EURAP (International Registry of Antiepileptic Drugs and Pregnancy)とは抗てんかん薬の催奇形性を検討するために 設立された、ヨーロッパを中心とした研究グループです。
参加国は次第に増加し、現在アジア、 オーストラリア、南アメリカなど41カ国に及びます。日本は2001年からEURAPに参加しています。
具体的には、抗てんかん薬を内服されている女性が妊娠された際に、妊娠経過 (24週、28週の時点)、お生まれになった赤ちゃんの様子、生後1年の様子を主治医がアンケートで伺い記録していきます。
その結果をEURAP日本支部がある静岡てんかん・神経医療センターに送って頂き日本でデータを取りまとめ、そこからイタリアのミラノにあるEURAP本部にデータを送り結果を集計しています。データは匿名化されていますので個人情報が漏れることはありません。
抗てんかん薬の催奇形性を明らかにするためには少しでも多くのデータの集積が重要です。EURAPは抗てんかん薬の催奇形性に関心をお持ちの方であればどなたでも参加できます。
詳しい情報をご希望の方は静岡・てんかん神経医療センター、担当大谷までご連絡ください。
EURAP本部 イタリアミラノのカルロベスタ神経病院内にあります。ここで各国からの情報が集計されます。
EURAPオランダ支部
イギリスのregistry UK epilepsy & pregnancy registerのサイトです。
EURAPと直接の関連はありませんが、EURAP同様妊娠と抗てんかん薬の催奇形性を調査している団体です。l
〒420-8688
静岡県静岡市葵区漆山886
国立病院機構 静岡てんかん・神経医療センター内
ナショナルコーディネーター
大谷英之
TEL.054-245-5446
FAX.054-247-9781
ohtani-jes☆umin.ac.jp
☆に@を入れ替えてください。