人の呼吸(=肺)、循環(=心臓)、代謝(=腎臓)といったような生命の維持に直接つながる機能を代行したり、補助したりする装置を「生命維持管理装置」といいます。
医師の指示の下に、この「生命維持管理装置」の操作および保守点検を業務とする医療職種が臨床工学技士です。
臨床工学技士は、医療現場唯一の工学的な知識と医学の知識を兼ね備えた医療従事者(=コメディカル職種)で、現在の医療に不可欠な医療機器のスペシャリストです。
臨床工学技士は医師や看護師とチームを組んで医療の現場で活躍しています。
臨床工学技士の制度が出来たのは比較的新しく、1987年に制定されました。臨床工学技士になるには、厚生労働省により定められた学校を卒業し、国家試験に合格する必要があります。