H905 聴覚障害
Sensorineural hearing loss / deafness / hardness of hearing
(検索用語句:
補聴器
聾唖
ろうあ
耳が不自由
)
聴覚に全く頼らないで行える日常活動は多い。しかし、危険回避、会話による意思疎通等には、聴覚情報の役割が大きい場合も多くある。聴覚障害だから騒音があっても問題がないということはなく、耳鳴りやめまいや残存聴力の低下をきたすケースがあるので避けるべきである。また、聴覚障害者の職場での問題はコミュニケーション不全による部分がほとんどであり、ストレスがたまりやすいとの指摘もある。
サブタイプ
- 聴覚障害 2級
2級の聴覚障害者は聴覚が全く喪失した状態であり、補聴器を使っても聴力の回復はない。
- 聴覚障害 3級 補聴器を使用している場合
- 聴覚障害 3級
3級の聴覚障害者は耳元での大声の会話、電車の通過、車のクラクション、サイレン等の非常に大きな音は聞き取れる。しかし、通常の会話の理解は、補聴器を用いてもなお困難を伴い、接近して大声で話す必要がある。
- 聴覚障害 4級 補聴器を使用している場合
- 聴覚障害 4級
4級の聴覚障害者は、補聴器がなくとも聴覚情報だけで自分が静かな場所にいるか、騒がしい場所にいるかの判断が可能である。補聴器がなくても通常会話の半分程度は理解でき、耳元で話すか、大声で話せばほとんど理解できる。補聴器を用いればほとんどの会話が理解できる。
- 聴覚障害 6級 補聴器を使用している場合
- 聴覚障害 6級
6級の聴覚障害者は、補聴器なしでも非常に接近(40cm以内)するか、大声で話せば会話を聞き取れ、補聴器を使えば健常者と変わらない機能を有する。