, 2000. (第12回理学療法ジャーナル賞 準入賞論文「医学書院」)
加藤浩・藤野英次郎・他
大腿四頭筋のEMGパワースペクトル解析―wavelet変換による筋疲労評価―.理学療法福岡13:45-49, 2000.
加藤浩・高杉伸一郎
障害のなかでの歩行分析−.PTジャーナル34:201-210, 2000.
加藤浩・高杉伸一郎
歩行時の意識的踵接地動作が股関節外転筋活動に及ぼす効果について―表面筋電図による積分筋電図・周波数解析―.バイオメカニズム学術講演会 21:155-158, 2000.
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